#author("2024-10-25T11:36:22+09:00","","") #author("2024-10-25T11:36:31+09:00","","") *【黒緑ドルマゲドン】 [#e8f06c52] 元々の[[黒赤]]構築の[[【ドルマゲドンX】]]から[[火文明]]を抜いた代わりに、[[マナブースト]]、[[サーチ]]、上質な[[コスト踏み倒しメタ]]の自然を入れたアーキタイプ。黒緑に[[光]]の防御札・妨害札がタッチされるのが基本。 [[《凶鬼09号 ギャリベータ》]]によるリソース確保、[[黒赤]]構築ではほとんど見かけない[[《悪魔龍 ダークマスターズ》]]などの重量級[[ハンデス]][[コマンド]]、果ては[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]による持久戦が持ち味。2018年夏ごろに開発されていたが、環境の変化を受けて[[DMRP-08]]期から流行したアーキタイプ。 |終焉の禁断 ドルマゲドンX FFL 闇/火文明 (999)| |最終禁断クリーチャー:(種族なし) 999999| |T・ブレイカー| |このクリーチャーが禁断爆発した時、相手は自身のクリーチャーすべてに封印を1つ付ける。(クリーチャーが封印されている間、両プレイヤーはそのクリーチャーを無視する)| |相手は自身のクリーチャーに付いている封印を墓地に置けない。| |このクリーチャーに封印を付けることはできない。| |このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりにこのクリーチャーの禁断コアを2枚、このカードの下に置いてもよい。そうしたら、自分のシールドを1つ墓地に置く。| |このカードがバトルゾーン以外のゾーンにあれば、クリーチャーをすべて破壊し、自分はゲームに負ける。| |BGCOLOR(white):禁断爆発前⇒[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]| |凶鬼09号 ギャリベータ SR 闇文明 (5)| |クリーチャー:マフィ・ギャング/デーモン・コマンド 5000| |このクリーチャーを、自分の墓地から召喚してもよい。| |自分のターンの終わりに、自分の山札の上から2枚を墓地に置いてもよい。そうしたら、カードを1枚引く。| |悪魔龍 ダークマスターズ VR 闇文明 (7)| |クリーチャー:デーモン・コマンド・ドラゴン 7000| |W・ブレイカー| |このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手の手札を見て3枚まで選び、捨てさせる。| **主要カード [#e487c36f] |[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]|コンセプト| |[[《月の死神ベル・ヘル・デ・スカル》]]|[[マナ回収]]か[[墓地回収]]を選べる[[S・トリガー獣]]| |[[《悪魔龍 ダークマスターズ》]]|エース格の[[ハンデス]][[コマンド]]| |[[《凶鬼09号 ギャリベータ》]]|先達部隊となるリソース確保[[コマンド]]| |[[《Dの終断 ドルマゲドン・エリア》]]|[[Dスイッチ]]により[[超次元ゾーン]]または[[墓地]]から召喚扱いでコマンドを踏み倒し| |[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]※|自軍[[ブロッカー]]化、[[シノビ]]の疑似[[《ブサマル》>《光牙忍ハヤブサマル》]]化、[[Dスイッチ]]による[[ターン]]稼ぎ| **候補コマンド [#wc30da91] |[[《マッド・デーモン閣下/デーモン・ハンド》]]|[[cip]]および[[ハンド]]に反応して[[サルベージ]]/[[確定除去]][[S・トリガー]]| |[[《霊刑連結 ジゴク・パルテノン》]]|[[EXライフ]]による受けや除去耐性。継続的な[[ハンデス]]も魅力的| |[[《ZEROの侵略 ブラックアウト》]]|[[侵略ZERO]]で相手ターンに[[封印]]解除| |[[《凶鬼01号 ドケイダイモス/アレックス・ギアーズ》]]|[[ハンデス]]の質は落ちるが、[[S・トリガー]]付きで汎用性の高い[[コマンド]]| |[[《死滅の大地ヴァイストン》]]|自身を[[攻撃させる>可能であれば攻撃する]][[スレイヤー]][[S・トリガー獣]]| |[[《復讐のバイス・カイザーZ》]]|相手[[墓地]]の[[呪文]]の数[[コスト軽減]]。[[cip]]で呪文を全て[[ピーピングハンデス]]| |[[《壊滅の悪魔龍 カナシミドミノ》]]|[[全体除去]][[コマンド]]。[[《カマス》>《異端流し オニカマス》]]は[[禁断爆発]]で処理できるので、焦って投げなくても| |[[《滅界の魔将バフォロメア》]]|相手全体へ3000[[パワー低下]]。[[GS>G・ストライク]]による防御性能も| |[[《威牙の幻ハンゾウ》]]|[[NS>ニンジャ・ストライク]]で[[召喚]]して最後の[[封印]]を外すのが主な仕事| |[[《極・龍覇 ヘルボロフ》]]|[[リアニメイト]]戦術の要| |[[《真・龍覇 ヘブンズロージア》]]|[[打点]]形成[[ドラグハート]]の呼び出し要員。侵略元にはならない| |[[《復讐 ブラックサイコ》]]※|[[侵略]]及び[[革命チェンジ]]では[[封印]]こそ外せないものの強力な[[フィニッシャー]]| |[[《S級不死 デッドゾーン》]]|~| |[[《禁断の轟速 レッドゾーンX》]]|~| |[[《最終龍覇 ボロフ》]]|[[cip]]で[[墓地肥やし]]と[[墓地回収]]、[[マナゾーン]]の[[カード]]と同じ[[文明]]の[[コスト]]4以下の[[ドラグハート・ウエポン]]を[[装備]]できる[[S・トリガー獣]]| **その他候補カード [#h969d83f] |[[《フェアリー・ライフ》]]|自然2[[コスト]]の定番[[マナブースト]]。[[ST>S・トリガー]]が付いているのが美味しい| |[[《フェアリー・Re:ライフ》]]|[[《フェアリー・ライフ》]]と比較して[[ST>S・トリガー]]が無く[[NS>ニンジャ・ストライク]]に貢献しにくい分、[[GS>G・ストライク]]による受け性能が高い| |[[《霞み妖精ジャスミン》]]|自然2[[コスト]]の定番[[マナブースト]]。[[禁断爆発]]後は[[打点]]にもなる| |[[《ダーク・ライフ》]]|[[黒緑]][[デッキ]]御用達のマナブースト| |[[《悪魔妖精ベラドンナ》]]|[[自壊]]してマナブーストorランダムハンデス| |[[《デスマッチ・ビートル》]]|2[[コスト]]にして場持ち抜群の[[コスト踏み倒しメタ]]| |[[《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》]]|[[墓地利用メタ]]、[[マナブースト]]を1枚でこなせるツインパクト| |[[《龍罠 エスカルデン/マクスカルゴ・トラップ》]]|マナブースト兼除去&マナから踏み倒し| |[[《ディメンジョン・ゲート》]]|[[クリーチャー]]なら山札の好きな[[札>カード]]を何でも[[サーチ]]できる3コスト呪文| |[[《獣軍隊 ヤドック》]]|4コストと重めだが条件を満たせば出ること自体を[[ロック]]| |[[《拷問ロスト・マインド》]]|呪文ならあるだけ[[捨てさせる>捨てる]]ことができる| |[[《解体人形ジェニー》]]|マナブーストで2→4と繋いで投げると強い定番[[ピーピングハンデス]]。[[《S級不死 デッドゾーン》]]の[[進化元]]になるのも強力| |[[《神徒 メイプル-1》]]|~| |[[《青守銀 シルト/解体事変》]]|下面は[[《解体人形ジェニー》]]同様の[[ピーピングハンデス]]だが、唱えた後[[墓地]]に行くため、[[《月の死神ベル・ヘル・デ・スカル》]]などと相性がいい。また、手札を[[シールド化]]し、守りも固められる| |[[《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]|[[光]]の出張[[コスト踏み倒しメタ]]。[[呪文]]封じがメイン| |[[《オリオティス・ジャッジ》]]|早出し系統には刺さりに刺さる[[全体除去]]| |[[《光牙忍ハヤブサマル》]]※|定番防御札。[[《月の死神ベル・ヘル・デ・スカル》]]などで使い回しが可能。| |[[《光牙忍ライデン》]]|[[【速攻】]]相手の防御用シノビ| |[[《Dの光陣 ムルムル守神宮》]]|[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]の[[殿堂入り]]に伴い、2枚目以降としての採用| **超次元ゾーン [#c7b2837d] |[[《極魔王殿 ウェルカム・ヘル》]]|予め[[禁断爆発]]で[[システムクリーチャー]]を除去すれば[[蘇生>リアニメイト]]しても着地に困らない| |[[《龍魂城閣 レッドゥル》]]|定番[[SA>スピードアタッカー]]化[[フォートレス]]| |[[《魂喰いの魔狼月下城》]]/[[《魔狼の悪魔龍 ミナゴロッセオ》]]|自軍闇[[クリーチャー]]を[[スレイヤー]]化。[[《メメント》>《Dの牢閣 メメント守神宮》]]と合わせればスレイヤーブロッカー軍団を作れる。クリーチャー面は《ドルマゲドン・エリア》で直接展開可能| |[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]|《ドルマゲドン・エリア》で展開| |[[《勝利のヴォルグ・サンダー》]]|~| |[[《爆炎覇龍 ガイフレア》]]|~| |[[《終わりの天魔龍 ファイナル・ジ・エンド》]]|~| |[[《時空の禁断 レッドゾーンX》]]|コスト5以上の闇コマンドから[[P侵略]]| |[[《蒼き覚醒 ドギラゴンX》]]|[[P革命チェンジ]]で《ダークマスターズ》等の打点を増強| //【白黒緑ドルマゲドン】に移行したデッキパーツは差し戻さないでください。 **このデッキの回し方 [#s858d71a] 序盤はマナブーストを行い、4マナに達したら状況に応じてハンデスを撃ったり[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]を立てたりする。5マナに達したら[[《凶鬼09号 ギャリベータ》]]の召喚が最優先。その後、さらに[[回収]]持ちコマンドでリソースを稼いだり大型ハンデスコマンドで妨害したりしてブロッカー化戦術で牽制。なるべく侵略による早出しはせず、[[禁断爆発]]してシステムクリーチャーを全体封印で一掃から侵略込による総攻撃を行う。[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]による封印は選んでいる訳ではないため[[《異端流し オニカマス》]]も退かせる。パワーラインは然程高くないが、何なら[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]による[[Dスイッチ]]で[[タップキル]]して相手盤面を処理しよう。 **長所 [#jf995640] [[回収]]・[[ハンデス]]には目を見張るものがあり、物量が乏しい[[中速ビートダウン]]には滅法強い。[[《月の死神ベル・ヘル・デ・スカル》]]による回収で[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]を複数枚かき集められると延々と[[Dスイッチ]]によってターンを凌げて楽である。 コスト踏み倒しに対しては滅法強い。[[DMEX-05]]期には[[《デスマッチ・ビートル》]]、[[《獣軍隊 ヤドック》]]各3枚という[[コスト踏み倒しメタ]]体制でにらみを利かせるタイプまである。すでに出てしまったのも[[《オリオティス・ジャッジ》]]で処理できる。 全体的にドラグナーが[[コスト踏み倒しメタ]]に強い設計である。[[《極・龍覇 ヘルボロフ》]]を介したリアニメイトに邪魔なシステムクリーチャーは[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]によって事実上全種類問題なく処理できる上に、仮に場に残っていてもドラグハートを出すことは規制されないため打点形成フォートレスを場に置ける[[《真・龍覇 ヘブンズロージア》]]でどうとでもなる。 **短所 [#i231dda3] 防御が[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]ありきなので、これを[[展開]]できないだけで敗色濃厚になることも珍しくない。 そもそも遅延してからの禁断爆発が主な勝ち筋なので、早期に[[《S級不死 デッドゾーン》]]に侵略して継続的なビートダウンを行う展開は比較的不利なゲーム運び。 [[《龍魂城閣 レッドゥル》]]を考慮しなければスピードアタッカーが皆無なので[[今引き]]が比較的弱く、追撃も若干苦手。墓地肥やし、墓地回収が強みなので、今引きに頼らざるを得ない状況に持ち込まれないようにプレイングするべきだろう。スピードアタッカーがほぼ無い為バウンスによる時間稼ぎにも弱い。 **【黒緑ドルマゲドン】の変遷 [#u68d1d64] [[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]の[[殿堂入り]]が施行された直後になってみると、[[【クラッシュ“覇道”】]]の除去力に手を焼き、[[墓地]][[侵略]]による再生力も[[《異端流し オニカマス》]]が邪魔になって発揮できないことが多くなり、[[禁断爆発]]をした時点で十分な打点が揃わないことも多くなった。環境に[[シノビ]]が増え、ギリギリの打点で[[1ショットキル]]するのでは[[ニンジャ・ストライク]]に阻まれターンを凌がれることもざらになった。そこで、この頃になると[[禁断爆発]]後にもさらに相手を縛りつつ盤面を並べ、[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]で延々と牽制し、過剰打点を活かしながらフィニッシュを行う[[プレイング]]が一般的になり、[[コントロール]]寄りにシフトしたと見られる。禁断爆発後の制圧札として[[《極・龍覇 ヘルボロフ》]]や[[《真・龍覇 ヘブンズロージア》]]などの重量級[[ドラグナー]]を採用した構築が[[チャンピオンシップ]]上位入賞を果たすケースもあった。 [[DMRP-09]]期には[[《悪魔龍 ダークマスターズ》]]、[[《解体人形ジェニー》]]、[[《拷問ロスト・マインド》]]によって、手札を貯め込んでから走り出す[[【クラッシュ“覇道”】]]、特定のカードに依存する[[【チェンジザドンジャングル】]]や[[【ジョット・ガン・ジョラゴン】]]に対処できるデッキとしての側面が強くなった。 [[DMSD-10]]発売から1週間前頃に従来の方とは異なる【白黒緑ドルマゲドン】が流行した。 以降の歴史は[[【白黒緑ドルマゲドン】]]に詳しい。 従来の型も[[DMEX-06]]発売直前に見直されている。というのも、[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]の[[特殊敗北]]と[[《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》]]の[[特殊勝利]]が誘発された場合、勝利の方が優先されるという裁定が周知となったためである。これにより、[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]の禁断コアを[[《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》]]の[[メガメテオバーン]]10の[[コスト]]にするという芸当が可能になった。それに伴い、[[《幻緑の双月/母なる星域》]]が[[1枚積み]]枠として導入されるようになった。 長らく大きな強化はなかったが、[[【ドルマゲドンX】]]をテーマとした[[DMBD-21]]で[[《時空の禁断 レッドゾーンX》]]と[[《Dの終断 ドルマゲドン・エリア》]]を獲得。特に《ドルマゲドン・エリア》は2→4→5のマナカーブを軸とするこのデッキと抜群の相性を誇り、環境入りには至らなかったものの大きな強化を受けた。 **環境において [#f7cfcf7c] [[DMEX-04]]期の環境で[[DM・双2ブロック>DM・双マーク2ブロック構築環境]]、[[殿堂レギュレーション]]問わず[[【“轟轟轟”ブランド】]]が減少したことからもこのデッキが流行した影響がうかがえる。 「[[DMGP-8th>公認グランプリ]]」でDay2([[殿堂レギュレーション]])で【黒緑ドルマゲドン】に[[《オリオティス・ジャッジ》]]、[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]、[[《光牙忍ハヤブサマル》]]をプラスした型が3位入賞を果たした。個々のカードパワーは決して高くはなかったが「[[DMGP-8th>公認グランプリ]]」の環境自体が【黒緑ドルマゲドン】にとってかなり有利で、雑多な環境に[[《悪魔龍 ダークマスターズ》]]や[[禁断爆発]]が刺さったのが大きかった。 また《悪魔龍 ダークマスターズ》や禁断爆発が、GPの雑多なデッキに対して強かったのも間違いなかったでしょうね。 その後は[[【ミッツァイル】]]の台頭で他のデッキ群と枕を並べて環境離脱してしまったが、2019年12月20日に新たな防御札となる[[《凶鬼01号 ドケイダイモス/アレックス・ギアーズ》]]を獲得。 2020年1月1日には[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]や[[《侵革目 パラスラプト》]]といった厄介なカード群が[[殿堂入り]]したものの、こちらも要となる[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]が[[殿堂入り]]に指定され、防御力が落ちてしまった。 **参考 [#s1fec9a5] -[[デッキ集 (一覧)]] -[[デッキ集/除去コントロール]] -[[侵略ZERO]] -[[黒緑]] -[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]] -[[《悪魔龍 ダークマスターズ》]] -[[《凶鬼09号 ギャリベータ》]] -[[【ドルマゲドンX】]] &tag(デッキ集,除去コントロールデッキ,【ドルマゲドンX】);