#author("2023-09-28T17:50:33+09:00","","")
#author("2023-11-07T23:05:22+09:00","","")
*&ruby(やまふだはかい){山札破壊};[#ed5f67ec]

相手の[[山札]]のカードを[[墓地]]などに送り、[[ライブラリアウト]]を狙うこと。「''デッキ破壊''」「''デッキデス(デストラクション)''」はほぼ同義。
他TCGでは「ミル」と呼ばれることもある(由来は後述)。

[[デュエル・マスターズ]]では[[山札]]が0枚になると[[ライブラリアウト]]となって敗北する。よって、相手の[[山札]]の[[カード]]を削ることでも[[ゲーム]]に勝利することができる。

[[ライブラリアウト]]による勝利は相手の[[シールド]]を[[ブレイク]]するリスクがないため、[[コントロール]]のフィニッシュの手段としてしばしば使用される。例えば[[【ヴォルグ・サンダーライブラリアウト】]]では[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]の[[能力]]で[[《ヴォルグ・サンダー》]]を並べる戦術がよくとられる。

よしんば山札を削り切れなくとも相手がリカバリー札を持っていなければ、あるいは持っていない状況に追い込めば、薄い山札に必要パーツが残っているかどうか怪しい場合もあるためそのまま流れで十分勝てることも。

ただし、場合によっては相手の[[墓地肥やし]]を助けてしまうので要注意。[[【墓地ソース】]]が相手だと、[[《百万超邪 クロスファイア》]]や[[《暴走龍 5000GT》]]などを使われる可能性がある。できる限り[[即死>1ショットキル]]性の強い[[デッキ]]を心がけたい。前述の[[【ヴォルグ・サンダーライブラリアウト】]]はその代表例といえる。

天敵は、[[山札]]から[[手札]]以外への[[カード]]の移動を無効化する[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]や[[《禁術のカルマ カレイコ》]]など。他には、[[墓地]]のカードを[[山札]]に戻す[[《サイバー・N・ワールド》]]や[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]などがある。

[[システムクリーチャー]]ならばあらかじめ[[除去]]し、[[cip]]持ちならば[[ハンデス]]で妨害したりすることで対策できる。しかし、[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]の場合は[[山札]]に入っているだけで機能するため、[[山札]]切れでの勝利は絶望的となる。

-「山札破壊」はあくまで俗語であり、[[ルール]]上の「[[破壊]]」には当てはまらない。よって、[[山札]]の[[カード]]が[[墓地]]に送られても[[《封魔妖スーパー・クズトレイン》]]などの[[能力]]は誘発しない。
-「山札破壊」はあくまで俗語であり、[[ルール]]上の「[[破壊]]」には当てはまらない。当然[[山札]]の[[クリーチャー]]が[[墓地]]に送られても[[《封魔妖スーパー・クズトレイン》]]などの[[能力]]は誘発しない。

-この戦略をメインに据えた[[デッキ]]を[[ライブラリアウト]][[デッキ]]と呼ぶ。なぜか、山札破壊[[デッキ]]と呼ばれることは少ない。

-強制的に[[ドロー]]させたり、[[シールド]]を増やさせたりすることで[[ライブラリアウト]]を達成させる[[デッキ]]もある。例としては[[《黒神龍ザルバ》]]を[[ループ]]させる[[【ジェームズゾルゲ】]]や、[[《パクリオ》]]と[[《サイバー・N・ワールド》]]を使った[[【パクリオループ】]]など。この方法ならば[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]を無視することができるので、より確実な戦術といえる。

-[[Magic:The Gathering]]では山札破壊に「mill (読み:ミル)」という俗語およびそれを公式が逆輸入した「[[Mill/切削>http://mtgwiki.com/wiki/%E5%88%87%E5%89%8A]]」という[[キーワード処理]]がある。
--厳密には、その「切削」自体には相手の山札限定ではないため、自分の[[墓地肥やし]]にも用いることができる。[[《ヴォルグ・サンダー》]]に近い。
--[[デュエル・マスターズ]]にも「mill」の元ネタである[[《石臼/Millstone》>http://mtgwiki.com/wiki/%E7%9F%B3%E8%87%BC/Millstone]]が元ネタの[[《石臼男》]]が存在している。

-[[リアニメイト]]などの下準備として、あえて自分の[[山札]]を削る場合は山札破壊とは呼ばず、[[墓地肥やし]]の一種と扱われる。

-[[闘魂編環境]]以来、[[《ヘル・スラッシュ》]][[《ロスト・チャージャー》]][[《フューチャー・スラッシュ》]]の3枚が山札破壊の主役だったが、2007年1月15日の規制ですべて[[プレミアム殿堂]]に指定された。これについては、相手の[[山札]]の扱いについてトラブルになることが多かった、[[ライブラリアウト]]という戦術自体が低年齢層に好まれなかったなどの理由が指摘されている。
--[[《黒神龍ザルバ》]]のような間接的[[ライブラリアウト]]促進ではなく、純粋に[[ピーピング]]のなくした山札破壊を持つカードは登場が解禁された。[[【ヤサカノフカライブラリアウト】]]、[[【アダムスキーライブラリアウト】]]、[[【ヴォルグ・サンダーライブラリアウト】]]などが代表的である。

**参考 [#sf88b235]
-[[用語集]]
-[[ライブラリアウト]]
-[[破壊]]

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