#author("2024-09-11T17:39:53+09:00","","")
#author("2024-09-16T04:24:18+09:00","","")
*【白黒赤ファイアー・バード】 [#pb399236]
[[ファイアー・バード]]指定のコスト踏み倒しや[[軽量級]]ファイアー・バードでの妨害を活かした[[【連鳥】]]。

|ハッター・ルピア VR 火文明 (3)|
|クリーチャー:アーマード・ファイアー・バード/超化獣 3000|
|相手のマナゾーンのカードの枚数よりコストが大きい相手のクリーチャーが出た時、そのクリーチャーを破壊する。|
|''ハイパー化'':自分の他のクリーチャーを1体タップする。(自分のメインステップ中に、ハイパーモードを解放できる。ハイパーモードは次の自分のターンのはじめまで続く)|
|BGCOLOR(#cde):|c
|''ハイパーモード'' 5000|
|''スピードアタッカー''|
|このクリーチャーが攻撃する時、ファイアー・バード・メクレイド5する。|

|雷炎翔鎧バルピアレスク SR 火文明 (5)|
|クリーチャー:アーマード・ファイアー・バード/アーマード・ワイバーン 5000|
|''スピードアタッカー''|
|このクリーチャーは、バトル中破壊されない。|
|このクリーチャーが攻撃する時、ファイアー・バードを1枚、自分の手札から出してもよい。|
|このクリーチャーの攻撃の終わりに、自分のファイアー・バードを5つ破壊してもよい。そうしたら、このターンの後に自分のターンを追加する。|

|アリス・ルピア SR 火文明 (8)|
|クリーチャー:アーマード・ファイアー・バード 8000|
|''G・ストライク''|
|''W・ブレイカー''|
|このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から、名前が《アリス・ルピア》ではないファイアー・バード・クリーチャーを好きな数出し、残りを墓地に置く。それらのクリーチャーに「スピードアタッカー」を与え、このターンの終わりに破壊する。|

**半固定採用カード [#j5a7e1c7]
2024年7月時点の[[オリジナル]]では、[[《ルピア&ガ:ナテハ》]]と[[《ヤット・パウル》]]を合計5枚、残り[[4枚積み]]×8=32枚で合計37枚が一般のテンプレ枠として扱われている。
しかも自由枠に+1枚[[《ヤット・パウル》]]したレシピも人気で、最高で38枚が一般の固定枠として勘定される。

||>|>|BGCOLOR(white):||c
|[[《マジシャン・ルピア》]]|||BGCOLOR(#fcc):赤|ほぼフル[[ファイアー・バード]]デッキなため、実質常時[[《バッドドッグ・プレス》]]内蔵として使える初動|
|[[《ハッター・ルピア》]]|||BGCOLOR(#fcc):赤|各種[[コスト]]2の初動[[クリーチャー]]で[[ハイパー化]]して、最速3ターン目に盤面展開できる。出ることは許すターン指定の無い[[コスト踏み倒しメタ]]も持ち、[[《光開の精霊サイフォゲート》]]程度のカウンターなら殲滅できる|
|[[《雷炎翔鎧バルピアレスク》]]|||BGCOLOR(#fcc):赤|[[《ハッター・ルピア》]]で早期に呼び出したい[[フィニッシャー]]の1体。[[アタックトリガー]]で[[ファイアー・バード]]1体を無制限に[[コスト踏み倒し]]。&br;[[攻撃の終わり]]に[[ファイアー・バード]]5体を[[破壊]]して[[追加ターン]]を獲得。[[バトル]]中は破壊耐性付きで[[スピードアタッカー]]も持つ|
|[[《アリス・ルピア》]]|||BGCOLOR(#fcc):赤|[[《雷炎翔鎧バルピアレスク》]]か[[《龍后凰翔クイーン・ルピア》]]で呼び出す[[フィニッシャー]]の1体。[[《アリスの突撃インタビュー》]]の[[ディスカード]]素材にも。[[G・ストライク]]持ち|
|[[《ポッピ・冠・ラッキー》]]|BGCOLOR(#ffc):白|||種族の合う、[[エスケープ]]&[[スーサイド]]コンボでの手札補充要員兼、手札と山札以外からのカード使用メタ。相手の[[リアニメイト]]や[[墓地]][[詠唱]]、[[フレンド・バースト]]などを封じる|
|[[《ルピア&ガ:ナテハ》]]||BGCOLOR(#ccc):黒||[[コスト]]2で[[シールド]]を犠牲にする[[置きドロー]] 一応[[墓地肥やし]]で[[《アリスの突撃インタビュー》]]の[[リアニメイト]]先確保|
|[[《ヤット・パウル》]]||BGCOLOR(#ccc):黒||基本的には[[《ルピア&ガ:ナテハ》]]と併用する5枚目以降であり黒単色の枚数調整用。しかし[[ターン終了ステップ]]を待たずして手札補充が出来る即効性が活かされ、採用枚数の逆転も稀に見られる((超CSⅦ in横浜3位))&br;種族に[[アーマード]]を持たないため[[《アシステスト・インコッピ》]]で軽減不可、[[キャントリップ]]達成条件対象外|
|>|>|>|>|BGCOLOR(white):|
|[[《アリスの突撃インタビュー》]]|BGCOLOR(#ffc):白|BGCOLOR(#ccc):黒|BGCOLOR(#fcc):赤|[[マナ基盤]]、[[メタ]][[クリーチャー]][[除去]]、[[リアニメイト]]を経由した展開札、[[S・トリガー]]|
|[[《龍后凰翔クイーン・ルピア》]]|BGCOLOR(#ffc):白|BGCOLOR(#ccc):黒|BGCOLOR(#fcc):赤|[[《アリス・ルピア》]]などを狙う[[メクレイド]]8 疑似[[セイバー]]を活かした押し込み・耐久などが武器|
|[[《ハンプティ・ルピア》]]|BGCOLOR(#ffc):白|BGCOLOR(#ccc):黒|BGCOLOR(#fcc):赤|[[マナ基盤]]、[[G・ストライク]]、1ターンお茶を濁したり[[情報アドバンテージ]]を得たりする[[ピーピングハンデス]]、[[ハンデス]]した[[カード]]の[[コスト]]を参照して盤面[[除去]]も|

**候補カード [#vf05e9e6]
半固定枠で既に10~12枚[[多色]]がデッキに入っており、採用候補に挙がる闇単色カードも何かしら欠点を抱えるカードが多いため[[色配分>色事故]]に気を遣うデッキである。また、自由枠も少ない(37枚が固定枠と考えれば、残り自由枠は3枚)につき吟味が必須。

|>|>|>|>|BGCOLOR(silver):CENTER:''単色ファイアー・バード''|
||>|>|BGCOLOR(white):||c
|[[《アニー・ルピア》]]|||BGCOLOR(#fcc):赤|火の[[シビルカウント]]3で自身以外の味方を全員[[スピードアタッカー]]にする。&br;[[ドラゴンの花嫁]]を持つ[[《龍后凰翔クイーン・ルピア》]]を最初の攻撃で[[アンタップ]]させて、[[メクレイド]]のおかわりも可能。&br;[[《ヤット・パウル》]]と同じく非[[アーマード]]の[[コスト]]2なので注意|
|[[《コッコ・武・ルピア》]]|||BGCOLOR(#fcc):赤|[[墓地利用メタ]]としては[[《ポッピ・冠・ラッキー》]]と役割が被るため、[[墓地リセット]]で[[《氷柱と炎弧の決断》]]の[[S・トリガー]]消しや、自分の[[山札回復]]、[[コスト火力]]効果が狙い|
|[[《レーホウ・衛・デカッチ/「暴竜爵様のお出ましだッチ!」》]]|||BGCOLOR(#fcc):赤|[[pig]]で味方[[ドラゴン]]を全て[[アンタップ]]する[[ガードマン]]/初動[[サーチ]]兼トップ操作|
|[[《ボルシャック・モルナルク》]]|||BGCOLOR(#fcc):赤|[[cip]]での[[ファイアー・バード]]の[[墓地回収]]&br;名称指定でない[[ターン1]]で[[アーマード・ドラゴン]]の[[破壊]]を手札から[[ファイアー・バード]]の[[踏み倒し]]に[[置換>置換効果]]する&br;[[エクストラターン]]取得の[[ループ]]要員にも|
|[[《カモン・ピッピー》]]|||BGCOLOR(#fcc):赤|<[[アドバンス]]> コスト6以下の火のサイキックを出す バルピアレスクのカウント稼ぎにも使える|
|[[《モッチ・網・パラッチ/「これが最後の輝きだッピ!」》]]|BGCOLOR(#ffc):白|||[[コスト]]2の素出し[[クリーチャー]]としては優秀な足止め手段で、[[呪文]]側もそれなりの防御性能。&br;しかし、守りで使うと[[メガ・ラスト・バースト]]の発動タイミングが相手の[[除去]]依存になるため、採用するなら[[《雷炎翔鎧バルピアレスク》]]か[[《龍后凰翔クイーン・ルピア》]]の[[破壊]]に巻き込むなどして能動的に[[タップキル]]を狙いたい|
|[[《アシステスト・インコッピ》]]|BGCOLOR(#ffc):白|||条件付き[[キャントリップ]]と[[アーマード]]指定の[[コスト軽減]]および[[ウルトラ・セイバー]]。[[ウルトラ・セイバー]]が[[《雷炎翔鎧バルピアレスク》]]の[[スーサイド]]の[[ディスアドバンテージ]]低減に重宝する|
|[[《ピース・盾・ルピア》]]|BGCOLOR(#ffc):白|||[[リソース]]付き[[ブロッカー]][[S・トリガー獣]]。[[プラス>S・トリガー・プラス]][[能力]]で相手[[オールタップ]]|
|>|>|>|>|BGCOLOR(white):|
|>|>|>|>|BGCOLOR(silver):CENTER:''多色ファイアー・バード''|
|[[《ルピア炎鬼》]]||BGCOLOR(#ccc):黒|BGCOLOR(#fcc):赤|すべての[[ターン]]中、お互いに[[召喚]]扱いではない[[クリーチャー]][[コスト踏み倒し]]へ[[着地置換効果]]。[[メクレイド]]は召喚扱いなのでスルー|
|[[《凰翔竜機マーチ・ルピア》]]||BGCOLOR(#ccc):黒|BGCOLOR(#fcc):赤|[[《雷炎翔鎧バルピアレスク》]]の[[ディスアドバンテージ]]をかなり軽減できる上に[[小型>ウィニー]][[ファイアー・バード]]の[[出た時効果>cip]]を使いまわせるがやや[[オーバーキル]]気味|
|[[《凰翔竜機ワルキューレ・ルピア》]]|BGCOLOR(#ffc):白||BGCOLOR(#fcc):赤|場の[[ファイアー・バード]]に[[スピードアタッカー]]を与えて[[打点]]に変換|
|>|>|>|>|BGCOLOR(white):|
|>|>|>|>|BGCOLOR(silver):CENTER:''ファイアー・バードを持たないパワーカード''|
|[[《鎧機天 シロフェシー》]]|BGCOLOR(#ffc):白|||[[フィニッシャー]]候補の1体。コスト3以上の[[アーマード]]から[[革命チェンジ]]できる。[[【白青赤ゴスペル】]]のような中型以下の[[呪文]]多用デッキに刺さるが、[[種族]]の濁りになるため採用実績はまちまち|
|[[《DARK MATERIAL COMPLEX》]]||BGCOLOR(#ccc):黒||黒単色マナとしての採用候補、かつバトルゾーンに出せば[[自壊]][[ソリティア]]や時間経過で起爆する[[パワーカード]]|
|[[《瞬閃と疾駆と双撃の決断》]]※|||BGCOLOR(#fcc):赤|2ターン目をパスしたとしても3ターン目に[[《ハッター・ルピア》]]を含む2体[[踏み倒し]]で始動したり、マナの色を無視して[[《ハンプティ・ルピア》]]を出せるなど。&br;[[手札]]消費が激しいこと、[[無種族]][[カード]]ということ、デッキに既に十分入っている赤[[単色]]枠ということで、実用性に反し採用実績は少ない。|
|[[《瞬閃と疾駆と双撃の決断》]]※|||BGCOLOR(#fcc):赤|2ターン目をパスしたとしても3ターン目に[[《ハッター・ルピア》]]を含む2体[[踏み倒し]]で始動したり、マナの色を無視して[[《ハンプティ・ルピア》]]を出せるなど|

|>|>|BGCOLOR(silver):CENTER:''[[白黒赤]]以外の色持ち多色''|
|[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]※|BGCOLOR(#ffccff):光/水|欲張りだが[[《龍后凰翔クイーン・ルピア》]]から叩きつけて安全に勝利を狙う|
|[[《百族の長 プチョヘンザ》]]|BGCOLOR(#ffccff):光/自然|同じく[[《龍后凰翔クイーン・ルピア》]]から[[革命チェンジ]]。デッキに不足している全体除去|
|[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]※|BGCOLOR(#ffccff):火/自然|同じく[[《龍后凰翔クイーン・ルピア》]]から[[革命チェンジ]]。[[《アリスの突撃インタビュー》]]は非クリーチャー多色なので、デッキ全体で[[踏み倒し]]先が非常に少なく8枚程度。&br;基本的には[[革命チェンジ]]で入れ替わった[[《龍后凰翔クイーン・ルピア》]]を出し直すのだが、打点の伸びが微妙なため採用実績は少ない。|

//**アドバンス [#ba95951f]
//|[[《サイチェン・ピッピー》]]|捨てられた時《ガイアール・カイザー》を超次元ゾーンから出す|
//|[[《スーパー・サイチェン・ピッピー》]]|~|
//|[[《ガイアール・カイザー》]]|スピードアタッカーとW・ブレイカーを持つ|
//|[[《カモン・ピッピー》]]|コスト6以下の火のサイキックを出す バルピアレスクのカウント稼ぎにも使える |

**このデッキの回し方 [#q3d68cc1]
一例としては以下の通りである。

2ターン目から[[《ルピア&ガ:ナテハ》]]や[[《ヤット・パウル》]]、[[《マジシャン・ルピア》]]を召喚し、まずは手札を整える。次に3ターン目は[[《ハンプティ・ルピア》]]や[[《ハッター・ルピア》]]などの妨害手段を立てる。

4ターン目に[[《アリスの突撃インタビュー》]]で除去を放ちつつ[[《雷炎翔鎧バルピアレスク》]]を呼び出し、[[《アリス・ルピア》]]から大量展開と[[《雷炎翔鎧バルピアレスク》]]での追加ターンを活かして一気に総攻撃。[[ワンショット]]に失敗しても[[《アリス・ルピア》]]での[[自壊]]や[[《雷炎翔鎧バルピアレスク》]]の[[コスト]]としての[[破壊]]によって増えた墓地を2枚目以降の[[《アリスの突撃インタビュー》]]でのリアニメイトに活かすと良い。

運が良ければ3ターン目に一気に[[《ハッター・ルピア》]]のメクレイドを活かしてそのまま[[《雷炎翔鎧バルピアレスク》]]の追加ターンに繫げ、そうして相手にターンを渡さないまま蹂躙できる。

もしフィニッシュが心配で[[《雷炎翔鎧バルピアレスク》]]での追加ターンだけでは足りないと感じた場合、好みに合わせて[[《ルピア炎鬼》]]や[[《鎧機天 シロフェシー》]]を採用すると良い。

ただし、[[《ルピア炎鬼》]]は味方の[[《アリス・ルピア》]]の[[cip]]、[[《雷炎翔鎧バルピアレスク》]]の[[アタックトリガー]]、[[《アリスの突撃インタビュー》]]の[[リアニメイト]]など、部分的に[[アンチシナジー>シナジー]]を抱える点があることには注意。それだけではなく[[多色]][[カード]]というのも採用しにくい原因となっている。
余談だが、[[《ボルシャック・モルナルク》]]の[[ターン1]]の[[破壊置換効果]]による踏み倒しは、[[置換効果]]は連鎖しない原則により[[《ルピア炎鬼》]]がいても[[手札]]からの[[踏み倒し]]が成功する。

[[《鎧機天 シロフェシー》]]についても、[[《アリス・ルピア》]]の爆発力が減少したり、[[《雷炎翔鎧バルピアレスク》]]や[[《龍后凰翔クイーン・ルピア》]]の[[破壊]]対象にカウント出来なかったり、[[ファイアー・バード]]の[[種族]]サポートを受けれないのは想像以上に動きに影響を及ぼす点に留意する事。

***無限[[追加ターン]][[ループ]] [#c3a97476]
[[《DARK MATERIAL COMPLEX》]]など、相手の[[タップ]]している[[パワー]]5001以上の[[クリーチャー]]がいれば[[《雷炎翔鎧バルピアレスク》]]で無限に[[追加ターン]]を得る[[ループ]]が可能。

[[バトルゾーン]]に自分の《バルピアレスク》[[《龍后凰翔クイーン・ルピア》]][[《ボルシャック・モルナルク》]][[《凰翔竜機マーチ・ルピア》]]、[[手札]]に《ボルシャック・モルナルク》と適当なコスト4以下の[[ファイアー・バード]]1枚(ここでは[[《ハンプティ・ルピア》]]とする)がある状態でループ開始。

+《バルピアレスク》の攻撃時に手札から《ハンプティ》を踏み倒す。[[破壊されない]]能力で[[攻撃の終わり]]の処理に入る
+《バルビアレスク》《ハンプティ》《クイーン》《モルナルク》《マーチ》を破壊
+《クイーン》はかわりに《ハンプティ》を破壊して[[とどまる]]
+《モルナルク》効果を使い、《マーチ》は手札から《モルナルク》を出してとどまる
+《モルナルク》が破壊されたので《マーチ》効果で《バルピアレスク》を[[リアニメイト]]
+《モルナルク》の[[cip]]で《モルナルク》と《ハンプティ》を手札に戻す
+1に戻る

**長所 [#yd4a1041]
[[《雷炎翔鎧バルピアレスク》]]の[[追加ターン]]を狙う上で課題であった[[ファイアー・バード]]の頭数確保との両立が遂に解決された。
[[《龍后凰翔クイーン・ルピア》]]や[[《ハッター・ルピア》]]の[[メクレイド]]、[[《アリス・ルピア》]]の[[cip]]等で一気に展開しつつ、それを利用して《バルピアレスク》による追加ターンを取得する動きが非常に強力。特に[[《アリス・ルピア》]]は《バルピアレスク》の[[アタックトリガー]]で手札から踏み倒せる上に、フルヒットすれば《バルピアレスク》1体の状態から追加ターン取得に必要な[[ファイアー・バード]]が一度に揃ってしまう。全体的に低コストのカードが多く、コンボ自体も早い段階から狙って行ける。

メタカードも強力であり、手札と山札以外からカードの使用を禁ずる[[《ポッピ・冠・ラッキー》]]の他、展開の要となる[[《ハッター・ルピア》]]も相手のマナゾーンの枚数を参照するコスト踏み倒しメタを兼ね備える。前者は[[エスケープ]]による除去耐性持ち且つその2ヶ所以外のゾーンであれば[[フレンド・バースト]]や[[メガ・ラスト・バースト]]等も封殺でき、後者はターンを問わず発動するので[[メクレイド]]狙いで攻撃して[[S・トリガー]]クリーチャーを踏んでも被害を最小限に抑えられる。

僅か3コストで[[ピーピングハンデス]]を放つ[[《ハンプティ・ルピア》]]も完備しており、ハンデスで妨害して時間を稼ぐ動きまで可能。さらにその効果で落としたカードと同じコストのクリーチャーを破壊可能であり、軽量メタクリーチャーで対処しようとする相手にも対処できる。

防御面も手堅い。[[《アリス・ルピア》]]と[[《ハンプティ・ルピア》]]がそれぞれ[[G・ストライク]]を持つ上、[[S・トリガー]]持ちで1枚ディスカードし、そのコスト以下となる様相手クリーチャーを2体破壊できる[[《アリスの突撃インタビュー》]]が特筆して強力。最大コストは[[《アリス・ルピア》]]や[[《ボルシャック・モルナルク》]]の8である上、捨てたカードが[[ファイアー・バード]]であればコスト5以下の蘇生まで可能。コストも4と手撃ちしやすい上に[[ファイアー・バード]]種族持ちで[[メクレイド]]でも使用可、尚且つ多色呪文であるため[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]に妨害される事も無い。

[[《龍后凰翔クイーン・ルピア》]]は自分自身を破壊しても[[メクレイド]]が使用可能であるため、攻撃をキャンセルしつつ展開のみを行う動きもできる。この効果で破壊してしまっても[[《ボルシャック・モルナルク》]]で回収したり、[[《アリスの突撃インタビュー》]]や[[《凰翔竜機マーチ・ルピア》]]で再び蘇生するので積極的に狙っても問題ない。

[[《ハンプティ・ルピア》]]のハンデスに加えて[[《ポッピ・冠・ラッキー》]]と[[《ハッター・ルピア》]]による着地妨害、[[《コッコ・武・ルピア》]]による[[墓地リセット]]も有るため、[[【青赤マジック】]]や[[【黒単ハイパーアビス】>【黒単アビスロイヤル】]]、[[【黒緑アビス】]]等このデッキの成立以前に環境トップを走っていたデッキに対して見た目以上に強く出られる。

**短所 [#k8d8a2d4]
[[大量展開メタ]]が非常に苦手。特に[[《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》]]が最も危険な部類であり、次のターンの着地可能数を1体のみに制限されるのは勿論の事、自前でコスト軽減を持ちながら[[《ハッター・ルピア》]]を[[EXライフ]]によって貫通して来る上にそちらの[[cip]]で破壊されてしまう。さらに[[EXライフ]]が即座に剥がれてしまう事で[[革命チェンジ]]元として使われる危険も生じ、[[《百族の長 プチョヘンザ》]]や[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]等を投げられたら目も当てられない。
[[エレメント]]を除去できるカードが存在しないため[[《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》]]も同様に厳しい。

[[《ハッター・ルピア》]]の[[メクレイド]]効果を使うには[[ハイパー化]]が必要不可欠であるため、2ターン目に出したハイパー元を軽量除去で潰されるだけでも3ターン目の動きがかなり弱くなりがち。
成立当初は[[《瞬閃と疾駆と双撃の決断》]]で両方共踏み倒すという手法で解決する動きも見られたが、その[[殿堂入り]]を待たずして構築の洗練で不採用がテンプレとなっていったので根本的に相性は微妙。

[[《アリス・ルピア》]]の[[cip]]で出したクリーチャーはそのターンの終了時に全滅する。《クイーン・ルピア》や《モルナルク》等の[[除去耐性]]持ちは問題無いがそれ以外は基本的に破壊は避けられない。
また[[《アリス・ルピア》]]は自分自身が踏み倒し対象外であり、思わぬタイミングで《バルピアレスク》の効果コストが不足するといった事態も起こりかねないので注意。

//破壊は避けられない。[[スピードアタッカー]]付与効果を生かしたい所だが、《バルピアレスク》の効果コストとして使う場合はそれも無駄となる。
//↑1ターン限定SAのやつらが攻撃を終えてから《バルピア》で攻撃して砕けば活用できる

フィニッシュ補助となるロック効果を持つカードは自分も巻き添えとなる[[《ルピア炎鬼》]]と、非[[ファイアー・バード]]でありコスト6以上の呪文には無力な[[《鎧機天 シロフェシー》]]程度しか無い。特に[[《ルピア炎鬼》]]は[[《アリスの突撃インタビュー》]]の他に、最も阻害してはいけない《バルピアレスク》の[[アタックトリガー]]と[[《アリス・ルピア》]]の[[cip]]による踏み倒しも対象となってしまうため、考え無しに採用できる代物ではない。

[[《テック団の波壊Go!》]]もかなり危険。《シロフェシー》でも止められない上に《バルピアレスク》の追加ターン獲得は[[攻撃の終わり]]であるため、追加ターン取得前にコスト5以下全[[バウンス]]効果で《バルピアレスク》諸共一掃されてしまう。打点の少ないクリーチャーが多いので踏むリスクは最小限であるが、[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]等を介して撃たれると流石にどうしようも無い。

同じくコストの軽さが災いして[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]は天敵。[[コスト]]上は影響を受けない[[《アリス・ルピア》]]や[[《ボルシャック・モルナルク》]]も、[[踏み倒す>踏み倒し]]ための[[カード]]が全て機能不全になるため、事実上デッキ全体が機能停止する。[[誘発型能力]]の[[破壊]]より[[常在型能力]]の[[無視]]が優先されるため、出てくる[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]には[[《ハッター・ルピア》]]も通用しない。
[[【白緑巨大天門】]]を始めとした[[【ヘブンズ・ゲート】]]デッキ相手には、[[《光開の精霊サイフォゲート》]]や[[《闘門の精霊ウェルキウス》]]の[[ブロッカー]][[踏み倒し]]連鎖を[[《ハッター・ルピア》]]で咎める事が出来るため基本的には有利対面だが、[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]が出た瞬間に全てが覆って崩壊する程。
手札の[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]を直接、または[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]射出機の[[《闘門の精霊ウェルキウス》]]を、[[《ハンプティ・ルピア》]]による[[ピーピングハンデス]]で常に刈り取ってから詰めるプレイングが必須となる。
もしくは、前述の通り自分も巻き添えになる事を承知の上で、[[踏み倒し]]自体を封じる[[《ルピア炎鬼》]]を[[【ヘブンズ・ゲート】]]対策として採用する選択肢もあるが、やはりデメリットも大きいので一長一短である。
また同じく[[【ヘブンズ・ゲート】]]対面で[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]と同等に注意しなければならない存在が[[《冥界を統べる新月のハーデス》]]。[[常在型能力]]で自軍全員に[[エスケープ]]を付与するため[[《ハッター・ルピア》]]のメタ効果を耐えられる上、同時に発動する[[オシオキムーン]]で逆に破壊されてしまう。特に《ゲンムエンペラー》よりも質が悪い部分は、このクリーチャーを出すため先に踏み倒した[[《闘門の精霊ウェルキウス》]]や[[《光開の精霊サイフォゲート》]]等もシールドの枚数が許す限り[[エスケープ]]で残されてしまい、その分こちら側が受ける被害も増加していく点である。

[[【黒緑アビス】]]は基本有利対面だが、[[《深淵の瘴炉 インシネ=ロウ》]]が採用されている場合は要注意。このデッキ自体もハンデスの刺さりが強い上に[[《ポッピ・冠・ラッキー》]]を[[エスケープ]]での生存が不可能な[[-3000>パワー低下]]で除去して来る。しかもこのマイナス効果はこちらがハンデスを食らったりディスカードを行う度に発動するため、[[《マジシャン・ルピア》]]や[[《アリスの突撃インタビュー》]]の使用に危険が生じる。
また[[メクレイド]]自体はマナが溜まると止められず、[[コマンド]]が入らないため[[《秩序の意志》]]も怖い所。

[[多色]][[カード]]が多く入るため[[色事故]]のリスクも大きく、尚且つそのほとんどが[[白]]・[[黒]]・[[赤]]の3色全てを同時に要求する。この中でも特に[[闇文明]]がかなり不足しやすいため、[[マナチャージ]]は注意しながら行う必要がある。

[[《マジシャン・ルピア》]]と[[《ルピア&ガ:ナテハ》]]/[[《ヤット・パウル》]]はどちらも2ターン目に[[ハイパー化]]用に出しておきたいクリーチャーだが、同時に手札にある場合は色を揃える意味で黒のカードを優先的にチャージしたほうが後々の立ち回りが楽になりやすい。

自ら[[シールド]]を削る動きを盛んに行うデッキなので、油断すると平凡な速度の[[ビートダウン]]や[[ワンショット]]に[[リーサル]]を不意に組まれて不覚を取りかねないことも。特に[[【青黒緑DOOM・ドラゲリオン】>【超神星DOOM・ドラゲリオン】#gf022089]]のように[[軽量級]][[クリーチャー]]側の付いたツインパクトがそれなりに多い[[ワンショット]]の場合、直感的でない角度から一気に打点を並べられてゲームセットということもあり得る。

**環境において [#h0fd5f4c]
[[DM24-EX1]]発売日から各地で入賞が続出。7月3週のオリジナルのチャンピオンシップ上位入賞実績の集計では、デッキ成立から2日にして1位を記録。

[[DM24-EX1]]発売から1週間もしない内にベスト4にこのデッキが3人進出するチャンピオンシップが続々報告され、中には64人参加のオリジナルのチャンピオンシップでベスト4を独占した事例もあった。

デッキ成立から1週間程度が経過すると、[[自壊]]ギミックとの組み合わせや[[殴り返し]]に対するケアとして[[《DARK MATERIAL COMPLEX》]]を2枚程度採用する型が見られるように。窮乏しやすい闇単色マナの増強という面もある。また、光マナの調整として[[《モッチ・網・パラッチ/「これが最後の輝きだッピ!」》]]を1枚積みした型も見られた。

『[[ジュニア グランプリ2024>公認グランプリ]]』ではベスト32進出者中4人使用と[[【青黒COMPLEXコントロール】]]、[[【白青天門】]]、[[【黒単アビスロイヤル】]]と並んで予選実績2位タイ。

[[DM24-EX1]]発売翌週の集計では、[[オリジナル]]におけるベスト4以上の使用率32.0%を記録。2位の[[【COMPLEX】>【青黒COMPLEXコントロール】]]にダブルスコアを付け、かつての[[【青赤マジック】]]や[[【絶望神サガループ】]]を思わせる一強ぶりを見せた。
[[アドバンス]]でも[[【白ガイアッシュ覇道】]]と同率1位の15.8%で、環境トップを走っている。

2024年8月に入った頃から[[《アニー・ルピア》]]を2枚程度挿した型がアドバンスで散見されるようになった。
枠については[[《ルピア&ガ:ナテハ》]]と[[《ヤット・パウル》]]を不採用として、[[白赤]][[タッチ]][[黒]]とすることで捻出している。

『[[超CSⅦ in横浜>超CS]]』(オリジナルでの3人1チーム戦)では優勝チームが1面使用。3位入賞のチームも2面使用。ベスト4進出チーム12人中3人が使用と、[[【青黒COMPLEXコントロール】]]と並んでベスト4実績1位タイ。予選突破のベスト128の384人中90人が使用と予選実績1位。

2024年8月17日殿堂レギュレーション改訂辺りから、全体除去で露骨に対策されるようになった中で、[[《ボルシャック・モルナルク》]]とバッティングするにもかかわらず[[《凰翔竜機マーチ・ルピア》]]が1枚程度挿されるようになった。

『[[超CSⅦ in広島>超CS]]』(オリジナル個人戦)でも優勝の実績を残した。この大会ではベスト8進出者中4人が使用。優勝者のほかに3位に1人、ベスト8に2人残っていた。直後に有志が開催した581人規模のオリジナルのチャンピオンシップでは、[[《ルピア&ガ:ナテハ》]]2枚の[[《ヤット・パウル》]]4枚という闇のコスト2初動の採用枚数逆転型が優勝。この大会では王道の型も3位入賞している。この辺りになると既に、[[《ルピア炎鬼》]]まで使わなくとも[[《ハッター・ルピア》]]で[[【ヘブンズ・ゲート】]]を始めとする厄介な横展開系を大体防ぐことができると周知されたため、[[《ルピア炎鬼》]]の不採用が目立つようになった。


**参考 [#afed6323]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集/種族デッキ]]
-[[ファイアー・バード]]
-[[アーマード]]
-[[【連鳥】]]

&tag(デッキ集,種族デッキ);