【ネロ・グリフィスIII世】
概要
DMPP-30で登場した《魔光大帝ネロ・グリフィスIII世》を用いたハンデスコントロール。
《III世》の能力の汎用性から多様なデッキタイプが存在するが、ここでは主流である白青黒型を取り扱う。
魔光大帝ネロ・グリフィスIII世 SR 光/闇文明 (9) |
クリーチャー:エンジェル・コマンド/ダークロード/ナイト 9000 |
シンパシー:自分の墓地の呪文 |
ブロッカー |
W・ブレイカー |
バトルゾーンに出た時、自分の墓地に《魔弾グローリー・フォート》がなければ、ゲーム外から《魔弾グローリー・フォート》を1枚自分の墓地に置く。 |
自分のクリーチャーが破壊された時、自分の墓地にあるナイト呪文または「S・トリガー」を持つ呪文1枚を、コストを支払わずに唱える。唱えた後、その呪文を墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。(《魔光大帝ネロ・グリフィスⅢ世》のこの効果は、各ターン中1回のみ発動する) |
魔弾グローリー・フォート P 光文明 (3) |
呪文:ナイト |
自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から呪文またはナイト1枚を手札に加え、それ以外をランダムな順番で山札の一番下に置く。 |
ゲーム外から《魔弾アルカディア・シード》1枚を自分の墓地に置く。 |
この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりにゲームから取り除く。 |
魔弾アルカディア・シード P 闇文明 (5) |
呪文:ナイト |
相手のクリーチャー1体を破壊する。 |
ゲーム外から《黄昏魔弾Knights of Arcadia》1枚を自分の墓地に置く。 |
この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりにゲームから取り除く。 |
黄昏魔弾Knights of Arcadia P 光/闇文明 (13) |
呪文:ナイト |
「スーパーデッキ2022 Knights of Arcadia」から、名前の異なる進化でないクリーチャーを好きな数バトルゾーンに出し、名前の異なる進化クリーチャーを好きな数バトルゾーンに出す。(ただし、バトルゾーンの上限を超える数出すことはできない) |
この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりにゲームから取り除く。 |
主要カード
候補カード
クリーチャーの候補
S・トリガー呪文の候補
S・トリガー以外の呪文の候補
《黄昏魔弾Knights of Arcadia》から踏み倒すクリーチャーの候補
非進化ナイト・クリーチャー
それ以外の非進化クリーチャー
進化クリーチャー
このデッキの回し方
基本的には、初動呪文やハンデスを連打し墓地と手札を回していき、シンパシーまたは《ヘブンズ・ゲート》で《III世》着地させる。
《III世》着地後はスーサイド系統と墓地回収呪文を組み合わせて《III世》のカウントを進めていき、最終的に《Knights of Arcadia》でフィニッシュする。
ただし、ひとえに白青黒基盤といっても、「シンパシーで《III世》を早期着地させる」タイプ・「【ヘブンズ・ゲート】の用に《ヘブンズ・ゲート》から始動する事を目指す」タイプ・2者の中間の3タイプが存在し、それぞれによって採用する呪文やクリーチャーが微妙に異なる。
具体的には、シンパシー特化型は《サイバー・チューン》や《湧水の光陣》等をメインで使用する反面《ヘブンズ・ゲート》は殆ど使わず、逆に《ヘブンズ・ゲート》型は《コアクアンのおつかい》等をメインで使用する。
長所
《黄昏魔弾Knights of Arcadia》に成功すれば圧倒的なリソース差を付けた上でロック可能なので殆ど勝ちの状態まで持って行けるのはもちろんのこと、そもそも《III世》が着地した時点で破壊以外のめぼしい除去がないデッキは積みに近い状態まで持って行けてしまう。
S・トリガー呪文ならいかなるカードでもコスト踏み倒しができる為採用カードの幅が広くピンポイントメタも採用しやすい。
ハンデスそのものの性質だが、上振れると本来相性が良くない相手に対しても有利に立ち回ることができる。
《III世》、スーサイドクリーチャー、墓地回収効果持ちS・トリガー呪文かナイト呪文をひたすら繰り返し用いることで無限に山札回復できるので、膠着状態になってもライブラリアウトリスクが存在しない。そのため盾落ちさえしていなければ1枚積みのカードを探し続けることができる。
短所
呪文主体デッキの宿命だが、呪文ロックが苦手。
また、《III世》無しの防御力はスパーク系呪文や展開系をS・トリガーで使えるか、あるいはそれらのカードを《リンガール》で盾に仕込めるかにかかっているので、序盤に攻めてこられると貫通されてしまうリスクもある。
デッキコンセプトの関係上ブロッカーの総数がそこまで多くないので、運が悪いと《ヘブンズ・ゲート》から出せるブロッカーがいないという状況になる。
環境において
《III世》の登場したDMPP-30で成立。近い時期に《特攻人形ジェニー》が再録されていたこともあり、その時点でNew Divisionでもかなりフルパワーに近い構築が可能だった。
DMPP-31で《改造治療院》を獲得。同時にサブフィニッシャーの《魔の革命 デス・ザ・ロスト》がNew Division落ち。
参考