#author("2025-11-17T16:06:24+09:00","","") #author("2025-11-17T17:04:56+09:00","","") *《&ruby(イーツー){E2};&ruby(れんけつ){連結}; &ruby(おれまる){俺丸};「ライバック」》 [#top] |E2連結 俺丸「ライバック」 SR 光/火文明 (9)| |クリーチャー:ディスペクター/ゼニス/ハンター 13000| |''革命0'':このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加えた時、自分のシールドが1つもなければ、このクリーチャーを手札からコストを支払わずに召喚してもよい。| |''EXライフ''(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)| |''スピードアタッカー''| |''T・ブレイカー''| |このクリーチャーが召喚によって出た時、次の自分のターンのはじめまで、自分はゲームに負けない。| [[DM25-EX2]]で登場した[[光]]/[[火]]の[[ディスペクター]]/[[ゼニス]]/[[ハンター]]。 [[革命]]0で、これが[[シールドゾーン]]から[[手札]]に加えられたときに残り[[シールド]]が0なら[[召喚]]扱いでこれを出せる。 [[召喚]]限定の[[cip]]で、次の自分の[[ターンのはじめ]]まで[[敗北]]しなくなる[[敗北回避]]能力も持つ。 [[革命]]0能力は[[《閃光の精霊カンビアーレ》]]と同様のもの。 あちらは[[光]]の[[ブロッカー]]で強力な[[cip]]を兼ね備えていたため[[《ヘブンズ・ゲート》]]など他の手段の[[踏み倒し]]で候補として構えることができたが、このクリーチャーで非召喚着地した旨味は[[EXライフ]]としての[[シールド追加]]程度。相手が[[1ショットキル]]して来る様な場面では、折角追加した1つのシールドも即座に破りぬかれてしまうだろう。 また、順当に[[革命]]0で相手ターン中の受け札として起用するとすれば、今度は自分のターン中に出すことで意味をなす[[スピードアタッカー]]が持ち腐れになってしまう。そのことから、自分のターン中で積極的に[[暴発]]させる方向で使いたい。 召喚扱いで出せるが[[S・トリガー]]ではないため、[[《デビル・ドレーン》]]や[[《鬼ヶ大王 ジャオウガ》]]などによって手札に加えた時でも[[使用宣言]]して出せる。 「次の自分のターンのはじめまで」指定の[[敗北回避]]によって確実に[[敗北]]を阻止しつつ[[除去耐性]]持ち[[SA>スピードアタッカー]] [[T・ブレイカー]]が残るため、革命0で出すことさえできれば逆転の起点として活用できる可能性は十分にある。 [[EXライフ]]の[[シールド追加]]も[[敗北回避]]のターンが存在することでまた意味合いが変わってきており、相手視点わざわざ排除してもどのみち勝てない上[[鬼エンド]]や[[革命]]0を自らせき止めている[[シールド]]となるため通常の[[EXライフ]]以上に[[ブレイク]]されにくい。必然的に[[除去耐性]]としての信用は高くなるものと考えられる。 -[[ゼニス]]は[[《ミステリー・キューブ》]]など非召喚で出ることになった場面を切り抜いて評価すると[[準バニラ]]ということも珍しくはないが、このクリーチャーもその傾向が強い。[[召喚]]限定[[cip]]が使えない場合、[[レア]]の[[《双聖混成 クラウツインゼ》]]に[[パワー]]が1000上回る点以外勝る点の無い[[下位互換]]となる。 --それを抜きにしても、真っ当に[[コスト]]を支払ってこれ1枚だけを[[召喚]]するにはかなり[[コストパフォーマンス]]が悪い。 9マナ払って盤面に触れる能力は[[スピードアタッカー]]のみであり、[[敗北]]寸前である保証もないので大抵の場面では[[準バニラ]]レベル。自分のターン中から開始した[[敗北回避]]がうまく機能したとしても、得た1ターンを有意義に使えないのなら相手にそれを超えた先にとどめを刺すための迎撃準備のターンがあるぶん[[追加ターン]]の劣化気味(([[《ボルシャック・ボルバルザーク》]]を鑑みれば、[[敗北回避]]と[[追加ターン]]は部分的に似たところがある。))。 構築段階から自身の能力や[[召喚]]時限定[[cip]]を使えるカードで踏み倒すつもりでかかって[[手打ち]]は考慮しない方が良いだろう。 //-純粋な[[防御札]]として運用は、難しいところがある。 //↑そもそも、何らかのシナジーがあるデッキで《E2連結 俺丸「ライバック」》を採用し、そのコンボ外での強さがイマイチという話をしたい。シナジーのないデッキにこれを防御札として入れてるのは《SMAPON》を入れてる話になる。 -自身の[[汎用性]]を決定づける、偶発的な[[防御札]]としての運用は、正直使いやすくはない。 相手からのアクションを前提にするなら、この革命0は、厳密には異なるが[[スーパー・S・トリガー]]の条件を満たされていることと近似できる。[[手札誘発]]ではないので[[《トライガード・チャージャー》]]など仕込みなしでは運否天賦になってしまう。 このクリーチャーは[[S・トリガー]]ではない方法で登場するものの、現状の環境では[[《呪紋の化身》]]といった「[[S・トリガー]]」指定の[[メタ]]は下火であり、[[《単騎連射 マグナム》]][[《クイーン&かぼちゃうちゃう》]][[《呪紋のカルマ インカ》]][[《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》]]など「そもそもクリーチャーを出させない、あるいは能力を発動させない」という方法で[[カウンター]]を対策することが多い。 その場合、《「ライバック」》も巻き添えで封じられてしまい防御札として機能しなくなってしまう。 //[[敗北回避]]は、一歩間違えたら「永久に負けない=実質的に勝利が確定する」となるのでバランスが難しいのは承知だが、欲を言えば「召喚によって出た時または攻撃する時」とか「召喚によって出た時、またはこのクリーチャーの「EXライフ」シールドが離れた時」といった具合に、光り物らしく派手な効果が好まれただろう。 **他のカード・デッキとの相性 [#synergy] -[[革命]]0の自己[[踏み倒し]]能力に同名制限はないものの、1体でも出れば[[状態定義効果]]の[[EXライフ]]がシールド追加するため「自分のシールドが1つもなければ」を不適にしてしまい、結果として1体しか召喚できないので注意。 --しかし、[[誘発型能力]]の[[使用宣言]]をしておけば連続召喚できる場合がある。 #region2(シチュエーションの例){{ 自分のシールドが複数同時に手札に加わり、それらの中に《E2連結 俺丸「ライバック」》が2枚以上あった。 -《「ライバック」》以外のカードを捨て、[[《デュアルショック・ドラゴン》]]の[[S・バック]]も[[使用宣言]]。《E2連結 俺丸「ライバック」》を出す→《デュアルショック》の[[cip]]を使いシールドを焼く→シールドが0になるので次の《E2連結 俺丸「ライバック」》を出す→…… -先に[[《魔獣星樹ギガゲドー》]]を出してある。《E2連結 俺丸「ライバック」》を出す→《ギガゲドー》効果でシールドを取る→シールドが0になるので次の《E2連結 俺丸「ライバック」》を出す→…… --かなり運だが、《ギガゲドー》効果で[[シールド回収]]したそれが《E2連結 俺丸「ライバック」》だった場合、さらに《「ライバック」》を召喚することができる。 -自分が非[[ターン・プレイヤー]]で相手が[[《ウソと盗みのエンターテイナー》]]のようなターン不問の[[コスト踏み倒しメタ]]([[着地置換効果]]ではないもの)を出している。《E2連結 俺丸「ライバック」》を出す→離れるかわりに[[EXライフ]]シールドを墓地に置く→シールドが0になるので次の《E2連結 俺丸「ライバック」》を出す→…… }} -[[G・ブレイカー]]で自らの盾を丸裸にした際に、颯爽と登場して[[敗北回避]]で次ターンの即死を防げる要員として使える。特に[[【蛮族】>【旅路G3】]]では[[スピードアタッカー]]を持つことが追加打点として役立つ。 -コスト10以下の「召喚によって出た時」能力持ちの[[ハンター]]。[[《「勝利」の頂 カイザー「刃鬼」》]]での[[ハンター]]・[[W・メクレイド]]10で山札から呼び出した場合でもその[[cip]]は発動できる。 --[[ゼニス]]としては初となるコスト9のクリーチャーである。とはいえ普通に召喚する際は[[水晶ソウル]]を持つ[[ゼニス・セレス]]や、[[ササゲール]]だけでなく[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]のサポートも受けられる[[《終末縫合王 ミカドレオ》]]などの方が出しやすいだろう。 -カード単位では、[[《鬼ヶ大王 ジャオウガ》]]は相性が良い。最後の[[シールド]]に埋まっていなければならない問題を一度に全て回収することである程度ケアしている上に[[スピードアタッカー]]なのでこのクリーチャーと合わせて5打点を確保できる。 一方、デッキ単位では[[【青黒赤緑邪王門】]]や[[【赤黒邪王門】]]にとって[[白赤]]の多色カードは色として弱く、[[EXライフ]]のせいで[[鬼エンド]]状態を自ら破棄してしまうアンチシナジーがある。 -[[鬼エンド]]・[[革命]]0状態を放棄するが、それはそれとして[[シールド]]が1枚しかないことにメリットを見出だせるカードに[[《「ひっくり返したれやぁぁぁ!!」》]]がある。[[《熱血星龍 ガイギンガ》]]などと合わせて[[リーサル]]を組みやすいが、本当に[[追加ターン]]を取ると[[敗北回避]]の期限がすぐ終わることには注意。 -デッキ単位で最も相性が良いのは[[《偽りの名 ダスニゼス/リーダー・水晶チャージャー》]]を軸とする【暴発ゼニス】だろう。このデッキでは[[白黒赤]]の範囲内に収まる[[火]][[ゼニス]]自体[[DM25-EX2]]時点でこれの他に4種(([[《「祝福」の頂天 ウェディング》]]、[[《「使命」の頂天 グレイテスト・グレート》]]、[[《「必然」の頂 リュウセイ/「オレの勝利だオフコース!」》]]、[[《暗獅連結 グレイテスト・ネルザ》]]))しか存在せず、実際に[[シールド]]から直接[[暴発]]できる可能性がある点でも噛み合っている。 ただし、このデッキの場合では同じく[[EXライフ]]を持ち、[[呪文]]の再利用が狙える[[《暗獅連結 グレイテスト・ネルザ》]]が競合となるか。 -[[《仙界の麒麟児 ミロク》]]を経由すれば、相手がクリーチャーを召喚したことに反応して手札から《E2連結 俺丸「ライバック」》を無料召喚できる。これでそのターンの負けを防げる。 //相手ターン中なら[[《終末の時計 ザ・クロック》]]のような汎用性にデッキに採用できるクリーチャーをカウンター召喚しているほうが強いのでは?というのは禁句。 **環境において [#metagame] [[DM25-BD3]]期の[[アドバンス]][[CS]]で優勝した[[【白青黒マガルセカイ】]]に2枚積みされていた。 [[【モルトDREAM】]]の[[《地封龍 ギャイア》]]が効かない[[防御札]]であることが主な採用理由だが、[[《ARC REALITY COMPLEX》]]の[[アタックトリガー]]で踏み倒せば[[召喚]]扱いになるため能動的にも[[敗北回避効果]]を使える点も採用理由だと考えられる。 [[【モルトDREAM】]]の[[《地封龍 ギャイア》]]が効かない[[防御札]]であることが主な採用理由だが、[[《ARC REALITY COMPLEX》]]の[[アタックトリガー]]で踏み倒せば[[召喚]]扱いになるため能動的にも[[敗北回避]]を使える点も採用理由だと考えられる。 **その他 [#others] ''[[エピソード2]]''で激戦を繰り広げた「[[獅子王>《「俺」の頂 ライオネル GS》]]」[[《''「俺」''の頂 ''ライ''オネル》>《「俺」の頂 ライオネル》]]と[[《黄金世代 鬼''丸「爆」''》>《黄金世代 鬼丸「爆」》]]を合成した『連結』[[ディスペクター]]。 [[ヒューマノイド]]や[[エンジェル・コマンド]]といった種族が失われ、[[特殊種族]]のみで構成されている点は、後述の[[《戦国接続 ギャラクテスト・シデンシーザー》]]を思わせる。 #region2(合成元との関係){{ -《ライオネル》をベースに、《ライオネル》の腹部に《鬼丸》の上半身が連結している。 また、[[ゼニス]]である《ライオネル》は肩や腿といった節々が[[トライストーン]]で浮いて繋がる身体構造をしていたのだが、この部分を《鬼丸》の鎧によって埋め合わせ肉体として成立させたような状態となっている模様。 --よく見ると《鬼丸》の大剣が大量に増やされており、《ライオネル》が二本、《鬼丸》が一本を持ち、さらに《ライオネル》の背後の輪に放射状に取り付けられ飾りのようにされている。 --明らかに《ライオネル》がメインであるような合成であり、また「人型が腹部にいる」構図は[[ゼニス・セレス]]を彷彿とさせる。 このように、ゼニスに[[ゴールデン・エイジ]]が取り込まれる、「[[ゴールデン・エイジの敗北>並行世界#Celes]]」を連想させる「ディスペクト」が施されている。 --《ライオネル》に対しても、「シールドが多い状況で真価を発揮する」《ライオネル》に盾が0枚の状況を要求するディスペクトである。 ---とは言え、[[《黄金世代 鬼丸「爆」》]]は[[《鬼姫ローリエ》]]によって逆転の[[進化速攻]]を決めるクリーチャーとされていた。前述のように[[カードイラスト]]こそ《ライオネル》がメインとなっているが、[[テキスト]]は《鬼丸》寄りといえるかもしれない。 }} -[[カード名]]自体は過去にデュエチューブで[[言及>ゲーム外での言及が初出のカード]]されていた。 -「[[鬼の王の歴史>並行世界#Demonio]]」で出現したディスペクターであり、[[《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》]]を合成した際に余った[[クリーチャー]]を素材にしたディスペクター。 新章世界の[[王来篇]]に登場した[[《戦国接続 ギャラクテスト・シデンシーザー》]]の[[パラレル存在]]にあたる。 --《ギャラクテスト・シデンシーザー》が[[戦国編]]の最''終''盤で登場した[[クリーチャー]]同士の[[''3''色>3色]]ディスペクターであるのに対し、この《俺丸「ライバック」》や同じく[[DM25-EX2]]で収録された[[《神化混成 ボルナティックス》]]は、それぞれ[[エピソード2]]や[[神化編]]の最''序''盤に登場したクリーチャー同士の[[''2''色>2色]]ディスペクターである。 -「龍の歴史(ここでは、[[エピソード2背景ストーリー]]を指す)」では、ゴールデン・エイジとゼニスは敵対していながら、《ライオネル》と《鬼丸》は最終的に和解しゴールデン・エイジに合流している。 「鬼の歴史」の《ライオネル》と《鬼丸》がどのような関係であったか明かされていないため、それを「龍の歴史」から憶測した上での言及とはなってしまうが、ある意味初めて「友好関係のクリーチャー」同士((背景ストーリーと関係ない「頂上」ディスペクターはここでは考慮しない。))が合成された[[ディスペクター]]とも言える。 //**[[サイクル]] [#cycle] **関連カード [#related] -[[《「俺」の頂 ライオネル》]] -[[《「俺」の頂 ライオネル GS》]] -[[《黄金世代 鬼丸「爆」》]] -''Prev'' --[[《暗獅連結 グレイテスト・ネルザ》]] -[[《閃光の精霊カンビアーレ》]] //**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text] //-[[DM25-EX2]]&br;'''フレーバーテキスト''' **収録セット [#pack] //***[[デュエル・マスターズ]] [#dm] -illus.[[Daisuke Izuka]] --[[DM25-EX2 「王道vs邪道 デュエキングWDreaM 2025」>DM25-EX2]](11/105) //***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#dmpp] //-CV:[[]] //-illus.[[]] //--[[DMPP-00 第00弾「 」>DMPP-00]] **参考 [#reference] -[[ディスペクター]] -[[ゼニス]] -[[ハンター]] -[[EXライフ]] -[[革命]] -[[スピードアタッカー]] -[[T・ブレイカー]] -[[cip]] -[[敗北回避]] &tag(クリーチャー,光文明,火文明,白赤,2色,多色,コスト9,ディスペクター,連結,ゼニス,ハンター,パワー13000,革命,革命0,コスト踏み倒し,コスト踏み倒し (召喚扱い),自己擬似S・トリガー付与,EXライフ,スピードアタッカー,T・ブレイカー,召喚限定cip,cip,敗北回避能力,ライオネル,鬼丸,SR,スーパーレア,Daisuke Izuka);