#author("2023-12-26T19:40:14+09:00","","")
#author("2023-12-26T19:41:12+09:00","","")
*【ワルスラ】 [#cc72f63a]

[[DMR-21]]で登場した、「ワルスラ」と名の付くカード群、そして[[D2フィールド]]を用いた、[[コスト踏み倒し]]系デッキ。
[[DMR-21]]で初登場した、「ワルスラ」と名の付くカード群、そして[[D2フィールド]]を用いた、[[コスト踏み倒し]]系デッキ。

|ワルスラ・プリンスS VR 水文明 (6)|
|クリーチャー:マジック・コマンド/イニシャルズ 6000|
|W・ブレイカー|
|自分の他のクリーチャーを召喚した時、そのクリーチャーを破壊してもよい。そうしたら、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。それが、破壊したクリーチャーと同じ文明を持つクリーチャーなら、バトルゾーンに出す。そうでなければ、自分の手札に加える。|

|メタルワルスラS C 水文明 (3)|
|クリーチャー:リキッド・ピープル閃/イニシャルズ 3000|
|ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手のクリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)|
|このクリーチャーは攻撃することができない。|
|このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分の手札に戻す。|

|電脳決壊の魔女(カオス・ウィッチ) アリス R 水文明 (4)|
|クリーチャー:アウトレイジMAX 1000|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを3枚引いてもよい。そうした場合、自分の手札を2枚、山札の一番上または一番下、もしくはその両方に好きな順序で置く。|


「ワルスラ」カードには、以下の特徴がある。
-[[水]]文明である。
-[[D2フィールド]]とのシナジー。
-「ワルスラ」内だけでも完結する[[デザイナーズコンボ]]。
-[[【連ドラ】]]のような、[[山札]]の一番上からの[[コスト踏み倒し]]で大量展開の可能性がある。
-[[G・ゼロ]]持ちが複数いる。

これらの性質から、[[【バニラビート】]]のような大量展開と同時に、後述する[[D2フィールド]]との組み合わせにより、[[手札]]も充実する可能性がある。
展開速度はやや遅めだが、成功すれば、凶悪な[[クリーチャー]]を何体も横に並べることができる。

**「ワルスラ」カード [#o7d8da21]
|[[《ワルスラS》]]|[[D2フィールド]]を条件とする、[[G・ゼロ]]持ち小型獣|
|[[《メタルワルスラS》]]|[[モヤシ]]効果を持つ軽量[[ブロッカー]]|
|[[《ワルスラナイトS》]]|[[バトルゾーン]]に味方が3体いれば、攻撃時に[[アドバンテージ]]を得る|
|[[《ワルスラ・プリンスS》]]|[[召喚]]したての味方獣を[[破壊]]して、[[山札]]の一番上から[[コスト踏み倒し]]の可能性|
|[[《D2S 皇帝ワルスラ》]]|[[G・ゼロ]]持ちで、味方に耐性を最大2つ付与|
|[[《プラチナ・ワルスラS》]]|進化獣。攻撃時、カードを3枚引いて1枚を捨てることができる|
|[[《越獣縫合 ワルスラフォー》]]|[[《D2S 皇帝ワルスラ》]]の[[ディスペクター]]。[[cip]]と[[ターン]]の始めに[[カード]]を1枚[[ドロー]]する。|

ワルスラの基本的な動きは、
+[[G・ゼロ]]獣で、序盤に牽制
+[[《ワルスラ・プリンスS》]]召喚
+「[[コスト踏み倒し]]を狙うカードの[[文明]]」を持つ[[クリーチャー]]を[[召喚]]し、プリンスの効果でそれを[[破壊]]
+[[山札]]の一番上をめくり、[[破壊]]した[[クリーチャー]]と同じ[[文明]]なら、[[バトルゾーン]]に出せる。そうでなければ、手札に加える。

こう見ると一見、脆弱な[[コスト踏み倒し]]に見えるが、以降紹介する候補カードや、他カードの組み合わせ次第では、冒頭で述べた大量展開も夢ではない。

ここでは、ワルスラと同色の[[水]]のカードを候補に挙げていく。
ちなみに、プリンスは条件さえそろえば、どの[[文明]]の[[クリーチャー]]でも踏み倒せる。

**候補カード(D2フィールド) [#t9e1d199]
|[[《Dの悪意 ワルスラー研究所》]]|味方獣の登場に合わせて1[[ドロー]]、[[Dスイッチ]]で味方を増殖|
|[[《ユニバーサル・鮫・アンド・シー》]]|2マナで味方全体に「ブロックされない」を付与|

**候補カード(クリーチャー) [#u70ca359]
|[[《電脳決壊の魔女 アリス》]]|プリンスの踏み倒し成功率を大幅に上げる。|
|[[《精神を刻む者、ジェイス》]]|~|
|[[《盗掘人形モールス》]]※|プリンスとコンボで、デッキの[[闇]]獣をいくらでも踏み倒せる|
|[[《アクア忍者 ライヤ》]]|1コスでプリンスの生贄にできる。|
|[[《伝説の正体 ギュウジン丸》]]|味方7体以上の展開に成功すれば、[[水]]文明で最も凶悪な全体除去をたった1コストで放つフィニッシャー。このデッキとのシナジーは抜群。|
|[[《完全不明》]]|踏み倒せれば、範囲の広い、強力なロック性能を中盤から発揮|
|[[《ニコル・ボーラス》]]|[[cip]]で7枚[[ハンデス]]、[[アタックトリガー]]で[[《デーモン・ハンド》]]|
|[[《新星!ベルナーレ》]]|水の[[マナ武装]]3で、相手獣二体[[フリーズ]]|
|[[《大聖堂 ベルファーレ》]]|[[cip]]で、相手獣二体[[フリーズ]]|
|[[《サイバー・N・ワールド》]]|強力なリセット能力を持つ|
|水[[ドラグナー]]|[[ドラグハート]]を採用するなら|
|[[《理英雄 デカルトQ》]]|手薄な防御を補う。|
|[[《サイバー・W・スパイラル》]]|[[cip]]で、相手獣二体を山札送り|
|[[《サイバー・J・イレブン》]]|味方[[水]]獣が11体いれば[[エクストラウィン]]|
|[[《龍波動空母 エビデゴラス》]]/[[《最終龍理 Q.E.D.+》]]|[[ドラグハート]]。言わずと知れた優秀な[[置きドロー]]|
|[[《真理銃 エビデンス》]]/[[《龍素王 Q.E.D.》]]|[[G・ゼロ]]のおかげで[[龍解]]が容易。龍解後は、タダ[[召喚]]、詠唱が毎ターン1回行える。|

ワルスラに[[D2フィールド]]、そして各種[[水]]獣を加えると、こうなる。
+適当に手札を貯めながら5マナ目まで牽制する。
+5マナ、[[《Dの悪意 ワルスラー研究所》]]展開。
+6マナ、[[《ワルスラ・プリンスS》]]召喚。
++7マナ、[[《電脳決壊の魔女 アリス》]]を召喚し、まず研究所の効果で1[[ドロー]]、彼女の効果で3[[ドロー]]し[[デッキトップ]]2枚を操作、プリンスで彼女を破壊し、操作したデッキトップの[[水]]獣を出す。残りのマナで[[《メタルワルスラS》]]でも召喚し、もう一度踏み倒しを行う。最後に処理が残っている研究所の効果で任意1[[ドロー]]。
++もしくは、[[《ワルスラS》]]を[[G・ゼロ]]でタダ出しできれば、無料で[[コスト踏み倒し]]チャンスを得る。[[G・ゼロ]]は召喚扱いなので、[[《真理銃 エビデンス》]]の龍解条件を進められる。
++また、オーバーワーク気味だが、[[ドラグナー]]を挟んで[[《龍波動空母 エビデゴラス》]]を出し、先ほどの流れを次ターン行って[[龍解]]を狙う
+クリーチャーが7体以上そろったら、[[《伝説の正体 ギュウジン丸》]]でも出してフィニッシュ。

**長所 [#w1f7fa03]
非常に高い展開力を誇る。[[【バニラビート】]]と違って、強力クリーチャーが何体も横に並ぶ可能性があるため、非常に爽快そして強力。昨今の大型[[水]][[クリーチャー]]は[[呪文]]を操るものと、[[クリーチャー]]の数がキーになっているものの二種類が多い。この[[デッキ]]は、後者であり、しかも軽量[[クリーチャー]]もプリンスや[[D2フィールド]]のお陰でこの[[コンボ]]に参加できる余地を与えるので、基本的に手札で腐るカードがない。[[革命編]]に入り、[[《伝説の正体 ギュウジン丸》]]や[[《完全不明》]]といった重量級だが強力な除去やロックを単体で行えるクリーチャーも増えたので、[[水]]のカードのみでこういったカードを回せるのは大きい。

**弱点 [#c9a84f9f]
踏み倒しに必要な準備に時間がかかることがまず一点。非常にスペックの高い踏み倒しを行える代わりのデメリットと考えれば及第点かもしれないが、ロマン色の強いデッキと言われても言い訳ができないのが辛いところ。
また、[[【レッドゾーン】]]系統の強力な[[【速攻】]]に対して、立ち回りが不安定になりやすい。[[水]]文明には優秀な[[S・トリガー]][[呪文]]が多いが、プリンスで踏み倒し確率を上げたいと考えると、[[デッキ]]のカードほとんどが[[クリーチャー]]になってもおかしくない。そうなると、[[《アクア・サーファー》]]や[[《アクア潜入員 トリガロイド》]]といったトリガー獣を使う必要が出てくる。特に前者は、[[侵略]]の[[cip]]を再利用させてしまう利点を相手に与えてしまう。
たとえ、レッドゾーンたちの序盤の猛攻を凌ぎ、中盤に大量展開を成功したとしても、[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]に禁断解放されると、[[封印]]をつけられ大ピンチ、もしくは、[[封印]]をつけている最中に[[ライブラリアウト]]なんてことも起こりうる。

**その他 [#xa403969]
-[[革命ファイナル環境]]では安定した戦いが難しかったものの、[[コスト踏み倒し]]の質は最上級であった。

-「ワルスラ」カードはどれも「ドラゴンクエスト」の「スライム」たちを彷彿とさせる愛嬌あるデザインが特徴。マスコットのような可愛さとは裏腹に、えげつない[[コスト踏み倒し]]を行ってくる。

**参考 [#mb8636ca]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集/コスト踏み倒しコンボ]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[D2フィールド]]
-[[イニシャルズ]]
-[[意地悪 清盛]]