#author("2022-05-09T19:11:49+09:00","","")
#author("2022-07-31T22:03:01+09:00","","")
*【&ruby(ごしょく){5色};ゼンアク】 [#x8dabd5a]

[[火]][[文明]]を採用した[[【ゼン&アク】]][[デッキ]]。[[《フェアリー・ミラクル》]]系の[[カード]]や[[《龍仙ロマネスク》]]・[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]などが採用出来ることで[[マナブースト]]能力が爆発的に向上している。[[火]][[文明]]に多い所謂[[パワーカード]]を行使できるようになったのも大きな強み。
[[【5色フェアリー・ミラクル】]]の基盤をそのまま利用できるが、[[【ゼン&アク】]]を基盤に5色に派生したタイプもあり、双方構築理念が異なる。後者では[[《フェアリー・ミラクル》]]が採用されず[[《青銅の鎧》]]が続投されたり、[[《奇跡の面 ボアロジー》]]が優先されたりする。


|超絶神ゼン VR 光/自然文明 (7)|
|クリーチャー:ゴッド 8000+|
|ブロッカー|
|W・ブレイカー|
|G・リンク《究極神アク》の右横|
|このクリーチャーは、リンクしている時「Q・ブレイカー」を得、自分のターンの終わりにアンタップされる。|

|究極神アク SR 水/闇文明 (7)|
|クリーチャー:ゴッド 9000+|
|W・ブレイカー|
|自分のゴッドが破壊される時、そのゴッドを墓地に置くかわりに自分の手札に戻してもよい。|
|G・リンク《超絶神ゼン》の左横|
|このクリーチャーがリンクしていて攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊してもよい。|

|超絶神ゼン/究極神アク 水/闇/光/自然文明 (7+7)|
|クリーチャー:ゴッド 17000|
|ブロッカー|
|Q・ブレイカー|
|自分のゴッドが破壊される時、そのゴッドを墓地に置くかわりに自分の手札に戻してもよい。|
|このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊してもよい。|
|自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップする。|

|世紀末ゼンアク SR 光/水/闇文明 (9)|
|クリーチャー:クリエイター 17000|
|ブロッカー|
|T・ブレイカー|
|このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊する。|
|自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップする。|
|自分のクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに手札に戻してもよい。|

大まかなことは[[【ゼン&アク】]]を参照。
[[ゼン&アク]]は[[火]]以外の4[[文明]]を持ち色基盤として優秀なため、[[デッキ]]を[[多色]]構築にしやすい。[[《フェアリー・ミラクル》]]の起動も容易であり、[[マナブースト]]能力は4色のそれをはるかに上回る。

上記にもしたが、構築理念は[[【5色フェアリー・ミラクル】]]を基盤にするか[[ゼン&アク]]を基盤にするかで異なる。前者ならパワーカードの行使を重んじ、後者はパワーカードの行使こそあれどあくまでも[[ゼン&アク]]に準じた構築になる。

**主要カード [#h0a978ec]
|[[《超絶神ゼン》]]|[[コンセプト]]。単体では[[準バニラ]]の[[ブロッカー]]|
|[[《究極神アク》]]|[[コンセプト]]。[[ゴッド]]を[[モヤシ]]化|

|[[《世紀末ゼンアク》]]|[[コンセプト]]。上記2体セットと選択。&br;大まかには[[G・リンク]]した上記と同じ性能|

**候補カード [#pdb142c3]
***単色 [#ud0d4e6f]
|[[《桜風妖精ステップル》]]|[[マナブースト]]|
|[[《青銅の鎧》]]|~|
|[[《霞み妖精ジャスミン》]]|[[マナブースト]]。[[《世紀末ゼンアク》]]と[[シナジー]]あり|
|[[《奇跡の面 ボアロジー》]]|[[cip]]で[[《フェアリー・ミラクル》]]|
|[[《二角の超人》]]|[[cip]]で[[マナブースト]]と[[マナ回収]]。&br;9[[コスト]]域へのアクセス手段としても優秀|
|[[《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》]]|[[多色マナ武装]]5で[[スーパーS・バック]]。[[速攻]]及び[[龍解]]対策|
|[[《解体人形ジェニー》]]|[[ピーピングハンデス]]|
|[[《威牙の幻ハンゾウ》]]|除去[[シノビ]]|
|[[《悪魔龍 ダークマスターズ》]]|3枚の[[ピーピングハンデス]]|
|[[《スペース・クロウラー》]]|[[サーチ]]|
|[[《バキューム・クロウラー》]]|置きドロソ。[[cip]][[クリーチャー]]が多くなるため|
|[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]|[[cip]]で[[呪文]]を[[墓地]]から[[唱える]]|
|[[《クイーン・アマテラス》]]|[[デッキ]]の[[呪文]]を使い分ける[[グッドスタッフ]]。&br;[[《大地と永遠の神門》]]も打てる|
|[[《光牙忍ハヤブサマル》]]※|[[シノビ]][[《世紀末ゼンアク》]]と[[シナジー]]あり|
|[[《光牙王機ゼロカゲ》]]|~|
|[[《粛清者モーリッツ》]]|[[タップ&デストロイ]]。[[ブレイク]]とは別の方向性のダメ押し|
|[[《魔光王機デ・バウラ伯》]]|[[呪文]]の[[サルベージ]]|
|[[《迎撃の守護者エビンビー》]]|[[タップ&デストロイ]]。[[ブレイク]]とは別の方向性のダメ押し|
|[[《雷鳴の守護者ミスト・リエス》]]|[[置きドロソ>置きドロー]]。[[ハンデス]]で[[手札]]をズタズタにした後など|
|[[《音感の精霊龍 エメラルーダ》]]|[[cip]]で[[シールド交換]]。盾埋め対策にも|
|[[《閃光の守護者ホーリー》]]|[[防御札]]。[[タップ&デストロイ]]|
|[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]|[[呪文ロック]]。サブ[[フィニッシャー]]|
|[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]|~|
|[[《偽りの名 バルガ・ラゴン》]]|[[アンタップキラー]]化による実質[[タップ&デストロイ]]|
|[[《破壊者 シュトルム》]]|[[ウィニー]]のエキスパートである[[防御札]]|
|[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]|言わずと知れた[[パワーカード]]。[[《世紀末ゼンアク》]]を即動かせる|

***多色 [#c1fa9fa0]
|[[《爆砕面 ジョニーウォーカー》]]|[[マナブースト]]兼[[除去]]。&br;[[《世紀末ゼンアク》]]とシナジーがあり、双方で5色揃う|
|[[《深塊封魔ゲルネウス》]]|[[除去]]兼[[サルベージ]]|
|[[《護精霊騎ヴァルチャー》]]|[[マナブースト]]兼 [[マナ回収]]|
|[[《飛散する斧 プロメテウス》]]|~|
|[[《無双竜鬼ミツルギブースト》]]|[[マナブースト]]兼[[除去]]|
|[[《龍仙ロマネスク》]]|大量[[ブースト]]|
|[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]|[[多色]][[クリーチャー]]が多いなら|
|[[《ボルバルザーク・エクス》]]※|[[cip]]で[[マナ]]を全て[[アンタップ]]。|
|[[《無敵剣 カツキングMAX》]]|自分の[[ターン]]中の[[マナ召喚]]を許可|
|[[《ニコル・ボーラス》]]|実質[[cip]]で[[オールハンデス]]|
|[[《天罪堕将 アルカクラウン》]]|[[《究極神アク》]]・[[《超絶神ゼン》]]構築の候補。&br;コスト7以下ならではのサブ[[フィニッシャー]]|
|[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]|更なる[[マナブースト]]で一気リンクを狙える[[パワーカード]]|

***呪文 [#of0acb06]
|[[《フェアリー・ライフ》]]|[[マナブースト]]|
|[[《フェアリー・ミラクル》]]|[[マナブースト]]|
|[[《超次元フェアリー・ホール》]]|[[マナブースト]]を持つ[[超次元呪文]]|
|[[《爆進イントゥ・ザ・ワイルド》]]|[[マナブースト]]or[[除去]]|
|[[《獰猛なる大地》]]※|[[マナゾーン]]から踏み倒し。|
|[[《獰猛なる大地》]]|[[マナゾーン]]から踏み倒し。|
|[[《ゴッド・サーガ》]]|[[マナゾーン]]から[[ゴッド]]2体を踏み倒し|
|[[《裏切りの魔狼月下城》]]☒|[[多色]]が多いなら狙う価値アリ|
|[[《ガチンコ・ジョーカー》]]|粘り強い[[ハンデス]]|
|[[《ロスト・ソウル》]]|既存の役割に加え、5色特有で4ターン目に放てることが多い|
|[[《ガンヴィート・ブラスター》]]|[[ハンデス]]と[[除去]]を放つ[[パワーカード]]。&br;《ロスト・ソウル》より汎用性に優れるがフィニッシュ力はなない|
|[[《エナジー・ライト》]]|[[ドロー]]|
|[[《王立アカデミー・ホウエイル》]]|~|
|[[《ドンドン吸い込むナウ》]]|[[S・トリガー]]。[[バウンス]]兼[[手札補充]]|
|[[《超次元シャイニー・ホール》]]|[[タップ&デストロイ]]の[[超次元呪文]]。&br;[[ブレイク]]とは別の方向性のダメ押し|
|[[《超次元マザー・ホール》]]|[[《超絶神ゼン》]][[《世紀末ゼンアク》]]を踏み倒せる[[超次元呪文]]|
|[[《ゴッド・ブリンガー》]]|[[ゴッド]]の大敵、盾埋めへの究極のメタ|
|[[《キリモミ・ヤマアラシ》]]|[[《世紀末ゼンアク》]]を即動かせる強力な札|
|[[《キリモミ・スラッシュ》]]|上記と選択|

|[[《魂と記憶の盾》]]|[[シールド]]への軽量[[除去]]|
|[[《超次元ホワイトグリーン・ホール》]]|[[マナ回収]]と防御を兼ねる[[多色]][[超次元呪文]]。|
|[[《天使と悪魔の墳墓》]]|[[ハイランダー]]構築の[[切り札]]|
|[[《執拗なる鎧亜の牢獄》]]|[[超次元]]メタ|
|[[《大地と永遠の神門》]]|[[マナゾーン]]または[[墓地]]から[[ゴッド]]を出す|
|[[《アルカディア・スパーク》]]|多色[[S・トリガー]]防御札|
|[[《支配のオラクルジュエル》]]|~|
|[[《無法のレイジクリスタル》]]|~|
|[[《ボルメテウス・ホワイト・フレア》]]|~|
|[[《炎乱と水幻の裁》]]|~|
|[[《ラスト・バイオレンス》]]|5色ならではの[[パワーカード]]|

***超次元クリーチャー [#h0239386]
|[[《時空の喧嘩屋キル》]]|[[パワー]]6000異常の[[クリーチャー]]で[[覚醒]]。強力な打点|
|[[《時空の鬼若コーシロウ》]]|[[アタックトリガー]]で[[マナゾーン]]から[[コスト踏み倒し]]|
|[[《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》]]|[[マナ回収]]|
|[[《魂の大番長「四つ牙」》]]|更なる[[マナブースト]]。[[《時空の喧嘩屋キル》]]の[[覚醒]]要員にも|
|[[《勝利のプリンプリン》]]|攻防優秀な汎用[[サイキック・クリーチャー]]|
|[[《勝利のガイアール・カイザー》]]|~|

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基本の戦略は[[【ゼン&アク】]]と同じ。ただ、|[[《フェアリー・ミラクル》]]や[[《奇跡の面 ボアロジー》]]により[[マナブースト]]能力は大きく向上している。5~6[[コスト]]域をすっ飛ばして7[[コスト]]域の[[パワーカード]]を行使したり、[[【ビッグマナ】]]さながらの[[マナブースト]]が出来るため一気[[G・リンク]]が狙いやすいなどの利点がある。

高[[コスト]]域の[[カード]]の扱いにも長けているため、4色と比べてそれらを存分に扱っていもいいだろう。4ターン目[[《ロスト・ソウル》]]及び[[《悪魔龍 ダークマスターズ》]]|など、暴力的に相手を押さえつけることが可能である。

[[火]][[文明]]の[[パワーカード]]を行使できるため、戦略上でも存分に甘えていきたい。ただ、それがあまりに過ぎると[[ゼン&アク]]の方がノイズとなり、デッキコンセプトと乖離した結果[[ゼン&アク]]及び[[【5色フェアリー・ミラクル】]]のただの劣化になりかねない。各自ビルダーが定めたコンゼプトは見失わないように。

[[ファッティ]]や汎用[[呪文]]をたくさん入れたくなるのが5色の性だが、4色[[【ゼン&アク】]]と同じく打点の確保は忘れないでおきたい。[[Q・ブレイク>Q・ブレイカー]]という破壊力があっても、盤面に打点がいなければ武器とはなりえないのは5色になっても同じである。
[[《フェアリー・ミラクル》]]よりは[[《奇跡の面 ボアロジー》]]、汎用[[マナブースト]][[呪文]]よりは[[《青銅の鎧》]]など、細かな気配りを施すことで圧力は十分維持できる。
無論、ここら辺はビルダーのコンセプト次第ではあるのだが、[[ゼン&アク]]のフィニッシュ力を上手く発揮できないと思ったらここを見直すといいだろう。

[[《世紀末ゼンアク》]]で組む場合、彼らが[[白青黒]]であることを考慮して[[火]]/[[自然]]を含んだ[[多色]]を[[デッキ]]に積むと5色達成が容易になる。どの[[デッキ]]にも入る[[《龍仙ロマネスク》]]や何かとシナジーの多い[[《爆砕面 ジョニーウォーカー》]]など、合理的に導入するのは難しくはない。

また、[[《世紀末ゼンアク》]]の欠点であった「奇襲性のなさ」を、[[火]][[文明]]のカードを使うことによってある程度解消することが可能となっている。[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]が場に残った時などは本当に凄まじいが、もっと手軽に[[《キリモミ・ヤマアラシ》]]などで奇襲するだけでも[[ビートダウン]]を黙らせるには十分すぎる破壊力になる。ピン刺しすると相手の予想外を付けることも多いので、試してみるとよいだろう。

5色における本家[[ゼン&アク]]と[[《世紀末ゼンアク》]]の差分に関しては、4色での差分に加えて、[[《フェアリー・ミラクル》]]との親和性と、大量[[マナブースト]]との親和性(主に[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]])がある。
[[《フェアリー・ミラクル》]]を採用すると[[マナブースト]]枠で[[ウィニー]]の採用が中途半端になるため、[[Q・ブレイク>Q・ブレイカー]]である本家[[ゼン&アク]]とは噛み合が悪い。その点、[[《世紀末ゼンアク》]]なら単体でも[[T・ブレイク>T・ブレイカー]]2回で効率よく[[シールド]]を割ることが出来、単体化したことによる[[グッドスタッフ]]高さも[[【5色フェアリー・ミラクル】]]の理念にマッチしている。
半面、大量[[マナブースト]]が出来る構築の場合、[[ゼン&アク]]の一気[[リンク]]による奇襲性が光る。特に9[[コスト]]域からさらに[[マナ]]を伸ばす[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]はキーカードとなりえる存在であり、[[パワーカード]]として優秀の極みであるのは無論、[[ゼン&アク]]単体と合わせて初期[[シールド]]を割れるなど非常に効率が良い。半面、[[《世紀末ゼンアク》]]とは共存できないとは言わないが、[[コスト]]と効果は被っており、本家のような強力な動きも出来ない。
[[ゼン&アク]]も5色コントロールも構築自由度の高いデッキであるため一言に言えない部分が多いか、上記のことを押さえておくとゲーム構築がやりやすいだろう。

構築自由度の高さは[[【ゼン&アク】]]、5色コントロールさながらである。実践することで改良を重ね、各自強く面白くカスタマイズするとよいだろう。

**その他 [#kc71f1e3]
-[[ゼン&アク]]は[[DMC-57]]や[[DMX-14]]でたびたび[[再録]]されているので、入手するのはそう難しくない。問題はその他の[[多色]]の[[フィニッシャー]]だろう。

**参考 [#i09cad0e]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集/5色デッキ]]
-[[5色]]
-[[《フェアリー・ミラクル》]]
-[[グッドスタッフ]]
-[[【ゼン&アク】]]
-[[ゼン&アク]]

&tag(デッキ集,5色デッキ);