#author("2023-10-08T13:36:47+09:00","","")
#author("2024-09-22T20:14:30+09:00","","")
*マナ [#pf329049]

[[マナコスト]]の支払いに必要なエネルギーのこと。
公式には「魔法のエネルギー」とされる。

[[クリーチャー]]を[[召喚]]したり[[呪文]]を[[唱え>唱える]]たりする([[カード]]を[[プレイ]]する)際には、その[[コスト]]を支払えるだけのマナが必要となる。

**ルール [#caf80ddf]
※「[[マナコスト]]」、ページ下部「その他」の欄も参照のこと。

マナは、''[[メインステップ]]で[[カード]]を[[使う]]時に支払いを求められる''(一部にマナの支払いを要求する[[能力]]も存在し、これは[[メインステップ]]のタイミングとは限らない)。
そして''マナの支払いを求められた時に、[[マナゾーン]]にある[[カード]]を[[タップ]]することでマナを生み出すことができる''。マナが存在できるのはこの支払いのタイミングのみであり、保持したり持ち越したりすることはできない。
また、すでに[[タップ]]されている[[カード]]から[[マナ]]を生み出すことはできない。

マナは「点数」「色([[文明]])」の2つのステータスを持つ。

生み出すことができる[[マナ]]のステータスは、[[カード]]の下部中央に上下逆さまに記載された「[[マナ数]]」によって確認できる。点数はそこに記載された数値、色は[[マナ数]]の色となる。
ただし、''[[色]]はひとつの[[マナ]]につき1色しか生み出せない''。例えば[[火]]/[[自然]]の[[文明]]の[[カード]]を[[タップ]]した場合、生み出せるのは[[火]]の[[マナ]]か[[自然]]の[[マナ]]のどちらかとなる。同じく[[火]]/[[自然]]の[[クリーチャー]]を[[召喚]]したい時、それ1枚で文明の支払いを済ませることはできない。必ずその[[カード]]の[[文明]]と同じ数の[[カード]]を[[タップ]]する必要が生じる。

[[カード]]の[[プレイ]]には、''その[[カード]]が持つ[[文明]]と同じ色''と、''その[[カード]]の[[コスト]]と同じ点数''のマナが必要。これらを捻出するために、[[マナゾーン]]の[[カード]]を複数枚[[タップ]]してマナを生み出す必要がある。
-例えば、[[火]][[文明]]を持つ6[[コスト]]の[[《龍覇 グレンモルト》]]を[[召喚]]する場合、最低1つの[[火]]のマナを含めた6点が必要。同じように、[[水]]/[[闇]][[文明]]で[[コスト]]2の[[《戦略のD・H アツト》]]の場合は、[[水]]と[[闇]]のマナを最低一つずつ含めた2点が必要となる。

0マナを支払うことはできない。
0マナを支払うような状態では、「コストを支払わずに」使うことになる。(例:[[《陰陽の舞》]]、[[《キタカゼマンA》]])
//0マナを支払うことはできない。
//0マナを支払うような状態では、「コストを支払わずに」使うことになる。(例:[[《陰陽の舞》]]、[[《キタカゼマンA》]])
//コスト加重が明確に働く《ゾンビポンの助》もいるのでコメントアウト

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-[[無色]][[カード]]からは[[無色]][[マナ]]が生み出される。点数としてカウントされるが、[[文明]]を持つ[[カード]]の[[コスト]]を支払うには[[文明]]を持った別のマナが必要。よって、[[無色]]マナ1点のみでは[[《凶戦士ブレイズ・クロー》]]や[[《予言者クルト》]]を[[召喚]]することはできない。

-[[マナ数]]は「1」「0」「記載なし」の3つしか存在しない。ただし[[カード]]の[[効果]]によって2以上の数字として扱えることもある。
-[[5色レインボー]]の[[カード]]は点数が0になっているため、タップしても点数は生み出せない。しかし[[文明]]の支払いには使うことができる。
--前述の「余分にコストを支払わなければならない局面ならば、そのカードはプレイすることが許されない」というルールがあった時代には、マナの点数を余分に支払わずに文明の支払いを済ますというテクニックが存在していた。
-[[超次元ゾーン]]のカードと[[超GR]]のカード、一部の[[禁断]]([[特殊タイプ]])[[カード]]は[[マナゾーン]]にとどまることが出来ないため、そこからマナを生み出す想定がされておらず、[[マナ数]]が書いていない。
--[[マナ数]]が書かれていない場合はマナの点数は0として扱い、マナの色はカードの文明を参照する。

-[[コスト加重]]や[[コスト軽減]]など、何らかの[[能力]]によって、実際に必要なマナの値が変動することがある。この際、[[マナコスト]]の値自体が変化するのではなく、あくまで支払い[[コスト]]が変化するだけである。

***マナの支払いの手順 [#h897ee96]
まず、[[プレイ]]したい[[カード]]の[[マナコスト]]を確認する。
-[[コスト]]を変動させる[[能力]]や[[効果]]がある場合は、それに応じて最終的な[[マナコスト]]の点数を決定する。
--[[能力]]とは[[シンパシー]]や[[B・A・D]]といったもののことであり、[[効果]]とは[[《コッコ・ルピア》]]等の[[コスト軽減]]・[[《封魔ゴーゴンシャック》]]等のコスト増加といったもののことである。

次に、その[[カード]]の持つ[[文明]]につき、[[マナゾーン]]にあるその[[文明]]を持つ[[カード]]を1枚[[タップ]]して[[マナ]]を生み出す。例えば[[無色]]の場合は0枚、3[[文明]]の多色の場合は3枚[[タップ]]することになる。
この時点で該当する[[文明]]の[[マナ]]をすべて出せなければ[[召喚]]はできない。

[[文明]]の支払いの時点で支払った[[マナ]]の点数を確認し、[[カード]]の[[マナコスト]]と同じかそれ以上の点数になっていれば[[マナ]]の支払いは終了。
不足している場合、[[カード]]の[[マナコスト]]と同じ点数になるまで、追加で他の[[カード]]を[[タップ]]して[[マナ]]を生み出す。
-追加で[[タップ]]する[[カード]]の[[文明]]は特に影響しない。
-文明の支払いの時点で[[カード]]の[[マナコスト]]の点数は超えてもいいが、点数の支払いの時点では''コストを超えるように余分にマナをタップすることはできない''。

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-ルールでは文明→点数の順に支払うことになっているが、アニメなどの演出も含め、実際のプレイでは簡略化して一度に行うプレイヤーも多い。あるいは、点数の確認と同時に不足点数分のマナを支払ってから[[文明]]を支払うプレイヤーもいる。
このやり方はルール違反ではない(([[デュエル・マスターズ競技イベント運営ルール]] 4.2より、完了後の結果が適性で明確な局面を現している場合には、技術的には正しくない順番であっても許容される。))が、うっかりミスで[[文明]]が足りていない支払いをしてしまう可能性がつきまとうため、お互いに支払いミスをしていないかはよく見ておく必要がある。

-[[クリーチャー]]の[[能力]]や[[呪文]]の[[効果]]などの[[解決]]の後にマナゾーンのどのカードをタップするか決めてタップするのはルール違反。これだと、例えば手札に特定の文明のカードがないが[[ドローソース]]でその文明のカードが加わり、それからその文明のマナだけ残して必要分のマナをタップするという不適切なプレイができてしまう。

//----
//※補足

//[[デュエル・マスターズ総合ゲームルール]]では「先に文明を支払い、次に不足した点数を追加で支払う」となっている。ただ、実際には上で示した点数→マナの順で支払う簡略化したプレイが日常的に行われている。
//([[デュエル・マスターズ競技イベント運営ルール]] 4.2より、完了後の結果が適性で明確な局面を現している場合には、技術的には正しくない順番であっても許容される。)
//-そのため、うっかりミスで文明が足りていない支払いをしてしまうことは避けられない。お互いに支払いミスをしていないかはよく見ておく必要がある。
//--ちなみに「文明→点数」で支払うルールがあるため、単色赤マナが2枚・単色緑マナが1枚あるならば、[[《フェアリー・ライフ》]]を点数に赤マナ2点→文明に緑マナ1点の3枚タップは、「余分にマナをタップすることはできない」ルールに反するプレイとなる。

**その他 [#w9d3efef]

-上の意味から派生して、「マナ」と言った場合は俗に以下の意味を指すこともある。
--[[マナゾーン]]の略称(例:「[[手札]]をマナに置く」)
--「マナゾーンにあるカード」のこと(例:「[[《剛撃古龍テラネスク》]]でマナを増やす」「相手クリーチャーを[[《ナチュラル・トラップ》]]でマナにする」)
--[[コスト]]のこと。○マナ((同じ意味で「○コスト」という書き方をされる事があるがこれは誤りである。理由は[[コスト]]のページを参照))という使い方をする(例:「[[《“罰怒”ブランド》]]は2マナずつ軽くなり、うまくいけば1マナで出せる」、[[《ヤッタレマン Joe》>《ヤッタレマン》]]のテキスト「ジョーが使うカードはすべて1マナになる。」など)

-[[《蛙跳び フロッグ》]]や[[《ベイB ジャック》]]の[[能力]]は、[[マナコスト]]の支払いに必要な[[マナ]]を、[[マナゾーン]]だけでなく[[バトルゾーン]]からも生み出すことを可能にする[[能力]]である。

-語源はハワイ語で「命」や「魂」を表す「mana」。[[デュエル・マスターズ]]のベースになった「[[Magic:The Gathering]]」から転用された用語であり、その他の創作物においても「魔術的・生命的なエネルギー」の代名詞としてしばしば用いられる。

**参考 [#ma8ec576]
-[[用語集]]
-[[マナコスト]]
-[[マナ数]]
-[[マナブースト]]
-[[コスト]]
-[[マナ回収]]

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