#author("2024-06-28T10:50:35+09:00","","")
#author("2024-08-12T10:25:46+09:00","","")
*&ruby(ゼロ){侵略ZERO}; [#g07080f3]

[[DMR-22]]で登場した[[能力]]。
相手の[[ターン]]中に相手が[[コスト踏み倒し]]によって[[クリーチャー]]を出すと、その[[ターン]]の終わりに[[手札]]から[[コスト踏み倒し]]することができる、いわゆるやり返し([[カウンター]]、[[クラッチ]])能力の一種。

読みは漢字・英字含めて「ゼロ」。ただし普通は「''しんりゃくゼロ''」と読まれる(詳しくは後述)。
[[闇]][[文明]]の[[クリーチャー]]、[[呪文]]、[[D2フィールド]]が持ちうる。[[クリーチャー]]の場合はそのほとんどが[[種族]]に[[ソニック・コマンド]]を持つ。

|ZERO(ゼロ)の侵略 ブラックアウト LEG 闇文明 (6)|
|クリーチャー:ソニック・コマンド/侵略者ZERO 7000|
|W・ブレイカー|
|侵略ZERO:相手のターンの終わりに、そのターン相手がコストを支払わずにクリーチャーをバトルゾーンに出していたら、このクリーチャーを自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。|
|このクリーチャーが攻撃する時、バトルゾーンに自分のD2フィールドがあれば、相手のパワーが一番大きいクリーチャーを1体破壊する。|

|禁断の月 ドキンダムーン P 闇文明 (6)|
|D2フィールド|
|侵略ZERO:相手のターンの終わりに、そのターン相手がコストを支払わずにクリーチャーをバトルゾーンに出していたら、このD2フィールドを自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。|
|このD2フィールドがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から2枚を墓地に置く。&br;(他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)|
|Dスイッチ:自分のターンのはじめに、このD2フィールドをゲーム中で一度上下逆さまにしてもよい。そうしたら、ソニック・コマンドを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。|

基本的に相手に依存した能力であり、相手の[[ターン]]中に相手が[[コスト踏み倒し]]を行わなければ発動しない。しかし、今の環境ではコスト踏み倒しを行わないデッキはほとんどないため、発動できる機会はとても多い。それは[[新章>新章デュエル・マスターズ]]以降、[[《異端流し オニカマス》]]や[[《デスマッチ・ビートル》]]などを始めとした[[コスト踏み倒しメタ]]が一気に数を増やしたことからもそれがわかるだろう。
基本的に相手に依存した能力であり、相手の[[ターン]]中に相手が[[コスト踏み倒し]]を行わなければ発動しない。
しかし、今の環境ではコスト踏み倒しを行わないデッキはほとんどないため、発動できる機会はとても多い。それは[[新章>新章デュエル・マスターズ]]以降、[[《異端流し オニカマス》]]や[[《デスマッチ・ビートル》]]などを始めとした[[コスト踏み倒しメタ]]が一気に数を増やしたことからもそれがわかるだろう。
似た[[能力]]である[[G・ゼロ]]と[[リベンジ・チャンス]]よりも誘発条件と[[タイミング]]が若干シビアになっており、両者との大きな違いとしては「誘発[[タイミング]]が相手の[[ターン]]終了時」であること、「[[クリーチャー]]の場合[[召喚]]扱いにならない」ことが挙げられる。

//なお、[[DMR-22]]時点でこの[[能力]]を有するのが以下に記述する4種類のカードであり、すべて[[闇]][[文明]]である。今後同じ[[能力]]を持つ[[カード]]が登場した場合、上記の特徴が当てはまらなくなる可能性も考慮しておきたい。

-原則、[[クリーチャー]]と[[D2フィールド]]は「バトルゾーンに出す」能力であるため、カードを使ったことにならない。つまり、[[召喚]]や[[展開]]扱いにならず、[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]等の[[召喚]]を禁止する[[能力]]などの対象とならない。ただし、[[呪文]]の場合は「[[唱える]]」ため、使った扱いになる。

-手札で[[誘発]]する能力であるため、使用する場合はあらかじめ[[使用宣言]]が必要。
--[[使用宣言]]するタイミングは、相手がターンの終わりに[[誘発]]した能力の[[解決]]をすべて終えた時である。(2021/6/24ルール変更)
例えば、相手が[[《卍 新世壊 卍》]]の[[無月の門99]]で[[《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》]]を唱え[[《凶鬼卍号 メラヴォルガル》]]をコストを支払わずに[[召喚]]し、その[[cip]]で侵略ZERO持ちが手札に加わった場合、[[《凶鬼卍号 メラヴォルガル》]]の[[コスト踏み倒し]]に対応してその侵略ZEROを使用できる。

-[[侵略]]の名を冠しているが、登場時点でこの[[能力]]を持つ[[クリーチャー]]は非[[進化]]であり、[[《ZERO ハンド》]]や[[《禁断の月 ドキンダムーン》]]にいたっては[[クリーチャー]]ですらない。また、[[能力]]もあちらは[[攻撃]]すれば[[コスト踏み倒し]]と能動的にできたのに対し、こちらは相手の[[コスト踏み倒し]]に反応する受動的な[[能力]]となっている。
--この事から、[[革命ファイナル環境]]で猛威を奮った[[革命チェンジ]]に対する明らかなメタ能力である事が窺えるが、皮肉にも[[侵略]]のメタにもなってしまっている。
--この能力を持つクリーチャーのパワーは[[革命チェンジ]]を持つクリーチャーへの殴り返しを想定しているためか、若干高めに設定されている。

-実にカウンター的な性能を発揮するが、カウンターの金字塔である[[《終末の時計 ザ・クロック》]]との併用は事実上不可能。[[【カウンターマッドネス】]]の[[《霊騎秘宝ヒャックメー》]]との併用も困難等、従来の代表的なカウンターデッキとの併用が難しくなっている。

-侵略ZEROが[[誘発]]するのはターンの終わりなので、[[1ショットキル]]には非常に弱い。[[《ZEROの侵略 ブラックアウト》]]の効果判明時点では[[【ドギラゴン剣】]]が隆盛を極めていたため、「ターンの終わりが来ない」という理由で《ブラックアウト》は過小評価されていた。
--実際、運用に際してはタッパーなどの[[S・トリガー]]でターンを凌ぐ必要があるだろう。

-侵略ZEROは、相手の[[コスト踏み倒し]]に対応した能力ではあるが、[[コスト踏み倒し]]を行う能力でもある。そのため、このカードもまた[[《ウソと盗みのエンターテイナー》]]や[[《百発人形マグナム》]]などの一部の[[コスト踏み倒しメタ]]の能力に引っかかってしまう。しかし、発動の[[タイミング]]上、[[《異端流し オニカマス》]]や[[《デスマッチ・ビートル》]]といった、[[新章>新章デュエル・マスターズ]]以降によくみられる「相手のターン中」に発動するタイプの[[コスト踏み倒しメタ]]の能力には引っかからない。
-相手の[[コスト踏み倒し]]に対応した能力ではあるが、この能力自体も[[コスト踏み倒し]]を行う能力でもある。そのため、このカードもまた[[《ウソと盗みのエンターテイナー》]]や[[《百発人形マグナム》]]などの一部の[[コスト踏み倒しメタ]]の能力に引っかかってしまう。
しかし、発動の[[タイミング]]上、[[《異端流し オニカマス》]]や[[《デスマッチ・ビートル》]]といった、[[新章>新章デュエル・マスターズ]]以降によくみられる「相手のターン中」に発動するタイプの[[コスト踏み倒しメタ]]の能力には引っかからない。


-[[マナチャージ]]を一切行わず、[[手札]]に溜まった侵略ZERO[[クリーチャー]]を大量展開し[[1ショットキル]]を行う戦法は「''ゼロチャージキル''」と呼ばれ、[[バサラ]]が使用する他、[[DMR-22]]のパッケージにもその名が記載されている。いわゆる[[ドローゴー]]の一種だが能動的に[[手札交換]]や相手の[[コスト踏み倒し]]の誘発が一切できない完全に運と相手任せの戦略であるため、それらのプッシュとは裏腹に成功率は低い。
--実際のゲームでゼロチャージキルを実現したいなら、最低でも[[《ZEROの侵略 ブラックアウト》]]2体と他の侵略ZEROアタッカー2体の計4体が必要となる。[[《S級不死 デッドゾーン》]]等の[[侵略]]で打点を増やしたり[[《禁断の月 ドキンダムーン》]]で[[ソニック・コマンド]]を釣れた場合はより少なくて済む。いずれにせよ実際にそれらが早期に[[手札]]に揃う確率は低いので、今後の侵略ZERO持ちの増加に期待したい。
--当然相手が[[コスト踏み倒し]]を行わなければゼロチャージキルのしようがないが、逆に言えば何[[ターン]]目であっても自分の手札が揃い、かつ相手が[[コスト踏み倒し]]さえすれば返しに[[1ショットキル]]を行える可能性もある。確率は非常に低いが、相手が[[《ラッキー・ダーツ》]]で[[コスト踏み倒し]][[呪文]]を唱え、[[クリーチャー]]を踏み倒した返しに[[1ショットキル]]を決めることもあり得なくはない。

-メディアでは[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]を失った[[バサラ]]の新たな戦法として登場。VSRF第24話ではゼロチャージキル戦法によりかつての3ターンキルすら上回る2ターンキルで[[百獣 レオ]]を倒した。
--アニメでは能力発動時、黒いバイクに乗った[[バサラ]]が数字の0を模した漆黒のサーキットを、紫のオーラを纏いながら何周も駆け抜ける描写がある。その際[[No.2]]が「BASARA ZERO」と書かれたネオンボードを掲げていたが、[[宿敵の息子>切札 ジョー]]相手に発動した時には、[[No.2]]が「BASARA」、[[オートレーサー>ハカセ]][[チーム「レア>ランボー]][[キラーズ」の>意地悪 清盛]][[他のメンバー>破道 ロクロー]]が「Z」「E」「R」「O」と掲げていた。

***能力名について [#y04b2ffe]
カードテキスト上では''「侵略ZERO」と書いて「ゼロ」と読む''ようにルビが振ってある。
字面上は「しんりゃくゼロ」と読め、一見するとルビは誤植に見える。しかし[[進化V]]が「進化」の部分を発音しないという前例がある上、カードテキストでは1度も訂正された事はない。

とはいえ、公式動画での[[Deadman]]やアニメでの[[勝太>切札 勝太]]などはそのまま「しんりゃくゼロ」と読んで紹介していた。
デュエマTVに至っては実物のカードで「ゼロ」と振り仮名が振ってある所を、字幕ではわざわざ「しんりゃくゼロ」に書き直している始末。

-仮に「ゼロ」だけを正式なネーミングとして使おうとすると、「[[G・ゼロ]]」や「[[革命0トリガー]]」、「[[ゼロ文明]]」など既に「ゼロ」を含む用語が存在しているため、特に口頭で「ゼロ」というだけでは何を指すのかが伝わりづらい。
このことから、プレイヤー間で伝える際も「''しんりゃくゼロ''」で呼んだ方が圧倒的に伝わりやすい。

**侵略ZEROを持つカード [#z2b9feb0]
-[[《ZERO ハンド》]]
-[[《ZEROの侵略 ブラックアウト》]]
-[[《ZEROの暴走 デッドリー・ハイウェイ》]]
-[[《バサラ》]]
-[[《禁断の月 ドキンダムーン》]]
-[[《轟獣X ゲリランチャー》]]
-[[《黒速 The ZERO》]]

**関連カード [#qa1ce6b7]
***侵略ZEROに関連する効果を持ったカード [#rfca8431]
-[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]/[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]

**参考 [#u7e41e95]
-[[用語集]]
-[[侵略]]
-[[宣言]]
-[[コスト]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[リベンジ・チャンス]]

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公式Q&A
>Q. 相手は自身のターン中に[[《インフェルノ・サイン》]]を唱えて[[《劇の根源 マクガフィン》]]を墓地からバトルゾーンに出しました。そのターンの終わりに、相手の[[《劇の根源 マクガフィン》]]の効果で、自分は[[《ZERO ハンド》]]を引きました。 自分は「''侵略ZERO''」で、[[《ZERO ハンド》]]を手札から使えますか?
A. はい、使えます。ターン・プレイヤーの効果をすべて処理した後で、非ターン・プレイヤー側の能力の使用宣言を行います。&br;使用宣言を行うタイミングで[[《ZERO ハンド》]]は手札にあるので、問題なく宣言を行い、使うことができます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39893]]

&tag(用語集,能力,キーワード能力,侵略,侵略ZERO,コスト踏み倒しメタ,コンバット・トリック,コスト踏み倒し,手札誘発);