#author("2025-08-24T12:57:57+09:00","","")
#author("2025-08-24T13:45:26+09:00","","")
*ゴリ&ruby(お){押};し [#l07a3d6e]

[[S・トリガー]]や[[殴り返し]]のリスクを省みず、[[シールド]]めがけて激しく[[ビートダウン]]すること。
言い換えれば、その場の[[ダメージレース]]に注力すること。

[[デュエル・マスターズ]]の[[ルール]]上、相手の[[シールド]]を[[ブレイク]]すればそれだけ自分が勝利に近づくのは間違いない。しかし、[[ブレイク]]された[[シールド]]は相手の[[手札]]となり、それが[[S・トリガー]]ならば[[マナコスト]]無しで使用することができる。
更に、[[殴り返し]]で[[ボードアドバンテージ]]を取られる隙も与えてしまうため、下手な[[攻撃]]は利敵行為になることも多い。

自分の戦力が整っていない状態で無理にゴリ押しすると、[[S・トリガー]]で自分の[[クリーチャー]]を[[除去]]された上、増えた[[手札]]で圧倒されて負けるという状況に陥りやすい。

このように、不用意な[[攻撃]]は結果的に[[ディスアドバンテージ]]を負いやすいので、自分が不利な状況以外では避けるべき[[プレイング]]である。

無論、ゴリ押しが有効な場面も存在する。具体的にはシールドブレイクで得られた手札の枚数が、手数の多さに変換できないときのこと。
地道な[[コントロール]]を使っているときにゴリ押しされると非常に苦しい場面もあり、不利な状況で[[《青銅の鎧》]]などの小型[[クリーチャー]]や[[《爆竜 GENJI・XX》]]のような[[スピードアタッカー]]でゴリ押ししていたらそのまま勝ってしまうこともよくある話。
その他、[[《“轟轟轟”ブランド》]]や[[《ミリオンブレイブ・カイザー》]]といった、1〜2ターン目からゴリ押しを開始した場合、相手側は手札があってもマナがなくて[[カウンター]]できないという事態は往々にして存在する。

[[今引き]]の[[スピードアタッカー]]への回答を持たない([[ブロッカー]]が立っていない、[[シールド追加]]手段がない、[[《ボン・キゴマイム》>《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》]]のような[[速攻メタ]]も立っていないなど)と見るなら、相手のシールドを早期に0に追い込む戦術は効き目がある。

攻めるべき時を冷静に見極められるようになることが、初心者脱却への第一歩と言えるだろう。

-初心者[[プレイヤー]]は[[【連ドラ】]]の[[ファイアー・バード]]などでゴリ押しすることがある。[[【連ドラ】]]の[[コンセプト]]を考えれば望ましい[[プレイング]]ではないが、[[《コッコ・ルピア》]]→[[《フレミングジェット・ドラゴン》]]で計4枚シールドブレイクなど、状況によっては相手を窮地に追い込めることもある。

-[[速攻]]は序盤から激しく[[ビートダウン]]を仕掛けていくが、これは単なるゴリ押しでなく、立派な戦術である。[[速攻]]は[[ウィニー]]による素早い攻めに特化しており、相手の戦力が整わないうちに[[シールド]]を割りきって止めを刺してしまうところに強さの肝がある。

-類語として「ぶっ放す」などがある。

-[[コンボデッキ]]相手にゴリ押しするかはよく考えたい。十分な[[マナ]]が貯まっている状態だと[[コンボ]]のパーツが揃ってしまうこともありうる。逆に、何らかの理由ですぐに[[コンボ]]が始動できないならば、さっさと殴り勝ってしまうのが安全と言える。

-[[【ミステリー・キューブ】]]や[[【ガチャガチャデリート】]]は[[マナ]]を貯めて素出しすることも[[S・トリガー]]からカウンターで返すこともできるため、[[呪文ロック]]での蓋を待つのもゴリ押しで殴り切ろうとするのもリスクのある相手である。

-[[S・トリガー]]の他にも[[革命]]や[[鬼エンド]]など、シールドが少ないと強化される、いわゆる[[クラッチ]]と呼ばれる逆転系能力もそれなりに存在する。考えなしに攻めるとこれらに引っかかる危険性があるが、逆に相手がそれらを能動的に使う下準備として故意に[[シールド]]を減らしてきた場合、隙あらばゴリ押しの絶好の機会となりうる。

-[[cip]]や[[封印]]外し目当てで[[着地置換効果]]ではない[[コスト踏み倒しメタ]]がいても構わず次々とコスト踏み倒しを行うことや、マナ送り方式の着地置換効果コスト踏み倒しがいる中でメタ圏外までコスト踏み倒しを繰り返してマナを伸ばす行為なども、ゴリ押しと言える。

-[[デュエパーティー]]では自分が決め切れなくても他のプレイヤーが止めを刺してくれることもあるため、自分ではどうしようもなくなった時に結託しながらゴリ押しをする様子も通常構築以上に見られる。

**参考 [#bd4f6de3]
-[[用語集]]
-[[ビートダウン]]
-[[ダメージレース]]

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