#author("2024-01-19T22:34:14+09:00","","")
#author("2024-01-19T22:35:17+09:00","","")
*&ruby(バイオレンス・ヘヴン){極神編}; [#v3b55929]

-''PREV'':[[不死鳥編]]

-''NEXT'':[[戦国編]]

[[デュエル・マスターズ]]6番目のシリーズ。
「極神編」と書いて「''バイオレンス・ヘヴン''」と読む。
目玉として新たに登場したのは、[[ゴッド]]という合体能力[[G・リンク]]を持つ[[種族]]。
同時に[[多色]][[カード]]も大々的に復活。ゴッドは大抵それぞれのコンビが違う[[文明]]に属しているということも合わせ、[[聖拳編]]以来の[[多色]]推奨シリーズとなった。

リスト全体の多色カード比率は全シリーズ中トップ。
とは言っても、意外と単色カードにも目玉が揃っており、特に[[ベリーレア]]以上の[[フォイル]]系にはエキスパンションを代表するようなものも多数。
また、他シリーズに比べて新規[[キーワード能力]]が非常に少ないことも特徴。

このセットに当てはまる[[エキスパンション]]は、 

-新種族[[ゴッド]]が登場。[[O・ドライブ]]や[[文明追加]]など多色補助が増えた
[[DM-24 「極神編(バイオレンス・ヘヴン) 第1弾」>DM-24]]
-新登場3色カードや「スーパー」系カードでデッキをさらに強化する
[[DM-25 「極神編 第2弾 人造神の創造(バイオレンス・クリエイター)」>DM-25]]
-60枚中52枚が多色。まさに多色化の極地と言える構成。活用性の高いカードが多い
[[DM-26 「極神編 第3弾 超絶VS究極(ドラゴニック・ウォーズ)」>DM-26]]
-[[5色レインボー]]カードが初登場、他のカードも全体的に派手なものが多い
[[DM-27 「極神編 第4弾 完全極神(パーフェクト・ヘヴン)」>DM-27]]

の4つ。

多色カードは基本スペックが[[単色]]カードより高いこともあり、それを大量に盛り込んでいるどのエキスパンションも全体的に派手な収録。エキスパンションを重ねるごとに多色化が進み、ハイスペックなカードが増えていった。
特に登場直後に[[プレミアム殿堂コンビ]]措置がとられた[[《龍仙ロマネスク》]]や[[プレミアム殿堂]]となった[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]の存在は際立つ。

[[多色]]専用[[種族]][[ロスト・クルセイダー]]が登場。[[聖拳編]]時代の[[多色]]専用[[種族]][[スピリット・クォーツ]]も再来し、[[光]]を含む物も遂に登場。

-有能な[[多色]]カードがさらにこのシリーズで一気に増えたため、長期戦を戦える[[コントロール]]タイプの[[デッキ]]では、これ以降[[ドラゴン・サーガ]]の単色推しまで3色以上で組まれるのが定番となった。[[ビートダウン]]でも3色までならザラ。

**売り上げと人気に関して [#sa666458]
年間の売り上げは[[不死鳥編]]の52億円から極神編の64億円へと復活を遂げており、後の[[戦国編]](109億円)でもその勢いは留まらなかった。

-[[DM-26]]の発売時期には、売り上げが[[聖拳編]]後期の過去最高の値に並んだ。ある意味で展開終了も囁かれたほどの[[DM]]の衰退を救ったシリーズである。[[聖拳編]]と共に、多色の人気を売り上げで示している。

-前シリーズの[[不死鳥編]]で売り上げと人気が低迷した要因はいくつか考えられるが、まず挙げられるのが旧[[種族]]の排斥である。既に[[DM-22]]で[[ドラゴン]]を復活させているが、本シリーズでは本格的に幅広く旧[[種族]]を復活させている。
--[[DM-24]]からは主に[[転生編]]以前でメジャーだった種族を中心に復活させている。中には[[進化クリーチャー]]を有していない[[パンドラボックス]]なども存在するのだが、少なくとも[[転生編]]以前の多様性は取り戻している。
--かといって旧[[種族]]だけにスポットライトを当てている訳でもなく、メインの収録となるのは引き続き[[ハイブリッド種族]]とその[[サポート種族]]となっている。元より2つの[[文明]]に跨がるため[[多色]]との相性も良く、全体的に[[不死鳥編]]を補完するような収録内容にもなっている。
--上記に加えて[[単色]]で複数の種族に跨がる[[クリーチャー]]が[[ハイブリッド種族]]以外にも登場し、中には旧[[種族]]と[[ハイブリッド種族]]の混合も見られる。 

-[[カードパワー]]の[[インフレ]]も売り上げを復活させた要因の一つである。強力で人気の高かった[[多色]]カードを多数収録させることにより、ユーザーの購入意欲を高まらせた。
--実は[[単色]]のカードの[[スペック]]の方が[[インフレ]]化が顕著であり、[[《ボルシャック・大和・ドラゴン》]]、[[《封魔妖スーパー・クズトレイン》]]、[[《スーパー・スパーク》]]、[[《ダイヤモンド・ソード》]]など、元となったカードのあからさまな[[完全上位互換]]が多く見られる。逆に多色カードは、[[殿堂入り]]、[[プレミアム殿堂]]したものを除けば、[[聖拳編]]の頃と大した[[インフレ]]はあまり見られない。
--ただし、[[DM-24]]は使いにくい8マナ[[タップ]][[サイクル]]や目玉であるのにもかかわらずお世辞にも単体で強いとは言い難い[[《ボルメテウス・武者・ドラゴン》]]、その他[[地>《ラスティ・ザ・レインボー》]][[雷>《呪怨秘宝バキューム》]][[レ>《無敵悪魔カースペイン》]][[ア>《鎧亜の紅滅グレン・ブラムスリー》]]など、[[不死鳥編]]を引きずった[[スペック]]が多いため、こうした[[インフレ]]の傾向は基本的に[[DM-25]]以降の話である。


-拡張パックだけでなく、豪華な[[再録]]や完成度の高い構築を誇る[[スーパーデッキ・ゼロ]]は、カジュアルユーザーからコアユーザーまで幅広い層から評価された。
--[[DMC-36]]は新規カードこそ1枚も入っていないものの[[【連ドラ】]]を支える[[デッキ]]になっていた[[《紅神龍バルガゲイザー》]]や、人気カードである[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]の収録は非常に豪華な内容であったといえる。
--[[DMC-37]]は[[【ヘブンズ・ゲート】]]で有用な大型[[ブロッカー]]の[[《天海の精霊シリウス》]]と[[《光翼の精霊サイフォス》]]はいずれも[[絶版]]となっており、これを買うだけで8枚も入手出来るため初心者でもデッキが組めるようになった。また、このデッキの登場で[[【ヘブンズ・ゲート】]]の構築が広く知られるようにもなった。
--[[DMC-38]]は[[《魔城の黒鬼オルガイザ》]]と[[《電脳封魔マクスヴァル》]]が計8枚収録されており、両者共に強力な新規カードとなる。更に[[スーパーレア]]が6種類も収録されており、これは[[スーパーデッキ・ゼロ]]の中でも最多。単体のカードを目当てに買っても損はないだろう。
--[[DMC-39]]は当時の環境で猛威を振るっていた[[【牙バジュラズ】]]のベースとして優秀であり、1年以内に殿堂入りした[[《母なる大地》]]が4枚、[[《バジュラズ・ソウル》]]が3枚も収録。[[スーパーデッキ]]全体においてもトップクラスの強さを誇る。
--[[DMC-40]]は新規カードの[[ヘヴィ・デス・メタル]]がコンセプトとなっており、[[ゴッド]]の中でも環境クラスの強さを持つ。特に[[《龍神ヘヴィ》]]は一時期[[殿堂入り]]にもなっていた。そしてデッキの半分以上が新規収録カードである。

-他にも公式の[[殿堂入り]]・[[プレミアム殿堂]]における対応もこれまで以上に機敏になっており、[[プレミアム殿堂コンビ]]という特例も出されるほど。2008年3月には8枚の大規模[[殿堂入り]]で環境の整備が進み、[[ファンデッキ]]でも大会で成績を残せるようになってきた。

**このシリーズに発売された商品 [#z8af1704]
※= [[ブロックマーク]]なし

-[[DMC-35 「ビギナーズ・ビートスラッシュ・デッキ」>DMC-35]]
-[[DM-24 「極神編(バイオレンス・ヘヴン) 第1弾」>DM-24]]
-|[[DMC-36 「ヘヴン・オブ・ドラゴン」>DMC-36]]
-[[DMC-37 「バイオレンス・エンジェル」>DMC-37]]
-[[DM-25 「極神編 第2弾 人造神の創造(バイオレンス・クリエイター)」>DM-25]]
-[[DMC-38 「キャッスル・オブ・デーモン」>DMC-38]]
-[[DMC-39 「ビクトリー・ソウル」>DMC-39]]
-[[DM-26 「極神編 第3弾 超絶VS究極(ドラゴニック・ウォーズ)」>DM-26]]
-[[DMC-40 「ヘヴィ・デス・メタル」>DMC-40]]
-[[DM-27 「極神編 第4弾 完全極神(パーフェクト・ヘヴン)」>DM-27]]
-[[DMC-41 「ワイルド・キングダム」>DMC-41]]
-[[DMC-42 「コロコロ・ドリーム・パック3(エターナル・ギア)」>DMC-42]]

**参考 [#v858c504]
#include(シリーズリスト,notitle)
-[[極神編環境]]
-[[極神編背景ストーリー]]

-[[勝舞編]]

-[[《バイオレンス・ヘヴン》]]

&tag(用語集,シリーズ,勝舞編,極神編);