#author("2024-11-12T18:41:57+09:00","","")
#author("2024-11-12T18:57:28+09:00","","")
*マナコスト [#y2487c26]

その[[カード]]の[[プレイ]]に必要とされる[[マナ]]の数と[[文明]]を示したもの。
一般的には[[特性]]の1つであり、カードの左上角に書かれている。[[ツインパクト]]ならカードの中央右端にもある。
[[キリフダッシュ]]など、能力の処理の際に要求するコストとしてテキストに書かれている事もある。

テキスト上では''[[コスト]]''と表現される。特性の正式な名称もあちらである(([[総合ルール]]では同じ意味で「マナコスト」の語が使われている箇所もあり、一応こちらもれっきとした公式名称である。))。
ただし、「コスト」という語は俗に別の意味でも使われる(詳しくは[[コスト]]のページを参照)ため、特性としてのコストはこのページで「マナコスト」として解説する。

**マナコスト(特性) [#narrow]

※当wikiでは[[文明]]の後に括弧つきの数字で、その[[カード]]のコストを表す。

|予言者クルト C 光文明 ''(1)''|
|クリーチャー:ライトブリンガー 500|

|時空の魔陣オーフレイム UC 火文明 ''(5)''|
|サイキック・クリーチャー:フレイム・コマンド 5000|
|覚醒−このクリーチャーが相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかった時、そのターン、バトルゾーンにある自分の他のコスト5以下のサイキック・クリーチャーはすべて、「パワーアタッカー+2000」を得、シールドをさらに1枚ブレイクする。その攻撃の後、このクリーチャーをコストの大きいほうに裏返す。|

[[クリーチャー]]を[[召喚]]する、[[呪文]]を[[唱える]]などの際には、マナコストによって指定された分の[[マナ]]を支払うことを要求される。

例えば、マナコストが6の[[《爆竜 GENJI・XX》]]を[[召喚]]するためには、最低1枚の[[火]]の[[カード]]を含めた、合計6枚の[[カード]]を[[マナゾーン]]で[[タップ]]する必要がある。

[[呪文]]や[[クロスギア]]、その他の[[カードタイプ]]の場合も、マナコスト分の[[マナ]]を支払うことで[[プレイ]]ができる。基本的にはこの値が大きいほど当然使うのが難しく、その分強力な[[カード]]が多い。

ただし、[[コスト軽減]]のように実際に必要なマナコストを減らしたり、一切マナコストを払わずに[[カード]]を使用できる[[コスト踏み倒し]]のような[[能力]]もある。

[[ゲーム]]中は払い間違いの無いようにしたい。

**ルール [#j22f9ad5]
-マナコストを払う際、[[プレイ]]する[[カード]]が持つ[[文明]]の[[マナ]]を少なくとも1つは払わなくてはならない。
--例えば、[[水]]/[[闇]]の[[《腐敗電脳メルニア》]]を[[召喚]]する場合、[[マナゾーン]]の[[水]]と[[闇]]の[[マナ]]を必ず含めなければならない。
--同じように、[[光]]/[[火]]/[[自然]]の[[《龍仙ロマネスク》]]の場合は、[[光]]、[[火]]、[[自然]]の[[マナ]]を最低1枚ずつ含めなければならない。

-マナコストを[[多色]][[カード]]で支払う場合、生み出せる[[マナ]]の[[文明]]は1つだけである。例えば、[[《魂と記憶の盾》]]を[[タップ]]した場合、生み出せるのは[[光]]か[[水]]の[[マナ]]どちらかである。

-[[マナ数]]が0の[[5色レインボー]]ではマナコストの支払いは出来ない。ただし、他の[[カード]]でマナコストを払う時に同時に[[タップ]]することで、その[[マナ]]に任意の[[文明]]を1つ追加することができる。

-総コストの数値が必要な[[文明]]の数を下回った場合、必要な[[文明]]の数だけ超過して[[マナコスト]]を支払うことができる。その場合、余った[[マナ]]は使われることなく、支払いが終わった段階で消滅する。つまり、ストックすることはできない。

-[[《神誕の大地ヘラクレス》]]や[[《不知火横綱ニバイ・ニバーイ》]]のように、[[マナ数]]を変動させる[[能力]]もある。これによって数字ちょうどが支払えなくなっても過剰支払いすればコストを支払うことができる([[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42509/]])。上と同じくお釣りは返ってこない。

-[[リンク]]している[[ゴッド]]の場合、マナコストはその合計の値となる。[[cip]]の[[解決]]時にコストを参照する場合も合計値を使う。

-よくある間違いだが、[[コスト軽減]]や[[コスト加重]]は[[プレイ]]や[[起動]]の総コストを増減させるだけで、''[[カード]]に書かれているマナコストは変化しない''。
--[[常在型能力]]によって総支払いコストが[[無限]]になる場合、実質的に[[コスト]]を支払っての[[プレイ]]は不可能になる。([[《無限皇 ジャッキー》]]が該当)
--2024年現在でもマナコストの数値を変動させるカードは存在しない。
//--2024年現在でもマナコストの数値を変動させるカードは存在しない。
//《アクア・インテリジェンス 3rd G》《超無双 ヤマタヘッド 8th G》

-総コストが[[無限]]の場合、後から[[コスト軽減]]や[[コスト加重]]を適用しても、総コストは[[無限]]のままである。

-マナコストを持たないカードは[[使う]]ことができない(最新の裁定は要確認)。
#region2(DMR-19の裁定){{
>Q.自分のメインステップに《伝説の禁断 ドキンダムX》を手札に戻しました。このとき、何らかの効果でこのターンゲームに負けなくした場合、手札にある《禁断 〜封印されしX〜》をコストを支払わずにバトルゾーンに出すことはできますか?
A.いいえ、《禁断 〜封印されしX〜》にはもともとコストがなく、コストのないカードは使うことができません。《伝説の禁断 ドキンダムX》はコストがありますので、マナを99払うことができれば召喚することが可能です。また、何らかのクリーチャーを手札から直接バトルゾーンに出す効果で出すこともできます。
>Q.自分のメインステップに《伝説の禁断 ドキンダムX》を手札に戻しました。このとき、何らかの効果でこのターンゲームに負けなくした場合、手札にある《禁断〜封印されしX〜》をコストを支払わずにバトルゾーンに出すことはできますか?
A.いいえ、《禁断〜封印されしX〜》にはもともとコストがなく、コストのないカードは使うことができません。《伝説の禁断 ドキンダムX》はコストがありますので、マナを99払うことができれば召喚することが可能です。また、何らかのクリーチャーを手札から直接バトルゾーンに出す効果で出すこともできます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/archive/rule/qa/dmr19-0002/]] 
}}
--使う以外に、能力によってマナコストを持たないカードのコストを参照する場合、0として扱う。裏向きでコストを確認できない[[封印]]についても同様。

-虚無のカードのマナコストの扱いは「コスト0」とは区別される。具体的に[[《Q.Q.QX.》>《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]で相手だけカードを公開できない状態の[[ガチンコ・ジャッジ]]は、「コスト0」に負ける数字を提示した扱いとなる([[公式Q&A>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43489/]])。

**その他 [#kf631a78]
-[[コスト軽減]]や[[コスト増加]]、[[コスト踏み倒し]]の存在から必ずしも「プレイに必要なマナの点数」と「マナコストの値」が一致するとは限らないため''[[名目コスト]]''と呼ばれることもある。
--他方で、実際支払うことになるコストを''[[実質コスト]]''、もしくは''総コスト''と呼ぶことがある。「[[実質コスト]]」は[[サイキック・クリーチャー]]など別の[[カード]]で[[コスト踏み倒し]]する際にも用いられる一方、「総コスト」は[[コスト軽減]]を絡めた際のみに使われることが多い。
--[[能力]]によっては[[追加コスト]]や[[代替コスト]]を要求される事もあり、この場合はさらに処理が複雑になる。

-[[サイキック・クリーチャー]]や[[ドラグハート]]の左上にある数値もマナコストと呼ぶが、実際のゲームではほぼ[[超次元]][[呪文]]や[[ドラグナー]]の[[能力]]でそれらを[[バトルゾーン]]に出す際のみに参照されるだけであり、マナの支払いのような処理には使われない。
--この性質から、かつては[[超次元コスト>サイキックコスト]]と呼ばれマナコストとは区別されていたが、2022年2月18日のルール改訂で統一された。
--[[超次元召喚]][[能力]]を使う場合のみ、これらの[[コスト]]もマナの支払いを介すことになる。

-[[起動]]に必要なコストは[[起動コスト]]であり、広義の「コスト」には含まれるものの、マナコストとは独立した概念である。ただし、マナコストが[[起動コスト]]となる[[クロス]]は(暫定回答だが)マナコストを発生させたものとして例外的に[[プレイ]]に含まれる。

-[[エピソード1]]からマナコストが円で囲まれるようになった。→[[第二世代枠>カード枠(第二世代)]]

**ランキング [#hd13ca9b]
現在最もマナコストの大きい[[カード]]は分類別に以下の通り。ただし、[[超次元ゾーン]]に置くカードはここでは扱わない。
-[[クリーチャー]]→[[《超法無敵宇宙合金武闘鼓笛魔槍絶頂百仙閻魔神拳銃極太陽友情暴剣R・M・G チーム・エグザイル〜カツドンと仲間たち〜》>《チーム・エグザイル〜カツドンと仲間たち〜》]]、[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]](∞)
-[[呪文]]→[[《夢幻の無》]](∞)
-[[クロスギア]]→[[《超銀河剣 THE FINAL》]]、[[《超銀河弓 ANOTHER》]](10)
-[[城]]→[[《無敵城 シルヴァー・グローリー》]]、[[《黒月の古城 オリジナル・ハート》]]、[[《サタン・キャッスル》]](6)
-[[フィールド]]→[[《完全水中要塞 アカシック3》]](10)((超次元ゾーンのカードを含めると[[《エンジョイプレイ! みんなの遊び場! GANG PARADE!》]](10)も最大))
-[[オーラ]]→[[《大卍罪 ド・ラガンザーク 卍》]](10)
-[[タマシード]]→[[《ジョーカーズの心絵》]](8)

**マナコストを参照する効果、ボーダーラインの例 [#n84fd1b7]
[[6マナ以上優位の法則]]が存在する他、マナコストを参照する効果で若干のボーダーラインが見受けられる。

1−[[《天雷王機ジョバンニX世》]]、[[《天雷機士フィリッポ》]]([[呪文]][[サルベージ]])
2−[[《ベイビー・バース》]]([[リクルート]])
3−[[《鎧亜の氷爪メフィスト》]]([[リクルート]])、[[《斬隠テンサイ・ジャニット》]]([[バウンス]])等多数
4−[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]([[リクルート]])、[[《無双龍聖ジオ・マスターチャ》]]([[パンプアップ]]、[[種族]]追加)等
5−[[《湧水の光陣》]]([[リアニメイト]])、[[《永遠のジャック・ヴァルディ》]]([[除去]])等多数
6−[[《邪眼皇ロマノフI世》]]([[呪文]][[コスト踏み倒し]])、[[《クイック・スパーク》]]([[タップ]])等
7−[[《インフェルノ・サイン》]]([[リアニメイト]])等多数
8−[[《戦鬼の覚醒者ダンジューロウ》]]([[コスト踏み倒し]])、[[《鬼の襲撃 モエル》]]([[リクルート]])等
9−[[《猛虎ライガー・ブレード》]]([[サイキック・クリーチャー]][[除去]])
10−[[《希望の絆 鬼修羅》]]([[サーチ]]及び[[コスト踏み倒し]])
11−[[《剛撃無双カンクロウ》]]([[リベンジ・チャンス]]条件)
12−[[《獣鬼装甲トラマルGGG》]]([[コスト踏み倒し]])

**マナコストを参照する能力を持つカード [#ic208005]
-各種[[ガチンコ・ジャッジ]]、[[《地獄門デス・ゲート》]]、[[《ヒラメキ・プログラム》]]等多数

**マナコストを増加させる能力、カード [#l3be4e3f]
[[ガチンコ・ジャッジ]]中に参照するカードのコストを増加させ、勝率を上げる。
-[[《アクア・インテリジェンス 3rd G》]]
-[[《超無双 ヤマタヘッド 8th G》]]

**マナコストを持たないカード [#bac7ff5d]
[[カード]]の[[効果]]でこれらのカードのマナコストを参照する場合、0として扱われる。
[[DMEX-18]]現在、[[《Library of Alexandria》]][[《13番目の計画》]]は[[バトルゾーン]]に単体で存続させる方法が存在しない。
-[[《禁断〜封印されしX〜》]]
-[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]
-[[封印]]
-[[《Library of Alexandria》]]
-[[《13番目の計画》]]
-一部のカードタイプ
--[[セル]]
--[[禁断コア]]
--[[零龍の儀]]
--[[零龍星雲]]

**参考 [#m85185d6]
-[[用語集]]
-[[コスト]]
-[[実質コスト]]
-[[マナ]]

-[[サイキックコスト]]

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公式Q&A
>Q.[[《混沌紳士 トリックスタァ》]]の「出た時または攻撃する時」の能力にある「コスト」は「ビビッドロー」コストや「キリフダッシュ」コストのような、テキスト内のコストを参照することはできますか?
A.いいえ、できません。合計10以下になるよう選ぶコストはカード左上の数字を指します。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34242]]

&tag(用語集,特性);