《サイバー・ブック》

サイバー・ブック C 水文明 (4)
呪文
S・トリガー
カードを3枚引く。その後、自分の手札を1枚、山札の一番下に置く。

DMR-17で登場した呪文

《サイバー・ブレイン》調整版で、《ネオ・ブレイン》上位互換である。

実質的なドロー枚数は《ネオ・ブレイン》そのままに、そこに1枚余分に引いて手札を1枚山札の下に送る効果が追加された。
《レッツ・デュエル兄弟》などの為に山札の中にいて欲しいカードを戻せるという点は優秀。

比較対象は《フォーチュン・スロット》。あちらは山札の上から4枚を公開して、そこから必要なカードを平均2枚程度ピックできる。また、不安定ながら最大4枚手札に加えられる。

S・トリガーがなくなり、墓地肥やしがつくと《ブレイン・タイフーン》となる。墓地カードを送りたい場合はそちらを優先するべきだろう。

【ライベルモットループ】など純粋な手札補充としての採用なら、4枚解禁された《サイバー・ブレイン》を使えば良いだけなので、前述の「山札の中にいて欲しいカード」を戻せる点や、《時空の賢者ランブル》といった戻したことによる情報アドバンテージを利用できるカードと組み合わせて使わざるをえない。

環境において

革命編環境では白青構築の【ヘブンズ・ゲート】で次々チャンピオンシップ上位入賞を勝ち取った。【天門ループ】では同じく暴発で詠唱できる《龍脈術 水霊の計》の影に隠れがちであったが当初から一定数使われ、革命編環境終期にそちらのデッキにおけるメジャーなドローソースの選択肢となった。【青黒ハンデス超次元】手札補充手段としても名高かった。

登場以来系のコントロールに積極採用されたが、新章デュエル・マスターズ環境辺りからただハンドアドバンテージが増えるだけのカードが凋落し、このカードもあまり見かけなくなった。

それが【ライベルモットループ】が成立すると、プレイヤーの好みに合わせてだが使われるようになり、環境に復帰した。
やはり暴発できる点が大きいのだろう。

しかし、調整版カードの定めとして、調整前である《サイバー・ブレイン》が解放されたら下位互換になってしまう懸念があった。
そして2022年をもって《サイバー・ブレイン》が殿堂解除されてしまい、このカードは殿堂レギュレーションにおいても下位互換となった。

その他

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

デュエル・マスターズ

デュエル・マスターズ プレイス

参考