#author("2025-05-30T17:35:54+09:00","","")
#author("2025-05-30T17:36:59+09:00","","")
*【&ruby(あおくろたいか){青黒退化};】 [#v70dd229]

軽量[[墓地進化]]で大型クリーチャーを[[進化元]]にし、[[《龍脈術 落城の計》]]等で[[退化]]させて大型クリーチャーをバトルゾーンに残す[[コンボデッキ]]。
墓地進化の[[闇]]、[[手札交換]]と退化を行う[[水]]の2色で組まれる。「【墓地退化】」と呼ばれるデッキは大抵これを指す。

|龍脈術 落城の計　C　水文明　(3)|
|呪文|
|S・トリガー|
|バトルゾーンにあるコスト6以下のカードを1枚選び、持ち主の手札に戻す。|

|死神術士デスマーチ　UC　闇文明　(1)|
|進化クリーチャー：デスパペット　1000|
|ブロッカー|
|墓地進化−闇のクリーチャーを1体自分の墓地から選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。|
|このクリーチャーがバトルする時、そのバトルの終わりまで、バトルしている相手クリーチャーのパワーは-4000される。（パワー0以下のクリーチャーは破壊される）|

|竜魔神王バルカディア・NEX　P　光/闇/火文明　(15)|
|進化クリーチャー：エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド/アーマード・ドラゴン　25000|
|進化GV−自分のエンジェル・コマンド、デーモン・コマンド、アーマード・ドラゴンのいずれか3体を重ねた上に置く。|
|相手は呪文を唱える事ができない。|
|このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊し、自分の山札を見る。その中からドラゴンまたはコマンドを1体選び、バトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。|
|ワールド・ブレイカー|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※殿堂入り''|

**このデッキの動かし方 [#lb69ec80]
序盤に[[《エマージェンシー・タイフーン》]]や[[《戦略のD・H アツト》]]でパーツを集めつつ進化元を落とし、[[《死神術士デスマーチ》]]または[[《鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキー》]]に墓地進化。
その後、《デスマーチ》または《ゴワルスキー》に[[《龍脈術 落城の計》]]を撃ち、[[退化]]して攻撃してシールドを全部割って、ダイレクトアタックする。

なお、退化元をどのタイミングで場に出しておくかは相手のデッキによる。
[[pig]]で反撃できる《ゴワルスキー》はともかく、《デスマーチ》は滅茶滅茶破壊されやすいので迂闊に出すのは避けたい。
しかし、[[《龍脈術 落城の計》]]と[[《堕呪 エアヴォ》]]は[[S・トリガー]]を持つので、相手が[[速攻]]デッキならカウンター気味に退化先が登場することも。

退化先には[[《竜魔神王バルカディア・NEX》]]が確定で入り、他の切り札はプレイヤーの好みで投入される。
例えば[[《第七神帝サハスラーラ》]]や[[《悪魔世界ワルドバロム》]]、[[《ドリーム・ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]などが挙げられる。

基本的には《バルカディア・NEX》で事足りたが、強力すぎたので[[殿堂入り]]。なので他の退化先も数枚採用する。
《サハスラーラ》は1体で場を荒らしながら[[ダイレクトアタック]]まで持ち込める。
《悪魔世界ワルドバロム》は退化して即ワールド・ブレイカーを仕掛けられ、別のクリーチャーでダイレクトアタックできる。
《ドリーム・ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》は上記クリーチャーと違って一撃で仕留められないものの、[[アタックトリガー]]での[[シールド送り]]と[[シールド焼却]]で盤面を[[除去]]しつつ[[シールド]]でのカウンターを封じて、いわゆる詰み盤面に持ち込みやすい。


**主要カード [#hbe11156]
|[[《龍脈術 落城の計》]]|[[コンセプト]]。進化クリーチャーの上のカードを剥がせる。防御札にも|
|[[《堕呪 エアヴォ》]]|5枚目以降の《落城の計》|
|[[《死神術士デスマーチ》]]|退化元。1コストで[[墓地進化]]できる。&br;出しやすいが、[[火力]]と[[パワー低下]]に弱いので返しのターンには注意。|
|[[《竜魔神王バルカディア・NEX》]]※|[[進化クリーチャー]]。強力な呪文[[ロック]]要員。&br;攻撃時に相手1体を破壊し、[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]などの本来[[退化]]させて出す筈の大型クリーチャーを踏み倒せる|

**候補退化元・退化先 [#oc0fa27c]
|退化元||
|[[《鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキー》]]|墓地進化。[[《ローズ・キャッスル》]]に強いのが長所。&br;[[pig]]で[[ランダムハンデス]]できるので《デスマーチ》より破壊されにくい|
|[[《死神竜凰ドルゲドス》]]|墓地進化。敵獣1体のブロックを封じる。フィニッシュ時に活躍|
|[[《魔皇アンドラージ》]]|サブプラン用の[[手札進化]]。少し重いが、手札交換でコンボパーツを揃えつつ、墓地利用[[メタ]]をすり抜けて退化できる。&br;このカードを採用する場合は水と闇を含んだ退化先をフィニッシャーに加えたい。&br;たとえ破壊されても、進化元が[[闇]]を含んでいれば次のターンに《デスマーチ》→《落城》が決まる|

|退化先||
|[[《第七神帝サハスラーラ》]]|進化クリーチャーの[[無限攻撃>無限アタッカー]]。&br;攻撃時の[[パワー低下]]で制圧しつつ、即座にダイレクトアタックが狙える|
|[[《超絶の名 シャーロック》]]|疑似的な[[超次元]]封じ。[[アンタッチャブル]]で除去耐性が高い|
|[[《血塗られた奈落 スクリーム》]]|山札がある限り相手の攻撃をシャットアウト。効果で墓地も肥やすので相性がいい。&br;【速攻】、ビート受けにも向いている|
|[[《破壊龍神ヘヴィ・デス・メタル GS》]]|[[スピードアタッカー]]の[[ワールド・ブレイカー]]。&br;[[ブロッカー]]で止まる弱点を持つが、G・ストライクを持つ。|
|[[《FORBIDDEN 〜禁断の星〜》]]|[[スピードアタッカー]]。攻撃時に[[除去]]と[[リアニメイト]]。&br;[[アドバンス]]ならより強力。|

|退化先（《アンドラージ》併用可能）||
|[[《悪魔世界ワルドバロム》]]|[[進化クリーチャー]]。[[5色レインボー]]だが、マナコストを生み出せる。&br;[[cip]]の[[ハンデス]]とマナロックは使えないが、攻撃時に1つの[[文明]]の[[エレメント]]を全破壊できるワールド・ブレイカー。&br;要するにG・ストライクと引き換えに、[[マナ基盤]]と盤面制圧を獲得した《ヘヴィ・デス・メタル GS》|
|[[《ドリーム・ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]|スピードアタッカー。珍しい[[4色]]クリーチャー。&br;[[シールド焼却]]と[[シールド送り]]で確実に追い込む。&br;《デスマーチ》と2コストクリーチャーで[[ハイパーエナジー]]させれば、コスト6に軽減可能。|
|[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]|ほとんどの踏み倒しメタを貫通し、《クロック》や《ハヤブサマル》を無効化する|
|[[《The邪悪 寄成ギョウ》]]|相手[[クリーチャー]]の[[cip]]を奪う。クリーチャー主体の相手には滅法強い。&br;相手[[ターン開始ステップ]]に相手の[[墓地]]にある[[《終末の時計 ザ・クロック》]]を[[タップイン]]で[[リアニメイト]]すれば勝利確定。&br;[[《終末縫合王 ザ＝キラー・キーナリー》]]は退化戦術だと[[EXライフ]]が弱体化したので、此方が優先|
|[[《神帝ルナティック・ゴッド GS》]]|[[無限攻撃>無限アタッカー]]。&br;即座に攻撃できない弱点を持つが、G・ストライクを持つ。|


**その他候補カード [#h5a6cdb2]
|序盤要員||
|[[《氷牙レオポル・ディーネ公／エマージェンシー・タイフーン》]]|[[手札交換]]・[[墓地肥やし]]。[[S・トリガー]]付き。&br;呪文面が軽量。少し重いがクリーチャー面を終盤は[[手打ち]]できる|
|[[《サイバー・チューン》]]|[[手札交換]]・[[墓地肥やし]]。[[S・トリガー]]付き。&br;手札交換量が多い|
|[[《超魔導書グリモア第I章》]]|[[手札交換]]・[[墓地肥やし]]。[[S・トリガー]]付き。&br;[[スーパー・S・トリガー]]で助かるかもしれない|
|[[《シンカイタイフーン》]]|[[手札交換]]・[[墓地肥やし]]。&br;[[ブロッカー]]としても|
|[[《ネ申・マニフェスト》]]||[[手札交換]]・[[墓地肥やし]]。&br;手札交換量が多い。[[シンカパワー]]はおまけ|
|[[《戦略のD・H アツト》]]|[[手札交換]]・[[墓地肥やし]]。&br;闇を含むので[[マナ基盤]]としても|
|[[《【問2】ノロン⤴》]]|~|
|[[《戯具 ドゥゲンダ》]]|~|
|[[《戯具 ザンブロク》]]|4ターン目以降の[[墓地肥やし]]。[[手札]]の退化先を1枚タダで捨てられる。&br;[[墓地リセット]]の返しとして|
|[[《海底鬼面城》]]※|最軽量ドローソース|
|[[《ロスト・ウォーターゲイト》]]|[[多色]]の退化先を山札の上へ持ってくるS・トリガー|
|[[《異端流し オニカマス》]]|大抵の[[コスト踏み倒し]]を防ぐ[[アンタッチャブル]]。[[ダイレクトアタック]]要員としても非常に優秀|

-かつては[[《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》]]が[[フィニッシャー]]であったため、ワンショットキルを通すため序盤の[[墓地肥やし]]カードはクリーチャーであることに大きな[[メリット]]があったが、裁定変更によって[[《竜魔神王バルカディア・NEX》]]が[[退化]]先として使えるようになってからは重視されなくなった。

|防御札||
|[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]|[[マッドネス]]。[[《エマージェンシー・タイフーン》]]らを[[バウンス]]に変換|
|[[《終末の時計 ザ・クロック》]]|絶対に1ターン凌げる防御札。|
|[[《逆転の影ガレック》]]|コスト10で[[手打ち]]はほぼ不可能だが、コスト3以下を最大3体リアニメイトできる。&br;相手の9000以下のクリーチャーを1体[[破壊]]したり、3000以下を3体[[破壊]]することも|
|[[《忍蛇の聖沌 c0br4》]]|コスト6でギリギリ[[手打ち]]できる。&br;[[《魔皇アンドラージ》]]を踏み倒したり、大型クリーチャー相手に[[チャンプブロック]]できる。|
|[[《冥王の牙》]]|確定除去。[[スーパー・S・トリガー]]で進化ではない[[闇]]クリーチャーを[[リアニメイト]]|

//|[[《チューン・アゲイン》]]|一般的には5枚目だとしても《センジュ・スプラッシュ》が優先されるが&br;[[S・トリガー]]を重視するのであれば選択肢に入る|
//|[[《センジュ・スプラッシュ》]]|5枚目の《落城の計》|

|《バルカディア・NEX》の踏み倒し先||
|[[《奈落の葬儀人デス・シュテロン》]]|毎ターンオールハンデス、離れると場をリセット。コンボデッキに大ダメージを与える|
|[[《ボルシャック・クロス・NEX／ボルシャック英雄譚》]]|《クロック》や《ハヤブサマル》を対策できる[[スピードアタッカー]]|
|[[《悪魔神バロム・クエイク》]]|枠が厳しいが、制圧力は絶大|
|[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]] |[[単色]]限定の[[全体除去]]を放つ[[スピードアタッカー]]|
|[[《禁断竜王 Vol-Val-8》]]|《バルカディア・NEX》で出せば[[ジャストダイバー]]で選ばれない。|

|[[アドバンス]]限定カード||
|[[《FORBIDDEN STAR ～世界最後の日～》]]|[[コマンド]]と[[《FORBIDDEN 〜禁断の星〜》]]のみをフィニッシャーに据えている場合限定|
|[[《零龍》]]|《デス・シュテロン》で[[《手札の儀》]]と[[《破壊の儀》]]を&br;墓地肥やしのついでに[[《墓地の儀》]]を[[フシギバース]]で[[《復活の儀》]]を狙える。|


***このデッキの長所 [#vfb1a863]
退化元、退化先、退化手段、墓地肥やし手段を合計すると[[メインデッキ]]に20枚あれば足り、[[オリジナル]]であれば残りの20枚の枠で自由にカスタマイズできる。

退化は[[出している>出す]]訳ではないため、[[コスト踏み倒しメタ]]に引っ掛かりづらい。

カウンター札も[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]や[[《終末の時計 ザ・クロック》]]、[[《撃髄医 スパイナー》]]など優秀なものが揃っている。

***このデッキの弱点 [#b7937b9d]
基本的に墓地に退化先を用意した上でターンを明け渡すため、[[《ポクチンちん》]]や[[《清浄のカルマ インカ／オキヨメ・水晶チャージャー》]]等で墓地をリセットされると辛い。
//多くのデッキと同じく、[[《希望のジョー星》]]がいるとデッキコンセプトが崩壊する。
[[《検問の守り 輝羅》]]や[[《若き大長老 アプル》]]で墓地進化を妨害されると何もできない。
それらは《龍脈術 落城の計》で除去できるものの、次のターンにはまた出されてしまうため、7マナ貯めて《落城》→《デスマーチ》→《落城》で動くしかない。
[[《魔皇アンドラージ》]]なら妨害されないが。

1体の打点にかけていることもあり、[[ブロッカー]]を1体出されるだけで時間を稼がれることも多い。墓地経由で退化、という特殊な方法でバトルゾーンに出しているので[[バウンス]]や[[《オリオティス・ジャッジ》]]などで墓地以外に戻されると次に出すまで非常に苦労する事になる。
手札交換は多いものの純粋な[[手札補充]]手段は少なく、手札も枯渇しやすい。貴重な《バイケン》を攻め手の補充のために泣く泣く捨てざるを得ない場面はしょっちゅうである。

また、デッキ構成と手札の枚数の都合上、[[マナゾーン]]に[[闇]]マナを1枚しか用意できない場面は多く、そこを[[ランデス]]で執拗に狙われると[[墓地進化]]そのものが不可能になり、機能不全を起こす危険性がある。

山札全体からカードを探す手段が[[《伊達人形ナスロスチャ》]]程度しかなく、[[手札交換]]があるといっても意外と[[事故]]を起こしやすい。
[[【速攻】]]に対しては[[コスト踏み倒しメタ]]などの[[メタ]][[カード]]で妨害しないと準備をしている間に殴り切られてしまうことも。

また、[[退化]]に成功したとしても[[《竜魔神王バルカディア・NEX》]]でダイレクトアタック要員を出す際に[[コスト踏み倒しメタ]]に引っ掛かる点も痛い。
[[アタックトリガー]]で[[除去]]はできるものの、裏を返せば[[コスト踏み倒しメタ]]の除去を強いられている訳でもあり、ターンを明け渡すと普通に[[ワンショット]]されることもある。[[《ボルシャック・サイバーエクス》]]による[[除去]]も怖い。
[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]で止められるケースも多い。

加えて、2021年10月22日公式Q＆A 2021年10月22日更新版より、山札を見ている最中は他のカードの効果の影響を受けないようにルール変更がなされた。
これにより、[[コスト踏み倒しメタ]]を[[EXライフ]]で貫通できた[[ディスペクター]]達が軒並み弱体化することになる。それにより、このルール変更以降も自身の着地をサポートできる[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]の重要性が相対的に増した。

**その他 [#l9597891]
[[DMデッキ開発部]]SAGAのVol.09にてこの[[デッキ]]が紹介されているので参考にするといいだろう。

[[《零龍》]]との相性は抜群。[[十王篇]]で登場した[[《不敵怪人アンダケイン》]]を《デス・シュテロン》と合わせると[[フシギバース]]1回で場合によっては[[《破壊の儀》]]、[[《墓地の儀》]]、[[《復活の儀》]]が達成できる。[[《奈落の葬儀人デス・シュテロン》]]単体で[[《手札の儀》]]も達成できるため[[《零龍》]]を使用する場合はこの動きを前提に[[デッキ]]が組まれることが多い。

フィニッシャーの[[《竜魔神王バルカディア・NEX》]]が収録枚数が多い[[DMX-12]]のホイル枠であった為、入手難易度が高いデッキだったが、[[DMEX-17]]で再録され、他のパーツに関しても再録されたことからそれなりに手頃な価格で組めるようになった。

**環境において [#rc1e4093]
裁定変更によって[[カード指定除去]]による[[退化]]が可能になった2014年1月に登場。
当時は[[《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》]]を使って早期に[[ワンショット]]するか[[《偽りの名 シャーロック》]]で[[《超次元ホワイトグリーン・ホール》]]を封じながらビートする戦法が主体だった。コンボが決まれば強力であるものの、いかんせん「[[フィニッシャー]]」「[[フィニッシャー]]を墓地に落とす[[カード]]」「[[進化クリーチャー]]」「[[《龍脈術 落城の計》]]など[[カード指定除去]]」それぞれのカードパワーが低く、それらが揃わなかったときのゲーム運びに難があり、地雷デッキ止まりであった。

[[新章デュエル・マスターズ環境]]では序盤の妨害札兼[[フィニッシャー]]となる[[《異端流し オニカマス》]]を獲得。[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]や[[《終末の時計 ザ・クロック》]]、[[《地獄門デス・ゲート》]]や[[《撃髄医 スパイナー》]]などを搭載し、「受けの固いワンショット」として当時トップメタであった[[【モルトNEXT】]]に有利な地雷デッキとして存在感を示した。
[[新章デュエル・マスターズ環境]]では序盤の妨害札兼[[フィニッシャー]]となる[[《異端流し オニカマス》]]を獲得。[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]や[[《終末の時計 ザ・クロック》]]、[[《地獄門デス・ゲート》]]や[[《撃髄医 スパイナー》]]などを搭載し、「受けの固いワンショット」として当時トップメタであった[[【モルトNEXT】]]に有利な[[地雷]]デッキとして存在感を示した。
しかし《オニカマス》が刺さらず[[S・トリガー]]による受けが通用しない対面に対しては、相変わらず前述の[[コンボ]]パーツが揃わないときの不安定さが目立った。

その後、[[殿堂入り]]による[[【モルトNEXT】]]の退潮、[[双極篇環境]]以降の[[墓地利用メタ]]の普及、[[超天篇環境]]以降の[[【カリヤドネループ】]]台頭・[[【墓地ソース】]]強化などの墓地利用デッキへのマークが強まったことでまた苦しい立場が続いていた。
そんな中[[2021年3月16日ルール改訂]]により[[《竜魔神王バルカディア・NEX》]]を退化先として使えるようになり、[[フィニッシャー]]の[[カードパワー]]と自由度が飛躍的に上昇。
しかし、前述の「コンボパーツが揃わないときの脆さ」は一切変わっていなかったため、分かりやすい動きや強さからチャンピオンシップ上位入賞自体はそれなりにはしていたが、環境を荒らすまでには至らなかった。

[[《竜魔神王バルカディア・NEX》]]の爆発的強化を以ってしてもバランスブレイカーには至れなかった【青黒退化】の構造上の欠点を踏まえ、最速コンボ成立ではなくコントロールに主眼を置いた[[【青黒緑退化】]]という派生が開発された。それから更に後には、【青黒退化】をコンボ特化にチューンナップしつつ受けもより強固にした[[【白青黒退化】]]が開発された。

派生型が活躍したことで[[《竜魔神王バルカディア・NEX》]]の活躍が公式の想定を外れたためか、キーパーツとなる[[《竜魔神王バルカディア・NEX》]]は2022年8月15日付で殿堂入り。

[[DM23-RP4]]で[[《DARK MATERIAL COMPLEX》]]を獲得。退化先になることも然ることながら、[[コントロール]]すれば素出しして育てるサブプランも十分可能。

[[DM24-RP3]]で[[《逆転の影ガレック》]]を、[[DM24-RP4]]で[[《悪魔世界ワルドバロム》]]を獲得。
**参考 [#t645e1f9]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集/コスト踏み倒しコンボ]]
-[[《龍脈術 落城の計》]]
-[[《竜魔神王バルカディア・NEX》]]
-[[退化]]
-[[青黒]]

&tag(デッキ集,コスト踏み倒しコンボデッキ,退化デッキ);