#author("2024-09-27T18:37:14+09:00","","")
#author("2024-11-05T05:46:28+09:00","","")
*《&ruby(ディージー){DG};-パルテノン 〜&ruby(りゅう){龍};の&ruby(つく){創};り&ruby(だ){出};される&ruby(ち){地};〜》 [#top]

|DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜 R 無色 (2)|
|DGフィールド|
|このDGフィールドが出た時、カードを1枚引く。|
|すべてのプレイヤーは、各ターン、クリーチャーを3体までしか出せない。|
|すべてのプレイヤーは、各ターン、呪文を3枚までしか唱えられない。|

[[DMEX-12]]で登場した[[無色]]の[[DGフィールド]]。

[[キャントリップ]]を持ち、2ターン目に手札消費無しでメタを立てることができる。
[[メタ]][[能力]]は、各プレイヤーは[[クリーチャー]]を1ターンに3体までしか[[出せず>出せない]]、[[呪文]]を3枚までしか[[唱えられない>ロック]]というもの。

[[D2フィールド]]ではないので、何枚でも場に出すことができる。能力上は除去耐性こそないが、[[D2フィールド]]の[[張り替え]]による[[除去]]は許さない。

ただ、[[ドラグハート]]を[[龍解]]してクリーチャー面に[[裏返す]]など、[[クリーチャー]]をバトルゾーンに出している訳ではないケースに関してはノータッチ。

複数枚展開するだけで大量展開や[[ループ]]を主軸としたデッキは苦戦を強いられるだろう。[[カード指定除去]]を持たない限りループ系統はまず[[コンボ]]成立には至れない。
無色なのでデッキを選ばないが、[[《閃閃-ダセンゼ》]]などと違い自分にも効果がかかるので、[[コントロール]]系統の[[デッキ]]の様なこの[[カード]]の[[ロック]]がかかりづらいデッキに採用したい。

**環境において [#qea80dd4]
[[DMEX-12]]期にはこれを入れた[[【青黒緑シャコガイル】]]の[[チャンピオンシップ]]優勝が報告された。ただ、そちらのデッキにおいては終盤に軽量呪文を連打することも多いので、ロックとの共存は若干シビア。

登場時の環境では[[【カリヤドネループ】]]や[[【“B-我”ライザ】]]にある程度刺さるが、前者は[[《龍脈術 落城の計》]]のような対策札を持っており、後者も3体出した次のターンにフィニッシュする程度のことはできるため、絶対的なメタカードとは言えなかった。

[[コンボデッキ]]を苦手とする低速系統の場合、2マナ域でやることが他にないデッキなら何にでも入れられる汎用性を持つ。本来なら無色カードは邪魔になるはずの[[【5色蒼龍】]]にすら検討されることも。[[【赤黒バクロ法師】]]や[[【赤青覇道】]]に[[タッチ]]する場合もある。

[[DMBD-15]]期では、[[【ドギラゴン閃】]]や[[【白赤緑ヴァイカー】]]に刺さることから、使用率が上がった。

そして、2021年3月に成立した[[【ゾンビパルテノンループ】]]に''ループパーツとして使用された''。ループを止めるために作られたはずのカードが、逆にループに使われるとは、誰も想像だにしなかっただろう。
流石にこれは公式もまずいと判断したのか、1ヶ月後の2021年4月には[[召喚]]と[[出せない]]の裁定が変更されたことにより【ゾンビパルテノンループ】におけるループパーツとしての役割はできなくなった。

2021年7月1日[[殿堂レギュレーション]]改訂を機に息を吹き返した[[【ライベルモットループ】]]や[[【ゼロ・ルピアループ】]]へのメタとして[[【5色グレンモルト】]]に投入される場合もある。[[【ライベルモットループ】]]では一見[[《完璧問題 オーパーツ》]]に無力だが、[[進化クリーチャー]]と[[革命チェンジ]]をフル活用する型なので、クリーチャー3体という条件に達することなどすぐであり、[[《完璧問題 オーパーツ》]]による[[ハンデス]]の対象になる[[手札]]さえあればこのカードで1ターン程度凌ぐことは比較的簡単。[[【ゼロ・ルピアループ】]]も[[カード指定除去]]を入れる枠が少ないため、案外刺さることが多い。

[[革命チェンジ]]と[[ファイナル革命]]による展開、[[進化クリーチャー]]をフル活用する[[【青赤緑ドギラゴン閃】]]にも刺さる。革命チェンジ元、革命チェンジ先、ファイナル革命先で3体の枠を使ってしまうため、仮に3体目のファイナル革命先が[[《王来英雄 モモキングRX》]]であっても相手は進化先を出すことまではできない。

[[【5色グレンモルト】]]においては[[DMSD-19]]期開始直前になるとこれを2枚入れた型が主流となった。

[[DMRP-21]]期には、激増した[[【青タッチ黒魔導具スコーラー】>【スコーラー】#btbbm]]への対策として多くのデッキがこれを搭載するようになった。

[[DMBD-19]]・[[DMBD-20]]期時点では、[[【青黒赤緑邪王門】]]にも採用される。[[オリジナル]]の【青黒赤緑邪王門】の場合、[[《ジャスミンの地版》]]と共に自軍の[[《インフェル星樹》]]で[[マナ送り]]にするという使い方をする。[[《インフェル星樹》]]の[[ドロー]]で2枚目以降のこちらを供給できればマナ送りしても問題ない。

[[ゴッド・オブ・アビス]]期には[[【ライオネル.Star】]]などの[[バトルゾーン]]に出る[[非クリーチャー]]を大量搭載したデッキを中心に使われる。例えば[[【ライオネル.Star】]]の場合、このカードをデコイにすれば勝負を分ける重要な[[タマシード]]を守れるためである。クリーチャーがそれほどならばないタマシードデッキの場合、[[殴り返し]]などでの盤面の取り合いが苦手な点をこのカードが補強してくれる。

そして[[【絶望神サガループ】]]が環境に進出すると、そちらに対する強力なメタカードとして耐久系デッキを中心に活躍。2月下旬の祝日のチャンピオンシップ([[オリジナル]])では、これを4枚入れた[[《電磁魔天イエス・ザナドゥ》]]軸の[[【白青天門】>【ヘブンズ・ゲート】]]が準優勝からベスト4にまで3人残った[[【絶望神サガループ】]]を抑えて優勝。

【サガループ】メタとして優れるカードには[[《とこしえの超人》]]や[[《空間型無限収納ストラトバッグ》]]などがよく挙げられるが、それらは天門と色が合わない。[[デッキカラー]]に関係なく採用できるという[[無色]]の特長が光った例と言える。

[[フィールド]]なので[[《フォーチュン・ドンキッキー》]]基盤でも回収しやすく、よく使われる。

稀に[[【青黒COMPLEXコントロール】]]に本来苦手なループへの対策として投入される場合がある。

[[《アクア・ギャクテンポインター》]]が登場すると、そちらをループさせるデッキへの対策として注目が集まった。

[[DM24-EX2]]期時点では、[[【青黒COMPLEXコントロール】]]や[[【白青ライオネル.Star】>【ライオネル.Star】]]のように他の[[受け]]手段で腐った時の隙を補えるデッキでの採用に限定される。
**その他 [#y745ad6f]
-[[《轟破天九十九語》>《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]]と合わせて使えば事実上の[[クリーチャー]]によるカウンターの[[ロック]]となる。[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]等の[[スピードアタッカー]][[付与]]、[[《偽りの王 ナンバーナイン》>《偽りの王 ナンバーナイン/歓喜の歌》]]等の[[呪文ロック]]があれば尚良く、そこに[[《イチゴッチ・タンク》>《イチゴッチ・タンク/レッツ・ゴイチゴ》]]等で足りない打点を補えば、1ターン3体縛りの中でも[[ダイレクトアタック]]に必要な[[打点]]は十分揃う。

-呪文ではないことには変わりはないため、[[【キリコデリート】>【キリコキュービック】]]においても[[濁り>濁る]]にならないメタカード枠として利用価値がある。同じことが[[《空間型無限収納ストラトバッグ》]]にも言える。

-単なる[[ビートダウン]]でも、クリーチャーは案外簡単に3体上限に達してしまう。[[侵略]]ならスピードアタッカー進化元+2枚重ねるだけで打ち止めになる。革命チェンジでも革命チェンジ元、革命チェンジ先、革命チェンジ先の能力で出すクリーチャーで簡単に3枠使ってしまう。他にも[[キリフダッシュ]]や[[マジボンバー]]などで誤って上限を超えたりしないよう注意したい。

-通算2枚目となる[[DGフィールド]]。最初の[[DGフィールド]]である[[《プランDG》]]の登場から実に3年ぶりの登場となる。

-MtGのカード《秘儀の研究室/Arcane Laboratory》を元に開発されたようだ。[[→参考>https://twitter.com/syaba3/status/1277908442833801217]]
あちらは[[カードタイプ]]を問わず1ターンに1枚しかカードを使うことができない。

**関連カード [#card]
-[[《プランDG》]]
-[[《閃閃-ダセンゼ》]]
-[[《支配の精霊ペルフェクト/ギャラクシー・チャージャー》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
-[[DMEX-12]]&br;'''この神殿は、[[かつて創り出された偉大な龍>《煌龍 サッヴァーク》]]の神殿。何人たりとも、ここでは厳やかにふるまうべし。 -『DG-パルテノン龍典』第1章'''
-[[DMEX-17]]&br;'''1ターンに[[無限にカードを使いたい>無限ループ]]。デュエキングを目指すものならだれもが抱く願いも、DGの神殿では叶わない。'''
-[[DM23-EX2]]&br;'''相手のやりたいことをやらせない。それがデュエキングを目指す者の心得。'''

**収録セット [#pack]
-illus.[[otumami]]
--[[DMEX-12 「最強戦略!! ドラリンパック」>DMEX-12]](23/110)
--[[DMEX-17 「20周年超感謝メモリアルパック 究極の章 デュエキングMAX」>DMEX-17]](48/138)
--[[DM23-EX2 「頂上決戦!!デュエキングMAX2023」>DM23-EX2]](41/112)

**参考 [#reference]
-[[DGフィールド]]
-[[cip]]
-[[ドロー]]
-[[メタ]]
-[[出せない]]
-[[呪文メタ]]
-[[ロック]]

-[[【ゾンビパルテノンループ】]]

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[[公式Q&A]]

-2つ目の能力について

>Q.クリーチャーを3体バトルゾーンに出して、そのターンに''《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》''をバトルゾーンに出しました。そのターンにまたもう1体のクリーチャーをバトルゾーンに出すことはできますか?
A.いいえ、できません。&br;ターン中、''《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》''をバトルゾーンに出す前に、バトルゾーンに出したクリーチャーも数えます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/38645]](2020.7.17)

>Q.クリーチャーを4体バトルゾーンに出した後、そのターンに''《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》''をバトルゾーンに出しました。どうなりますか?
A.何も起こりません。各ターンにクリーチャーをバトルゾーンに出すことを制限しますが、既にバトルゾーンに出したあとのクリーチャーには何もしないためです。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/38646]](2020.7.17)

>Q.バトルゾーンに自分の''《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》''が出ていて、既にこのターンにクリーチャーを2体召喚してバトルゾーンに出しています。続けて自分が[[《ヘブンズ・ゲート》]]を使用した場合はどうなりますか?
A.その場合、手札から1体だけバトルゾーンに出すことができます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/38665]](2020.7.17)

>Q.''《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》''がバトルゾーンにあり、このターン中、自分はすでにクリーチャーを3体出している状況です。このターン中に、自分はさらに[[《ドラン・ゴルギーニ》]]を召喚したり、効果で出したりできますか?
A.いいえ、召喚できませんし、効果で出すこともできません。バトルゾーン以外では[[《ドラン・ゴルギーニ》]]は常にクリーチャーとしても扱います。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42139]](2022.9.28)

>Q.前のターンに相手が[[《キャンベロ <レッゾ.Star>》]]を出し、このターン自分はクリーチャーを1体しか出せない状況です。&br;この状況で自分が[[《ドラン・ゴルギーニ》]]を出した場合、自分はこのターン中、さらにクリーチャーを出せますか?&br;類似例:''《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》''
A.[[《ドラン・ゴルギーニ》]]が出た時の状況によります。&br;自分の光のクリーチャーまたは光のタマシードが他に2つ以下しかなく、[[《ドラン・ゴルギーニ》]]がタマシードとして出た場合、クリーチャーを出した扱いにはなりません。そのため、この状況ではさらに1体追加でクリーチャーを出せます。&br;自分の光のクリーチャーまたは光のタマシードが他に3つ以上あり、[[《ドラン・ゴルギーニ》]]がクリーチャーとして出た場合、[[《キャンベロ <レッゾ.Star>》]]の効果により、その後、クリーチャーは出せなくなります。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42140]](2022.9.28)

-3つ目の能力について

>Q.自分は呪文を既に2枚唱えています。バトルゾーンに''《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》''がある状況で自分の[[《混沌紳士 トリックスタァ》]]の「出た時または攻撃する時」の能力で3枚の呪文を墓地に置き、1枚目で[[《龍脈術 落城の計》]]を唱えて''《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》''を手札に戻しました。この場合、選んだ2枚目、3枚目の呪文は唱えられますか?
A.はい、唱えられます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34241]](2020.9.18)

>Q.''《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》''がバトルゾーンにあり、自分は呪文を3回唱えた後で攻撃しました。その攻撃でブレイクされたシールドの[[《デーモン・ハンド》]]を相手は唱えられますか?
A.はい、唱えられます。そのターン中に「呪文を3枚まで唱えられない」のはそれぞれのプレイヤーで、両プレイヤーが合計で3枚までしか唱えられないわけではありません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40404]](2021.10.22)

>Q.自分の[[《卍 新世壊 卍》]]と、''《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》''がバトルゾーンにある状況です。自分は1ターン中に魔導具呪文やドルスザク呪文を4枚以上唱えられますか?&br;類似例:[[《音響の精霊ルルフーラ》]]
A.はい、唱えられます。[[《卍 新世壊 卍》]]がバトルゾーンにあれば、''《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》''の「呪文を3枚までしか唱えられない」という能力を無視して唱えることが可能です。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40432]](2021.10.22)

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