#author("2021-05-02T21:52:41+09:00","","")
#author("2022-01-18T19:59:49+09:00","","")
*プロキシ [#h1bfd505]

あるカードの代理として扱うカードのこと。
具体的には、手に入れにくい[[レアリティ]]の[[カード]]などの代わりに、他の[[カード]]に付箋を貼るなどして作る[[カード]]。

当然ながら[[公式大会]]や[[公認大会]]などでは使用することはできないため、主にテストプレイなどの身内同士の[[ゲーム]]で使用される。

流行の[[デッキ]]や気になった[[デッキ]]の強さを知りたい場合には、とりあえずプロキシを使って[[デッキ]]を組んでみるのが手っ取り早いだろう。

[[カード]]を裏にして[[スリーブ]]に入れるだけでは、その時々で都合のいい[[カード]]として使えてしまうため、[[効果]]を逐一記載するまで行かなくとも、せめて[[カード名]]を明らかにするのが望ましい。

多くの[[プレイヤー]]はきっちりと本物の[[カード]]を使って[[デッキ]]を組んでいるため、プロキシの使用を好まない[[プレイヤー]]もしばしば見られる。[[カジュアル]]の対戦でも、なるべく事前に使用の是非を確認したい。

できれば身内同士でのテストプレイに留めるのが無難である。

-実際の[[デュエル・マスターズ]]の開発においても、商品としての[[カード]]を作る前、ゲームメイクの段階でプロキシを用いていることが明らかになっている(一例:[[https://twitter.com/syaba3/status/1121770182873980928]])。[[DMX-22]]にはその1つである手書きの[[《フェアリー・ライフ》]]が''実際のゲームに使えるカードとして''収録された。

-[[シングルカード]]市場で高価なカードを買う前には、プロキシでテストプレイを行い、本当に必要な枚数を把握しておくと失敗が少ない。

//-プロキシ[[カード]]を何度も使用するのは避けたほうがいい。実際の[[カード]]を手に入れても、思い入れが薄くなってしまう。

-使用カードが13種類以下(ジョーカーを考慮すれば14種類。ジョーカーが4枚存在する型のトランプも存在する)ならトランプを使ったプロキシのみのデッキ(いわゆるプロキシ単)を組むこともできる。例として、[[【レッドゾーン】]]は4枚積みが多く13種類もカードを使えれば十分デッキとして成り立つため、このような遊び方ができる。このようなプロキシ単で遊ぶのは[[カード資産]]の無い[[プレイヤー]]の嗜みの1つ。

-同じ[[文明]]、[[コスト]]の[[カード]]を使う方が間違えにくい。また、コピーしたものを[[スリーブ]]に入れて使用すると違和感なくプレイできる。もちろん対戦相手には事前に確認をするべきである。

-(本編ではないが)漫画「ケシカスくん」において、[[ケシカスくん]]が[[《ボルベルグ・クロス・ドラゴン》]]のプロキシを使用した。こちらは[[《不死身男爵ボーグ》]]に落書きした形の代理[[カード]]であるが、あまりこのような形のプロキシは好まれない。普通の[[カード]]として使用するのが事実上不可能になるからである。

著作権法第30条には
> 家庭内で仕事以外の目的のために使用するために,著作物を複製することができる。同様の目的であれば,翻訳,編曲,変形,翻案もできる。

とあるので、''個人・家庭内で使用する限りは''[[カード]]そのものを複製しても著作権侵害にはあたることはない。

ただし''このような複製[[カード]]を公の場(店舗のデュエルスペースなど)で使用するのは著作権上の「私的利用」には当たらないので要注意''。
ましてや、''イベント・[[チャンピオンシップ]]・[[チャレンジカップ]]・[[公認グランプリ]]・[[公式大会]]・[[公認大会]]で使用するなど論外である''。
この場合『海賊版』『偽造カード』を使用したとみなされ、即刻失格やイベントへの出入り禁止、大会への出場資格剥奪、[[DMPランキング]]の資格停止といった厳罰は勿論のこと、権利者から法的措置を受けることにもなり、それによってCOLOR(red){ユーザー全体のモラルが疑われる}事態にもなる。こうなればユーザー全体に不利益が及ぶため、絶対に行わないように。
犯罪者・不正ユーザーの烙印を押されない為にも、そのようなプロキシを使っている[[プレイヤー]]が競技大会に参加する場合、デッキのカードが全て正規品であるかをよく確認すべきである。
//間違っていたら訂正お願いします

-そもそも、著作権法を無視したとしても、「[[デュエル・マスターズ競技イベント運営ルール]]」において、''本物ではないカードは使用することができない''と定められている。

>3.3 真正カード
>>~プレイヤーは、改変されていない、以下の条件を満たすデュエル・マスターズの商品、プロモカードに含まれる真正のゲーム・カードを使うことができる。
- ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社が発行した本物である
- 裏面が通常のデュエル・マスターズの裏面であるか両面カードである
- 日本で商品として販売された、または日本で配布されたプロモカードである
- 区別がつくような傷があったり修整が加わっていたりしない
- イベントのフォーマットによって定められる条件を満たしている

>~イベントのヘッドジャッジは、イベント中に傷ついたカードに関して代用カードを発行できる。上記以外のカードは真正のゲーム・カードではなく、認定イベントでは使用できない。
~他の条件を満たしている限り、印刷ミスのあるカードを使ってもよい。ただし、分かりにくい文言や絵を使って有利を得ようとしてはならない。
~アート的な修正は認定イベントでも許容されうるが、その修正がカードのイラストを識別できなくしていたり、戦略上意味のある情報を含んでいたり、問題のあるイラストを含んでいたりしてはならない。アート的修正によってマナ・コストやカード名が隠れたり変わったりしていてはならない。
~あるカードがそのイベントで使用できるかどうかを決定するのは、ヘッドジャッジである。

-[[《龍の極限 ドギラゴールデン》]]や[[DMEX-03]]の[[カード]]についてくるシールもプロキシの一種である。他のカードにシールを貼り直したものはもちろん、シールをそのままにした状態の[[カード]]も公式では使用できないので注意。

**プロキシ風のカード [#kaa0e89c]
-[[《フェアリー・ライフ》]]([[DMX-22]])
-[[《フェアリー・シャワー》]]([[DMEX-08]])


**参考 [#qd11baa3]
-[[用語集]]
-[[スリーブ]]
-[[カード資産]]
-[[《ジョーカード》]]

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