#author("2023-11-14T11:45:32+09:00","","")
#author("2023-11-14T11:45:44+09:00","","")
*【トゥリオドギラゴン&ruby(バスター){剣};】 [#g0a79a18]
[[【ドギラゴン剣】]]の1つ。[[白赤緑]]で組まれる。[[《原始 トゥリオ》]]による[[置きドロー]]と自然や光の高[[パワー]][[ウィニー]]を主軸としている。

「デュエル・マスターズグランプリ-6th」で登場して著名になったデッキ。

|蒼き団長 ドギラゴン剣(バスター) LC 火/自然文明 (8)|
|クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団 13000|
|革命チェンジ―火または自然のコスト5以上のドラゴン|
|自分の多色クリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。|
|T・ブレイカー|
|ファイナル革命―このクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、コストの合計が6以下になるよう、進化ではない多色クリーチャーを好きな数、自分のマナゾーンまたは手札から選び、バトルゾーンに出す。|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※殿堂入り''|

|原始(トライブ) トゥリオ UC 自然文明 (3)|
|クリーチャー:ビーストフォーク號/侵略者 3000|
|自分のターンの終わりに、バトルゾーンにあるクリーチャーが3体以下なら、カードを1枚引いてもよい。|

**主要カード [#l68a7192]
|[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]※|核|
|[[《原始 トゥリオ》]]|~|
|[[《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]|クリーチャー面は初動[[コスト踏み倒しメタ]]。呪文面は詰めのカウンター封じ|
|[[《絶対の畏れ 防鎧》]]|3500という絶妙なパワーラインの[[コスト踏み倒しメタ]]。オマケのように[[ハンデス]]メタも付いている|
|[[《“乱振”舞神 G・W・D》]]|繰り返し使える5000未満火力とそれに付随する[[ドロー]]。今引きで4マナSAとして投げても強い|
|[[《“龍装”チュリス》]]※|3マナで出せる[[革命チェンジ]]元 [[B・A・D]]が《トゥリオ》と好相性|

**候補カード [#q77b4cc3]
|[[《未来設計図》]]|ほぼクリーチャーで構成されたこのデッキでは条件指定がほぼ無いサーチ。3コストでプレイできるカードを安定させるカード|
|[[《五郎丸コミュニケーション》]]|最上級のクリーチャーサーチ|
|[[《ディメンジョン・ゲート》]]|~|
|[[《ヴァム・ウィングダム/ソニック・ダンス》]]|[[打点]]形成、[[除去]]|
|[[《リュウセイ・ジ・アース》]]|[[マナ基盤]]兼リソース確保手段兼革命チェンジ元 最悪SA2点として[[ごり押し]]も|
|[[《龍装者 バルチュリス》]]|その[[ターン]]2度目の自分の[[攻撃]]に反応して手札から自己踏み倒しできる革命チェンジ元|
|[[《オリオティス・ジャッジ》]]|[[S・トリガー]]付き [[コスト踏み倒しメタ]]を[[除去]]された時の保険 [[手打ち]]も考慮に|
|[[《閃光の守護者ホーリー》]]|[[光]]入りの[[デッキ]]では定番[[S・トリガー]]|
|[[《光牙忍ハヤブサマル》]]※|定番[[ニンジャ・ストライク]]|
|[[《音精 ラフルル》]]☒|ビートダウン御用達の定番カウンター封じ|
|[[《単騎連射 マグナム》]]※|~|

**概要 [#ne239b94]

成立経緯には[[【赤青ドギラゴン剣】]],[[【ジョーカーズ】]]、[[【デ・スザーク】]]などのデッキが関与しており、それらの[[パワー]]ラインを超えるウィニーと[[コスト踏み倒し]]およびそれらの戦術を根本から妨害する[[コスト軽減]]の[[メタ]]で固めるという構築が考案された。

[[コスト踏み倒しメタ]]にはこちらも[[《奇石 ミクセル》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]や[[《絶対の畏れ 防鎧》]]を立てれば低速化した状態を作り出せる。

後は[[《原始 トゥリオ》]]を立てつつ[[《“乱振”舞神 G・W・D》]]で盤面を処理したり、相手にパワーラインで勝るウィニーで小刻みにビートダウンしたりする。[[B・A・D]]によって[[《“乱振”舞神 G・W・D》]]が破壊されることもあり体以下を維持しやすく、[[《原始 トゥリオ》]]の置きドローと好相性である。
後は[[《原始 トゥリオ》]]を立てつつ[[《“乱振”舞神 G・W・D》]]で盤面を処理したり、相手にパワーラインで勝るウィニーで小刻みにビートダウンしたりする。[[B・A・D]]によって[[《“乱振”舞神 G・W・D》]]が破壊されることもあり3体以下を維持しやすく、[[《原始 トゥリオ》]]の置きドローと好相性である。

[[1ショットキル]]プランを取るなら[[《単騎連射 マグナム》]]と[[《音精 ラフルル》]]を手札に加えるまで[[サーチ]]や[[ドロー]]を繰り返すと良いだろう。

もちろん[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]で突っ走れれば言うことが無いが、必ずしも3ターン目に突っ走る必要はない。

**長所 [#ha35b411]

とにかく[[《奇石 ミクセル》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]や[[《絶対の畏れ 防鎧》]]が数多くのデッキに刺さるため、[[公認グランプリ]]のような[[地雷]]からトップメタまで幅広いアーキタイプが混在する大型大会では安定して勝てる面が光る。

置きドローや[[《絶対の畏れ 防鎧》]]のおかげでハンデスにも強く、[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]が[[手札]]から無くなるという【ドギラゴン剣】にとって死活問題になる事態を未然に防げる。

手札を溜め込むプレイングと[[《原始 トゥリオ》]]は相性が良いため、一見絶望的なメタカードである[[《メガ・マグマ・ドラゴン》]]に対しても、見せ球となる2、3体だけ焼かせて増えた手札から後続を並べるという[[プレイング]]も取れる。

しかし何と言ってもパワーラインが成立時の環境では優秀である。[[《熱湯グレンニャー》]]や[[《月光電人オボロカゲロウ》]]の1000、ジョーカーズや魔導具の軽量域の基準ラインである2000を超えるため、[[殴り返し]]を受ける心配はそうしたデッキとの対面ではあまり心配がない。

**短所 [#w3669d2f]

デッキの動きを[[コスト踏み倒しメタ]]に依存しているため、3ターン目までにコスト踏み倒しメタが間に合わなければ[[【速攻】]]系統が相手の場合手遅れであることがざら。

呪文封じの[[《音精 ラフルル》]]と[[《ジャミング・チャフ》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]がコスト5であるため、序盤からコスト踏み倒しメタとマナブースト呪文でアドバンテージを取り、なおかつキルターンが速いデッキには持ち前の機構が腐りがち。

*【誕生ドギラゴン剣】 [#birtheye]
[[《誕生の祈》]]による[[サーチ]]でフィニッシュをサポートする【ドギラゴン剣】。[[青赤緑]]で組まれる。
[[DMRP-06]]発売直前に公になった【トゥリオドギラゴン剣】の派生形。

|誕生の祈(バース・アイ) C 自然文明 (3)|
|クリーチャー:ビーストフォーク 2000|
|このクリーチャーが相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかった時、自分の山札を見る。その中からクリーチャーを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。|

**主要カード [#l1ff9442]
|[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]※|核|
|[[《勝利のアパッチ・ウララー》]]|【ドギラゴン剣】では定番の[[サイキック]]・リクルーター|
|[[《誕生の祈》]]|[[サボタージュ能力]]と要求値は若干高めだが、要求値を満たせば優秀な繰り返し使える万能[[クリーチャー]][[サーチ]]|
|[[《原始 トゥリオ》]]|置きドロー。《G・W・D》の[[B・A・D]]とも相性良好|
|[[《“乱振”舞神 G・W・D》]]|繰り返し使える5000火力とそれに付随する[[ドロー]]。今引きで4マナSAとして投げても強い|
|[[《異端流し オニカマス》]]|アンタッチャブル付き[[コスト踏み倒しメタ]]。[[ダイレクトアタック]]要員としても優秀|
|[[《“龍装”チュリス》]]※|3マナで出せる[[革命チェンジ]]元 [[B・A・D]]が《トゥリオ》と好相性|
|[[《龍装者 バルチュリス》]]|その[[ターン]]2度目の自分の[[攻撃]]に反応して手札から自己踏み倒しできる革命チェンジ元|
|[[《スニーク戦車 オーリー/トゲ玉・キャノンボール》]]|《誕生の祈》などSA化。[[ごり押し]]で[[ブレイク]]を刻む[[プレイング]]の助けにもなる|

**候補カード [#jaa57d95]
|[[《熱湯グレンニャー》]]|火と水が入る[[ウィニー]]入りデッキでは定番の[[キャントリップ]]獣|
|[[《ドンドン吸い込むナウ》]]|水の万能サーチ。[[《洗脳センノー》]]や[[《デスマッチ・ビートル》]]を退かせる|
|[[《リュウセイ・ジ・アース》]]|[[マナ基盤]]兼リソース確保手段兼革命チェンジ元 最悪SA2点として[[ごり押し]]も|
|[[《ワ・タンポーポ・タンク》]]|【ドギラゴン剣】では役立つ《オニカマス》対策|
|[[《ベニジシ・スパイダー》]]|[[【赤青ドギラゴン剣】]]対策 [[《月光電人オボロカゲロウ》]]の手札交換に反応して[[リベンジ・チャンス]] [[cip]]での[[マナブースト]]|
|[[《音精 ラフルル》]]☒|ビートダウン御用達の定番カウンター封じ|
|[[《単騎連射 マグナム》]]※|~|

**このデッキの回し方 [#db5000c4]

[[《原始 トゥリオ》]]による[[置きドロー]]と水の手札補充を活かしてウィニーを並べて[[《龍装者 バルチュリス》]]のコスト踏み倒しの起点を作り、[[《誕生の祈》]]で[[《単騎連射 マグナム》]]や[[《音精 ラフルル》]]、[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]をサーチして、そのまま詰める。

**弱点 [#p10bbf72]

弱点というか[[《龍装者 バルチュリス》]]を革命チェンジ元として重用しており[[《単騎連射 マグナム》]]と[[《音精 ラフルル》]]のセットをサーチにより実現することをコンセプトとしているため、[[《“龍装”チュリス》]]で3ターン目に突っ張る場面は比較的不利な展開。

[[《“乱振”舞神 G・W・D》]]と[[《ドンドン吸い込むナウ》]]に除去を依存しているため、[[光]]系統の[[【クリーチャーコントロール】]]が相手の場合は[[パワー]]ラインの都合上[[火力]]では焼けず、バウンスではcipを再利用される、といった事態になりかねない。

[[《異端流し オニカマス》]]は自身の[[ターン]]に行われる相手のコスト踏み倒しは規制しないため、運が悪ければS・トリガーからずらりと並んだクリーチャーたちのカードパワーに圧倒されることも有り得る。

**その他 [#zf1a02ce]

2018年7月14日にサイキック・リクルーターである[[《勝利のアパッチ・ウララー》]]が殿堂入り。
だがこのデッキの成立時期は元々[[《勝利のアパッチ・ウララー》]]の殿堂入りが囁かれた頃であり、並んだウィニーと《ドギラゴン剣》本体、[[ファイナル革命]]先である[[《リュウセイ・ジ・アース》]]で十分打点が足りることが少なくない。さらに、元々中速を意識しており[[《次元の霊峰》]]で慌てて必要パーツを集めることを必要としないことから、[[《次元の霊峰》]]の殿堂入りも全く弱体化になっておらず、このことから【ドギラゴン剣】では無傷に近いデッキとなっていた。

とはいえ仮想敵の[[【赤青ドギラゴン剣】]]が同日の殿堂入りを境にトップメタの座を[[【白青赤ドギラゴン剣】]]に譲るに至ったため、そのデッキに対する調整がそれほど意味をなさなくなり、結局は[[《“乱振”舞神 G・W・D》]]に引っかかるラインのクリーチャーが多い中低速デッキに過ぎないこのデッキは[[DMRP-07]]期になると【ドギラゴン剣】として非主流化した。

2019年3月1日に[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]本体が殿堂入りしたが、もともと早期に[[1ショットキル]]を仕掛けるデッキではないので十分[[《龍の極限 ドギラゴールデン》]]でリペア可能であり、その点ではそれほど痛手にならない。寧ろ[[《ヴァム・ウィングダム/ソニック・ダンス》]]というデッキの一員を既に手に入れており、当初とはまた違った動きができるようになった。

**参考 [#rabcd326]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集/ビートダウン]]
-[[置きドロー]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[青赤緑]]
-[[中速]]
-[[ビートダウン]]
-[[メタ]]
-[[双極篇]]
-[[【赤青ドギラゴン剣】]]

-[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]
-[[《原始 トゥリオ》]]
-[[《誕生の祈》]]

&tag(デッキ集,ビードダウンデッキ,【ドギラゴン剣】);