#author("2025-04-08T21:22:26+09:00","","")
*側 [#p8fc7bdb]
カードが1つのオブジェクトとして成立するための、ひとまとまりの情報のこと。
通常のカードは1枚につき1つの側しか持たないが、[[両面カード]]や[[ツインパクト]]など、複数の側を持つカードも存在する。ここに[[カード指定除去]]などが絡んでくると、カード全体を参照するのか、それとも1つの側だけを参照するのかの区別が重要になってくる。

#region2(『側』という呼称について){{
この項目で説明したい概念について、主に『カード』『カード情報』『面』という言葉が用いられる事が多い。
しかし、『カード』と呼称した場合は、[[両面カード]]について「1つのカードに2つのカードが入っている」という言い方になり、それらを区別して話すのが難しい。
『カード情報』と言った場合も、『カード』という語を用いている以上、カード全体の情報を指す文脈で使われない保証がないため、同じ問題を抱える。
『面』は[[ツインパクト]]について記述する際に『片面に2つの面を持つ』という言い方がなされ、これも『面』という言葉が『カード』同様に2つの意味を持ってしまうため紛らわしい。

カードテキストにおいては、[[龍解]]や[[ラスト・バースト]]では『クリーチャー側』『呪文側』というように、『〇〇側』という表現によって当概念が示されている。よって『側』と呼称するのが最も妥当であると結論づけた。
}}

|銀河大剣 ガイハート WVC 火文明 (4)|
|ドラグハート・ウエポン|
|これを装備したクリーチャーは「スピードアタッカー」を得る。|
|''龍解'':自分のクリーチャーが攻撃する時、そのターン2度目のクリーチャーの攻撃なら、その攻撃の後、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。|
|BGCOLOR(white):龍解後⇒[[《熱血星龍 ガイギンガ》]]|

|ソプラノ裁徒 P 光文明 (3)|
|クリーチャー:メタリカ/サバキスト 3500|
|ブロッカー|
|このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。|
|ラスト・バースト(このクリーチャーが破壊された時、このカードの呪文側をコストを支払わずに唱えてもよい)|
|BGCOLOR(#ccd):|
|メロディアス・メロディ P 光文明 (4)|
|呪文|
|S・トリガー|
|相手のクリーチャーを2体選び、タップする。|

[[両面カード]]や[[ツインパクト]]は基本的に2つの側を持つ。また、[[3D龍解]][[カード]]は3つの側を持っている。
さらに、単体では存在しないが、複数の[[カード]]が[[リンク]]/[[合体]]することによってはじめて出現する側というのも存在する。[[サイキック・スーパー・クリーチャー]]などがそれにあたる。

**ルール [#n13f8789]
複数の側を持つカードの共通ルールとして、''バトルゾーン以外の場所では全ての側が有効''(ただし、未完成の側を除く)というものがある。
例えば[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]の「このカードがバトルゾーン以外のゾーンにあれば、自分はゲームに負ける。」能力は、[[バトルゾーン以外の場所]]であればたとえ[[《禁断 ~封印されしX~》]]の面を表向きにして置かれていても絶えず発動する。
[[覚醒]]後の[[サイキック・クリーチャー]]を直に呼び出したり、[[ツインパクト]]の好きな側をその[[コスト]]を支払って使う事ができたりするのも、このルールによるものである。

[[カード]]を[[使う]]時や、[[バトルゾーン]]では原則として1つの側だけが有効になる。
例えば[[《時空の精圧ドラヴィタ》]]は[[光]][[単色]]として扱われる。『[[《龍圧の覚醒者ヴァーミリオン・ドラヴィタ》]]の面があるから[[火]][[文明]]』と言って[[《超次元ムシャ・ホール》]]で呼び出すことはできないし、[[バトルゾーン]]にいても[[《カチカチジェットT.N.K.》]]は[[攻撃]]可能にならない。
[[ツインパクト]]の場合、[[バトルゾーン]]にある状態で有効になるのは必ず[[クリーチャー]]側であり、[[呪文]]側は参照されない。例えば[[《審絆 ジェイラ/フレイム・ジェイル》]]は[[火]]の[[呪文]]の側を持つが、[[バトルゾーン]]にある状態ではこれもやはり[[《カチカチジェットT.N.K.》]]は[[攻撃]]可能にならない。
有効になっていない側を参照できるのは、[[龍解]]や[[ラスト・バースト]]など、側を参照する事が明記されている一部の[[能力]]に限られる。

***複数枚のカードでできる側について [#k29608d8]
複数枚のカードが[[リンク]]/[[合体]]してできる側は、基本的に[[バトルゾーン]]に存在し、かつ完成している状態でないと参照できない。
[[バトルゾーン以外の場所]]ではそもそも複数のカードが1つの[[オブジェクト]]になることはない((シールドを除く。ただし[[DMRP-22]]時点では、[[シールドゾーン]]で完成できる大きな側は存在しない))ため、参照する事ができない。
特定のカード(大抵はその側の一部を持つカードの別の側)の能力によって[[リンク]]/[[合体]]することで、はじめて1つの側として成立する。

[[バトルゾーン]]では基本的に完成した大きな1つの側が有効である。
1枚ずつのカードは[[カード指定除去]]などで選ぶことはできるが、その場合でも完成した大きな側の[[特性]]は有効である。例えば、カード単体で除去しようとしても、大きな側が持つ[[除去]][[耐性]]の影響を受ける。

大きな側の[[構成カード]]が[[除去]]されると、基本的にその側は側として成立しなくなる。
-大きな側が成立しなくなると、個別の[[カード]]の[[特性]]が参照されるようになる。ほとんどの場合、個別の[[カード]]は[[セル]]、もしくは[[カードタイプ]]を持たない[[構成カード]]であり、[[バトルゾーン]]に単体で存在できず、結果として解体後即座に[[墓地]]などへ置かれることになる。
-ただし[[《零龍》]]の裁定によれば、[[構成カード]]の一部が[[除去]]されても、それが大きな側の特性を記したカードでなければ、つまり[[特性]]を記した[[カード]]がすべて[[リンク]]状態で残っていれば、その側は(見た目上は一部のカードが欠けた未完成な状態であっても)完成状態として[[バトルゾーン]]に存続することができる。
--あくまでその側の完成状態が持つ特性が失われないことが重要である。例えば、コストを持たないカードは存在するが、[[《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》]]にとってその[[コスト]]を記述した左上のカードは必須であり、それが除去されると[[《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》]]の側は成立しなくなる。

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なお、[[バトルゾーン以外の場所]]では未完成の側を参照する事ができないとしたが、これには以下の例外がある。
-[[《零龍》]]の[[特殊敗北]][[能力]]。バトルゾーンを離れるとバラバラになってしまい側として成立しなくなるが、この能力は有効((その旨を明文化した裁定は下されていない))であり、自分はゲームに敗北する((なお、似たような構成と能力を持つ[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]は、[[禁断コア]]なしの単体でも側として成立するため、例外として扱うまでもなく[[特殊敗北]]が発動する。))。
-[[キング・セル]]を[[合体]]させる能力。主に完成後の側が持つ能力なのだが、それを参照できないとそもそもその側自体を完成させる事ができなくなってしまう。このため、この能力、およびそれを使う際に参照する[[マナコスト]]のみ、完成前でも参照できるという特殊裁定が下されている。

**その他 [#dde0d842]
-[[3D龍解]][[カード]]はすべての側が完成している扱いであり、条件に合致する限り3つのうちの好きな側を参照できる。なお、あくまで[[バトルゾーン]]で有効なのは1つの側だけであり、[[ウエポン]]側と[[フォートレス]]側を同時に[[表向き]]にして置くことはできない。

-複数の側が存在するカードでも、[[レアリティ]]やカード番号などの一部の特性はカード全体で共通する。

**参考 [#i6f21185]
-[[用語集]]
-[[両面カード]]
-[[ツインパクト]]
-[[裏返す]]

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