#author("2023-11-11T15:19:55+09:00","","")
#author("2023-11-20T18:18:17+09:00","","")
*【ボルメテウスコントロール】 [#m530eb80]

[[シールド]]を[[ブレイク]]するかわりに[[墓地]]に送る[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]を[[フィニッシャー]]にした[[【除去コントロール】]]。

略称は「【ボルコン】」。
類似した[[スペック]]の[[《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》]]や[[《真実の名 ボルメテウス・ゼロ・ドラゴン》]]が使われる事も多い。

|ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン SR 火文明 (7)|
|クリーチャー:アーマード・ドラゴン 7000|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを手札に加えるかわりに持ち主の墓地に置く。|

|ボルメテウス・ブラック・ドラゴン P 闇/火文明 (8)|
|クリーチャー:アーマード・ドラゴン/デーモン・コマンド 8000|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体破壊する。|
|このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを自身の手札に加えるかわりに墓地に置く。|

もともとは[[【白青黒赤ライブラリアウト】]]が原型であり、それらの[[ライブラリアウト]]の要素をすべて抜き、その[[スペース]]に[[《ボルメテウス・レッド・ドラグーン》]]や[[除去]][[カード]]を入れたようにして組まれていた。

そのため、[[タッチ]]を利用して1枚挿しされた様々な種類の[[カード]]を状況に合わせて的確に使っていくという戦術が主流。

とはいえ、あくまで[[ボルメテウス]]の[[シールド焼却]]で勝利することが[[コンセプト]]なので、特に決まった定型はなく、[[プレイヤー]]の好みが反映されやすい。[[環境]]や各プレイヤーの好みに合わせて調整されていくうち、元となった上記デッキタイプの原形をほとんどとどめていないようなものも見られる。

**主要カード [#e5429430]
|[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]|[[シールド焼却]]を行う初代[[ボルメテウス]]|
|[[《ボルメテウス・レッド・ドラグーン》]]|[[シールド焼却]]を行う[[ティラノ・ドレイク]]|
|[[《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》]]|[[闇]]が加わり[[確定除去]]を獲得|
|[[《ボルメテウス・蒼炎・ドラゴン》]]|[[水]]が加わり[[SA>スピードアタッカー]]と[[ブロックされない]]を獲得|
|[[《真実の名 ボルメテウス・ゼロ・ドラゴン》]]|[[シールド]]を[[山札の下]]に送る[[無色]][[ドラゴン]]|
|[[《神青輝 P・サファイア》]]|[[S・トリガー]]以外を[[焼却>シールド焼却]]する[[オラクリオン]]。&br;[[カード名]]に[[ボルメテウス]]が含まれていない|
|[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン/ボルメテウス・レジェンド・フレア》]]|[[ツインパクト化]]した初代[[ボルメテウス]]。&br;[[呪文]]面は3000の[[全体>全体除去]][[火力]]+[[シールド焼却]]|
|[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン GS》]]|[[G・ストライク]]を得た初代[[ボルメテウス]]|
|[[《白蒼混成 B・W・M》]]|[[呪文]]を唱えると[[パンプアップ]]。&br;[[白青赤]]の[[ボルメテウス]]の[[ディスペクター]]|
|[[《ボルメテウス・モモキング》]]|[[スター進化クリーチャー]]、[[モモキング]]。&br;[[cip]]で3000の[[全体>全体除去]][[火力]]か[[シールド焼却]]|

**サポート呪文 [#a68f2ada]
|[[《希望と勝利の伝説》]]|[[ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン]]を[[コスト踏み倒し]]|
|[[《ボルメテウス・ホワイト・フレア》]]|[[オールタップ]]か6000[[火力]]を[[モード]]で選べる[[S・トリガー]]。&br;味方の[[ボルメテウス]]が1体でもあれば両方を選択可能|

**概要 [#y4de9330]
[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]などの[[シールド焼却]]により、[[S・トリガー]]による逆転の可能性がほとんどないのが特徴。一度[[制圧]]してしまえば安全に相手を追い詰めていけるのが長所であると言える。

類似した[[スペック]]の[[クリーチャー]]には[[《ボルメテウス・レッド・ドラグーン》]]や[[《真実の名 ボルメテウス・ゼロ・ドラゴン》]]がおり、使い分けが肝心。

本家[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]ならば[[《希望と勝利の伝説》]]で早期に[[コスト踏み倒し]]が可能なので、積極的に組み合わせたい。

[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]自身は[[除去]]や[[ハンデス]]ができず、相手の[[除去]]に対する耐性も無い。よって、出すまでにしっかりと[[バトルゾーン]]の状態を整えておく必要がある。少なくとも、[[《解体人形ジェニー》]]や[[《パクリオ》]]などの[[ハンデス]]で相手の[[除去]]を封じておくことはしておきたい。

[[グッドスタッフ]]気味に構成されることがほとんどで、そのために[[コンボ]]要素を全くと言っていい程含まず、安定していることが特徴。

各状況に応じて[[プレイング]]しなければならないため、初心者が使いこなすことは難しい。総じて中級者から上級者向けのデッキとなる。

**バリエーション [#ld9194cc]
***基本型 [#h2243d2b]
最もスタンダードな型とされるのは[[【白青黒赤ライブラリアウト】]]を雛型にした[[自然]]以外の4色で組まれたタイプ。

多くは[[ハイランダー]]気味に組まれ、[[《天使と悪魔の墳墓》]]による同名カードの[[除去]]および[[ランデス]]を利用する。また、[[《クリスタル・メモリー》]]のような[[サーチ]]を利用して状況に合わせて的確な手を打って相手の行動に対処する。

柔軟性は非常に高く、どのような相手にも対抗できる可能性があるが、逆に[[プレイング]]の難易度は高い。[[デッキビルディング]]は自由に行えるものの、上級者向けの戦略と言える。

***ランデス型 [#adb767dc]
[[光]]のかわりに[[自然]]を入れて[[ランデス]]を行うもの。[[青赤緑]]で組まれることが多く、[[闇]]や[[無色]]が[[タッチ]]されることもある。

[[《マナ・クライシス》]]や[[《焦土と開拓の天変》]]などの[[ランデス]]で相手の足を引っ張り、[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]の安全な降臨に繋げる。[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]とは相性がよく、[[ランデス]][[呪文]]を連出したり、[[《希望と勝利の伝説》]]を唱えて《ホワイト》を出すことができる。[[《超次元フェアリー・ホール》]]から[[《時空の喧嘩屋キル》]]をばら撒いて打点の強化を図るなど、[[超次元]]の旨みを活かしやすい。

[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]を[[進化元]]に[[《甲型龍帝式 キリコ³》]]を出しても面白いだろう。

***ボルゼロ型 [#dcfea5b8]
[[無色]]の[[《真実の名 ボルメテウス・ゼロ・ドラゴン》]]を活用するタイプ。[[《希望と勝利の伝説》]]は使えないものの、[[《戦慄のプレリュード》]]のような[[コスト軽減]][[呪文]]が使用可能。早期[[召喚]]を狙っていく。

[[《「戦慄」の頂 ベートーベン》]]とは相性がよく、[[マナゾーン]]から《ゼロ・ドラゴン》を[[回収]]できる。[[《メッサダンジリ・ドラゴン》]]で[[スピードアタッカー]]にしたり、[[《偽りの名 ハングリー・エレガンス》]]で[[マナ召喚]]するなど、[[アンノウン]]ならではのサポートを受けることが可能。

一風変わった【ボルメテウスコントロール】となるだろう。

***ハンデス型 [#i07871d3]

[[【青黒ハンデス超次元】]]や[[【白青黒超次元】]]の5枚から10枚の自由枠に[[《温泉 湯あたり地獄》]]、[[《希望と勝利の伝説》]]、[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]本体をタッチしたタイプ。終盤に[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]で安全に[[シールド]]を[[ブレイク]]する点を除いてはプレイングは元になったデッキとほぼ変わらない。
[[シールド焼却]]によって相手に手札を与えずブレイクする[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]とハンデスは大きなシナジーを形成するが、軽量ハンデスを中心にするためデッキパワーは抑え目であり、今引きに弱いという【ボルメテウスコントロール】の弱点を晒し出しやすい。

また、[[《ヴォルグ・サンダー》]]を打つプレイングが普通の[[闇]]系統の[[【超次元コントロール】]]より相対的に少ない分こちらの山札の方が少なくなる場面が多く、調子に乗って山札を掘り進めている内に[[ライブラリアウト]]もあり得る。そのため、[[《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》]]や[[《埋没のカルマ オリーブオイル》]]等の山札回復カードは1枚挿しておくと助かる場合がある。

何より[[【青黒ハンデス超次元】]]や[[【白青黒超次元】]]のテンプレが固まっている時期には本体を始めとする火の[[カード]]を入れる枠が無いので、総じて【ボルメテウスコントロール】としてはマイナーなタイプと言えよう。


**【ボルメテウスコントロール】要素を搭載しやすいデッキ [#j7cb22f7]
「相手の[[手札]]をすべて落とす→[[今引き]]でしか[[ボルメテウス]]に対抗できない状況を作る」が基本的なコンセプトのため、[[ハンデス]]と[[ボルメテウス]]を搭載したデッキならば【ボルメテウスコントロール】の動きを再現しやすい。

-[[【ターボメビウス】]]:[[《アストラル・リーフ》]]→[[《メビウス・チャージャー》]]で[[手札]]を減らさずに[[マナ]]を増やし、[[《ロスト・ソウル》]]→[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]と繋げる。
-[[【除去ドラゴン】]]:[[《スケルトン・バイス》]]で相手の[[手札]]を削り、[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]の露払いをする。
-[[【5色ジャックポット・エントリー】]]:踏み倒した[[《ニコル・ボーラス》]]で[[手札]]を落としきり、[[《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》]]でクリーチャーを破壊する。

**このデッキの弱点 [#z0d12cf6]
優秀な[[除去]][[呪文]]は4[[コスト]]以上のものに集中している傾向があるため、必然的に[[ビートダウン]]に対しては苦戦を強いられることとなる。
[[《墓守の鐘ベルリン》]]や[[《霊王機エル・カイオウ》]]などの[[ブロッカー]]で対処する手もあるが、それでも辛いことに変わりはないため、対策は必要。

また、他の[[【除去コントロール】]]にも言えることだが[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]や[[《光器パーフェクト・マドンナ》]]に弱い。[[置換効果]]によって[[破壊]]すらできない強固な壁となる。

また、展開力がないために[[《魔刻の斬将オルゼキア》]]などで複数体[[除去]]されてしまうと苦しい。[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]などを活かすためには、やはり[[ハンデス]]で相手の[[除去]]を確実に封じておきたい。

**このデッキの歴史 [#sb7d5614]

緑抜き4色の[[【除去コントロール】]]は[[聖拳編]]で成立した。[[【白青黒赤ライブラリアウト】]]に[[フィニッシャー]]の[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]を搭載しただけという趣きで、当時は[[山札破壊]]呪文が現役であったため元デッキの劣化になりがちであったが、ほとんどのプレイヤーは当時の公式大会の制限時間10分以内に相手の山札を切らす事ができなかったため、こちらを使う意義は十分にあった。
緑抜き4色の[[【除去コントロール】]]は[[聖拳編]]で成立した。[[水]]、[[光]]ブロッカーや[[アンタップキラー]]、[[重量級]][[除去]][[呪文]]を軸としたものであった。[[【白青黒赤ライブラリアウト】]]に[[フィニッシャー]]の[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]を搭載しただけという趣きで、当時は[[山札破壊]]呪文が現役であったため元デッキの劣化になりがちであったが、ほとんどのプレイヤーは当時の公式大会の制限時間10分以内に相手の山札を切らす事ができなかったため、こちらを使う意義は十分にあった。
また、[[【除去ボルバル】]]のメインフィニッシャーは事実上[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]であったため、そちらも広義では【ボルコン】と言えた。
[[転生編]]辺りには[[《停滞の影タイム・トリッパー》]]や[[《英知と追撃の宝剣》]]、[[《腐敗勇騎ドルマークス》]]といった(疑似)[[ランデス]]ギミック、[[《パクリオ》]]のような[[ハンデス]]、[[《電脳聖者タージマル》]]のような[[ドラゴン]]対策を盛り込んだ、[[青黒赤]]タッチ[[白]]型もあった。そちらはランデスによる妨害性能が[[刺さる]]相手も少なくなかったため、[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]本体に拘らずフィニッシュすることも十分できた。

競合[[フィニッシャー]]の[[山札破壊]][[呪文]]が全面禁止された直後に日本一に輝いたのはこの[[デッキ]]である。すでに[[《ボルメテウス・レッド・ドラグーン》]]が登場しており、[[【除去コントロール】]]では[[フィニッシャー]]の1コスト差が大きくないこととパワーラインの違いからもっぱら[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]よりもそちらが優先された。
[[極神編環境]]で最初の流行を果たす。[[【白青黒赤ライブラリアウト】]]を原型にしており、[[《魂と記憶の盾》]]や[[《クローン・バイス》]]、各種[[S・トリガー]]などパワーカードはしっかり4枚積みされているため、まだ[[ハイランダー]]的な要素が薄かった。[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]をサブフィニッシャーに据えるなど、《ボルメテ》以外の勝ち筋を最初から切り捨てるものでもなかった。

[[《魂と記憶の盾》]]・[[《クローン・バイス》]]らが[[殿堂入り]]してからは[[ハイランダー]]に寄せた構築にすることも難しくなくなり、[[DM-35]]期あたりの[[《天使と悪魔の墳墓》]]が大流行した頃は「究極の[[墳墓避け]]」としての[[ハイランダー]]である点が評価された。この頃に開催されたCSでは度々[[【マッドロマノフワンショット】]]・[[【ヘヴィ・デス・メタル】]]らを抑えて上位入賞しており、この時期のトップメタといって差し支えなかった。

ところが、手軽に[[フィニッシャー]]を用意できる[[【超次元コントロール】]]や、より決定力の高い[[【ターボゼニス】]]などに押されて、[[覚醒編]]の頃より[[メタゲーム]]での活躍は遠のいている。[[今引き]]でゲームが終わることが多くなったがゆえに、相対的に地位が低くなった。

[[革命編]]の[[高速化]]した環境ではハイランダーという制約もあって[[ボルメテウス]]の[[シールド焼却]]のみで安全に〆る余裕が無くなったため、シールド焼却は2枚で妥協して残りは通常ブレイクを行うケースがざらになってしまうという有様。
[[革命編]]でこのデッキタイプの構築済みデッキである[[DMD-24]]が発売され、[[《希望と勝利の伝説》]]などのサポートカードや新たな[[ボルメテウス]]である[[《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》]]が収録されており、この[[デッキタイプ]]を大幅に強化することとなったがそれでも環境についていけるほどではなかった。

[[新章デュエル・マスターズ]]では、[[《水上第九院 シャコガイル》]]が登場。相手に手札を与えずに勝利したければ、攻撃せずに安定して[[エクストラウィン]]を取れる《シャコガイル》を使ったデッキの方が安定するため、このデッキタイプはますます立場を失う。

[[双極篇]]終盤では、[[山札送り]]の[[シールド焼却]]能力を持った[[《Q.Q.QX.》>《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]に、[[《天上天下輪廻独尊》>《天地命動 バラギアラ/天上天下輪廻独尊》]]で[[ワールド・ブレイカー]]を[[付与]]して[[ダイレクトアタック]]を決めに行く[[【バラギアラループ】]]が登場し、シールド焼却をコンセプトにしたデッキとしての立場も失う。その流れで、カードパワーの低いオリジナル版の[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]は当然のこと、[[ツインパクト版>《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン/ボルメテウス・レジェンド・フレア》]]までをもカットした型も見られるようになった。

[[超天篇]]では[[GRクリーチャー]]を獲得。しかしそれはかつてこのデッキが[[サイキック・クリーチャー]]の登場により構築を事実上の[[【超次元ビートダウン】]]に歪められたのと同様に、GRクリーチャーに主軸を乗っ取られたことを意味する。

[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]の成立以降は、このデッキ自体シールド焼却を2枚で妥協する事が殆どであることを考えると、非常に緩い条件で2枚(以上)シールド焼却込みのワンショットができる上に4ターン目から5ターン目に安定して勝ちにいける[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]の劣化デッキとなった。
**その他 [#i926f851]

-[[神化編]]までは、純粋な[[呪文]]による[[【除去コントロール】]]を組もうとすると、意図せずともこの形になることが多かったため、その代表格として語られることも多い。

-[[超次元]][[呪文]]を入れるかは[[プレイヤー]]の判断によるところが大きい。[[サイキック・クリーチャー]]には[[スペック]]が優秀なものが多く、肝心の《ボルメテウス》の存在を喰いかねないためである。尤も、[[革命編]]以降は採用しでもしないととてもゲームにならないので、超次元呪文を忌避する傾向は薄れている。それでも、《ボルメテウス》でフィニッシュするというコンセプトを阻害しかねないパワーカードは忌避される傾向にあり、時代によって忌避されるカードは異なる。
--[[超次元呪文]]の登場以降、【ボルコン】は[[ファンデッキ]]として扱われており、[[コンセプト]]を食ってしまいかねない[[パワーカード]]がファンデッキにおいて忌避されるのは自然なことだと言える。

-このデッキタイプ限定の大会を開催して戦うというのはよくある楽しみ方の1つである。地方によってさまざまなローカルルールがあるが、[[自然]]抜きの4色、[[ハイランダー]]というのが大まかな共通ルール。

-長らく[[シールド焼却]]は安全に[[シールド]]を処理する手段であったが、[[《疾封怒闘 キューブリック》]]の登場でそれが覆された。うっかり《キューブリック》を[[墓地]]に送ってしまうと、どこからでも[[墓地]]に送られた時の[[能力]]が[[トリガー]]して、[[バウンス]]されてしまうこともある。
--《キューブリック》は2014年5月24日付けで[[殿堂入り]]となったが、用心するに越したことはないだろう。

-[[《真実の名 ボルメテウス・ゼロ・ドラゴン》]]や[[《神青輝 P・サファイア》]]の登場によって必ずしも[[火]]を入れて組む必要が無くなり、[[デッキビルディング]]の幅が広がった。

-最速4ターンの[[《ニコル・ボーラス》]]で手札を落としきり、[[《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》]]で盤面も[[シールド]]もズタズタにするという意味において、[[【5色ジャックポット・エントリー】]]は「[[革命ファイナル]]以後の【ボルメテウスコントロール】の完成形」と評せなくもない。[[フィニッシャー]]を[[《「祝」の頂 ウェディング》]]にするか[[ボルメテウス]]にするかで、袂を分かつこととなった5色デッキと緑抜き4色デッキだが、[[《龍秘陣 ジャックポット・エントリー》]]の「コスト8以下」という制約によって5色デッキの性質が[[ボルメテウス]]寄りになるというのは、興味深い結果である。

-更に[[DMEX-04]]で[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン/ボルメテウス・レジェンド・フレア》]]が登場。[[DMEX-03]]で[[《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》]]が再録されたこともあり、一部では2ブロック対応の構築を試みるプレイヤーもいた。

-[[デュエル・マスターズ プレイス]]においては[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]がユーザー全員に配布されるカードであり、なおかつクリーチャーが横並びしにくい仕様であることから、[[DMPP-01]]期環境トップメタとなっている。

**参考 [#x39d0526]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集/除去コントロール]]
-[[【白青黒赤ライブラリアウト】]]
-[[【除去コントロール】]]
-[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]
-[[《ボルメテウス・レッド・ドラグーン》]]
-[[《真実の名 ボルメテウス・ゼロ・ドラゴン》]]
-[[《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》]]
-[[DMD-24 「マスターズ・クロニクル・デッキ ボルメテウス・リターンズ」>DMD-24]]
-[[ボルメテウス]]

&tag(デッキ,除去コントロール);