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#author("2024-09-19T10:56:26+09:00","","")
#author("2024-09-19T11:05:04+09:00","","")
*アドバンテージ [#e3cdfc69]
「優位性」の意。
[[カード]]の損得における数的な差など、[[プレイヤー]]間の有利不利のこと。
略して[[アド]]などと呼ばれることも多い。
また、「(自分の損):(相手の損、または自分の得)交換」と表記をされることもある。
[[アドバンテージ]]のわかりやすい例として、[[《スケルトン・バイス》]]を挙げてみると、以下のようになる。
+自分が[[《スケルトン・バイス》]]を使用。
+ 相手の[[手札]]を2枚墓地に置く。
+ 自分はカードを1枚使用し、相手の手札を2枚失わせたので、1:2交換。
結果的に自分の得が大きい場合は「アドバンテージが取れる」と言える。(上の例ではアドバンテージが取れている)
対戦を有利に進めるためには、積極的にアドバンテージを取りに行く必要がある。
1:2以上の交換ができるカードや、[[cip]][[能力]]などでアドバンテージを取りやすいカードは、比較的高く評価される。
アドバンテージは同じ量でも元の[[リソース]]の量が少ないほど、言い換えると元のリソースの量と比べて得たアドバンテージが大きいほど、重要な意味を持つ場合が多い。アドバンテージを得る場合だけではなく失う場合でも同じように、元のリソースが少ない場合ほど重要な意味を持つ場合が多い。
-同じ[[《ブレイン・タッチ》]]による1ハンデスでも、できることの少ない序盤とマナが既に潤沢な終盤に使うのとでは、相手の[[テンポアドバンテージ]]に与える差は大きい。一方で終盤であっても、相手が[[リソース]]を既に出し切っていたり、前のターンに[[《ロスト・ソウル》]]や[[《悪魔龍 ダークマスターズ》]]でリソースを失った後だったりすれば、その1ハンデスが決定打になる事もある。
-アドバンテージを失うことを[[ディスアドバンテージ]]ともいう。
-状況によっては、カード枚数が多くてもアドバンテージを得られるとは限らない。たとえば、[[手札]]が多くても[[マナ]]が足りなくて使えない場合などは、アドバンテージとは言えないこともある。
-アドバンテージは以下のように種類分けされることが多い。
--手札の枚数差を基準にする[[ハンドアドバンテージ]]
--マナの枚数差を基準にする[[マナアドバンテージ]]
--[[バトルゾーン]]のクリーチャーの数、質を基準にする[[フィールドアドバンテージ]]
--カード枚数ではなく、勝利までの時間を基準とする[[テンポアドバンテージ]]
--その他、[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]や[[《アクア・ベララー》]]等によって相手の手の内を把握する[[情報アドバンテージ]]など
いかにしてアドバンテージを「早く」「多く」取って行くかが、勝敗を分けるカギとなる。
-[[リセット]]は特定の[[ゾーン]](主に[[バトルゾーン]])の[[アドバンテージ]]を0に戻す能力であり、もともと[[アドバンテージ]]を多く取っていたプレイヤーほど損をする。また、[[オールハンデス]]や[[全体除去]]は、対象が相手のみであれば[[アドバンテージ]]を引っ繰り返せる可能性があり、逆転の黄金パターンの一つである。アドバンテージを取る[[デッキ]]では警戒が必要。
-[[【速攻】]]はアドバンテージ計算を無視して[[ダイレクトアタック]]成立という勝利条件を満たすことのみを目指した[[デッキ]]タイプである。そんな中でもアドバンテージ理論の観点から見れば、相手のアドバンテージ([[手札]]などの選択肢)が利用される前に勝負を決めることで[[腐らせる>腐る]]ことができるという面が認められる。
-カードの持つ[[デメリット]]は、基本的にはアドバンテージを損ねる行為であるが、別のプラスのアドバンテージに昇華されることもある。
--[[シールド回収]]などは典型例であり、[[シールド]]を減らす事で相手の[[テンポアドバンテージ]]に貢献してしまうが、その代わりに自分の[[ハンドアドバンテージ]]を増やせる能力である。
--単独では[[ディスアドバンテージ]]、もしくはそれほど大きくないアドバンテージしか得られないものでも、他のカードと組み合わせる事で絶大なアドバンテージとなるカードもある。
---[[《困惑の影トラブル・アルケミスト》]]や[[《黒神龍ザルバ》]]、[[《偽衒学者の交渉》]]などが該当する。
---[[手札交換]]は手札を増やした後捨ててしまうので、結果だけ見ればアドバンテージが増えていない([[《ガード・グリップ》]]と[[《エマージェンシー・タイフーン》]]、[[《エナジー・ライト》]]と[[《ブレイン・タイフーン》]]は、引く枚数は違えど得られる[[ハンドアドバンテージ]]は同じである)。しかし、実際には山札を多く掘って[[情報アドバンテージ]]を得られたり、墓地を増やして[[《インフェルノ・サイン》]]などのカードに貢献できることから、デッキによっては普通の[[ドローソース]]より優先して採用される。[[《絶海の虎将 ティガウォック》]]のように、「引いた」事実が重要な場合にもよく使われる。
---他には、[[《困惑の影トラブル・アルケミスト》]]や[[《黒神龍ザルバ》]]、[[《偽衒学者の交渉》]]などが該当する。
《トラブル・アルケミスト》は自分の[[マナアドバンテージ]]を全て破棄してしまうが、かわりに[[ハンドアドバンテージ]]を大量に得られるため[[《闇王ゼーロ》]]などのコンボに貢献する。
《ザルバ》や《偽衒学者の交渉》は自分だけでなく相手にも[[ハンドアドバンテージ]]を与えてしまうが、逆に言えば繰り返し使う事で相手の[[ライブラリアウト]]を促進させるカードとも考えられ、前者は[[ループ]]のフィニッシャー、後者は耐久系のデッキである[[【シールドプリズン】]]の核の一つとして使われる。
**参考 [#y9462965]
-[[用語集]]
-[[アド]]
-[[殿堂入り]]
-[[《スケルトン・バイス》]]
-[[cip]]
-[[《ソウル・アドバンテージ》]]
&tag(用語集,アドバンテージ);