#author("2024-06-13T17:05:10+09:00","","")
#author("2024-11-09T07:43:41+09:00","","")
*《&ruby(ディー){D};の&ruby(ろうかく){牢閣}; メメント&ruby(もりじんぐう){守神宮};》 [#peb01dd8]

|Dの牢閣 メメント守神宮 UC 光文明 (4)|
|D2フィールド|
|''S・トリガー''(このD2フィールドをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ展開してもよい)|
|自分のクリーチャーすべてに「ブロッカー」を与える。|
|(他のD2フィールドが出た時、このD2フィールドを破壊する)|
|Dスイッチ:いずれかのプレイヤーが自身のターンに最初のカードを引いた時、このD2フィールドをゲーム中で一度上下逆さまにしてもよい。そうしたら、相手のクリーチャーをすべてタップする。|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※殿堂入り''|

[[DMR-23]]で登場した[[光]]の[[S・トリガー]][[D2フィールド]]。

能力は二つあり、一つは自軍全てに[[ブロッカー]]を与えるというもの。クリーチャーや呪文を対象とした[[S・トリガー]]メタやロックをすり抜けつつ、ブロッカー化したクリーチャーで相手からの追撃を防ぐ事ができる。ただし、S・トリガーが発動した際に自分のクリーチャーが十分に揃っている必要があるため、相手の[[1ショットキル]]を防ぎきれない事もある。

二つ目の能力は、いずれかのプレイヤーが最初にドローした時に、[[Dスイッチ]]で敵クリーチャーを[[オールタップ]]する。アンタップステップはドローの前なので、相手ターンの初めに使えば、そのターンの攻撃を大きく阻害出来る。だがスピードアタッカー持ちからの[[侵略]]や[[革命チェンジ]]などの展開には通用しないので完全とは言い難い。
自分のターンに使っても有効で、[[タップキル]]やブロッカーを寝かせて一斉攻撃に使える。

いろいろと弱点も有るが、4コストと素出しできる軽さでありながら、ここまで器用な動きができるのは強力である。

さらに使い終わっても、[[《スーパー・エターナル・スパーク》]]でシールドに埋め直すこともできる。
デッキによっては[[龍解]]させるのが少し難しい[[《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》]]を安定して運用させる事もできる。

しかし何と言っても強力なのは[[シノビ]]や[[サイキック・クリーチャー]]を相手ターン中に出すことで疑似的な[[《光牙忍ハヤブサマル》]]として使用できることである。この点は[[《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》]]と[[《怒流牙 佐助の超人》]]の登場によって[[カードプール]]的に容易になった。

**他のカードとの相性 [#bbb2a5e8]
-[[《エヴォル・ドギラゴン》]]等の[[バトル]]に勝つと[[アンタップ]]する[[クリーチャー]]と組み合わせると[[無限ブロッカー]]となる。それだけなら他の[[ブロッカー]]付加[[効果]]でも可能だが、こちらは[[攻撃]]しなかった相手[[クリーチャー]]を[[Dスイッチ]]の全[[タップ]]から纏めて殴り倒すという動きもでき、非常に相性が良い。

-上記の性質から、意外にもあの[[《D2G ゴッドファーザー》]]とも相性が良かったりする。相手[[クリーチャー]]への[[攻撃]]の機会を与える[[D2フィールド]]と、そちらの[[スペック]]と見事に噛み合っている。&br;[[《Dの炎闘 アリーナ・カモーネ》]]と違い[[シールド]][[ブレイク]][[効果]]は無いが、こちらは[[S・トリガー]]を持ち、相手[[ターン]]にも相手[[クリーチャー]]を[[タップ]]でき、いざとなれば[[無限ブロッカー]]として使えるなどといった利点がある。
**環境において [#mcc5dcf7]
[[新章デュエル・マスターズ環境]]において、[[光]][[文明]]の[[基本カード]]として定着している。[[【赤青ブランド】]]における[[《単騎連射 マグナム》]]と[[《音精 ラフルル》]]のロックをすり抜けられる[[S・トリガー]]であることや、[[D2フィールド]]の[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]を上書きできることが大きい。&br;[[メタリカ]]や[[DMBD-02]]の[[【シノビドルゲーザ】]]戦術と[[ブロッカー]]付与が相性がいいのも追い風。

ただ、4[[コスト]]を支払って[[プレイ]]するのは登場以降の環境ではデッキによっては後手後手とも言える[[プレイング]]なので、[[S・トリガー]]での[[コスト踏み倒し]]を前提として[[光]]の[[カード]]がほぼこれ単独の採用というデッキもざらにある。

[[双極篇環境]]では[[【チェンジザダンテ】]]や[[【白青赤ドギラゴン剣】]]に入る必須パーツとして活躍。[[オールタップ]]は選んでいる訳ではないので[[《異端流し オニカマス》]]をタップキルするのに使える上に、ブロッカー付与の[[常在型能力]]がカウンターでクリーチャーをバトルゾーンに出す戦術に合致する。[[コスト踏み倒しメタ]]へのメタとしては[[汎用性]]を損なわないのも美味しい。クリーチャー主体のデッキなら色の合わないデッキにも出張するようになった。

[[超天篇環境]]、特に「[[DMGP-8th>公認グランプリ]]」では[[【赤白“轟轟轟”ブランド】]]に防御札、持久戦プラン用の札として入れるプレイヤーが散見された。因みに[[《紅の猛り 天鎖》]]は同大会で[[【赤白“轟轟轟”ブランド】]]の札として流行しておらず、このカードと手札補充が[[【赤白“轟轟轟”ブランド】]]において併存している訳ではなかった。このように手札補充が無いウィニー中心の[[速攻]]にすら入るあたり、このカードの汎用性の程が分かるだろう。

ただ、2019年7月1日の[[殿堂レギュレーション]]改訂で[[【赤白“轟轟轟”ブランド】]]が消滅するとこのカードの採用率にも陰りが見えていった。[[DMBD-09]]・[[DMBD-10]]期には採用先であった[[【黒緑ドルマゲドン】]]や[[【チェンジザドンジャングル】]]もめっきり減り、これも採用率が低迷する要因となった。その頃の環境がどちらかというと[[ビートダウン]]合戦となっているのも関係しており、何より[[【赤緑ジョーカーズミッツァイル】]]にほとんど刺さらないのが大きい。[[【青赤緑ミッツァイル】>【ミッツァイル】#r9a585b1]]が成立すると[[【赤単ブランド】]]対策としてそちらに[[タッチ]]されるケースも見られるようになったが、[[ミラーマッチ]]には見切り発車的な[[1ショットキル]]に睨みを効かせることができる以外はほぼ無力なので、一気に環境から姿を消した。

しかし、それから音沙汰がなかったにもかかわらず、2020年1月1日付でまさかの[[殿堂入り]]が決定された。同時期に[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]や[[《禁断機関 VV-8》]]の殿堂入りも決定したため、それによる環境の低速化でこのカードと相性のいいデッキが出現し、再び暴れ出すことを危惧されたからだろう。実際に、上述の通り半年前までは殿堂入りを危ぶまれるほど、環境で活躍していた。他にも、[[DMEX-08]]で収録される[[《天井院さま/床弾坊》]]と組み合わせると、運が良ければどんなに早いターンでも疑似[[無限ブロッカー]]体制が整ってしまうことも殿堂入りした理由と挙げられる。[[D2フィールド]]、[[フィールド]]としては、かつてこのカードより殿堂入り候補に挙がっていた[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]を差し置いて初の殿堂入りを果たした。
//[[【モルトNEXT】]]や[[【レッドゾーン】]]など''運営のお気に入りのデッキ''がこのカードを突破するのが困難であることも殿堂入りの背景と考えられる。

[[殿堂入り]]後も[[【ドロマーGRハンデス】]]では[[《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》]]で[[サーチ]]して[[《青守銀 シルト/解体事変》]]で[[手札]]から[[シールド送り]]にすることを前提に採用される場合がある。

後に[[十王篇]]で[[キリフダッシュ]]が登場しており、このカードの殿堂入りはキリフダッシュの障害になるため行われたとも言われるようになった。

[[DMEX-19]]発売直前の[[アドバンス]]で、これを採用した型の[[【白ガイアッシュ覇道】]]が成立。高い[[山札]]掘削能力のおかげで終盤のフィニッシュ時までに引っ張り込むことは比較的容易で、[[ワンショット]]失敗時の保険として有用。カード指定除去にはもちろん弱いが、相手がそれを握っていない適切なタイミングで[[展開]]すればどうということはない。

だが[[アビス・レボリューション環境]]に入ると[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]の台頭により[[再現性]]が重視される風潮が漂い、[[殿堂入り]]の防御札という再現性の低いこのカードはあまり重要視されなくなった。その後も、[[エレメント]][[除去]]の普及によって苦境に立たされ続けている。
**その他 [#l9460f1b]
-比較対象は[[《セイント・キャッスル》]]。こちらは[[S・トリガー]]を持っていること、[[Dスイッチ]]で全[[タップ]]、[[シールド]]がなくても使えるのが強みである。

-[[チャンピオンシップ]]ベスト64賞版と[[DMGP-6th>公認グランプリ]]参加賞版はいずれも「逆さま」の読みが「かささま」となっており、ルビの誤植が認められる。

-[[D2フィールド]]の[[殿堂入り]]第1号である。

-メメント・モリ(Memento mori)は「死を忘れるな」などといった意味のラテン語で時代や芸術などで細かい表現などが変わるが、基本的に戦争や病で死が身近だった昔に「死を前提とすることで今を大切に生きよう」という意味で生まれた言葉と考え方。これに神宮を掛け合わせている事から、この場所は文字通り「プレイヤーを安全や勝利祈願をお祈りする場所」としての意味合いになり、その祈願の結果ブロッカー追加やタップという効果が付与されるのだろう。実際その結果防御や反撃の札として活用され、殿堂入りまでになったことを考えると名前に相応しい神社といえる。

-[[DMBD-15]]に収録された新規イラストには、[[殿堂入り]]クリーチャーたちを模したトロフィーが飾られている。
向かって左から順に、[[《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》]]、[[《音精 ラフルル》]]、[[《プラチナ・ワルスラS》]]、[[《無双恐皇ガラムタ》]]、[[《単騎連射 マグナム》]]、[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]。
いずれもDMBD-15のテーマである[[【ドギラゴン剣】]]系列のデッキでの採用実績を持った、強烈なクリーチャーばかりである。

**[[サイクル]] [#xf10df6e]
[[DMR-23]]で登場した[[S・トリガー]]付き[[D2フィールド]]
-''《Dの牢閣 メメント守神宮》''
-[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]
-[[《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》]]
-[[《Dの爆撃 ランチャー・ゲバラベース》]]

**関連カード [#r212e4c9]
-[[《セイント・キャッスル》]]
-[[《Dの光陣 ムルムル守神宮》]]
-[[《御嶺 <メメント.Star>》]]
-このカードに描かれているクリーチャー(P18/Y17)
--[[《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》]]


**収録セット [#a27df959]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[IWAO]]
--[[DMR-23 「革命ファイナル 最終章 ドギラゴールデンvsドルマゲドンX」>DMR-23]](30/74)
--[[DM23-BD5 「エキサイティング・デュエパ・デッキ 不敬なり!真邪眼騎士団」>DM23-BD5]](39/60)
--[[プロモーション・カード]](新規イラスト・P18/Y17)
--[[プロモーション・カード]](〃・P21/Y17)
--[[DMEX-06 「絶対王者!! デュエキングパック」>DMEX-06]](〃・76/98)
--[[DMBD-15 「レジェンドスーパーデッキ 蒼龍革命」>DMBD-15]](15/18)(新規イラスト)
-illus.[[nablange]]
--[[DM24-BD3 「ドリーム英雄譚デッキ モモキングの書」>DM24-BD3]](12/15)

**参考 [#fa891416]
-[[光]]
-[[D2フィールド]]
-[[S・トリガー]]
-[[ブロッカー]]
-[[Dスイッチ]]
-[[オールタップ]]

----
[[公式Q&A]]

-2つ目の能力について

>Q.自分の場に''《Dの牢閣 メメント守神宮》''が展開されている状況で[[《ハッチャキ》]]が攻撃しました。「ブロッカー」を持たないコスト5以下の進化ではないクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出せますか?
A.いいえ、 出せません。どのゾーンで機能するかが書かれていない能力はバトルゾーンでのみ機能します。&br;''《Dの牢閣 メメント守神宮》''のような常在型能力で「ブロッカー」を与える効果は、バトルゾーンのクリーチャーにのみ影響を及ぼします。&br;手札にあるクリーチャーはまだブロッカーを得ていないので、[[《ハッチャキ》]]の能力で出すことはできません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33515]](2020.5.22)

>Q.バトルゾーンに[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]がいる状況で、自分は''《Dの牢閣 メメント守神宮》''を展開しました。自分のコスト5以下のクリーチャーの「ブロッカー」能力は無視されていますが、ブロッカークリーチャーを進化元にする[[《白騎士の開眼者ウッズ》]]を、そのクリーチャーから進化することはできますか?
A.はい、コスト5以下のクリーチャーの能力は無視されているためブロックすることはできませんが、得ている「ブロッカー」能力を失っているわけではありませんので、[[《白騎士の開眼者ウッズ》]]に進化できます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34384]](2020.11.13)

&tag(D2フィールド,フィールド,光文明,白単,単色,コスト4,S・トリガー,ブロッカー付与,Dスイッチ,プレイヤーが1枚目を引いた時,自分が1枚目を引いた時,相手が1枚目を引いた時,タップ,オールタップ,殿堂入り,UC,アンコモン,IWAO);
&tag(D2フィールド,フィールド,光文明,白単,単色,コスト4,S・トリガー,ブロッカー付与,Dスイッチ,プレイヤーが1枚目を引いた時,自分が1枚目を引いた時,相手が1枚目を引いた時,タップ,オールタップ,殿堂入り,UC,アンコモン,IWAO,nablange);