#author("2024-06-09T17:10:19+09:00","","")
#author("2024-06-09T17:13:24+09:00","","")
*【&ruby(しろたんそっこう){白単速攻};】 [#r81017df]

[[光]][[文明]]の[[カード]]のみで構成された[[速攻]][[デッキ]]。 

時代によって最適解は異なるが、コスト1で相手プレイヤーに攻撃可能な[[《予言者クルト》]]互換のクリーチャーが大量に存在するという部分が強みとなる。

**主要カード [#o55cb6b2]
以下は[[《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》]]採用型の構築論。

コスト3以下の光クリーチャーを主に組まれ、[[《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》]]で手札補充しつつ戦う。
[[《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》]]などの[[イニシエート]]で相手の呪文を封じられ、[[《純潔の翼 メダロス》]]といった[[ジャスティス・ウイング]]のおかげでアタッカーの場持ちが良いのが強み。
主要のデッキパーツは収録弾こそバラバラなものの、大半は[[レアリティ]]が低く[[再録]]された[[カード]]も多いため安価で組めるのも特徴。

|共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス VR 光文明 (7)|
|クリーチャー:エンジェル・コマンド・ドラゴン 7000|
|ブロッカー|
|シンパシー:光のコスト3以下のクリーチャー(このクリーチャーの召喚する時支払うコストは、バトルゾーンにある自分の光のコスト3以下のクリーチャー1体につき1少なくなる。ただし、コストは1より少なくならない)|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分の光のコスト3以下のクリーチャー1体につき、カードを1枚引いてもよい。|
|W・ブレイカー|

|瞬封の使徒サグラダ・ファミリア UC 光文明 (2)|
|クリーチャー:イニシエート/ハンター 1500|
|このクリーチャーがタップされている時、相手は呪文の「S・トリガー」能力を使えない。|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※殿堂入り''|

|純潔の翼 メダロス R 光文明 (2)|
|クリーチャー:ジャスティス・ウイング 2000|
|マナ武装 3:このクリーチャーが攻撃する時、自分のマナゾーンに光のカードが3枚以上あれば、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、タップしてもよい。|
|マナ武装 5:このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、そのパワーが0より大きく、自分のマナゾーンに光のカードが5枚以上あれば、このクリーチャーはバトルゾーンを離れるかわりにとどまる。|

|[[《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》]]|コスト3以下の光獣の数だけドロー|
|[[《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》]]※|[[S・トリガー]][[呪文]]を封殺|
|[[《奇石 タスリク》]]|呪文の[[コスト]]増加|
|[[《音奏 プーンギ》]]|~|
|[[《一撃奪取 アクロアイト》]]|展開補助|
|[[《Re:奪取 アクロアイト》]]|~|
|[[《一番隊 クリスタ》]]|展開補助[[メタリカ]]メインの場合|

[[《希望の親衛隊ラプソディ》]]→[[《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》]]→[[《剛厳の使徒シュライバー》]]→[[《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》]]とできれば理想的。[[呪文]]を用いる相手ならば[[《サイレンス トパーズ》]]を採用して、[[《希望の親衛隊ラプソディ》]]→[[《一撃奪取 アクロアイト》]]→[[《サイレンス トパーズ》]]を狙ってもよい。

**候補カード [#ld68649a]
***1コスト [#w27fc3b2]
|[[《予言者クルト GS》]]|[[G・ストライク]]が付いているので基本的に最優先で採用するアタッカー|
|[[《忍式の聖沌 y4kk0》]]|[[バニラ]]だが[[メカ]]の[[革命チェンジ]]を使える・匂わせることが可能なのが利点|
|[[《「超愛の衛生姫」》]]|このデッキでは意味のない可能性が高いが、それでもメリット能力持ち|
|[[《希望の親衛隊ラプソディ》]]|《y4kk0》に次ぐ種族的恩恵がありそうな[[バニラ]] [[《サイレンス トパーズ》]]の進化元として、もしくは[[《魅惑のロイヤル・エイリアン》]]デッキと誤認してもらえればラッキー|
|[[《予言者クルト》]]|最古参|
|[[《転々のサトリ ラシャ》]]|この[[オールタップ]]効果は利敵行為になりかねないが、1ターン目に召喚した場合は実質ノーデメリット [[《ウィリデ・ゴル・ゲルス》]]で相手ターンに射出などコンボ運用も視野に|

***2コスト [#j3fc6799]
|[[《黙示賢者ソルハバキ》]]|擬似1[[コスト]]、[[アクロアイト>《一撃奪取 アクロアイト》]]がいれば擬似0[[コスト]]にも|
|[[《幻盾の使徒ノートルダム》]]|2[[マナ]]で[[パワー]]3000の[[ブロッカー]][[イニシエート]]|
|[[《光陣の使徒ムルムル》]]|味方[[ブロッカー]]を強化|
|[[《純潔の翼 メダロス》]]|[[マナ武装]]で小型のリリィ|
|[[《制御の翼 オリオティス》]]|踏み倒し対策|
|[[《天翼 クリティブ-1》]]|~|
|[[《検問の守り 輝羅》]]|踏み倒し対策。[[G・ストライク]]|
|[[《聖鐘の翼 ティグヌス》]]|ハンデス対策|
|[[《時の玉 ミラク》]]|軽量[[エスケープ]][[ブロッカー]]|
|[[《ナゾの光・リリアング》]]|軽量[[エスケープ]]。[[キズナ]]で[[呪文]][[踏み倒し]]|
|[[《聖天使グライス・メジキューラ》]]|軽量[[進化]][[イニシエート]]。[[ビートダウン]]対策|
|[[《聖天使グネス・パルキューラ》]]|軽量[[ブロッカー進化]][[イニシエート]]|
|その他各種2マナ[[イニシエート]]|軽量[[イニシエート]]は充実してるため組み方に応じて変えるとよい|
|[[《ヘブンズ・サンダー》]]|自軍[[ブロッカー]]1体を[[W・ブレイカー]]に|
|[[《セイント・キャッスル》]]|ローズ・キャッスルやファンク対策|
***3コスト [#od869e1c]
|[[《剛厳の使徒シュライバー》]]|[[光]]以外の呪文の[[コスト]]増加する[[イニシエート]]|
|[[《剛力の使徒イグナッチオ》]]|[[イニシエート]]の数だけ[[パワー]]アップ|
|[[《雷光の使徒ミール》]]|相手を[[タップ]]する[[イニシエート]]|
|[[《緑知銀 フェイウォン》]]| 《トパーズ》への[[進化]]はできないが軽めの1[[ドロー]]と[[攻撃曲げ]]を持つ|
|[[《束縛の守護者ユッパール》]]|相手を[[フリーズ]]する|
|[[《巡霊者ミ・アモーレ》]]|[[ビートダウン]]対策|
|[[《堅牢の翼 アリシオン》]]|軽量[[エスケープ]][[ブロッカー]]|
|[[《光牙忍ライデン》]]|[[ニンジャ・ストライク]]cipで[[タップ]]|
|[[《増殖防御オンバル・チョコザイカー》]]|[[連鎖]]で2マナ以下の[[クリーチャー]]を展開|
|[[《奇石 イカガ》]]|[[cip]]で[[手札]]から2マナ以下の[[クリーチャー]]を展開|
|[[《燦燦-ザサン》]]|[[マジボンバー]]3を持つ[[イニシエート]]|
|[[《飛飛-ドロン》]]|[[マジボンバー]]3。自軍が出た時[[山札の上]]を操作|
|[[《巡霊者メスタポ》]]|[[サーチ]]及び[[コスト踏み倒し]]対策。[[モヤシ]]|
|[[《絶対の畏れ 防鎧》]]|[[踏み倒し]][[メタ]]兼[[ハンデス]][[メタ]]|
|[[《封鎖の誓い 玄渦》]]|[[墓地]]利用[[メタ]]|
|[[《緑知銀 グィムショウ》]]|[[墓地]]利用[[メタ]]。[[ライブラリアウト]]対策|
|[[《「正義星帝」》]]|[[進化]]クリーチャーの[[コスト軽減]]。[[シンカパワー]]で[[コスト]]4以下の[[呪文]]を封殺|
|[[《煌星龍 サッヴァーク》]]|[[G・ストライク]]で見せた時と[[シンカパワー]]で相手を[[タップ]]する|
|[[《魔軸の鎖 カメカメン》]]|[[アバレチェーン]]で[[呪文]]を[[踏み倒す>踏み倒し]]|
|[[《クイック・スパーク》]]|軽量獣をまとめてタップする[[S・トリガー]]|
|[[《超次元サプライズ・ホール》]]|[[光]]の[[S・トリガー]][[超次元]][[呪文]]|
|[[《ダイヤモンド・ソード》]]|自軍を[[ダイヤモンド状態]]にするエンドカード|
***その他 [#pe0f0279]
|[[《正義の煌き オーリリア》]]|[[ラビリンス]]で[[コスト]]5以下の[[呪文]]を封殺。[[攻撃曲げ]]|
|[[《サイレンス トパーズ》]]|[[コスト]]4以上の[[呪文]]を封殺。[[イニシエート]]から進化|
|[[《聖球 リブリバリア》]]|[[エスケープ]]で場持ちの良い進化獣|
|[[《三界 ナラカ・マークラ》]]|[[侵略]]を持ち攻撃終了時に[[シールド追加]]する進化獣|
|[[《記憶の紡ぎ 重音》]]|[[キズナプラス]]で[[コスト]]5以下の[[呪文]]を[[踏み倒す>踏み倒し]]|
|[[《「火球の祈り手」&「伝承の語り部」》]]|[[cip]]で[[コスト]]4以下の[[クリーチャー]]を展開。[[G・ストライク]]|
|[[《閃メク星戦 絶十》]]|味方の数だけ相手獣を[[タップ]]する[[S・トリガー獣]]|
|[[《パニッシュ・ホールド》]]|[[【グレンモルト】]]対策|
|[[《ジャスト・ラビリンス》]]|光では貴重な[[手札補充]][[呪文]]|
|[[《超次元シャイニー・ホール》]]|[[光]]の[[超次元]][[呪文]]|
|[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]※|自軍に[[ブロッカー]]を付与する[[S・トリガー]][[D2フィールド]]|
|[[《Dの光陣 ムルムル守神宮》]]|~|
**回し方 [#cd33f27b]

基本的には[[速攻]]らしく序盤から攻め込んでいけばよい。
白単の強みは相手の[[呪文]]を封じながら[[ビートダウン]]が行えることで、[[超次元]][[呪文]]などによる反撃はほとんど恐れずに攻めていける。[[【ヘブンズ・ゲート】]]等強力な[[呪文]][[S・トリガー]]が多い相手ならば、基本的に[[《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》]]から攻撃することになる。そうでなければ、[[S・トリガー獣]]はどの道防げないので積極的に攻撃しよう。
[[ブロッカー]]は[[《束縛の守護者ユッパール》]]や[[《光牙忍ライデン》]]、[[《クイック・スパーク》]]など様々な手段で封じることができる。また[[光]][[文明]]なので当然優秀な[[ブロッカー]]を扱うこともでき、他の[[速攻]]に対して有利なのも特徴。

弱点は、強みが[[呪文メタ]]であるがゆえに、[[クリーチャー]]中心の[[デッキ]]に対しては主要カードがあまり効力を発揮しないこと。[[【マーシャルビートダウン】]]や[[【トリガービート】]]等、[[S・トリガー獣]]が豊富なデッキが相手だとどうしようもない。その場合は何とか速さで押し切るしかない。
また、[[《サイレンス トパーズ》]]の効果は本人のターンにしか及ばないため、自分が攻撃する際の[[S・トリガー]]呪文はトパーズだけでは防げない。[[システムクリーチャー]]が多い都合上、万が一[[《めった切り・スクラッパー》]]など踏んでしまうと、他の[[速攻]]以上に立て直しがつらい。パワーラインが低いため、[[《火焔タイガーグレンオー》]]を踏むとかなり致命的。
また、基本的に[[タップ]]か[[フリーズ]]でしか相手[[クリーチャー]]に関与できないのも厳しい。上述のパワーラインの低さも[[タップ&デストロイ]]を難しくしている。相手の数が少なければそのまま押しきれることも少なくないが、[[《剛厳の使徒シュライバー》]]や[[《サイレンス トパーズ》]]が間に合わず、そのまま[[超次元]][[呪文]]で[[除去]]られながら[[サイキック・クリーチャー]]を展開され続けると辛い展開となる。

総じて、[[環境]]に左右されやすい[[デッキタイプ]]である。[[呪文]]中心の[[環境]]であれば猛威を振るうだろう。

**環境において [#a0f6acd8]
それまで[[光]][[文明]]には軽量[[クリーチャー]]こそ多かったものの、[[光]]で[[速攻]]を組むなら[[他の色を加えた方がよく>白赤]]、白単色で[[速攻]]を組む意義はほとんどなかった。
しかし[[《サイレンス トパーズ》]]を筆頭に、同じく[[DMR-09]]で登場した[[《剛厳の使徒シュライバー》]]や、[[DMR-07]]の[[《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》]]を使うことで、相手の[[呪文]]をほとんど封殺しながら殴れるようになり、白単も一つの強力な[[デッキタイプ]]となった。

[[王来MAX環境]]に入るとデッキパワー的に流石に厳しいと思われたが、1コストクリーチャーやシステムクリーチャーの充実により、久々の入賞が[[オリジナル]]で報告された。以降も散発的に入賞しており、[[ゴッド・オブ・アビス環境]]にはいると[[アドバンス]]で[[《三界 リンネル》]]を使って[[《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》]]に侵略する型、[[《タイム3 シドXII》]]で[[殴り返し]]に[[耐性]]を持たせる型が開拓された。

『[[DMGP2024-1st>公認グランプリ]]』Day2の3人1チーム戦(オリジナル)では、本戦進出の64チーム192人中2人が使用し、古豪[[デッキ]]の意地を見せたと言える。

グランプリ後のオリジナルでは、上質な1コストウィニーと2コストを中心としたメタカード、[[《翼速 ザ・ウイング》]]のようなリソース系や[[《ウィリデ・ゴル・ゲルス》]]のような展開系を軸とした[[【白単ウイング】]]が流行。
**その他 [#u3c162a5]
-このデッキの亜種としては、[[《セブ・コアクマン》]]などの[[水]]を[[タッチ]]して[[手札補充]]に特化したタイプや、[[コントロール]]色を強めた[[【ジェスターソード】]]寄りのタイプなど、様々なバリエーションがある。

-[[DMデッキ開発部]]SAGEのVol.09にてこの[[デッキ]]が紹介された。

**参考 [#t0840d84]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集/速攻]]
-[[デッキ集/種族デッキ]]
-[[【イニシエート】]]
-[[【白単ウイング】]]
-[[単色速攻]]

&tag(デッキ集,速攻デッキ,種族デッキ);