#author("2022-04-24T00:15:51+09:00","","")
#author("2024-08-16T18:00:21+09:00","","")
*【サバイバー】 [#deck]

サバイバーを使った[[種族デッキ]]。
種族としてのサバイバー→[[サバイバー]]

[[《シェル・ファクトリーγ》]]の[[能力]]で軽量サバイバーを大量展開したのち、[[《シグマ・トゥレイト》]]や[[《オメガ・ゴライアスδ》]]を出して一気にとどめを刺すのが基本戦術。

|シェル・ファクトリーγ(ガンマ) R 自然文明 (6)|
|クリーチャー:コロニー・ビートル[サバイバー] 2000|
|SV−このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、自分の山札を見る。その中からサバイバーを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。|
|サバイバー(このクリーチャーがバトルゾーンにある間、自分の他のサバイバーも上のSV能力を得る)|

|オメガ・ゴライアスδ(デルタ) P 自然文明 (8)|
|クリーチャー:ジャイアント・インセクト[サバイバー] 5000+|
|このクリーチャーを自分のマナゾーンから召喚してもよい。|
|SV−このクリーチャーのパワーを+5000し、「W・ブレイカー」を与える。|
|サバイバー|

基本的に[[軽量>軽い]]サバイバーである[[《モリノオウジャダケα》]]や[[《威嚇するスマッシュ・ホーンα》]]と、核となる[[サーチ]]カード[[《シェル・ファクトリーγ》]]を要する[[自然]]を主軸とする。

各カード入手レベルの都合もあって、[[《猛毒モクレンβ》]]や[[《トリトーンβ》]]で[[マナ]]と[[手札]]を増やして[[《シェル・ファクトリーγ》]]に繋ぎ、[[《キング・ムーγ》]]や[[《雲上の精霊オービスγ》]]で[[制圧]]した後に[[《オメガ・ゴライアスδ》]]で打点を強化してとどめを刺すというパターンが多い。
この場合は[[水]]、[[自然]]に[[光]]を[[タッチ]]した形となる。



サバイバーは全ての[[文明]]に存在するため、[[プレイヤー]]の好みを活かしやすい。

**各文明の役割 [#y17de700]
-[[光]]…全体に低めな[[パワー]]を補う[[《光器ペトローバ》]]、[[呪文]]を[[サーチ]]して[[コントロール]]性を高める[[《聖域の守護者フォボス・エレインγ》]]、[[ウルトラ・セイバー]]で味方を守る[[《宣凶師ラッセルズβ》]]。

-[[水]]…[[《ドンドン吸い込むナウ》]]による[[サーチ]]と[[バウンス]]で[[デッキ]]の回転を支える。予備の[[ドローソース]]として[[《ストリーミング・チューター》]]、苦手とする[[ビートダウン]]対策としての[[《アクア・スーパーエメラル》]]および[[《終末の時計 ザ・クロック》]]、[[サバイバー]]をすべて[[ブロックされなく>ブロックされない]]する[[《流星魚α》]]、[[攻撃]]時に[[ドロー]]できる[[《トリトーンβ》]]。

-[[闇]]…[[全体除去]]から立て直すための[[《死縛虫グレイブ・ワームγ》]]や[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]、それと[[シナジー]]を形成する[[《トラップ・コミューン》]]、[[パワー]]の低さ、[[ビートダウン]]、両方の対策を兼ね、[[マナブースト]]にもなる[[《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》]]。

-[[火]]…軽量パンプアップ持ちの[[《ブレイズザウルスα》]]が最大の魅力。[[クルー・ブレイカー]]の[[《シグマ・トゥレイト》]]を使えば[[1ショットキル]]もそう難しくはない。



**基本的な戦術 [#e278f4dd]
[[《シェル・ファクトリーγ》]]の[[サーチ]][[能力]]で大量のサバイバーを並べてから[[《オメガ・ゴライアスδ》]]や[[《シグマ・トゥレイト》]]で一気にトドメを刺すのが主流。[[《シェル・ファクトリーγ》]]は一旦[[バトルゾーン]]に出せば[[マナ]]の続く限り連鎖的にサバイバーを呼べるため、この[[カード]]の早期[[召喚]]が勝負の鍵といえる。

そのため[[《フェアリー・ライフ》]]や[[《霞み妖精ジャスミン》]]等の[[マナブースト]][[カード]]や[[コスト軽減]][[カード]]の[[《モビル・フォレスト》]]が入ることが多い。[[《フェアリー・ギフト》]]で高速召喚を狙うのもいいだろう。

[[DMD-26]]の発売後は[[《猛毒モクレンβ》]]や[[《トリトーンβ》]]のような小型サバイバーで[[アドバンテージ]]を稼げるようになったので、序盤はそれらで戦っていくのもいいだろう。

サバイバーにはコスト6のクリーチャーが多いため、サバイバーをふんだんにいれた[[【6軸ガチロボ】]]が作れる。そこになら、従来では採用率の低かった[[《スフィンティラノスβ》]]や[[《流星魚α》]]も無理なく入る。

**このデッキの弱点 [#b7d5eb00]
[[キーカード]]である[[《シェル・ファクトリーγ》]]をはじめとして、[[クリーチャー]]の基礎[[パワー]]が低いのが欠点。[[ウィニー]]の大敵である[[《メガ・マグマ・ドラゴン》]]や[[《暴走龍 5000GT》]]には気をつけたい。特に後者は[[【墓地ソース】]]などによく採用されており、出されるだけで詰みに近い状態に追い込まれることが多い。

[[《光器ペトローバ》]]や[[《オメガ・ゴライアスδ》]]などの[[パンプアップ]]を利用すれば対抗できるので、積極的に活用したい。[[パワー]]5000を上回れば[[破壊]]されないので、そこが重要なラインとなるだろう。

また、[[クリーチャー]]を大量に並べることから[[《アポカリプス・デイ》]]を喰らいやすい。相手が使ってきそうならば[[クリーチャー]]数を絞ったり、[[《死縛虫グレイブ・ワームγ》]]を[[手札]]に控えておくなどして対処したい。[[ウルトラ・セイバー]]を持つ[[《宣凶師ラッセルズβ》]]がいれば被害を半分に減らせるので覚えておきたい。

-各カードに[[再録]]経験が少ない都合上、[[《ブレイズザウルスα》]]など入手困難なカードが多数存在するのも悩み。どれだけ理論や資産があっても解消できない問題は、デッキ構築の研究に障壁を与えてしまっている。



**その他 [#m3a42051]
-サバイバーは数を並べてこそ真価を発揮する[[デッキ]]である。逆に言えば、一旦[[全体除去]]で壊滅すると立て直しが難しい。その場合は[[《死縛虫グレイブ・ワームγ》]]や[[《サイバー・N・ワールド》]]でリカバリーを狙いたい。

-サバイバーはコスト5〜6圏に[[コントロール]]向けの[[カード]]が多く集まっている。[[闘魂編環境]]では、[[サバイバー]]を22〜24枚ほど入れる構成にすると、[[ビートダウン]]には分が悪くなるが、[[コントロール]]同士の戦いでは無類の強さを発揮した。

**環境において [#fc106302]
サバイバーが[[メタゲーム]]の一角を占めていたのは[[闘魂編環境]]である。この時は[[《アストラル・リーフ》]]を主軸にした[[【リーフ青単】]]とその派生デッキが[[トップメタ]]を占めていたが、それに対抗できる貴重な[[デッキタイプ]]として、[[環境]]で存在感を発揮していた。

前述のように、[[ビートダウン]]には[[S・トリガー]]、[[ブロッカー]]、[[《ギガリングα》]]での[[相打ち]]ができ、[[コントロール]]相手にも[[《死縛虫グレイブ・ワームγ》]]や[[《ダーク・ティアラγ》]]などで対抗できるため、当時はあまり隙のない[[デッキ]]であった。

[[サバイバー]]は[[《シェル・ファクトリーγ》]]や[[《死縛虫グレイブ・ワームγ》]]などの[[システムクリーチャー]]により、[[《アクアン》]]デッキの強力な[[ドローソース]]に対抗。[[能力]]共有により[[クリーチャー]]の数では勝てないものの、質においては[[【リーフ青単】]]を上回る事もあった。

しかし[[聖拳編]]になると[[《無頼勇騎ゴンタ》]]や[[《無頼勇騎ウインドアックス》]]など[[速攻]]を援護するカードが増える。[[コントロール]]も[[【アクアンホワイトブラック】]]が[[多色]]を獲得したことにより頭一つ抜けた存在になり、このデッキは[[メタゲーム]]から失落した。

こうして[[メタゲーム]]から脱落して以降、長らく冬の時代を過ごすこととなる。[[背景ストーリー]]の都合もあり、[[DM-06]]での収録を最後に、新規カードはおろか[[再録]]されることすらないという状態であった。

それでも古参の[[プレイヤー]]の中には熱心な愛好家が存在し、細々と[[デッキ]]が組まれてはいた。

[[エピソード2]]の[[DMX-12]]では久しぶりの新規サバイバーとして[[《究極男》]]が登場。多くの特殊種族と[[ソウル]]を併せ持つ特殊な存在ではあるが、古参の[[プレイヤー]]を驚かせることとなった。

[[闘魂編]]からおよそ11年後、[[革命編]]に入るとサバイバーをテーマにした[[構築済みデッキ]]である[[DMD-26]]が発売。多数の新規サバイバーが登場は古参ファンを歓喜させるとともに、[[カード資産]]の乏しい新規[[プレイヤー]]でも手軽にサバイバーの戦略を楽しめるようになった。
更に[[DMX-22]]では初の3色サバイバーとなる[[《瞬速のアタカマイトβ》]]が登場。サバイバーデッキにもおよそ10年越しに新たな形が生まれることとなり、事実上、[[メタゲーム]]に通用する程の形に至る。


[[DMEX-18]]では[[コモン]]・[[アンコモン]]枠で多数収録。
[[《シータ・トゥレイト》]]の如く種族追加するサバイバーも登場したので、サバイバーデッキでなくとも幅広い採用が見込める様になった。




**参考 [#vb9029eb]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集/種族デッキ]]
-[[サバイバー]]
-[[闘魂編環境]]
-[[DMD-26 「マスターズ・クロニクル・デッキ サバイバー進化論 α to Ω」>DMD-26]]
-[[DMEX-18]]
-[[【サバイバー】 (デュエプレ)]]

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