#author("2024-04-07T16:20:26+09:00","","")
#author("2024-08-31T12:39:43+09:00","","")
*アタックトリガー [#t59d7ab6]

[[クリーチャー]]が[[攻撃]]する時に[[誘発]]する[[誘発型能力]]、またはその能力が誘発することを指す俗語。
[[DM-02]]で初登場し、以降様々な[[クリーチャー]]に見られる能力の一つ。

|ボルザード・ドラゴン VR 火文明 (6)|
|クリーチャー:アーマード・ドラゴン 5000|
|このクリーチャーが攻撃する時、相手のマナゾーンからカードを1枚選び、持ち主の墓地に置く。|

[[能力]]を何度も使用できるので、毎[[ターン]][[アドバンテージ]]を稼げるのが長所。野放しにすれば[[コストパフォーマンス]]がどんどん上がり[[手札]]の消費も抑えられる。

ただし、[[cip]][[能力]]に比べると[[召喚]]から[[攻撃]]まで1ターンのタイムラグがあり、[[cip]]能力に比べて敬遠されがちである。この点は[[システムクリーチャー]]と同様。
さらなる欠点としては攻撃しなくてはならないため、パワーの高いブロッカーに返り討ちにされたり、[[殴り返し]]にあったりと2回以上使える機会も限られ、シールドをブレイクしたくない時に相手プレイヤーを攻撃することもあるなど、課題が山積みでため他の遅延性のある能力よりも使いづらい。

ただし、タイムラグを解消する[[スピードアタッカー]]や[[マッハファイター]]などと組み合わせた場合は[[cip]]と同じくターンを跨がずに能力をすぐに使えることから、好まれて使われる傾向にある。
また近年では、「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、または攻撃する時」と[[cip]]と両用できる[[タイタントリガー]]も増えてきている。

アタックトリガーの解決は攻撃宣言の時(攻撃目標を選んだ後)、相手が[[ブロッカー]]で[[ブロック]]するか、[[ニンジャ・ストライク]]を使う前である。そのため、アタックトリガーで[[除去]]や[[ハンデス]]を行えば[[ブロック]]や[[シノビ]]を防げる。詳しくは[[攻撃]]の項目を参照のこと。 

**ルール [#b0063be9]

-基本的に、テキストに「攻撃する時」と書かれていれば、だいたいそれはアタックトリガーではあるが、例外として「攻撃する時、可能であれば〇〇を攻撃する」と書かれているものは、アタックトリガーではなく攻撃対象を制限する[[常在型能力]]である。たまに「攻撃した時」と書かれていることもあるが、これもアタックトリガーである。
--現在形で書かれていたら[[常在型能力]](「出す時」、「離れる時」)、過去形で書かれていたら[[誘発型能力]](「出た時」、「離れた時」)であると判別されることが多いデュエル・マスターズの中で、現在形と過去形の区別がない、唯一と言っていいほどの事例である。

-[[パワーアタッカー]]は[[誘発型能力]]ではなく攻撃中に適用される[[常在型能力]]であり、アタックトリガーに含まれない。

-狭義には能力の発生源と[[攻撃クリーチャー]]が同じ場合を指し、「他のクリーチャーが攻撃したとき」という誘発条件の能力を含めないこともある。クロスギアの誘発型能力の多くは、アタックトリガーを与える[[常在型能力]]ではなく、クロスしているクリーチャーの攻撃に誘発する誘発型能力なので、狭義の意味で用いる際は注意が必要。これはクリーチャーに[[装備]]している[[ドラグハート・ウエポン]]、クリーチャーに付いている[[オレガ・オーラ]]にも同じようなことが言える。

-[[《至宝 オール・イエス》]]や[[《バジュラズ・ソウル》]]などのクロスしているクリーチャーが攻撃したときに誘発する能力を持つ[[クロスギア]]は、[[クリーチャー]]と比べて[[除去]]されにくいため重宝される。

-[[スピードアタッカー]]を付加させれば[[召喚]]してすぐにアタックトリガーを使うことができるので、非常に相性が良い。[[《爆竜 GENJI・XX》]]が強力なのは最初からこの両方を併せ持っているためである。攻撃中に機能する[[常在型能力]]も同様の理由でスピードアタッカーと相性がいい。
--中には元々[[スピードアタッカー]]を持つがゆえに[[殿堂入り]]した[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]のような例も。  

-[[アタックトリガー]]で相手の[[手札]]が増える場合が存在する([[《R.S.F.K.》]]の[[能力]]による[[ブレイク]]、[[《竜装 シデン・レジェンド》]]の[[付与]]、[[《紺碧術者 フューチャー》]]による[[《ティラノ・リンク・ノヴァ》]]の踏み倒し、など)。その場合、[[攻撃]]宣言よりもあとで[[手札]]に加わった[[シノビ]]でも[[ニンジャ・ストライク]]は使用できる。これは[[シノビ]]がどの[[ゾーン]]にいても[[ニンジャ・ストライク]]は[[トリガー]]しているため。つまり[[解決]]時に[[手札]]にありさえすれば問題ない。

-相手プレイヤー[[攻撃]]宣言時に[[アタックトリガー]]によって[[シールド]]が0になる場合がある(上述の[[ブレイク]]の例や[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]]による[[シールド焼却]]、[[《神聖麒 シューゲイザー》]]の[[攻撃]]で[[《リベンギオス・ドラグーン》]]を出すなど)。この場合、[[アタッカー]]を[[ブロック]]したり、[[除去]]して[[攻撃]]を中止させなければ[[ダイレクトアタック]]は成立する。

-「このクリーチャーがタップされた時」の能力を持ったクリーチャーの攻撃する時も、アタックトリガーと[[解決]][[タイミング]]が同じ。

--TCG版の裁定に準拠してあるはずの[[デュエル・マスターズ プレイス]]で、あるVer.では「アンタップ状態でアタックトリガーを解決する」処理に変更されたが、のちのアップデートで「攻撃宣言後、タップ状態になってからアタックトリガーを解決する」ように戻った。
もしTCG版で「アンタップ状態でアタックトリガーを解決する」処理だと、アタックトリガーでタップからアンタップに戻す[[《火ノ鳥カゲキリ》]]の効果が実質無意味になってしまう問題が起こるので、やはりTCG版でもデュエプレでも「攻撃宣言後、タップ状態になってからアタックトリガーを解決する」のが正しいのだろう。

-[[デュエル・マスターズ プレイス]]では、アタックトリガーを解決する時点では攻撃目標が相手に分からなくなっていたが、Ver.2.1.2で修正された。[[《黒龍王ダーク・ジオス》]]など、攻撃中に相手に選択させる効果が解決される場合に影響があった。
//シティバトルにて[[《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》]]では直ってないことを確認



**その他 [#q681c486]

-[[《神託の精霊アルメリック》]]や[[《緑神龍バルガザルムス》]]など、他の[[クリーチャー]]にこの能力を付与する、あるいは他のクリーチャーの攻撃に誘発する能力を持つ[[システムクリーチャー]]も存在する。効果が複数体に及ぶ点、すぐに[[効果]]を使える点から好まれるものもある。

-[[テキスト]]中には登場しない言葉だが、アニメ「デュエル・マスターズ」17話では、牛次郎が[[《ステンドグラス》]]の能力を説明する際にこの言葉を使っている。

**参考 [#c958b6d8]
-[[用語集]]
-[[攻撃]]
-[[誘発型能力]]
-[[タイタントリガー]]
-[[被アタックトリガー]]
-[[《ボルザード・ドラゴン》]]
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公式Q&A
>Q.[[《パーロック・スマイリーストーリー》]]があるときに、[[《英霊王スターマン》]]の「攻撃した時」に発動する能力を持ったクリーチャーでアタックしました。[[《パーロック・スマイリーストーリー》]]と[[《英霊王スターマン》]]どちらの能力が先に発動しますか?
A.その場合、どちらを先に発動するかは選ぶことができます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33766]]

>Q.「革命チェンジ」能力でバトルゾーンを離れたクリーチャーの「攻撃する時」の能力は、入れ替えた後に解決できますか?
A.はい、解決できます。(総合ルール 110.5a)
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39355]]

>Q.[[《燃えろ!アポロソくん》]]が攻撃する時[[《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》]]の「革命チェンジ」能力を宣言をしました。入れ替えてから[[《燃えろ!アポロソくん》]]の「攻撃する時」の能力と[[《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》]]の「出た時」の能力は、どちらから先に解決しますか?
A.好きな順番で、待機中の効果を解決することができます。また、入れ替える前に[[《燃えろ!アポロソくん》]]の「攻撃する時」の能力で自分のシールドを1つブレイクすることもできます。(総合ルール 110.5a 603.2)
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39067]]

>Q.「攻撃する時」の能力と「革命チェンジ」能力と「侵略」能力がトリガーするタイミングは同時ですか?
A.はい、同時です。効果の解決は、1つずつ行います。(総合ルール 506.3)
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39356]]

>Q.[[《龍装砲 アルティマキャノン》]]がシールドをブレイクした後、効果を解決する前にバトルゾーンを離れた場合、「攻撃の後、このクリーチャーがこの攻撃でブレイクしたシールド1つにつき、これよりパワーが小さい相手のクリーチャーを1体、破壊する。」能力は発動しますか?
A.はい、[[《龍装砲 アルティマキャノン》]]は「攻撃する時」に能力が誘発していますので、S・トリガーなどによって[[《龍装砲 アルティマキャノン》]]がバトルゾーンから離れても、シールドを1つ以上ブレイクしていれば、能力を発動します。(総合ルール 603.6a)
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34402]]

>Q.「侵略」能力で重ねられたクリーチャーの「攻撃する時」の能力は、重ねた後に解決できますか?
A.はい、解決できます。(総合ルール 605.1)
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39354]]

>Q.[[《グレート・グラスパー》]]が攻撃する時、[[《勇者の1号 ハムカツマン蒼》]]の「革命チェンジ」能力の宣言をしました。[[《グレート・グラスパー》]]のマナゾーンからクリーチャーを出す効果と、[[《勇者の1号 ハムカツマン蒼》]]の入れ替える効果は、好きな順番で解決できますか?
A.はい、好きな順番で解決できます。また[[《グレート・グラスパー》]]のマナゾーンからクリーチャーを出す効果は、入れ替えた後も[[《グレート・グラスパー》]]のパワーを参照します。(総合ルール 605.1)
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39353]]

>Q.[[《グレート・グラスパー》]]が攻撃する時、[[《勇者の1号 ハムカツマン蒼》]]の「革命チェンジ」能力の宣言をして、先に[[《グレート・グラスパー》]]の効果で[[《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》]]をバトルゾーンに出しました。この[[《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》]]の「出た時」の能力と、[[《勇者の1号 ハムカツマン蒼》]]の入れ替える効果は、好きな順番で解決できますか?
A.はい、好きな順番で解決できます。(総合ルール 605.1)
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39352]]

>Q.[[《グレート・グラスパー》]]が攻撃する時、[[《革命類侵略目 パラスキング》]]の「侵略」能力の宣言をしました。[[《グレート・グラスパー》]]のマナゾーンからクリーチャーを出す効果は、[[《グレート・グラスパー》]]と[[《革命類侵略目 パラスキング》]]のどちらのパワーを参照しますか?
A.[[《グレート・グラスパー》]]の効果を解決する前に重ねて進化した場合、[[《革命類侵略目 パラスキング》]]のパワーを参照します。[[《革命類侵略目 パラスキング》]]を重ねて進化する前なら[[《グレート・グラスパー》]]のパワーを参照します。(総合ルール 605.2d)
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39351]]

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