- 追加された行はこの色です。
- 削除された行はこの色です。
- 出せない へ行く。
#author("2024-08-05T11:38:56+09:00","","")
#author("2024-08-05T11:49:22+09:00","","")
*出せない [#j8886f02]
1.ルールによる禁止事項のこと。
進化クリーチャーの進化元が存在していない状況(デッキ進化や手札進化など、召喚手順の中で条件を満たすか否か決定する場合を除く)が該当する。
2.カードテキストにある「出せない」のこと。
ルールに影響を及ぼす[[継続的効果]]であり、1.に加えて指定されたオブジェクトの移動が禁止される。
十王篇までは、「バトルゾーンに出せない」というテキストだったが、[[王来篇]]からは「出せない」と簡略化されている。
**ルール(2021年4月14日以降) [#ge31637d]
厳密には、「『出る』という結果を不発に終わらせる[[ロック]]」である。「[[キーワード処理]]の[[ロック]]」ではない。
よって、''カードをバトルゾーンに出すための[[使用宣言]]はすることができる''。呪文の「[[唱えられない>呪文ロック]]状態では、カードの効果で唱えようとする宣言([[S・バック]]など)すらできない」という裁定とは異なるので注意。
[[ロック]]ではないことから、一部のカードが持つ「出す(出してもよい)。[[そうしたら]]〜」という後半部分を使うことができてしまう。([[公式Q&A1>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42848/]])
そのうち[[《灼熱連鎖 テスタ・ロッサ》]]では[[エグザイル・クリーチャー]]の性質で能動的に出せない効果を発揮させながら、手札にあるすべての[[灼熱ドロン・ゴー]]を使って大量に[[墓地肥やし]]や[[テスタ・ロッサ]]踏み倒しができるコンボがある。([[公式Q&A2>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43757/]])
2021年4月14日以降も、原則その部分は変わらないが、そのカードを出すのにマナの支払いまたは[[代替コスト]]の伴いがあった場合、''その支払いを行われなかったことにする''という処理だけが追加される。
[[【ゾンビパルテノンループ】]]で無限に召喚することや、手札を消費せずに[[《煉獄の悪魔龍 フォーエバー・オカルト》]]で破壊だけを行うというルールの穴を突いたリソースを封じる目的である。
-出せない状況の[[クリーチャー]]は[[召喚]]されず、コストを支払うこともできない。
--公式の定義により、「[[パンドラ・シフト]]」や「[[ギャラクシールド]]」を持つカードが使用できない状況でも、その「[[パンドラ・シフト]]」や「[[ギャラクシールド]]」を使用できる。
この裁定変更がされる前は、出せない効果には[[召喚できない]]性質を含有するため、それらを使うことを禁止することができた。
-[[S・トリガー]]で[[進化クリーチャー]]を召喚しようとする場合は「1.ルールにより出せない」状況に該当しない。
-[[S・トリガー]]で[[進化クリーチャー]]を召喚しようとする場合は「1.ルールにより出せない」状況に該当しない。出せないならば召喚を試みることも同時に禁ずるという裁定変更の影響を受けていない。
--[[《シータ・トゥレイト》]]や[[《炎彗星アステロイド・ガウス》]]などは、バトルゾーンに進化元がないと明らかであっても、[[S・トリガー]]の[[使用宣言]]ができる。宣言だけなら[[保留状態]]ですらなく、そのカードの召喚条件をチェックすることは行わない。実際にそのカードを召喚する場面になってはじめて進化条件のチェックを行い、進化元が用意できないのなら召喚が不発になって手札にとどまる。
-カードの下に、バトルゾーン以外のゾーンからカードを置く行為は、バトルゾーンに出す扱いにはならないため、「出せない」の効果の対象にならない。
--[[《超九極 チュートピア》]]がいる時でも、[[マナ進化]]や[[墓地進化]]などで、手札以外のゾーンにあるクリーチャーを[[進化元]]に持ってくることができる。
-[[S級侵略[宇宙]]]、[[S級侵略[轟速]]]、[[SSS級侵略[天災]]]の能力で、バトルゾーンのカードを別のカードの上に置く効果は、出せない効果の影響を受けない。バトルゾーンを移動するのは、バトルゾーンに出る扱いにはならないからである。
***以下のような[[使用宣言]]は制限されない [#c9c1faca]
-''[[革命チェンジ]]、[[侵略]]''
--[[メインステップ]]のルールによる「出す(≒コストを支払って召喚する)」ことは、そもそもできなくなるが、カードの効果による「出す」は宣言だけはできる。
---ソース:[[2021/12/21付のデュエチューブ>https://youtu.be/nrH2sHN7V0U?t=429]]より
--具体的には、[[アタックトリガー]]でクリーチャーを破壊する効果を持つ[[《ニコル・ボーラス》]]の攻撃時に[[《蒼き守護神 ドギラゴン閃》]]の[[革命チェンジ]]は、相手の[[《洗脳センノー》]]がいても宣言できる。そして、先に[[《洗脳センノー》]]を破壊してから[[革命チェンジ]]を[[解決]]することで、出せない発生源がなくなるので不発にならず[[入れ替える]]ことができる。
//「出せない」状況でも侵略や革命チェンジの使用宣言は可能です。侵略や革命チェンジの使用宣言は「使用宣言が必要な誘発型能力」(総合ルール603.2e)であり、これらの「誘発型能力の使用宣言は、カードの使用宣言とは異なります」(総合ルール603.2f)。「召喚に関する裁定変更のお知らせ」では確かに「クリーチャーをバトルゾーンに出せない状況では、クリーチャー・カードを使用することができない」とありますが、ここにおける「カードの使用」は総合ルール601以下で定められるものであり、「使用宣言が必要な誘発型能力」の「使用宣言とは異なります」。よって「出せない」状況でも侵略や革命チェンジの使用宣言は可能です。例えば革命0トリガーもまた「使用宣言が必要な誘発型能力」であるため侵略や革命チェンジと同じ扱いであり、「出せない」状況で侵略や革命チェンジの使用宣言が出来ないとするのは、この直後の文にある《ボルシャック・ドギラゴン》や《ミラクル・ミラダンテ》が使用宣言可能であるとする文と矛盾します(以下の分で「革命0トリガーは「そうしたら...」のルールが適用されるから使用できる」といった文言があり、それも確かにありますが、宣言が可能である本質的な理由はこちらの総合ルール603.2fです)。またこちら(https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31548/)のよくある質問で、《洗脳センノー》がいる状況での革命チェンジについて扱っていますが、革命チェンジを宣言すること自体を否定する文言はありません。
//確かにこの「よくある質問」が掲載された同時期に事務局回答で「《洗脳センノー》がいる状況では革命チェンジが宣言できない」とする回答がありますが、その文言は「いいえ、できません。使用できないカードは、使用宣言自体ができません。」といったもので、これは「総合ルール601以下で定められるカードの使用宣言」と「総合ルール603.2eで定められるカードの使用宣言」を混同しているかのような回答であり、回答としては不十分に思われます。現状公式に「よくある質問」に残っている回答は(https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31548/)ですので、そちらに従う形にしたいと考えます。
----
-''「○○してもよい。そうしたら、出す。」という能力'' 例:[[《暗黒鎧 ザロスト》]]
--[[「そうしたら」とある能力の後半部分を行うことが禁止されていても、前半部分を行うことが禁止されていなければ、能力を使いはじめることはできる。>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33476/]]
--[[革命0トリガー]]は、この書式に当てはまっているため、(もし今後「出せない」効果に裁定変更があっても)[[使用宣言]]を行うことができる。
#region2(詳細){{
-結果として「[[召喚]]せずに[[出す]][[能力]]」である[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]や[[《ミラクル・ミラダンテ》]]の[[革命0トリガー]]は、出せない状態でも[[使用宣言]]含めて使える。
--革命0トリガーは「このクリーチャーを手札から見せてもよい。」の部分が効果の出だしであり、クリーチャーを出すのはその結果発生する効果という扱い。「出せない」の対象外となる。クリーチャーを出せない状況で[[《暗黒鎧 ザロスト》]]の能力により、シールドを墓地に置くだけならできる裁定と同様である。
}}
----
-''「出してもよい。そうしたら〜」の能力'' 例:[[《時空の司令 コンボイ・トレーラー》]]や[[《灼熱連鎖 テスタ・ロッサ》]]や[[《絶望神サガ》]]
--クリーチャーを出せない状況でも、出そうとすることはできる。また、結果的にそのクリーチャーを出せない状況だったとしても「そうしたら」以降の効果を解決できる。
----
-''召喚しようとする能力'' 例:[[《終末の時計 ザ・クロック》]]などの[[S・トリガー]]
--「出す」と「召喚する」は区別するという裁定のため、出せないクリーチャーに「召喚する[[使用宣言]]」をすることができる。
--これは、元来「出せない」と「召喚できない」は別の処理が行われていたことに由来する。以前の裁定では[[《バリバリ・ケドケド》]]がいる状態で[[《陰陽の舞》]]の[[マナ爆誕]]を使おうとすると、「総合ルール 301.2. クリーチャーは、召喚したらバトルゾーンに出ます。」を上書きして「出せないクリーチャーは、『召喚した』という事実だけが残り、カードは元のゾーンにとどまる」という処理になっていた。裁定変更により、「出せないクリーチャーが召喚されそうになった場合、コストを支払う前まで巻き戻し、『召喚できなかった』として処理を終える」こととなった。
--その裁定の名残で、クリーチャーをバトルゾーンに出せない状況で「[[S・トリガー]]」や「[[ニンジャ・ストライク]]」など、クリーチャーを召喚する能力の[[使用宣言]]をすることは可能となっている。
#region2(詳細){{
-[[S・トリガー]]や[[S・バック]]、[[サバキZ]]などの''[[召喚]]する[[能力]]の『[[使用宣言]]』はできる''。ただし、[[効果]]の解決までに出せない状況が解消されていなければ、''[[クリーチャー]]の[[召喚]]は不発に終わる''。
--[[《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》]]の[[能力]]で[[コスト]]3以下の[[クリーチャー]]が出せない時に、[[《終末の時計 ザ・クロック》]]と[[《スパイラル・ゲート》]]の「[[S・トリガー]]」の使用宣言をし、先に[[《スパイラル・ゲート》]]を唱えて[[《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》]]を[[手札]]に戻したなら、[[《終末の時計 ザ・クロック》]]を[[召喚]]できる。
--ややこしいが、「召喚できない」状態では[[S・トリガー]]や[[S・バック]]の使用宣言すらできないため、混同しないように注意。
}}
----
-''「出せない」とは書かれていない能力が働いている'' 例:[[《封鎖の誓い 玄渦》]]と[[墓地召喚]]
--特定のゾーンを「[[離れない]]」効果によって結果的に出せない場合は、召喚の完了まですることができる。[[《封鎖の誓い 玄渦》]]の効果で、クリーチャーが墓地から離れない場合でも、結果的に出ないが召喚をすることはできる。
**その他 [#dcde52ee]
-2021年4月14日の裁定変更前は出せないクリーチャーも召喚できた。
--これにより、バトルゾーンにクリーチャーが出ることはないが、召喚したことによって起こるイベントが発生することがあった。具体的には[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]の封印を外すことや[[【ケドケドベラドマイ】]]などのコンボがある。変更後は「クリーチャーをバトルゾーンに出せない」=「クリーチャー・カードを使用することができない」と定義された結果、召喚そのものが不発となる扱いになり、それらができない挙動となる。
-[[《検問の守り 輝羅》]]など、''カードを''出せないという効果も存在する。この場合、[[フィールド]]などの[[カードタイプ]]や[[封印]]も対象となる。
--カードの下に置く場合は「出す」という扱いではないので、カードを出せない効果で規制されない。
**参考 [#obe194b9]
-[[プレイ]]
-[[着地置換効果]]
-[[召喚]]
-[[使用宣言]]
----
公式Q&A
>Q.[[《ジェイ-SHOCKER》]]の「Jトルネード」でコスト6のジョーカーズを手札に戻しました。次のターン、相手が[[《りんご娘はさんにんっ娘》>《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》]]を唱えた場合、効果で[[《スゴ腕プロジューサー》>《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》]]をバトルゾーンに出すことは出来ますか?
A.はい、バトルゾーンに出すことが出来ます。クリーチャーをバトルゾーンに出す際、ツインパクトカードであってもクリーチャー側のコストのみが参照されます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/32999]]
>Q.[[《ジェイ-SHOCKER》]]の「Jトルネード」でコスト2のジョーカーズを手札に戻しました。次のターン、相手は[[《卍 新世壊 卍》]]の下にコスト2の魔道具を持つ呪文を置くことが出来ますか?
A.はい、置くことが出来ます。カードの下にカードを置く行為は[[《ジェイ-SHOCKER》]]の能力で制限されません。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/32998]]
>Q.相手の[[《ジェイ-SHOCKER》]]の効果で、自分はコスト4のクリーチャーをバトルゾーンに出せなくなっています。この状況で[[《暗黒鎧 ザロスト》]]の「自分のターンのはじめに」の能力を使えますか?
A.はい、使えます。ただし、シールドを墓地に置くことはできても、[[《暗黒鎧 ザロスト》]]をバトルゾーンに出すことはできません。
「そうしたら」とある能力の後半部分を行うことが禁止されていても、前半部分を行うことが禁止されていなければ、能力を使いはじめることはできます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33476]]
>Q.相手の手札は3枚です。相手の[[《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》]]が攻撃し、自分のシールドを3枚ブレイクした際、自分は[[《終末の時計 ザ・クロック》]]と[[《スパイラル・ゲート》]]の「S・トリガー」を宣言しました。先に[[《スパイラル・ゲート》]]を唱えて''《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》''を手札に戻してから[[《終末の時計 ザ・クロック》]]を召喚できますか?
A.はい、召喚できます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34198]]
>Q.相手の手札は3枚です。相手の[[《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》]]が攻撃し、自分のシールドを3枚ブレイクした際、自分は[[《終末の時計 ザ・クロック》]]と[[《ゴースト・タッチ》>《ゲオルグ・バーボシュタイン/ゴースト・タッチ》]]の「S・トリガー」を宣言しました。先に[[《ゴースト・タッチ》>《ゲオルグ・バーボシュタイン/ゴースト・タッチ》]]を唱え、相手の手札を1枚捨てさせてから[[《終末の時計 ザ・クロック》]]を召喚できますか?
A.はい、召喚できます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34199]]
>Q.バトルゾーンに自分の[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]があり、相手は[[《封鎖の誓い 玄渦》]]が1体います。自分が墓地にいる[[《恒河沙 ベゴマ壊ン》]]の「ムゲンクライム」能力を使用する場合、[[《封鎖の誓い 玄渦》]]の能力でバトルゾーンに出すことはできませんが、コマンドを持つ闇のクリーチャーを召喚したことによって、封印を1つ外しますか?
A.はい、封印を外します。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34243]]
>Q.相手は[[《ジェイ-SHOCKER》]]のJトルネード能力でコストが7のジョーカーズ・クリーチャーを手札に戻しました。自分は、次の相手のターンのはじめまでコスト7のカードをバトルゾーンに出せませんが、コストが7の[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]の「革命0トリガー」能力の宣言はできますか?
A.はい、宣言できます。山札の上から1枚目がコスト7以外の火の進化ではないクリーチャーだった場合、そのクリーチャーをバトルゾーンに出し、[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]は手札に残ります。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39324/]]
>Q.[[《検問の守り 輝羅》]]がバトルゾーンにいる状況で、自分のクリーチャーに封印は付きますか?
A.いいえ、付きません。バトルゾーンにあるカードの上に置くことは、カードを出すことです。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39669/]]
>Q.[[《検問の守り 輝羅》]]がバトルゾーンにいる状況で、自分は[[《時空工兵タイムチェンジャー》]]を使って、山札から進化クリーチャーの下にカードを重ねられますか?
Aはい、重ねられます。
カードの下にカードを置いても、そのカードはバトルゾーンに出たことになりません。ですので、[[《検問の守り 輝羅》]]がいても問題なく進化クリーチャーの下にカードを重ねられます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39671/]]
>Q.相手が'''[[《キャンベロ <レッゾ.Star>》]]'''を出した次の自分のターンに、自分は[[《絶望神サガ》]]Aを出し、「出た時」の能力でカードを1枚引き、手札を1枚捨てました。その後、墓地にある[[《絶望神サガ》]]Bを出そうとすることはできますか?&br;また、できる場合、結果的に墓地から[[《絶望神サガ》]]Bは出ませんが、[[《絶望神サガ》]]Aは破壊されますか?
A.はい、[[《絶望神サガ》]]Bを墓地から出そうとすることができます。また、出そうとした場合、結果的に[[《絶望神サガ》]]Bは出ませんが、バトルゾーンの[[《絶望神サガ》]]Aは破壊されます。&br;クリーチャーを''出せない''状況でも、出そうとすることはできます。そのため、《絶望神サガ》の能力を使った際、墓地にコスト5以下のゴッドかオリジンがいれば、結果的にそのクリーチャーを''出せない''状況だったとしても「そうしたら」以降の効果を解決できます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42848]](2023.3.17)
&tag(用語集,出せない,ロック,タグ未整備);