#author("2023-02-10T15:16:17+09:00","","")
#author("2023-02-12T11:12:37+09:00","","")
*デッキ [#fcb34fe9]
1プレイヤーが試合に用いる[[カード]]をすべて含んだ束のこと。

より厳密には(公式用語としては)ゲーム開始時に[[山札]]として用意される40枚のみを指す。ただし、それ以外にも[[超次元]]や[[超GR]]など、山札以外に用意されるものも含めてデッキと呼ばれることもあり、このページでも便宜上、これらについても解説する。

[[デュエマ]]を始めるにはお互いの[[プレイヤー]]がデッキを1つずつ用意する必要がある。
これがなくては始まらないほどのゲームの基本である。

当然ながら、ゲーム中はデッキに入れたカードしか使用できないため、慎重に使用するカードを選びたいところである。

代表的なデッキタイプについては[[デッキ>デッキ集 (一覧)]][[集>デッキ集 (分類)]]や[[デッキ・カードプールの変遷]]を参照のこと。

**デッキを組む際のルール [#ac88b298]
構築にはいくつかのルールがあり、それらを守らなければならない。
***カードの総枚数 [#e1076e2e]
1つのデッキに入れられる[[カード]]の合計枚数はルールによって定められている。
:''[[メインデッキ]]……40枚''(([[ルール・プラス]]によって変更が加えられる場合はある))|ゲーム開始時に[[山札]]となる[[カード]]の束。
:''[[メインデッキ]]……40枚''|ゲーム開始時に[[山札]]となる[[カード]]の束。
公式にはこの部分だけ指してデッキと呼ぶ。
デッキを構成する[[カード]]の総枚数は、''過不足なく40枚。''それより多くても少なくてもいけない。
ただし、以下に挙げる特殊なカードを使用するか否かによって、一人のプレイヤーがゲームで使用するカードの枚数は異なってくる。
また、[[《13番目の計画》]]を使用する場合、[[メインデッキ]]の総数は5枚刻みで60枚まで変動する。
:''[[超次元ゾーン]]に置かれるカード……0〜8枚''|メインのデッキとは別に、[[サイキック・クリーチャー]]か[[ドラグハート]]を合計8枚まで用意できる。もちろん1枚も用意しなくてもいい。
:''[[超GR]]……0枚or12枚''|メインのデッキとは別に、[[超GRゾーン]]に置く[[GR]][[カード]]の束を用意できる。用意しなくてもいいが、使用する場合は必ず''過不足なく12枚。''それより多くても少なくてもいけない。
:''[[ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード]]……0〜1セット''|メインのデッキとは別に、[[ゲーム]]開始時から[[バトルゾーン]]に特殊なカードの中から1セットだけ用意することができる。用意しなくてもいいが、投入する際はセットに含まれるすべての[[カード]]を1枚ずつ用意しなければならない。
なお、ややこしいが[[《禁断〜封印されしX〜》]]と[[《Forbidden New Year》]]の場合は''[[メインデッキ]]40枚のうちの1枚としてカウントされる。''((暫定。総合ゲームルールなどには明記されていない))


***同名カードの枚数制限 [#fcffd174]
基本的に、同じ[[カード名]]を持つ[[カード]]は1つのデッキに4枚まで入れられる。[[超次元ゾーン]]は同じく4枚、[[超GR]]は2枚がそれぞれ同名カード投入の限度。
-[[ツインパクト]]カードに関しては、持っている名前が『すべて一致している』場合のみ同一のカードとして扱い、そうでなければ別々のカードとしてカウントされる。例えば[[《龍装の調べ 初不/ホーリー・スパーク》]]と[[《ホーリー・スパーク》]]、[[《天地命動 バラギアラ/天上天下輪廻独尊》]]と[[《天地命動 バラギアラ/輪廻暴炎》]]はどちらも別々のカードとして扱われ、それぞれ4枚ずつ投入できる。
-[[ジャンボカード]]や[[3D龍解]][[カード]]など、通常のサイズと異なるカードも1枚としてカウントされる。[[DMX-22]]の[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]も[[3D龍解]][[カード]]であり、3枚1組の[[カード]]が1枚分としてカウントされる。
-[[4枚より多くデッキに入れることができる]][[カード]]も存在する。こちらは[[能力]]の形で[[カード]]に記載されている。一覧は「[[4枚より多くデッキに入れることができる]]」のページを参照。

***殿堂入り [#nfb290a9]
[[殿堂入り]]に指定された[[カード]]は1枚までしか入れられない。
[[プレミアム殿堂]]に指定された[[カード]]、および[[使用禁止カード]]は1枚も入れられない。

[[プレミアム殿堂コンビ]]に指定されているカードは、どちらか片方のみ[[デッキ]]に4枚まで加えることができる。
[[プレミアム殿堂超次元コンビ]]に指定されているカードは、どちらか片方のみ[[デッキ]]か[[超次元ゾーン]]に4枚まで加えることができる。

[[殿堂レギュレーション]]はよく確認しておくこと。

***[[《13番目の計画》]]による[[メインデッキ]]枚数の変動 [#xcd6b17b]
[[ルール・プラス]][[《13番目の計画》]]を使用できる[[レギュレーション]]の場合、上の[[ルール]]を超え[[メインデッキ]]の枚数を5枚増やすことができる。
これ自体はカードなため複数投入でき、その枚数によって[[メインデッキ]]の枚数も変動する。4枚フルで投入した場合、メインデッキは60枚となる。

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上記の[[ルール]]さえ守っていれば、あとは好きなようにカードを選んで組むことができる。

-[[殿堂ゼロデュエル]]や[[メガデッキデュエル7]]など、上記の[[ルール]]が当てはまらない[[レギュレーション]]もある。[[公式大会]]や[[公認大会]]に出る際は、[[デュエル・マスターズ公式HP]]や[[コロコロコミック]]で事前に確認するべきだろう。

***ゲーム中のデッキの扱い [#y901afc5]
**ゲーム中のデッキの扱い [#y901afc5]
[[ゲーム]]を行う際、各[[プレイヤー]]は[[デッキ]]を[[シャッフル]]して[[山札]]に置き、その上から[[シールドゾーン]]に5枚、[[手札]]に5枚をそれぞれ配置して開始する。
ただし、[[サイキック・クリーチャー]]や[[ドラグハート]]は[[超次元ゾーン]]に、[[超GR]]は[[シャッフル]]して[[超GRゾーン]]に置き、それ以外の両面を持つ[[カード]]の扱いはそれぞれのテキストの指示に従う。

[[ブースターパック]]を用いる一部の[[能力]]によって、[[ゲーム]]中の[[デッキ]]の中身や枚数が変動する場合があるが、仮にこの[[能力]]で[[デッキ]]の40枚または[[超次元ゾーン]]の8枚を超過したり、同名[[カード]]が5枚以上([[殿堂入り]]は2枚以上、[[プレミアム殿堂]]は1枚以上)になったとしても、ゲームは続行される。
-ただし、ゲームが終了した後は上記のデッキを組む際の規定通りに再調整しなければ再びゲームを行う事はできない。

[[4枚より多くデッキに入れることができる]][[能力]]が[[封印]]などにより無効化される場合もあるが、これも[[ゲーム]]中は影響はない。

**「デッキ」という語の範囲について [#bfa3d1fe]
総合ルール(Ver.1.19)に「デッキはちょうど40枚でなければならず〜」(100.2.)、「デッキとは別に超次元ゾーン用として〜」(100.3.)とあるように、''ルール用語としての「デッキ」は40枚の山札になる部分のみであり、超次元ゾーンや超GRは含まれない''。

一方で「デッキレシピ」「デッキビルディング」と言った際には[[超次元ゾーン]]や[[超GR]]の構築も含むなど、1試合で1プレイヤーが使うカード全てをひっくるめて便宜的に「デッキ」と呼ぶこともある。
[[俺のデッキは52枚]]という歌も存在するように、厳密なルールが必要ない場所では公式からもしばしば使われる用法となっている。

[[超次元ゾーン]]や[[超GR]]を含まない「デッキ」を示す際は「[[メインデッキ]]」という語を使ったほうがわかりやすい。

**デッキの構築 [#cc831f84]
カードを選んでデッキを組むことを「デッキ構築」「[[デッキビルディング]]」と呼ぶ。

最初は適当に選んだ[[カード]]や好きな[[カード]]だけで[[デッキ]]を組んでもいいが、戦略や[[カード]]同士の[[シナジー]]などを考えていくと、使う[[カード]]はある程度絞られてくる。
実際、デッキは戦略によってさまざまな型があり、デッキの型の区分を[[デッキタイプ]]と呼ぶ。
逆に戦略を考えない、あるいは絞り切れてない[[デッキ]]は[[ジャンクデッキ]]と呼ばれる。

[[構築済みデッキ]]は最初から戦略が組み込まれた状態で販売しており、初心者が手に取るデッキとしておすすめ。

**その他 [#xb56f5d7]

-海外版のルールではデッキの枚数に制限はない。100枚や200枚のデッキを組むことも可能だが、デッキの枚数が増えるとその分狙ったカードを引ける確率が下がるので、可能な限り40枚に近づける方がよい。

-[[超次元ゾーン]]や[[ガチャ]]を用意し忘れた場合でも、メインの40枚のカードがあれば一応[[デッキ]]として成立し、ゲームを行うことができる。

-[[ゲーム]]中はデッキの[[カード]]は各[[ゾーン]]で使われているため、デッキそのものを参照する能力というものはほとんど存在しない。例外は[[4枚より多くデッキに入れることができる]]で、これはゲーム開始よりも前の[[デッキビルディング]]の段階で機能するため。

-「デッキからカードを[[ドロー]]する」などと、よく[[山札]]と同じ意味で使用されるが、厳密には意味合いが違う。[[山札]]とはデッキから[[手札]]や[[シールド]]を差し引いた未使用のカードの束であり、デッキというまとまりの一部である。
--とはいえ[[デッキ進化]]では完全に[[山札]]の意でデッキという単語が使われているため、誤解さえ生じなければどのような言い回しでも大した問題はないだろう。

-「束」と呼ばれる事も多い(例:高額なカードが大量に使われた、または要求するデッキを「札束」、[[質の低いデッキ>ジャンクデッキ]]を「紙束」など)。
**デッキ投入枚数制限に関わる項目の一覧 [#s4d96e92]
-[[カード名]]
-[[殿堂入り]]
-[[プレミアム殿堂]]
-[[プレミアム殿堂コンビ]]
-[[プレミアム殿堂超次元コンビ]]
-[[使用禁止カード]]
-[[4枚より多くデッキに入れることができる]]
-[[2枚より多く超GRに入れることができる]]
-[[ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード]]

**参考 [#h382f1b3]
-[[デッキタイプ]]
--[[デッキ集 (一覧)]]
--[[デッキ集 (分類)]]
--[[ガチデッキ]]
--[[ファンデッキ]]
--[[メタデッキ]]
--[[種族デッキ]]
-[[デッキ・カードプールの変遷]]
-[[メガデッキデュエル7]]
-[[デッキビルディング]]
-[[山札]]

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