#author("2023-07-14T22:12:59+09:00","","")
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*闇道化マルバス [#k914c327]

2002年、[[DM-02]]版[[《アンバー・ピアス》]]の[[フレーバーテキスト]]にて初めて言及された人物。
当時の[[闇文明]]内の[[種族]]間関係を鑑み、おそらくは《アンバー・ピアス》の使役者である[[ダークロード]]ではないかと思われた。

[[プレイヤー]]には、[[《覇王ブラックモナーク》]]とともに、その存在が示されつつも[[カード]]化されてこなかったミステリアスな登場人物の一人として知られていた。
それ以降もしばしば語られた[[《覇王ブラックモナーク》]]とは異なり、マルバスについて[[《アンバー・ピアス》]]以外での言及はなく、いわゆる「死に設定」とみなされていた。

しかし時を経た2017年、[[DMBD-01]]にて、[[《炎乱と水幻の裁》]]に再登場。
同[[デッキ]]の多くの[[カード]]の[[フレーバーテキスト]]は、[[エピソード1>エピソード1背景ストーリー]]直前における彼の暗躍を明かしている。
さらに闇道化の正体[[《天罪堕将 アルカクラウン》]]としてまさかの[[カード]]化も果たした。

一介の[[ダークロード]]と大差ない言動しか言及されなかった当初と異なり、ここでのフィーチャーにより重要性が急激に増した。
全[[文明]]の力を巧みに操って「聖鎧亜王家」なる一族に取り入り、同家の乱心とその[[王>《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]の破局をもたらした魔性の人物として描かれた。

[[《天罪堕将 アルカクラウン》]]として収録された際には、[[エンジェル・コマンド]]/[[デーモン・コマンド]]/[[ロスト・クルセイダー]]の[[多種族]]かつ、[[光]]/[[闇]]/[[自然]]の[[多色]]であった。
ただこの[[特性]]については疑問も残る。[[《アンバー・ピアス》]]で言及された頃には[[多色]]は[[背景ストーリー]]上[[クリーチャー]]世界には存在しておらず、ましてこの《アルカクラウン》のように[[闇]]と[[光]]を同時に持つなどということは考えづらいことだった([[《地脈の超人》]]などから、[[聖拳編]]以前の[[光]][[闇]][[対抗色]]の融合がいかに信じがたいものであったかが窺える)。
マルバスの[[種族]]として予想されていた[[ダークロード]]を持たない代わりに[[ロスト・クルセイダー]]を有するなど、予想を大きく裏切るデザインとなっている。

この疑問に関連して、《アルカクラウン》は[[カード]]には記されていないものの、[[背景ストーリー]]上は実は[[アンノウン]][[種族]]も併せ持っている。このことは他の[[カード]]上で[[仄めかされて>《青寂の精霊龍 カーネル》]]おり、デザイナーからもその旨が明かされている([[参考>https://twitter.com/poxnoid_k/status/1029361085739139072]])。
そもそも「聖鎧亜王家」等が《アルカクラウン》=「闇道化マルバス」と認識しているに過ぎず、[[《偽りの名 ゾルゲ》]]が「リヒャルト」を偽称したのと同様、《アルカクラウン》が「闇道化マルバス」を騙った別人だった可能性([[参考>https://twitter.com/poxnoid_k/status/1029370104226541568]])のほか、「闇道化マルバス」が[[次元送り>《怒流牙忍法 次元隠しの術》]]にされた先で変質した姿が《アルカクラウン》である可能性が公式から提示されている。

このため、現在の「マルバス」は「カードとして何度も登場していながらも、それが本人の姿であることが断言できない」という奇妙な状態になっている。[[《鎧道接続 キング・マルバディアス》]]のように、明らかに《アルカクラウン》側の特徴を持つカードが《マルバス》を名乗って登場した事もあり、結局彼の正体は未だ誰も「知らない」というのが実情である。
//いい加減、そろそろ基本セットの「マルバス」と《アルカクラウン》の関係性が明かされてもいいんじゃないかと思う。

**参考 [#uc1cf5c8]
-[[背景ストーリー]]
-[[《アンバー・ピアス》]]
-[[《ウシミツ童子 <マルバス.鬼>》]]
-[[《鎧道接続 キング・マルバディアス》]]

-[[《いけにえの鎖》]]
-[[《悪魔神ロックデウス》]]