音素記号(おんそきごう)Bm(ビーマイナー) エネルジコ/♪水面(みなも)から 天掴(てんつか)まんと するチャージャー》

音素記号Bm エネルジコ UC 水文明 (7)
クリーチャー:マジック・クリスタル・コマンド・ドラゴン 9000
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
このクリーチャーが出た時、カードを2枚引く。
♪水面から 天掴まんと するチャージャー UC 水文明 (3)
呪文:マジック・ソング
カードを1枚引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。
チャージャー(この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりにマナゾーンに置く)

DM23-RP2で登場したマジック・クリスタル・コマンド・ドラゴンマジック・ソング呪文ツインパクト

クリーチャー面は7コストパワー9000のW・ブレイカーcipで2ドローする能力持つ。

呪文面は1ドロー1ディスカードの3コストチャージャー《リロード・チャージャー》から、文明と手札交換スタイルを水文明にしたようなもの。そちらと違い手札交換は強制なので、必ず手札の入れ替わりは起こる。

墓地肥やしを促進する呪文としては、単色なので手札でダブついても消費に苦労せず、別の墓地肥やしでこのカードが墓地に落ちた場合などでもクリーチャーの1枚としてカウントできるチャージャー呪文と、要素が優秀。

「カードとしてはドラゴン」という部分は、《メンデルスゾーン》軸での採用が検討できるが、そうなると《五番龍 レイクポーチャー ParZero》の壁が厚い。ドラゴン基盤の初動は《メンデルスゾーン》《ボルシャック・栄光・ルピア》《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》あたりで事足りており、シンプルなチャージャーでは物足りない。
クリーチャー側の2ドロー効果を活用しようにも、《レイクポーチャー》ならコストも2軽い上に、量は同じで質がかなり高い2サーチであり勝ち目がない。

環境において

登場当日から【5色ザーディクリカ】における初動枠として採用されるケースが見られるように。

【絶望神サガループ】におけるリソース系としても利用されるに至った。

2023年8月11日殿堂レギュレーション改訂を機に、【5色ザーディクリカ】における単色マナ枠として2枚積みされるケースが標準化。

DM23-RP3期には【ブレスラチェイン】での入賞実績も作った。

色の合う【ヘブンズ・ゲート】系統に単色マナ要員として1枚積みされる場合がある。

DM23-EX3期に【アーテルマトリクスループ】が環境進出を果たすと、そちらの初動として使われるケースも見られるようにもなった。

他のカード・デッキとの相性

両面がハズレにならない3コストの水単色チャージャーという事で、【デュエランドエクストラウィン】にも適性がある。クリーチャー側を召喚すれば《夢の変形 デュエランド》の効果解決終了まで2ドローが待機するため、残り山札に触らずにエクストラウィンの判定まで進める。

いざとなれば《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》の上下面どちらにもシナジーがあるため【白ガイアッシュ覇道】で使う手もある。

墓地肥やし付きマナブースト、いざと言う時にクリーチャー面を《ナウ・オア・ネバー》で呼び出すことができ、呪文面に《極智呪文「ゼンブレイン」》でアクセスできることから、【5色ザーディクリカ】にも見込みがある。

墓地肥やし付きチャージャーなので勿論【絶望神サガループ】にも見込みがある。もし墓地利用メタを受けても手札交換した時点で十分なアドバンテージである。ただ、《超神星DOOM・ドラゲリオン》型では水単色マナが活かされづらいので、本領発揮は《蝕王の晩餐》型でだろう。

墓地利用系のデッキ全般において2→3の動きを、2コスト手札交換→こちらといったように、手札から狙って特定のカードを捨てる墓地肥やしという軸で固めることができるのも利点。

クリーチャー面のスペックそのものを無視したとしても、7コストのクリーチャー面が存在する3コストチャージャーという時点で《巨大設計図》で回収できる。そういう意味で、そちらを使った基盤の【ナウ・オア・ネバーループ】【4色ウェルキウス天門】に適性があると言える。

【青赤緑モルトNEXT】には色が合うが、核となる《超戦龍覇 モルトNEXT》マナ武装龍マナ武装も火ではないカードでは枚数に数えられない。ある程度不純物を混ざるのは許容して、4ターン目から5ターン目に達成させるのであれば考慮の余地はある。
なお、龍マナ武装に貢献できる火のドラゴンチャージャーには、DM23-RP2時点で《オールイン・チャージャー》《決闘者・チャージャー》などの、計4種類存在するため、どうしても水単色マナが必要な事情がある場合に採用したい。

その他

  • コスト3の水単色のチャージャーはこれで通算4種類目で、その中では初のツインパクト
  • 「エネルジコ」とは、イタリア語の音楽用語で「力強い」という意味。
  • 呪文側は中黒がなく《○○・チャージャー》のルールを破っているが、実は《勝負だ!チャージャー》のほうが先に登場している。
    • 「天掴まんと するチャージャー」の区切りはやや不自然だが、五七五であることを明示するためだろう。

関連カード

サイクル

DM23-RP2のコスト7のクリーチャーとコスト3のチャージャー呪文ツインパクトサイクル。すべてアンコモンcipを持つ。

収録セット

参考