#author("2024-08-15T12:09:27+09:00","","")
#author("2024-10-06T18:19:22+09:00","","")
*キャントリップ [#m0161895]

メインの用途とは別についている、1枚[[ドロー]]する[[能力]]の俗称。
また、それを持つカードのこと。略して「キャントリ」とも。

基本的に[[呪文能力]]によるものを指すが、[[クリーチャー]]などが持つ[[cip]]をこれに含めることもある。
//原義に沿うなら、クリーチャーのcipは含めない方が自然

|クリスティ・ゲート P 光文明 (3)|
|呪文|
|S・トリガー|
|自分のシールドをひとつ見る。その中から、進化ではない光のデーモン・コマンドを1体、バトルゾーンに出してもよい。|
|カードを1枚引く。|

|ルナ・ブルーダイナソー VR 水文明 (5)|
|クリーチャー:サイバー・ムーン 4000|
|ブロッカー|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを1枚引いてもよい。|
|このクリーチャーは攻撃することができない。|

広義には「オマケ」ではなく1枚ドローすることがメインのカードや、さらに拡大解釈して「1ドローする」という能力全般を指すこともある。

|アクア・ハルカス C 水文明 (3)|
|クリーチャー:リキッド・ピープル 2000|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを1枚引いてもよい。|

|ガード・グリップ C 水文明 (1)|
|呪文|
|カードを1枚引く。|

上の派生で、[[ドローソース]]での拡大解釈と同様にルール上では「[[引く]]」に該当しないときでもキャントリップ互換として扱う場合もある。デッキの回転面では同義だが、流石に元から離れすぎているため「疑似キャントリップ」といった形でぼかす場合がほとんど。

|エヴォル・メラッチ P 火文明 (3)|
|クリーチャー:ファイアー・バード炎 1000|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から4枚を見る。その中から進化クリーチャーを1体、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、残りを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。|

|電磁闘竜トモエ UC 水/火文明 (2)|
|クリーチャー:サイバーロード/ティラノ・ドレイク/サムライ 1000|
|バトルゾーンに出た時、自分の山札から1枚目を表向きにする。それがこのクリーチャーと同じ種族をもつクリーチャーなら手札に加え、それ以外であれば墓地に置く。|

キャントリップを持つカードは[[プレイ]]しても[[手札]]が減らないので、[[息切れ]]の原因にならない。また、見かけ上「マナだけを支払った」ような形になる。
「1枚」に限定しているのはこの特徴ゆえであり、2枚以上の[[ドロー]]は手札を増やすという意味で「[[ドローソース]]」と呼ばれ、キャントリップとは区別することがある。

キャントリップはドローだけでなく、別の仕事もこなすことができる。例えば[[《クリスティ・ゲート》]]は、[[進化]]ではない[[光]]の[[デーモン・コマンド]]を[[踏み倒す>踏み倒し]]能力を併せ持つ。
当然、その分コストは重めに設定される。

あくまで単体のカードが[[息切れ]]を防止するだけなので、[[手札]]を増やしたい場合は[[《エナジー・ライト》]]や[[《口寄の化身》]]のような[[ドローソース]]を頼るべきである。

-[[《雷鳴の守護者ミスト・リエス》]]は味方[[クリーチャー]]全員にキャントリップを与えているようなもので、[[息切れ]]しない強力な展開が可能となる。
また、[[《知識の精霊ロードリエス》]]などは[[ドロー]]の[[能力]]の対象に自身も含まれているため、それ自身だけでもキャントリップとしての働きができる。

-条件のないキャントリップ付きの[[呪文]]は、[[第一世代枠>カード枠(第一世代)]]世代では[[《虹色の霊光》]][[《ホーンテッド・チョイス》]]が存在。[[エピソード1]]以降は[[《ハッキング・サーチ》]]を革切りに、少しずつ登場している。[[S・トリガー]][[呪文]]が多いのも特徴。

-[[ドロー]]を主戦略とする[[水]][[文明]]に多く存在する。[[光]][[文明]]も[[呪文]]を中心にその数を増してきている。

-[[《ブレイン・ストーム》]]や[[《エマージェンシー・タイフーン》]]のような、結果的に「1枚ドロー」する効果だが[[山札操作]]や[[手札交換]]を伴う効果は、事実上「[[トップ操作>山札操作]]や[[墓地肥やし]]のついたキャントリップ」と言えなくもないが、そう呼ばれる事は少ない。

-「1枚引く」効果でも、[[《絶望神サガ》]]や[[《「祝え!この物語の終幕を!」》]]のように一連の効果の途中でカードを引き、その後に[[手札交換]]や[[コスト踏み倒し]]等を行う効果は、キャントリップとは呼ばれにくい。「オマケ」の効果ではなく、あくまで続く効果の選択肢を増やすためのドローだからである。

-語源は[[Magic:The Gathering]]の[[同名の俗語>http://mtgwiki.com/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97]]。MtGの公式ブログでも使用されたことのある由緒ある単語である。昨今ではMtGやデュエマに限らず、様々なカードゲームで広く使われている。
--キャントリップが「呪文能力による、オマケの効果」と定義されることが多いのは、MtGで初めて登場した際にそういったカードにつく効果であったため。
--なお、更に語源を辿ると、RPG「ダンジョン&ドラゴンズ」の用語に由来する。「cantrip」とは英語で「まじない」などの意味を持つ言葉であり、同RPGにおける小さな魔術を示す単語に準えて命名された。

**キャントリップの例 [#wd6796b9]
-[[《空域の守護者ブインビー》]]
-[[《シャイン・アロー》]]
-[[《クリスティ・ゲート》]]
-[[《マスター・スパーク》]]
-[[《アクア・ハルカス》]]およびその[[相互互換]]
-[[《ブレイン・チャージャー》]]
-[[《アンラッキーダーツ》]](条件付き)
-[[《ガードレッスン 〜初級編〜》]]
-[[《ジオ・ブロンズ・マジック》]](条件付き)
-[[《ルナ・ヘドウィック》]]
-[[《エヴォル・メラッチ》]](疑似)
-[[《電磁闘竜トモエ》]](疑似)

**参考 [#x4693dd3]
-[[用語集]]
-[[ドロー]]
-[[サーチ]]
-[[手札補充]]
-[[手札交換]]

&tag(用語集,キャントリップ);