#author("2024-08-28T16:19:59+09:00","","")
#author("2024-09-08T20:49:59+09:00","","")
*&ruby(むげん){無限}; [#zb210d27]

[[パワー]]や[[コスト]]などがとりうる値の一つ。''無限大''とも((一口に無限といっても、様々な種類があり、数学の正解では「正の無限大」を意味することが多いが、デュエマでは扱いが異なるため注意。))。
//「∞(インフィニティ)」と表記されることもあり、[[能力]]テキスト、[[コスト]]、[[パワー]]でも使われる。

[[アウトレイジMAX]]の多くが、この無限を扱うことが多い。

該当するカードは「∞(インフィニティ)」を含む[[キーワード能力]]か[[テキスト]]に「無限」を含む[[能力]]を持ち、加えて[[《武闘将軍 カツキング》]]は[[パワー]]と[[マナ数]]の間、[[《超法無敵宇宙合金武闘鼓笛魔槍絶頂百仙閻魔神拳銃極太陽友情暴剣R・M・G チーム・エグザイル〜カツドンと仲間たち〜》>《チーム・エグザイル〜カツドンと仲間たち〜》]]は[[マナコスト]]、それ以外はカード右側中央に「(∞)」のマークが付けられている。
ゼロ([[無色]])の力を信仰する[[オラクル]]とは対照的。

|武闘(カンフー)将軍 カツキング VIC 火文明 (8)|
|エグザイル・クリーチャー:アウトレイジMAX 11000+|
|スピードアタッカー|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、そのターン、このクリーチャーはタップされていないクリーチャーを攻撃できる。|
|∞パワーアタッカー(攻撃中、このクリーチャーのパワーは無限大になる)|
|このクリーチャーがバトルに勝った時、シールドを1枚ブレイクする。|
|ドロン・ゴー:このクリーチャーが破壊された時、名前に《武闘》とあるエグザイル・クリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。|
|自分の他の、名前に《武闘》とあるエグザイル・クリーチャーをバトルゾーンに出すことはできない。|

|激流(アチョー)剣砲(クリムゾン) カツ∞キング P 水/火文明 (9)|
|エグザイル・クリーチャー:アウトレイジMAX 12000|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手の「ブロッカー」を持つクリーチャーを無限の数破壊する。その後、カードを1枚引いてもよい。|
|T・ブレイカー|
|自分の他の、名前に《剣砲》とあるエグザイル・クリーチャーをバトルゾーンに出すことはできない。|

**ルール [#ve172c04]
上述の通り、デュエル・マスターズにおける無限は''数値''である((数学における無限とは解釈・扱いが異なる。共通している部分もあるが、基本的に別物として考えた方がいいだろう))。解釈がややこしいカードが多いので、事前に必ず公式Q&Aのルールを確認しておくこと。

以後の説明では、無限ではないコスト1やパワー1000といった数値に関しては便宜上「整数」と記載する。((数学的には無限の逆は整数ではないので注意))

***正式裁定 [#w8fe86ca]

総合ルールの108.1c((デュエル・マスターズにおいて∞はそれよりも大きい数を選ぶことのできない数字として扱います。∞のパワーを持つクリーチャーがパワー修正を受けてもパワーは∞のままです。ただし、パワーがマイナス∞されたときは破壊されます。))にある通り、重要なのは「''無限は全ての数値より大きい''」と「''無限は増減できない''」の2つで、それを押さえれば理解しやすい。

-デュエマにおいて、無限は''偶数''として扱われる。[[《奇天烈X グランドダイス》]]などに参照される際の特例措置だろう。

-[[《奇天烈 シャッフ》]]などで[[数字選択]]を行う時、無限を宣言することはできる。しかし、無限より大きい数値や、「無限+1」「無限-1」といった無限に足し引きした数値は宣言できない。

-無限はどんな整数より大きい数値として扱われる。
--パワーが無限のクリーチャーと、パワーが整数のクリーチャーとバトルすれば、パワー無限のクリーチャーが勝つ。ただし、[[すべてのバトルに勝つ]]効果の影響下ではその限りではない。
--「より大きい」「以上」「以下」「より小さい」の指定も数値と同じように扱われる。つまり、「無限より大きい」「無限より小さい(未満)」なら無限は含まず、「無限以上」「無限以下」なら無限も含む。同様に「(整数)より大きい」「(整数)以上」なら無限も当てはまり、「(整数)より小さい」「(整数)以下」なら当てはまらない。このため、パワー無限のクリーチャーは[[《予言者マリエル》]]などの影響を受ける。

-無限という値は、[[特性固定効果]]によって上書きすることができる。現時点では、[[パワー固定]]能力のみがそれに該当する。

-無限は大きくなったり小さくなったりはしない。
--たとえば、なんのパワー変動も受けていない[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]と、-1000の[[パワー低下]]を受けた[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]がバトルしても[[相打ち]]になる。
--例外として、∞のパワーを持つクリーチャーにマイナス∞されたときはマイナスが勝ち、パワーが0以下であるとして破壊される(総合ルール108.1c)。パワーが0以下でもバトルゾーンにとどまれる場合、上記とは逆にいかなるバトルでも数値の小さい側となる((感覚としては、0より無限に小さいといった方が分かりやすいか))。
--無限を利用した計算によって出た数値を参照する場面では、大小関係が発生する。
---[[《ヒラメキ・プログラム》]]でコスト無限のクリーチャーを破壊した時、踏み倒せる数値は「無限」ではなく「無限+1」という扱いになり、そのコストのカードは存在しないので結果的に何も踏み倒すことができない。(非公式サイトに記載あり((https://dmvault.ath.cx/cardfaqs.php?faqId=2708)))
---[[《零分後の世界》]]でコスト無限のカードを捨てた場合、バトルゾーンに相手のコスト無限とコスト整数のクリーチャーが両方いても、それらを足すと「無限+整数」になるので「無限以下」を超えてしまうため、結果的に「コスト無限のクリーチャー1体のみ」か「コスト整数のクリーチャーを好きな数」しか選べない。

-「無限の数[[破壊]]する」能力は対象の全てを''選ばずに''破壊する([[全体除去]]と同義)。1回ずつ選ぶことを無限に繰り返すのではないため、[[アンタッチャブル]]で防ぐ事はできない。
--[[∞ ブレイカー]]や[[∞ソウルシフト]]はそれぞれ対象を''[[任意]]の数''選ぶ。名前に無限とついていながら全てとは限らないので、勘違いしないように注意したい。

***裁定不明のルール [#ab9b5386]
-無限に整数を足しても無限のままであるが、逆に整数に無限を足した場合どうなるかは不明。
-「無限に整数を足す」と無限のままであるが、逆に「整数に無限を足す」とどうなるかは不明。
--例えば、相手の[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]がいる時に、自分の[[《イッスン・スモールワールド》]]のパワーは、《∞龍 ゲンムエンペラー》と同じになるか、《∞龍 ゲンムエンペラー》より自身の元のパワー分大きくなるかは不明。
---通常は《ゲンムエンペラー》の能力で《イッスン》のパンプアップ効果は無視されてしまうが、[[《あたりポンの助》]]で《ゲンムエンペラー》の能力を無視した場合に起こり得る。

-[[《フェアリー・ギフト》]]などのコスト軽減能力を[[無限ループ]]で使い回してコスト無限のクリーチャーのコストを下限まで減少させたり、[[《サンダー・ティーガー》]]などの[[パワー低下]]能力を[[無限ループ]]で使い回してパワーが無限のクリーチャーのパワーを0以下まで下げられるかは[[暫定回答なし]]になっている。
-[[《フェアリー・ギフト》]]などの[[コスト軽減]]能力を[[無限ループ]]で使い回してコスト無限のクリーチャーのコストを下限まで減少させたり、[[《サンダー・ティーガー》]]などの[[パワー低下]]能力を[[無限ループ]]で使い回してパワーが無限のクリーチャーのパワーを0以下まで下げられるかは[[暫定回答なし]]になっている。
--ただ、上記の例は「マイナス修正を行う」ことを繰り返しているだけであり、「無限は大きくなったり小さくなったりはしない」ことから過程を省略しても∞から変わらないように思われる。

-無限に無限を足したり、無限に整数を掛けた場合、どんな数値になるかも不明。後者は[[《パワード・スタリオン》]]で起き得る。前者は[[DM23-EX3]]までの時点では、複雑な方法でしか再現できない。
-「無限に無限を足す」「無限に整数を掛ける」場合も、どんな数値になるか不明。後者は[[《パワード・スタリオン》]]で起き得る。前者は[[DM23-EX3]]までの時点では、複雑な方法でしか再現できない。
#region2(理論上再現する方法){{
//もっと簡単な方法があるかもしれません あったら申し訳ない
[[《アルティメット無法伝説》]]で[[ダイナモ]]・クリーチャーに[[∞パワーアタッカー]]を与え、それによって得た無限のパワーを別のクリーチャーに共有させた上で、改めて[[ダイナモ]]能力で無限のパワーを与えることで再現可能。具体的には以下の通り。
+[[《アルティメット無法伝説》]]で、自分の[[ダイナモ]]に[[∞パワーアタッカー]]を与える。このダイナモを、以後便宜上「ダイナモA」と呼ぶ。
+ダイナモAで攻撃し、クリーチャーを攻撃するか[[効果バトル]]を行い[[バトル]]を発生させる。この時、何らかの方法でダイナモAをアンタップしておく([[《魔軸の鎖 カメカメン》]]の[[アバレチェーン]]で[[《攻守の天秤》]]を唱える、[[《ビックリ・イリュージョン》]]でダイナモ種族を得ている[[《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》]]に《無法伝説》を撃つなど)。
+バトルが始まったので、[[ダイナモ]]能力を使いダイナモAをタップする。他のダイナモ(以後ダイナモBとする)に無限のパワーを与える。[[パンプアップ]]を受けた状態のパワーを共有したので、以後ダイナモBのパワーは無限のままになる。
+ダイナモBのダイナモ能力を使用し、また別のダイナモ(ダイナモCとする)に無限のパワーを与える。ダイナモCのパワーも無限になる。
+ダイナモCのダイナモ能力を使用し、ダイナモBにパワーを与える。無限のパワーと無限のパワーによる足し算が行われる。

ダイナモAは[[ダイナモ]]種族とダイナモ能力を得た[[《武闘将軍 カツキング》]]でも代用できるが、余計な手間が増えるだけなので労力は結局大きい。
なおここでダイナモA(もとい、[[∞パワーアタッカー]])のかわりに、基礎パワーが無限の[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]を使おうとすると、[[《ビックリ・イリュージョン》]]はコスト3のため《ゲンムエンペラー》で[[継続的効果]]を含む効果を失い、[[ダイナモ]]種族が維持されない。《ゲンムエンペラー》自体の能力を[[無視]]させた場合、今度は[[付与]]型の「[[能力]]」である[[ダイナモ]]が機能しない。この事から、[[《ビックリ・イリュージョン》]]と同じ効果を持つコスト6以上のカードまたは《ゲンムエンペラー》以外の基礎パワー無限のクリーチャー、もしくは《ゲンムエンペラー》の「コスト5以下の呪文の効果を無視する」効果だけをピンポイントで無力化する能力を持ったカードが登場しない限りは、基礎パワー無限とダイナモでの再現は困難と言っていい。
}}
--前者については、「無限は数値」であることを考えると、無限に数値を足している、つまりプラスの修正を行っていると解釈できるので、「無限は増減しない」ことを考えるとやはり無限から変わらないように思える。

**その他 [#k87b5e6e]
先述のアウトレイジもそうだが、『無限 対 ゼロ』という構図は、デュエル・マスターズの[[背景ストーリー]]において何度か登場している。
-[[《暗黒凰ゼロ・フェニックス》]]対[[《龍炎凰インフィニティ・フェニックス》]]([[極神編]])
-「[[ゼロ文明>無色]]の[[オラクル]]」対「無限の[[アウトレイジ]]」([[エピソード3]])
-[[《龍の極限 ドギラゴールデン》]]VS[[侵略ZERO]]の[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]([[革命ファイナル]])
-[[輪廻∞]]の[[天地命動 バラギアラ]]/[[自然]][[文明]] 対 [[ゼーロ]]の[[闇]][[文明]]([[双極篇]])

-後の[[十王篇]]にて、同じく無限を特徴とする[[∞マスター・ドラゴン]]が登場した。
[[∞ドラゴン]]は名前に∞が入るが[[特性]]には無限の特徴はない。
また、それらの種族は[[ゼロ・ドラゴン]]と同派閥でもあり、上述の『無限 対 ゼロ』の構図には含まれない。

**関連するカード [#na118142]
-[[《武闘将軍 カツキング》]]
--[[《武闘将軍 カツキング GS》]]
-[[《激流剣砲 カツ∞キング》]]
-[[《無限皇 ジャッキー》]]
-[[《無限の銃刃 ダン・クローリー》]]
-[[《勝利皇帝 Guy-R》]]
-[[《アルティメット無法伝説》]]
-[[《絶頂神話 カツムゲン》]]
-[[《凶槍乱舞 デスメタル・パンク》]]
-[[《最終章 カツエンド》]]
-[[《超法無敵宇宙合金武闘鼓笛魔槍絶頂百仙閻魔神拳銃極太陽友情暴剣R・M・G チーム・エグザイル〜カツドンと仲間たち〜》>《チーム・エグザイル〜カツドンと仲間たち〜》]]
-[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]
-[[《戦武の無限皇 ジャッキー/「俺たちの夢は終わらねぇ!」》]]
-[[《熱血武闘 カツキング》]]
-[[《ゴウケンオー 〜秘剣轟誕〜》]]
-[[《ダイナボルト <カツキング.Star>》]]
-[[《邪闘 シス》]]
-[[《無弦皇 ジャッキー》]]
-[[《魅惑のロイヤル・エイリアン》]]
-[[《深淵の逆転撃》]]
**名前に∞とあるキーワード能力 [#c1b9860c]
-[[∞ソウルシフト]]
-[[∞パワーアタッカー]]
-[[∞ ブレイカー]]

**参考 [#m8a492b6]
-[[用語集]]
-[[《武闘将軍 カツキング》]]
-[[《激流剣砲 カツ∞キング》]]

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[[公式Q&A]]

-パワー∞について

>Q.相手の[[《爆裂筋肉養成所》]]がバトルゾーンにある状況です。&br;[[《邪闘 シス》]]の「出た時」の能力で、相手の[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]のパワーを''–∞''した場合、どうなりますか?
A.[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]のパワーは0になり、破壊されます。''∞''のパワーを持つクリーチャーがパワー修正を受けてもパワーは''∞''のままです。
#region2(([[総合ルール]] [[108.1c>総合ルール本文#rule108_1c]])){{
:108.1c |デュエル・マスターズにおいて∞はそれよりも大きい数を選ぶことのできない数字として扱います。∞のパワーを持つクリーチャーがパワー修正を受けてもパワーは∞のままです。ただし、パワーがマイナス∞されたときは破壊されます。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43369]](2023.6.23)

>Q.[[《邪闘 シス》]]の「出た時」の能力で、[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]のパワーを''–∞''した場合、どうなりますか?
A.[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]のパワーは0になり、破壊されます。
#region2(([[総合ルール]] [[108.1c>総合ルール本文#rule108_1c]])){{
:108.1c |デュエル・マスターズにおいて∞はそれよりも大きい数を選ぶことのできない数字として扱います。∞のパワーを持つクリーチャーがパワー修正を受けてもパワーは∞のままです。ただし、パワーがマイナス∞されたときは破壊されます。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43370]](2023.6.23)

&tag(用語集,無限);