#author("2020-01-19T00:32:31+09:00","","")
*呪文強奪 [#de9b28d1]
#author("2020-01-20T16:50:03+09:00","","")

相手の[[カード]]を、自分のカードのように使用すること。

現在のデュエルマスターズのルール上、この概念が成立するのは[[呪文]]のみである。

初出は[[《陽炎の守護者ブルー・メルキス》]]。

|陽炎の守護者ブルー・メルキス SR 光/水文明 (6)|
|クリーチャー:ガーディアン 8500|
|このクリーチャーが相手のシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを手札に加えるかわりに見せる。その中の「S・トリガー」を持つ呪文をすべて、自分がコストを支払わずに唱え、その後持ち主の墓地に置く。それ以外のカードを、持ち主の手札に加える。|
|W・ブレイカー|
//#br

|超奇天烈 ギャブル SR 水文明 (5)|
|進化クリーチャー:マジック・コマンド/侵略者 7000|
|進化―自分の水のクリーチャー1体の上に置く。|
|侵略―水のコマンド(自分の水のコマンドが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手は自身の山札の上から5枚を表向きにする。その中から呪文を1枚選び、その後相手は残りを好きな順序で自身の山札の一番下に置く。選んだ呪文を自分がコストを支払わずに唱え、相手の墓地に置く。|
//#hr
//#hr入れなくても、スマホ版のテーブル同士は連結しなくなりました。

|Code:1059 MAS 水文明 (5)|
|オレガ・オーラ:ドラゴン・コード/トリックス/デリートロン +4000|
|これを付けたクリーチャーに「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)|
|DL-Sys:これを付けたクリーチャーの攻撃の終わりに、相手の墓地にある呪文を1枚コストを支払わずに唱えてもよい。そうしたら、その呪文を相手の山札の一番下に置く。その後、このオーラを自分の他のGRクリーチャー1体に付けてもよい。|
|自分のターンの終わりに、GR召喚する。|
|オレガ・オーラ:これを自分のGRクリーチャー1体に付けるか、1体GR召喚してそれに付ける。そのクリーチャーがバトルゾーンを離れたら、これも同じゾーンに行き、その後、そのGRクリーチャーは自分の超GRの一番下に戻る。|

**ルール [#xa5b1470]
-使用するのは相手の[[カード]]だが、あくまでも[[唱える]]のは「自分」である。よって[[《氷牙レオポル・ディーネ公》]]や[[《爆獣マチュー・スチュアート》]]など「自分が呪文を唱えた時〜」関連の能力があれば[[トリガー]]し、[[ハンデス]]呪文で相手の呪文を捨てさせる時は[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]タイプの[[マッドネス]]を無効化することはできない。
--ただし「自分の呪文」「相手の呪文」は変化しない。「自分%%%''が''%%%」と「自分%%%''の''%%%」の違いがある[[《歩く賄賂 コバンザ》]]と[[《機動基盤 コア・キャリバー》>《機動基盤 コア・キャリバー/エレクトロ・シャワー》]]ではトリガーするタイミングにも違いが出てくる。
ややこしいが、呪文強奪で唱えたのは自分だが、使用したのは相手の呪文である。そのため、相手の場に[[《機動基盤 コア・キャリバー》>《機動基盤 コア・キャリバー/エレクトロ・シャワー》]]があると、その能力も[[トリガー]]してしまう。

-バトルゾーンに相手の[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]や[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]や[[《古代楽園モアイランド》]]や[[《闇鎧亜クイーン・アルカディアス》]]といった[[呪文メタ]]がいると唱えられなくなる。ただし、できることは全て行われるため、たとえ唱えなかったとしても、「その後持ち主の[[墓地]]に置く」の[[テキスト]]に従って[[呪文]]は持ち主の[[墓地]]に置かれる。

-[[《ライト・ブーメラン》]]や各種[[チャージャー]]などの、唱えた後に[[墓地]]ではなく別の場所に置かれる[[カード]]は、それが[[置換効果]]かどうかによって挙動が異なる。
//暫定回答(ブロッケン・ヴォーンの裁定が固まっていないため)
|移動先|呪文の効果の一部|置換効果|
|手札|(存在しない)|相手の手札に戻る&br;例:[[《ドラゴン・ラボ》]]|
|マナ|墓地に置かれる&br;例:[[《ライト・ブーメラン》]]|相手のマナに置かれる&br;例:[[チャージャー]]能力、[[《ブロッケン・ヴォーン》]]|
|シールド|墓地に置かれる&br;例:[[《スローリー・チェーン》]]|相手のシールドに置かれる&br;例:[[裁きの紋章]]((「呪」の頂 サスペンスの効果でのみ))|
|バトルゾーン|バトルゾーンに相手の&br;クリーチャーとして置かれる&br;例:[[《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]|バトルゾーンに相手の&br;クリーチャーとして置かれる&br;例:[[《暗黒の騎士ザガーン/「一方的に勝つに決まっている」》]]|

--要は[[ツインパクト]]呪文を除き、置換効果なら指定された場所へ、そうでないなら無視して墓地に置かれる。[[バトルゾーン]]に出るツインパクトカードのみ例外なのは、それ以外の[[領域>ゾーン]]と違い、誰かのバトルゾーンといった表現は存在しないため、適切な場所として問題なく参照できるためである。またその際に、正しいカードの持ち主を再度確認するため、相手のカードを自分のクリーチャーとしてバトルゾーンに出すことは不可能。

-この能力を持つカードをデッキに入れる場合、
自分のデッキに[[超次元ゾーン]]から[[サイキック・クリーチャー]]や[[ドラグハート]]を出せるカードが入っていなければ[[超次元ゾーン]]を相手の[[超次元]][[呪文]]で唱えた時バトルゾーンに出せる[[サイキック・クリーチャー]]で固めたり、
自分のデッキに[[GR召喚]]できるカードが入っていなくても相手の[[GR召喚]]可能な呪文を唱える可能性もあるため、[[超GR]]には自分が[[GR召喚]]した時に有利になれる[[GRクリーチャー]]を入れるのが好ましい。


***コントロール奪取が可能なカード [#i372a107]

-[[《陽炎の守護者ブルー・メルキス》]]
-[[《無限王ハカイ・デストロイヤー》]]
-[[《超奇天烈 ギャブル》]]
-[[《神羅カリビアン・ムーン》]]
-[[《天革の騎皇士 ミラクルスター》]]
-[[《「呪」の頂 サスペンス》]]
-[[《呪怨秘宝バキューム》]]
-[[《堕天左神エレクトラグライド》]]
-[[《神託の王 ゴスペル》]]
-[[《Code:1059》]]
-[[《潜水兎 ウミラビット》]]
-[[《ひみつのフィナーレ!》]]
-[[《サイバー・K・ウォズレック》>《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》]]
-[[《龍芭扇 ファンパイ》]]/[[《龍脈空船 トンナンシャーペ》]]/[[《亜空艦 ダイスーシドラ》]]

**その他 [#h0255f72]
-これらの[[カード]]を使用する際、必然的に相手のカードを扱うため、その取り扱いには気をつけなければいけない。カードの扱いのトラブルには気を付けよう。

-先述の通り、現在のデュエルマスターズでは、コントロールを奪えるのは呪文のみであるが、クリーチャーに対して同様の行動を行えるカードとして、[[《パック・リーマン》]]が存在する。あちらも相手のクリーチャーそのものを奪っている訳ではないが、現行のルールにおいてクリーチャーのコントロール奪取を行うための、最大限譲歩された能力だと言えるだろう。

-数多の例に漏れず、こちらも元ネタは[[Magic:The Gathering]]。あちらでは、クリーチャーは勿論のこと、プレイヤーそのもののコントロールを奪うことが可能。