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#author("2025-10-30T12:54:55+09:00","","")
*ブロッカー破壊 [#i2b343dd]
+手段を問わず、相手の[[ブロッカー]]を[[破壊]]する行為。プレイヤーへの攻撃を通すのに重要となる。
+『「[[ブロッカー]]」を持つ[[クリーチャー]]』という範囲で破壊を行う[[能力]]・[[効果]]。目的は問わない。
このページでは2.について説明する。
*ブロッカー破壊(効果) [#i2b343dd]
「[[ブロッカー]]」能力持ちのクリーチャーを名指しで[[破壊]]する[[能力]]や[[効果]]の俗称。
[[火]]が得意としているが[[闇]]にも多少存在している。
[[DM-01]]から存在する。
|クリムゾン・ワイバーン SR 火文明 (8)|
|クリーチャー:アーマード・ワイバーン 3000|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、バトルゾーンにある「ブロッカー」を持つクリーチャーをすべて、持ち主の墓地に置く。|
|超次元キル・ホール C 火文明 (3)|
|呪文|
|相手の「ブロッカー」を持つパワー4000以下のクリーチャーを1体破壊する。|
|次のうちいずれかひとつを選ぶ。|
|►コスト2以下のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。|
|►コスト4以下の火または自然のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。|
|クリティカル・ブレード C 闇文明 (2)|
|呪文|
|S・トリガー|
|相手の「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体破壊する。|
対象条件のある[[除去]]の一種だが、特筆すべきはその[[コストパフォーマンス]]の高さ。
大抵は2000~3000[[火力]]に相当する[[コスト]]でありながら、[[ブロッカー]]さえ持つ相手ならばどんなに高い[[パワー]]でも[[除去]]できてしまう。
一応、[[ブロッカー]]指定と同時に[[火力]]同様の[[パワー]]範囲制限がかけられているものもまれに存在する。
環境によっては、ブロッカーを持つことがデメリットとして勘案されるケースもあるほど。
とはいえ[[ブロッカー]]は一部の[[文明]]にしか存在しないことから、[[腐る]]頻度が多い[[除去]]である点も否めない。
//-ブロッカーを無力化する方法は、ブロッカー以外も対象に取れる[[タップ]]または[[除去]]のほうが[[汎用性]]が高い。ブロッカー破壊は汎用性を犠牲に高いコストパフォーマンスを実現しているといえる。
//タップに関しては、持続性などの話もあるので単純に比較できないのでは?
-[[《蒼黒の知将ディアブロスト》]]や[[《剛鉄突破 アイアンローズ》]]のように、相手にブロッカーを与える効果とブロッカー破壊を組み合わせるコンボも存在する。→[[【ディアブロストコントロール】]]
//-[[インフレ]]が進むごとに、ブロッカーの有無に関係なく高パワーのクリーチャーを[[除去]]する手段が増加していくため、このようにブロッカーしか対象にとれない除去は価値を失っていくことになる。[[覚醒編]]ではブロッカー除去がおまけのようについてくる[[《爆竜 GENJI・XX》]]が登場し、[[双極篇]]では[[《スニーク戦車 オーリー/トゲ玉・キャノンボール》]]のようにブロッカー除去以外に別の役割も果たせるクリーチャーも登場した。[[十王篇]]では[[《爆竜 GENJI・XX》]]に[[キリフダッシュ]]が付き[[上位互換]]になった[[《ゴールド・キンタックス》]]までもが登場しており、もはや単体除去であればおまけ程度な能力となってしまっている。
-[[デュエル・マスターズ プレイス]]では、「ブロッカー破壊は[[火]]担当」を徹底してるためか、[[DMPP-06]]までのブロッカー破壊を持つカードは全て火であった([[多色]]も含む)。[[DMPP-07]]で闇単色の[[《封魔ヴィネス》]]が登場した。
--[[《ピーカプのドライバー》]]・[[《コメット・チャージャー》]]など、低[[コスト]]のブロッカー破壊は軒並みパワー6000以下のみを対象にしている。[[DMPP-07]]現在、[[《ガンガン音弾破》]]と同じ効果(パワーに関係なくブロッカーを1体選んで破壊する)を持つのは[[《腐敗勇騎ガレック》]]等コスト5以上のみである。
--[[DMPP-07]]では、状況次第でパワーが6000より大きいクリーチャーを破壊できるコスト4の[[《サージェント・クワガタン》]]が登場した。ただし非確定かつ、自分で相手のクリーチャーを選べない。
--[[DMPP-09]]でついにブロッカー確定除去でコスト2の[[《クリティカル・ブレード》]]が登場した。
**ブロッカー破壊に関するカードの変遷 [#scd20be3]
※ここでは広義の[[ブロッカー除去]]、および[[ブロッカー]]に関するカードも合わせて記述する。
[[基本セット]]時代は、ブロッカーは防御の花形の1つであった。そのため、[[DM-01]]の[[《クリムゾン・ワイバーン》]]、[[DM-02]]の[[《クリスタル・パラディン》]]と[[《守護聖天ラルバ・ギア》]]は盤面を豪快に覆しうる強力な[[フィニッシャー]]であった。
[[DM-14]]では[[《蒼黒の知将ディアブロスト》]]が登場。相手をあえて[[ブロッカー]]に変化させ、質の高いブロッカー除去で退場させる戦略を組めるようになった。→[[【ディアブロストコントロール】]]
[[DM-16]]で[[《ヘブンズ・ゲート》]]が登場し、[[《天海の精霊シリウス》]]のような巨大[[ブロッカー]]・アタッカー性能持ち[[ブロッカー]]が早期出現するようになる。これに伴い、ブロッカー除去は相手のアタッカーを牽制する側面も持つようになる。
[[覚醒編]]では[[《爆竜 GENJI・XX》]]が登場。それまでとは一線を画す本体[[スペック]]と、そこから放たれる強力なブロッカー破壊の持ち主。
直後の[[エピソード1]]開始前にも比較的軽量な全体ブロッカー除去である[[《超爆デュエル・ファイアー》]]が登場。
この時期はこれらのカードにより、[[ブロッカー]]全般に逆風が吹いており、[[【ヘブンズ・ゲート】]]系列はもちろん、ブロッカーを主体としないデッキにおいても、ブロッカーを積極的に積みづらい状況が形成されていた。
しかし、[[エピソード2]]直前になって[[《光器パーフェクト・マドンナ》]]が登場。[[《爆竜 GENJI・XX》]]がこれ1体で止まるようになり、ブロッカーが息を吹き返す。
逆に、ブロッカー除去ではどうやっても除去できないという《マドンナ》の性能から、今度はブロッカー除去の方に逆風が吹くことになる。少なくとも、ブロッカー除去の性能しか持たないカードの価値は大きく下がった。
また、[[ドラゴン・サーガ]]では各[[文明]]にリソース稼ぎおよび[[除去]]の手段が確立したことにより、序盤は多数のブロッカーで固めるよりも、リソースを確保するという動きがより活発になった。
[[cip]]持ちで除去される前にある程度仕事をする、[[システムクリーチャー]]の側面を持ちどのみち狙われるなどの[[ブロッカー]]も多数登場し、ブロッカー除去単独の価値はさらに低下。
[[革命編]]では[[高速化]]が進み、[[ブロッカー]]やブロッカー除去の挟まる隙がなくなる。
[[新章デュエル・マスターズ]]では[[光]]の[[メタリカ]]が[[攻撃曲げ]]を主力に採用したことで、ブロッカー除去の効かない防御札が乱立するようになる。
これらの要因により、この頃にはブロッカー除去はかなり下火の状態となった。
一応、他の[[能力]]を持つ[[カード]]のおまけ[[効果]]としてなら活躍の機会はあるが、[[確定除去]]の[[コスト]]の低下や[[火力]]の[[インフレ]]などにより、2.の意味のブロッカー破壊に頼らずとも、1.の意味でのブロッカー破壊を行える機会は増えてきている。
-[[DM24-EX1]]期には、ブロッカー破壊をメインギミックの一つとするデッキである[[【白赤メカ】>【白黒メカ】#v3bea5b0]]が確認された。
このデッキは敵味方問わず全クリーチャーに[[ブロッカー]]を付与する[[《ボルシャックの古代神殿》]]の存在によりブロッカー破壊を事実上の[[確定除去]]であるかのように扱うことができるというものであった。
-[[DM24-EX1]]期には、今までよりはるかに低コストで相手への[[ブロッカー]][[付与]]が可能な[[《ボルシャックの古代神殿》]]の登場により、[[【ディアブロストコントロール】]]のギミックを搭載したタイプの[[【白赤メカ】>【白黒メカ】#v3bea5b0]]が確認された。
**参考 [#lc7be7e9]
-[[用語集]]
-[[メタ]]
-[[ブロッカー除去]]
-[[《クリムゾン・ワイバーン》]]
-[[《超次元キル・ホール》]]
-[[《クリティカル・ブレード》]]
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