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*劇場版デュエル・マスターズ 黒月の神帝(ルナティック・ゴッド・サーガ) [#gb1b4188]

デュエル・マスターズのアニメシリーズにおける映画第2作。
2009年9月19日に全国東宝系で公開。『劇場版ペンギンの問題 幸せの青い鳥でごペンなさい』との同時上映。
総監督:鈴木輪流郎。監督・絵コンテ:[[服部恵大>KEITA HATTORI]]。脚本:藤田伸三、西森英行。上映時間71分。

[[勝舞>切札 勝舞]]はとある大会の優勝後、[[闇のドラゴン>《超神龍ルナーズベルグ》]]を操る真のデュエリストの少女、[[ルナ>神月 ルナ]]と出会う。
一方、[[ミカド>神月 ミカド]]と名乗る謎のデュエリストが、5枚の「[[黒い月のカード>ルナティック・エンペラー]]」を探し、そのうちの1枚[[《神羅ドラグ・ムーン》]]を持つ勝舞を狙う。
ミカドは全てのデュエリストに恨みを持ち、[[神帝]]を操り、神の中の神である「破壊神スヴァ」の復活を狙う悪のデュエリストだった。

[[前作>劇場版デュエル・マスターズ 闇の城の魔龍凰(カース・オブ・ザ・デスフェニックス)]]同様、月刊[[コロコロコミック]]に前日談が掲載され、後にコミックスに収録。
今回はさらに後日談が2話存在し、そちらも後にコミックスに収録されている。
また、劇場では前作と同様に[[DM-33]]の先行販売が行われた。

今回は小説版もあり、公開日より先に発売。著者、はせがわみやび。
大まかなストーリーは同じだが、映画本編で描かれていない場面が数多くあり、[[Dr.ルート]]が勝舞を「勝舞くん」と言うなど、基本的な設定にも違いがある。

ミカド役は櫻井孝宏、ルナ役は平野綾。
前作と異なり、知名度の高い本業声優の起用が話題となった。

アニメ第6シリーズ「クロス」の時期に製作。
前作のように本編から独立した話のようだが、ミカドの手下の1人の忍者ダンゾウが「クロス」58話・59話に登場し、勝利を狙う(「デッキを見せろ」、「こやつのデッキには…」という台詞から、[[《神羅ドラグ・ムーン》]]が狙いと考えられる。実際は57話で勝舞の元にある)など、本編との関連も見られる。
アニメは第5シリーズ「デュエル・マスターズ ゼロ」以降、キャラがトゥーンレンダリング(3D)で描かれているため、今作もその運びとなった。

前作以上にCGの完成度が高く、より派手になった演出は高い評価を得た。
上映時間が長くなった事もあり、話はテンポよく進みながらも、キャラの内面描写を増量するなど、話に深みのある作品となった。
ゲストキャラの心情描写にも多くの時間が割かれ、その存在感を際立たせた事で、ミカドとルナは、ゲストキャラとしてはかなりの人気を得た。

反面、前作より複雑な効果のカードが多いにもかかわらず、劇中でキャラの口からほとんど説明されず、カードの効果を知っている事が前提のようなデュエル内容は物議を醸した。
なお、小説版はデュエル内容に一部違いはあるが、説明は細かくされている。

勝舞やミカドの使用したデッキレシピは劇場パンフレットに記載されており、実際に構築する事ができる。
しかし勝舞のデッキには、劇中で同時に入っていないはずの、[[《神羅ドラグ・ムーン》]]と[[《神羅ライジング・NEX》]]が記載されている。

また、ペンギンの問題を意識した演出も存在する。

初日2日間で19万9433人を動員し興行収入は1億9626万円となり、シルバーウイークの5日間(-23日迄)で44万人を動員し興行収入は4億4500万円を記録し、2009年9月19-20日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で映画興行成績1位を獲得。
また、雑誌ぴあ調査による9月、18-19日公開の映画満足度ランキングでも1位に輝いている。
公開開始時期を集客期に合わせたことや、プロモーション・カードの強力さもあったものの、DM史上に残る快挙を達成した作品。

・前売券購入特典:[[《神帝スヴァ》]]、[[《神帝ヴィシュ》]]
・劇場入場特典:[[《超竜サンバースト・NEX》]](DVD付録カード3枚のうちの1枚)

**参考 [#s4d34fa5]
-[[神帝]]
-[[《神羅ライジング・NEX》]]

#author("2023-02-22T01:40:27+09:00","","")
**→[[劇場版デュエル・マスターズ 黒月の神帝]] [#q339c9cd]
#include(劇場版デュエル・マスターズ 黒月の神帝,notitle)