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- 墳墓避け へ行く。
#author("2025-05-31T14:33:49+09:00","","")
#author("2025-06-04T01:32:42+09:00","","")
*&ruby(ふんぼ){墳墓};&ruby(よ/さ){避};け [#top]
[[同名>カード名]]カードを対象とする能力を持つカードの効果を避けるために[[相互互換]]のカードを分散して入れたり、[[上位互換]]と[[下位互換]]を混ぜて入れたりすること。
-呼称は[[《天使と悪魔の墳墓》]]に由来する。このカードはどんなデッキにも採用できるわけではないが、入りうるデッキでは絶大な[[アドバンテージ]]を稼ぎかねないため、しょっちゅう対策される。
--[[ビートダウン]]など理想の動きの再現度が要求されるデッキでは無理に墳墓避けされないケースが少なくない。
--ちなみに、発音のしやすさから「ふんぼよけ」と呼ばれることが多いが、「よける」は動きが伴うものを回避する意味なのに対し、「さける」は当たらないよう意識するという意味合いなので、日本語的には「ふんぼさけ」の方が適切である。
-[[《あたりポンの助》]]のような選んだ名前のクリーチャーの能力を[[無視]]するカードの影響を避けるために、[[カード名]]の異なるクリーチャーを採用することも墳墓避けと呼べる。
-[[デュエル・マスターズ プレイス]]では[[《シビレアシダケ》]]、[[《幻緑の双月》]]、[[《大冒犬ヤッタルワン》]]のような[[完全相互互換>相互互換]]が該当するが、[[《天使と悪魔の墳墓》]]の大幅な弱体化もあってあまり意識されず、むしろ[[探索]][[濁り]]対策のために統一する方が主流である。
-[[《封魔バルゾー》]]に対する[[《一角魚》]]や[[《霊騎デュナス》]]に対する[[《紳士妖精レンダン》]]など、[[デッキタイプ]]によっては[[下位互換]]となる[[相互互換]]を墳墓避けで入れることもある。
-強引な墳墓避け(例:種族を重要視する[[【グランド・デビル】]]で[[《封魔バルゾー》]]の一部を[[《一角魚》]]に変える など)はデッキ全体のパワー低下に繋がる。
-あまりに上位互換の種類が多い下位互換カードは、墳墓避けで使う事すらもままならなくなる(例:[[バニラ]][[デッキ]]における[[《プロメフィウスα》]]など)。
-[[ツインパクト]]はその裁定上、[[呪文]]側が全く同じ[[カード名]]でも[[クリーチャー]]側がない、あるいはあっても[[カード名]]が違うものであれば別名の[[カード]]とみなされるため、互いに墳墓避けとなる。[[クリーチャー]]側が同名のものでも[[マナゾーン]]に置く分には問題ないが、[[バトルゾーン]]にある場合は[[クリーチャー]]側しか参照されず、同名カードとみなされるので注意。
-墳墓避けをすることが必ずしも正解とは限らず、環境を読んだ上で行うのが望ましい。
--例えば[[《ボルザード・ドラゴン》]]が[[手札]]にあり、かつ相手にそれが知られていない状況で[[《レオンザード・ドラゴン》]]を[[表向き]]で[[手札]]に加えたとする。
さらにその後相手の[[ランダムハンデス]]により[[《ボルザード・ドラゴン》]]が捨てられたとする。
このとき相手が得ている情報は、こちらの[[手札]]に[[《レオンザード・ドラゴン》]]が残っていることである。
このとき相手が捨てさせたのは相手にとって未知の[[カード]]であり、こちらの[[手札]]に[[《レオンザード・ドラゴン》]]が残っていることは相手の視点でも確定している。
ここで、墳墓避けをしておらず[[《ボルザード・ドラゴン》]]が[[手札]]にある状態でもう1枚の[[《ボルザード・ドラゴン》]]を[[表向き]]で[[手札]]に加えたケースを考えてみる。
[[ランダムハンデス]]により[[《ボルザード・ドラゴン》]]が捨てられたことに変わりはないが、相手の視点では下記どちらの状況であったのかは分からない。すなわち相手は確定的な情報を得ることができず、[[情報アドバンテージ]]を獲得できないのである。
[[ランダムハンデス]]により[[《ボルザード・ドラゴン》]]が捨てられたことに変わりはないが、相手の視点では下記どちらの状況であったのかは分からない。すなわち相手は確定的な情報を得ることができず、より小さな[[情報アドバンテージ]]しか獲得できないのである。
---捨てさせたのは[[表向き]]で[[手札]]に加えられた[[《ボルザード・ドラゴン》]]であった。
---捨てさせたのは上記以外の知らなかった[[カード]]であり、それが偶然[[《ボルザード・ドラゴン》]]であった。
---捨てさせたのは上記以外の未知の[[カード]]であり、それが結果として偶然[[《ボルザード・ドラゴン》]]であった。
--上記の内容は相手の視点でカードが判別できることが成立の条件であるため、[[同名>カード名]]カードのバージョンを分ける・分けないという行為にも当てはまる。
--[[カード]]を公開しながら[[手札]]に加える戦術が自分の[[デッキ]]に存在しないからといって、他人事であるとは言い切れない。
[[ハンデス]]を得意とする[[コントロール]]の鉄板である[[青黒]]基盤には[[バウンス]]や[[《飛ベル津バサ「曲通風」》]]のように公開状態で[[カード]]を[[手札]]に加えさせるものが高確率で採用されているためである。
**「墳墓避け」されるカード [#k1ab3295]
-[[《天使と悪魔の墳墓》]]
-[[《エクスプロード・カタストロフィー》]]
-[[《ノクターン・ドラグーン》]]
-[[《霊騎ラディア》]]
-[[《嘆きの連鎖》]]
-[[《スーパー・チェイン・スラッシュ》]]
-[[《連弾スパイラル》]]
-[[《連弾スパーク》]]
-[[《執拗なる鎧亜の牢獄》]]
-[[《悪魔聖霊フンボルト》]]
-[[《「殺した人間の名くらい、おぼえているよ!!」》]]
//-[[《緊急プレミアム殿堂》]]([[プレミアム殿堂]])
***変則的な墳墓避け [#ze3e4e39]
-[[《パーロックのミラクルフィーバー》]]
--キーカード以外を[[ハイランダー]]風にし、[[《ドンドン吸い込むナウ》]]や[[《ライフプラン・チャージャー》]]で山札の下の数枚を確定させることで、確実に[[ライブラリアウト]]しない範囲の大量ドローを可能にする。[[【フォーミュラエクストラウィン】]]にて用いられるテクニック。
**よくある「墳墓避け」の例 [#lcc9b9c8]
-[[【バニラビート】]]における[[同型再販]]の分散投入([[ハンター]]軸でない場合)
-[[《シビレアシダケ》]]、[[《幻緑の双月》]]、[[《大冒犬ヤッタルワン》]]の分散投入
-[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]と[[《禁術のカルマ カレイコ》]]
//-[[《天雷霊騎サルヴァティ》]]と[[《魔光王機デ・バウラ伯》]]
-[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]と[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]
-[[《暗黒の悪魔神ヴァーズ・ロマノフ》]]と[[《黒蟲奉行》]]
//-[[《超神龍ザウム・ポセイダム》]]と[[《蒼神龍ザウム・ポセイダム》]]
-[[《ブラッディ・イヤリング》]]と[[《ドリリング・イヤリング》]]
-[[《ガイアクラッシュ・クロウラー》]]と[[《害悪のカルマ スタバック》]]
-[[《学校男》]]と[[《堕魔 ドゥポイズ》]]([[ドルスザク]]軸でない場合)
-各種[[フェニックス]]([[【ザ・ユニバース・ゲート】]]の場合)
**参考 [#w6739561]
-[[用語集]]
-[[カード名]]
-[[相互互換]]
-[[同型再販]]
-[[事故防止]]
&tag(用語集,同型再販,墳墓避け);