#author("2024-04-19T21:49:12+09:00","","") #author("2024-04-19T21:49:57+09:00","","") *【バグ&ruby(まる){丸};くんコントロール】 [#mb99c687] [[【クリーチャーコントロール】]]を[[《バグ丸くん》]]と[[《オーバーキル・グレイブヤード》]]のコンボに特化させたデッキ。[[黒赤]]ないし[[青黒赤]]、[[黒赤緑]]で組まれる。 比較的低予算のデッキとして知名度が高く、[[DMR-21]]期に[[デュエ祭]]で流行していた。 |バグ丸くん C 闇/火文明 (2)| |クリーチャー:ファンキー・ナイトメア 2000| |このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。| |このクリーチャーが破壊された時、カードを1枚引く。| |オーバーキル・グレイブヤード UC 闇文明 (3)| |D2フィールド| |自分のクリーチャーすべてに「スレイヤー」を与える。(「スレイヤー」を持つクリーチャーがバトルする時、バトルの後、相手クリーチャーを破壊する)&br;(他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)| **主要カード [#nf858fcf] |[[《バグ丸くん》]]|核。スレイヤーを付加して[[効果バトル]]を仕掛ける| |[[《オーバーキル・グレイブヤード》]]|核。コストの軽さが強み。自軍へのスレイヤー付与| |[[《Dの魔城 ブリティッシュ・パビリオン》]]|↑の強化版。&br;D2スイッチでサルベージ| |[[《禁断U サベージ》]]|主要パーツを[[墓地回収]]| |[[《凶鬼03号 ガシャゴズラ》]]|複数体の[[リアニメイト]]でアドを取り、《ザビ・ミラ》の種も用意。&br;自軍へのスレイヤー付与| **候補クリーチャー [#d30db47d] |[[《葬送の守護者ドルルン》]]|状況によっては1マナの[[確定除去]]に。&br;シチュエーションを選ぶが[[墓地肥やし]]もついている| |[[《魔薬医 ヘモグロ》]]|[[セルフハンデス]]、自己[[リアニメイト]]| |[[《ポーク・ビーフ》]]|ブロッカー。[[pig]]による[[キャントリップ]]も。&br;《グレイブヤード》とコストが被っているのが難点か| |[[《暗黒鎧 ヘルミッション》]]|[[pig]]で[[アンタップ]]獣除去。&br;[[シールド・セイバー]]で[[1ショットキル]]の妨害にも| |[[《禁断X ナーグル》]]|相手がブロックされなかった時、自身と相手を破壊。&br;[[《異端流し オニカマス》]]にも有効| |[[《学校男》]]|[[アンタッチャブル]]貫通の軽量除去| |[[《堕魔 ドゥポイズ》]]|~| |[[《解体人形ジェニー》]]|定番ハンデス。クリーチャーなので[[墓地回収]]も有効| |[[《ゲオルグ・バーボシュタイン/ゴースト・タッチ》]]|~| |[[《機械を絡繰るケムリ》]]|[[ターンの終わり>ターン終了ステップ]]に[[墓地肥やし]]と条件付き[[ドロー]]。&br;ブロッカーなので《グレイブヤード》の恩恵を受けやすい| |[[《暗黒鎧 ヴェイダー》]]|~| |[[《凶鬼09号 ギャリベータ》]]|[[ターンの終わり>ターン終了ステップ]]に[[墓地肥やし]]と[[ドロー]]。[[墓地召喚]]可能| |[[《禁断V モードス》]]|[[cip]]と[[攻撃時>アタックトリガー]]に[[ウィニー]]を[[リアニメイト]]| |[[《死神術士デスマーチ》]]|[[進化速攻]]、バトル中4000以下を一方的に除去| |[[《残虐覇王デスカール/ロスト・ソウル》]]|大型[[ハンデス]]。好みで選ぼう| |[[《悪魔龍 ダークマスターズ》]]|~| |[[《エミール・シオラン/怒髪の鎮魂打》]]|~| |[[《ウソと盗みのエンターテイナー》]]|色の合う[[コスト踏み倒しメタ]]| |[[《ナグナグ・チュリス》]]|5枚目以降の《バグ丸くん》。[[アドバンテージ]]は少なめ| |[[《光牙忍ハヤブサマル》]]※|定番[[ニンジャ・ストライク]]| |[[《スキマ・デ・ミール/こちらにイラッシャ〜イ…!!》]]|相手次第で[[ハンデス]]も可能。自軍へのスレイヤー付与| **水の候補クリーチャー [#d30db47e] ***水の候補クリーチャー [#d30db47e] |[[《熱湯グレンニャー》]]|[[手札]]の減らない[[ウィニー]]。[[青赤]]の[[マナ基盤]]にも| |[[《戦略のD・H アツト》]]|[[手札交換]]、[[墓地肥やし]]| |[[《【問2】ノロン⤴》]]|~| |[[《戯具 ドゥゲンダ》]]|~| |[[《アクア・ベララー》]]|いずれかの[[プレイヤー]]の[[山札の上]]を操作| |[[《終末の時計 ザ・クロック》]]|水の定番[[S・トリガー獣]]| **自然の候補クリーチャー [#d30db47e] ***自然の候補クリーチャー [#d30db47e] |[[《ワ・タンポーポ・タンク》]]|[[自然]]版の《バグ丸くん》。[[マナ]]へ置かれるので再利用は難しい| |[[《オブラディ・ホーネット/「Let it Bee!」》]]|↑と同じ役割だが、此方は呪文面もあって汎用性が高い| |[[《腐敗無頼トリプルマウス》]]|[[マナブースト]]と[[ハンデス]]| |[[《月の死神ベル・ヘル・デ・スカル》]]|[[マナ回収]]または[[墓地回収]]できる[[S・トリガー獣]]| **候補呪文・城 [#j70c83bc] |[[《改造治療院》]]|ハンデスと墓地回収を一度に行う| |[[《超次元リバイヴ・ホール》]]|汎用性、[[コストパフォーマンス]]の塊| |[[《ドドンガ轟キャノン》]]|汎用除去。[[スーパー・ボーナス]]も強力。手打ちも十分考慮の範囲内| |[[《ブレイン・タッチ》]]|定番ハンデス。呪文なので[[墓地回収]]が比較的困難| |[[《伝説の秘法 超動》]]|マナ基盤、ドロー、軽量除去。[[S・トリガー]]付き| |[[《未来設計図》]]|[[山札の上]]6枚から[[サーチ]]| |[[《百鬼の邪王門》]]| 《ガシャゴズラ》を[[サーチ]]してカウンター| |[[《サタン・キャッスル》]]|《ガシャゴズラ》や《ザビミラ》を毎ターン[[リアニメイト]]| **フィニッシャー候補 [#d8d4cace] |[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]|主流のフィニッシャー。《ヴォルグ》が居なくなっても現役| |[[《龍覇 グレンモルト》]]|[[火]]の定番出張[[フィニッシャー]]| |[[《ボルメテウス・蒼炎・ドラゴン》]]|安全な勝ち筋。[[ブラック>《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》]]など他の[[ボルメテウス]]でも可| |[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]|《蒼炎》と異なり[[SA>スピードアタッカー]]や[[アンブロッカブル]]は持たないが、&br;[[黒赤]]で運用できる上に上手く[[ロック]]すればこれでも事足りる| |[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン GS》]]|~| |[[《S級不死 デッドゾーン》]]|[[闇]]の定番フィニッシャー。《モードス》からでも侵略可能| **超次元ゾーン [#w1653a54] |[[《勝利のプリンプリン》]]|相手に[[プリン効果]]を付与して足止め| |[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]|打点補強、疑似[[ランデス]]| |[[《勝利のガイアール・カイザー》]]|[[サイキック]]版の《バグ丸くん》、[[V覚醒リンク]]も| |[[《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》]]|除去持ちとして定番のサイキック| |[[《激天下!シャチホコ・カイザー》]]|上手くいけば毎ターン[[《バグ丸くん》]]で確定除去| |[[《時空の賢者ランブル》]]|《ベララー》と相性抜群| |[[《超時空ストーム G・XX》]]|サイキックによる[[1ショットキル]]の[[フィニッシャー]]| |[[《ヴォルグ・サンダー》]]☒|《ザビ・ミラ》で出してフィニッシュ、現在は[[プレ殿>プレミアム殿堂]]| **デッキの回し方 [#b464df24] 基本的に[[《オーバーキル・グレイブヤード》]]が手札にあれば3ターン目にそれを[[展開]]するのはほぼ確定であり、後は除去やハンデス、スレイヤー化したブロッカーでのビートダウン抑止が中心である。頃合いを見て[[《凶鬼03号 ガシャゴズラ》]]でリアニメイトを行い、そうして出したクリーチャーを種にして[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]でフィニッシュするのがデフォルト。 バトルゾーンに[[《激天下!シャチホコ・カイザー》]]、墓地に[[《悪臭怪人ゴキーン》]]と[[《学校男》]]があれば自分の山札を減らさないで毎ターン相手が今引きで出したクリーチャーを除去できる。 **長所 [#ld54754c] ***長所 [#ld54754c] 基本的に妨害がビートダウン全般に刺さるので、ハマれば速攻には刺さる。墓地利用のおかげで中盤以降の息切れも防げる。ハンデスもほぼ全てのデッキに刺さり、特にコントロールに対して強気に出ることができる。相手が場に何も並べてこないと[[《バグ丸くん》]]らが腐りかねないが、ハンデスや生贄役も用意されているので仕事は出来る。 [[《オーバーキル・グレイブヤード》]]は[[D2フィールド]]なので、カード指定除去や[[D2フィールド]]による貼り換えがなければ除去の恐れがない。クリーチャー中心で動けるので[[呪文メタ]]にも強い。 [[新章デュエル・マスターズ]]環境では、[[【白緑メタリカ】]]や[[【ジョーカーズ】]]など初動を場に残す必要のあるシステムクリーチャーに頼る上に構築も非スピードアタッカーが多めになっているデッキが少なくなく、運と相性が良ければ完全なロックを実現することも不可能ではない。 **短所 [#v64e291b] ***短所 [#v64e291b] [[《凶鬼03号 ガシャゴズラ》]]を使うので[[墓地利用メタ]]や[[コスト踏み倒しメタ]]には弱め。 除去力が高いと言ってもそれはあくまで軽量除去を[[《オーバーキル・グレイブヤード》]]で確定除去に変換しているだけであって、大量展開に対しては手に負えないことも少なくない。[[《異端流し オニカマス》]]は自然型でないと[[《学校男》]]程度でしか退かせない。 最悪の場合は[[スレイヤー]]化した[[ブロッカー]]を[[1ショットキル]]失敗時の保険としつつ、地道に並べたクリーチャーを打点として総攻撃を仕掛けるしかない。 妨害札と墓地回収などにデッキスペースの多くを割くことから、能動的かつまとまった量の[[墓地肥やし]]や[[ドロー]]は苦手。そこにハンデスを受けたり速攻を仕掛けられたりすると非常に弱い。[[手札]][[事故]]や[[墓地]]リソースの不足によって何もできずに負けるというのが最大の弱点であろう。 **環境において [#ie1cf0c2] それまで環境と縁がなく、ただ単に「店舗大会レベルでは強い低予算デッキ」程度の立ち位置でしかなかった。 しかしDMEX-18発売から1ヶ月近くが経過した頃の[[アドバンス]]環境で、[[【赤黒邪王門】]]折衷型が[[チャンピオンシップ]]優勝を果たした。といっても、デッキにはこれといった[[鬼タイム]]・[[鬼エンド]]促進手段がなく、[[《「貪」の鬼 バクロ法師》]]などの[[ビートダウン]]要員もこれといって採用されていない、完全な[[コントロール]]であった。また、[[超GR]]を採用しつつも[[GR召喚]]手段がない事実上の[[オリジナル]]仕様であった。 『[[DMGP2022>公認グランプリ]]』Day2([[アドバンス]])ベスト128に[[【青黒赤邪王門】>【赤黒邪王門】]]折衷型が残っていた。そちらは[[《有象夢造》]]で[[《コオニ童子》]]や[[《特攻人形ジェニー》]]を[[リアニメイト]]しての[[ハンデス]]を駆使しつつ、頃合いを見て[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]を使ってのワンショットを行う型であった。[[リソース]]確保手段として他に[[《滅亡の起源 零無》]]を採用していた。 **その他 [#a1b5e242] このデッキの最大のコンセプトは「安くて強い」という点である。そのため、贔屓目に見て9枚目以降の[[《凶鬼03号 ガシャゴズラ》]]と言わざるを得ない[[《暗黒皇女アンドゥ・トロワ》]]や時代に取り残された感のある[[《アクア・サーファー》]]などが、安ければストレージを漁ってタダ同然で手に入るという理由から採用されることすらある。 殿堂ルール改定前の話だが、[[《異端流し オニカマス》]]を退かすのが困難だと判断したら無視して[[【ヴォルグ・サンダーライブラリアウト】]]に切り替える手もあった。それも[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]によって無効化される事もあったが。 **参考 [#g8b76fdf] -[[デッキ集 (一覧)]] -[[デッキ集/クリーチャーコントロール]] -[[黒赤]] -[[青黒赤]] -[[黒赤緑]] -[[【クリーチャーコントロール】]] -[[《バグ丸くん》]] -[[《オーバーキル・グレイブヤード》]]