#author("2024-08-13T09:39:03+09:00","","")
#author("2024-10-30T12:15:31+09:00","","")
*攻撃曲げ|リバースブロッカー((開発陣が内部で使っていた呼び方(https://youtu.be/YtqHBeG78VA?t=252))) [#r04be52e]

|このクリーチャーをアンタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーまたは自分のタップしているクリーチャーに変更してもよい。|

[[アンタップ]]を条件に[[攻撃]]中の相手[[クリーチャー]]の[[攻撃]]先を変更させる[[能力]]の俗称。いわば[[ブロッカー]]のような挙動をとるが、[[タップ]]・[[アンタップ]]の関係で対極にあり共存も可能。
[[DMRP-09]]にて[[《粛清者ハヤシッツ》]]が登場するまでは、この能力は[[メタリカ]]のみが保有していた。

[[DMR-23]]にて[[《月の輝き 夢幻》]]が登場、次弾の新たな[[種族]][[メタリカ]]と共に先行披露された。ただしこの時はやや効果が異なり、現在の形に安定したのは[[DMSD-02]]から。

[[ブロッカー]]や[[ガードマン]]も本来は「[[攻撃]]を曲げる[[能力]]」だが、この頁では[[メタリカ]]のものについてを扱う。

***基本パターン(能力を使ったクリーチャーかタップされている他のクリーチャーに攻撃先を変更する) [#w70151a5]

|緑知銀 フェイウォン P 光文明 (3)|
|クリーチャー:メタリカ 1500|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のクリーチャーを1体タップしてもよい。そうしたら、カードを1枚引く。|
|このクリーチャーをアンタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーまたは自分のタップしているクリーチャーに変更してもよい。|
***[[《月の輝き 夢幻》]]のパターン(タップされている他のクリーチャーに攻撃先を変更する) [#a5c7ddbb]

|月の輝き 夢幻 SR 光文明 (6)|
|クリーチャー:メタリカ 8000|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーをアンタップして、相手クリーチャーの攻撃先を自分のタップしているクリーチャーに変更してもよい。|
|自分のターンの終わりに、自分のクリーチャーを1体タップしてもよい。そうしたら、カードを1枚引く。|
***[[《鬼の轟き 参角》]]のパターン(能力を適用したクリーチャーに攻撃先を変更する) [#p8a16df8]

|鬼の轟き 参角 VR 光文明 (8)|
|クリーチャー:メタリカ 12000|
|T・ブレイカー|
|自分のターンの終わりに、次のうちいずれか1つを選ぶ。|
|►カードを1枚引く。|
|►自分の手札の枚数以下のコストを持つクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出す。|
|ラビリンス:相手のクリーチャーが攻撃する時、自分のシールドの数が相手より多ければ、自分のクリーチャーを1体アンタップしてもよい。そうしたら、相手クリーチャーの攻撃先をそのクリーチャーに変更する。|

**ルール [#w0007ae3]

-この[[能力]]は''攻撃曲げを持つ(攻撃曲げを適用する)[[クリーチャー]]が[[タップ]]状態でないと使えない。''[[ブロッカー]]が[[アンタップ]]状態でないと使用できないのと同じである。詳しくは[[コスト]]の項を参照されたし。

-[[能力]]を使う[[タイミング]]は[[ブロッカー]]や[[ガードマン]]と同じ[[タイミング]]である。それらの能力と同じく、ブロッカーやガードマンで変更した攻撃先を、さらに攻撃曲げで変更したり、逆に攻撃曲げで変更した後にブロックやガードマンを使用することが可能。
--ただし、それぞれの能力が[[ブロッククリーチャー指定ステップ]]の段階で使用可能でなければならない。攻撃曲げの場合は、指定ステップ開始時にあらかじめタップ状態である必要がある。
--これらのことから、攻撃曲げを持つクリーチャーが[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]で[[ブロッカー]]を得ていても、同じクリーチャーの二つの能力を同時に適用することは不可能。
//-ただし、[[ブロッカー]]や[[ガードマン]]と違い、攻撃曲げで攻撃先を変更すると、その攻撃先をさらに変更することはできない。
//--つまり、ブロッカーで変更した攻撃先をさらに攻撃曲げで攻撃先を変更できるが、攻撃曲げで変更した攻撃先をさらにブロッカーで変更することはできない。攻撃曲げを2回連続で使うこともできない。

-この能力を以ってしても、''「攻撃先は[[変更できない]]」を持つクリーチャーには対抗できない''。[[攻撃]]の[[中止]]など別の方法を使う必要がある。


**その他 [#y86d2598]

-相手の攻撃を止めるという性質から、[[ブロッカー]]に代わる新たな守りの能力といえよう。能力を使うためには(一度攻撃をするなどして)[[タップ]]しなければならず、一見すると使いづらく映るが、逆に言えば攻撃と防御を兼ねて行動することができるその特性や、[[ブロッカー]]を対象とした[[除去]]に狙い撃ちされない点など利点も多くある。デッキに合わせてうまく機能させてあげたいところ。

-何らかの[[効果]]で[[ブロッカー]]を付加させると、[[破壊]]されない限り[[ブロック]]と攻撃曲げを交互に行えるようになり、擬似的な[[無限ブロッカー]]のような状態となる。
[[パンプアップ]]や[[すべてのバトルに勝つ]][[効果]]も合わせれば、より強固な壁となる。
--後の裁定変更により、''一度の[[攻撃]]に対して''上記の動きを行い[[タップ]]、もしくは[[アンタップ]]状態をキープすることはできなくなった。
あくまで、「一度の攻撃に両方の攻撃先変更能力を使用できない」というだけであり、一度目の攻撃を[[ブロック]]で、二度目の攻撃を攻撃曲げで、といったように、複数回の攻撃に対してそれぞれの[[能力]]を順繰りに使用することはかわらず可能である。

-''[[アンブロッカブル]]か否かに関わらず、攻撃を防げる''という点は優秀である。[[ブロッカー]]のように[[キーワード能力]]でもないため、しばらくは直接的な[[メタ]]能力が刷られることもなかろう。無論、[[タップ]]を防ぐことで間接的にメタられる可能性は否定できない。
--また、[[ブロック]]と違い「[[ブロック]]されなかった時」の[[能力]]を発動させてしまう点に注意。例えば[[《聖剣炎獣バーレスク》]]の[[追加ターン]]取得を防ぐことができない。
これを逆手にとって[[《怪魔城 ポチョムキン》]]などと組み合わせる戦略もある。
---これを踏まえると、逆位置にあたる「ブロックされた時」の能力は発動しないことになる。

-攻守一体のこの[[能力]]は、[[シールド]]枚数が優勢の時にのみ発動する[[ラビリンス]]と非常に相性が良く、両者を組み合わせることが[[メタリカ]]の戦略の要と言える。

-軽くて[[パワー]]の非常に高い[[クリーチャー]]や、[[タップイン]]の[[デメリット]]を持つ大型[[クリーチャー]]などとの相性が良く、実質的にこの[[能力]]を持つ[[クリーチャー]]全員がそれらの[[パワー]]を得たような状態となる。
使い手である[[メタリカ]]には[[《赤攻銀 カ・ダブラ》]]や[[《紅の猛り 天鎖》]]など、その点を意識したデザインの[[クリーチャー]]が幾つか存在する。
曲げる先の文明も問われないため、自然文明との混色であれば、[[《ベイB ジャック》]]や[[《界王類七動目 ジュランネル》]]との相性も良い。[[《ベイB ジャック》]]はコストの支払いという形で、攻撃すること無く場の[[メタリカ]]をタップできる。
--ただし、[[《ベイB ジャック》]]は現在[[プレミアム殿堂]]である。

-前述の通り[[ブロッカー]]に代わる新たな防御[[能力]]の代表として期待されていたが、収録弾ごとに数が減って来ており、[[DMRP-05]]ではついに1枚も収録されなかった。その代わり[[メタリカ]]内では[[ブロッカー]]の数が増えつつある。

-「攻撃曲げ」という名称は「[[コロコロコミック]]」掲載の記事や漫画などで公式が名づけている。直接[[カード]]に書かれている[[キーワード能力]]ではない。

-一部の[[プレイヤー]]間では「誘導」とも呼ばれている。

**参考 [#f5dff9d1]
-[[用語集]]
-[[攻撃先変更能力]]

-[[ブロック]]
-[[ブロックされない]]
-[[変更できない]]

-[[メタリカ]]

-[[《緑知銀 フェイウォン》]]
-[[《月の輝き 夢幻》]]
-[[《鬼の轟き 参角》]]

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[[公式Q&A]]

>Q.バトルゾーンに自分のアンタップ状態の[[《正義の煌き オーリリア》]]とタップ状態の[[《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》]]がいる状況で、相手のクリーチャーが攻撃してきました。&br;[[《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》]]の能力で[[《正義の煌き オーリリア》]]は「ブロッカー」を得ていますが、この攻撃に対して[[《正義の煌き オーリリア》]]の1つ目の能力と「ブロッカー」を同時に使えますか?
A.いいえ、この状況では「ブロッカー」のみ使えます。[[《正義の煌き オーリリア》]]がアンタップ状態なので、1つ目の能力は使えません。攻撃先を変更する能力を複数使用する場合は、能力を使うクリーチャーを同時に選ぶ必要があり、かつ、それらの能力がすべて適正に使用できる状態でなければいけません。&br;(総合ルール 507.1a((&br;ブロッカーやガードマンなど、攻撃先を変更する能力を使用したい場合、非ターン・プレイヤーはその能力を使用できる1体以上のクリーチャーを選びます。複数体を選ぶ場合は同時に選びます。選ぶクリーチャーは、適正にその能力を使用できる状態でなければいけません。攻撃先を変更する能力を使用するために何らかの条件を必要とするクリーチャーは、その条件を満たせない状態では選ぶことができません。&br; 例:ブロッカーを持つタップ状態のクリーチャーを、能力を使用するクリーチャーとして選ぶことはできません。&br; 例:相手のクリーチャーがプレイヤーを攻撃している場合、ガードマンを持つクリーチャーを、能力を使用するクリーチャーとして選ぶことはできません。他にブロッカーを持つクリ ーチャーがいたとしても同様です。&br; 例:「ブロックされない」能力を持つクリーチャーが攻撃している場合、ブロッカーを持つクリーチャーを選ぶことはできません。&br; 例:アンタップ状態のブロッカーを持つクリーチャーが攻撃されている状況で、その攻撃されているクリーチャーは、ブロッカーを使用するクリーチャーとして選ぶことはできません。)))
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40109]]

&tag(用語集,攻撃曲げ,攻撃先変更能力);