#author("2023-05-22T12:17:13+09:00","","")
#author("2024-02-25T01:58:40+09:00","","")
*必須カード [#vb987300]

[[文明]]や[[コンセプト]]さえあっていれば、入れない理由を見出すことが非常に困難な[[カード]]のことを指す。
もちろん、そのカードを使う[[文明]]を踏み倒せるなら、[[文明]]があっていなくても自然と入る必須カードも存在する。

過去に必須カードとしてもてはやされていたカードは、[[ビートダウン]]・[[コントロール]]を問わず[[白青黒]]のデッキに対する[[《コアクアンのおつかい》]]や[[《セブ・コアクマン》]]がある。
他には、[[闇]]入りの[[コントロール]]における[[《解体人形ジェニー》]]、[[超次元]]を利用するデッキにおける[[《勝利のガイアール・カイザー》]]なども挙げられる。

また、各[[デッキタイプ]]でいえば[[【ドミティウス】]][[【アルカクラウン】]]における[[《魔龍バベルギヌス》]]、かつての[[【ヘブンズ・ゲート】]]における[[《奇跡の精霊ミルザム》]]と[[《音感の精霊龍 エメラルーダ》]]などが挙げられるか。

[[デッキカラー]]をガン無視して入りうるカードの例には[[《光牙忍ハヤブサマル》]]がある。マナゾーンにカードが4枚あれば[[文明]]不要で呼び出せるからである。他には[[《サイバー・ブレイン》]]や[[《ホーリー・スパーク》]]などの強力な[[S・トリガー]]も、踏み倒しを前提に色の合わないデッキに搭載されることがある。

デッキの回転を支える基本カードや、高い[[カードパワー]]を持つ[[フィニッシャー]]、もしくは[[コンセプト]]となった[[カード]]と大きな[[シナジー]]を生み出すカードが必須カードと言われる事が多い。

ただし、必須カードと呼ばれるカードでも、環境の変化や各々の細かいデッキコンセプトに合致しないなどの理由で、[[デッキ]]から抜いても問題とならない場合もある。時には固定観念に囚われないことも必要である。

-[[《サイバー・ブレイン》]]や[[《母なる大地》]]、[[《スケルトン・バイス》]]、[[《生命と大地と轟破の決断》]]のような高い[[コストパフォーマンス]]を持つカードは、[[コントロール]]、[[ビートダウン]]を問わずにその[[文明]]の必須カードとなりうる。(→[[グッドスタッフ]])&br;ただし、あまりに[[汎用性]]が高い場合には真っ先に規制の対象となる。現にこの4枚はいずれも[[プレミアム殿堂]]に指定されている(《サイバー・ブレイン》のみ後に[[殿堂解除]])。

-特定の[[デッキタイプ]]における「主要カード」とは意味合いが異なる。あちらは[[デッキ]]コンセプトとして投入される事が前提であるのに対し、こちらは「[[デッキ]]コンセプトではないが、そのデッキの動きを考えるとどうしても必要であろうカード」を指す。
--例えば[[赤緑]]の[[【モルト NEXT】]]なら、[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]や[[《闘将銀河城 ハートバーン》]]はデッキコンセプトなので「主要カード」だが、[[《メンデルスゾーン》]]は核ではないが入れない理由がないカードなので「必須カード」。
--例えば[[赤緑]]の[[【モルトNEXT】]]なら、[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]や[[《闘将銀河城 ハートバーン》]]はデッキコンセプトなので「主要カード」だが、[[《メンデルスゾーン》]]は核ではないが入れない理由がないカードなので「必須カード」。

-必須カードを中心に収録している[[エキスパンション]]に[[DMX-01]]、[[デッキビルダーシリーズ>デッキビルダー]]が存在する。

-デュエル・マスターズというゲーム性において、[[文明]]や[[コンセプト]]が合わなくても入れることのできる『真の必須カード』は存在しない((黎明期のドロー軽視で生まれてしまった[[《サイバー・ブレイン》]]を除く。当時は水文明を入れないデッキにも[[S・トリガー]]を当てに採用されうるカードだったが、後に[[殿堂入り]]、[[プレミアム殿堂]]にて規制されることとなった。後に[[殿堂解除]]こそされたものの、その頃には各文明にリソース札が充実し、デッキタイプの多様化もあり『真の必須カード』の座は引いている。))。
--別TCGでの必須カードだった《オーキドはかせ》((『ポケモンカードゲーム』に登場する「手札を全て捨て、7枚引く」という効果のカード。))や《強欲な壺》((『遊戯王OCG』に登場する「カードを2枚引く」という効果の魔法カード。使用のためのコストや条件、回数制限はない。))のこと。
//旧裏《オーキドはかせ》はターン1制限なし。《博士の研究》にリメイクされてカードタイプにターン1が付いた。
--デッキの文明やコンセプトで使用するカードを取捨選択するのもデッキ作成の醍醐味であり、仮に「真の必須カード」が存在してしまったら、''40枚でデッキを組むゲームではなく、真の必須カード4枚と残りの36枚でデッキを組むゲーム''になってしまう。実際、デッキの自由度を損なう恐れのあるそれらは、《強欲な壺》は禁止カード、《オーキドはかせ》の相互互換は、そのカードタイプは1ターンに1枚のみと、ルールで制約が加えられている。
--なので、デュエマで「必須カード」という用語は、「(ゲームを行うなら)必須のカード」という意味ではなく、特に注釈がなくとも「(特定のデッキタイプでは)必須のカード」という意味となる。上述した[[《サイバー・ブレイン》]]や[[《光牙忍ハヤブサマル》]]ですら、デッキによってはコンセプトから外れるなどの理由で入らない事も多い。

**参考 [#h0f4bbe5]
-[[用語集]]
-[[基本カード]]
-[[グッドスタッフ]]
-[[デッキビルディング]]

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