→キングマスターカード
キングマスターカード
レアリティの一つ。DMRP-13(十王篇)にてマスターカードからバトンタッチする格好で初登場した。
マスターカードと同じくレアリティのマークは存在せず、代わりに「KING MASTER」と大きく書かれ、その下に小さな王冠があしらわれた盾の形の紋章のような「キングマスター・ロゴ」が、マスターカードのマスター・ロゴの位置に記されている。
英字表記はKGM。
その他、カードの外観も特殊。
カード名やサブタイプを記入する部分が翼の生えた王冠のようなデザインになり、マナ・シンボルにも翼が生えている。
イラストの枠にも菱形の格子パターンが描かれており、格子の色もそのカードが持っている文明の色となっている。
勝熱英雄 モモキング KGM 火/自然文明 (8) |
クリーチャー:ヒーロー・ドラゴン/ジョーカーズ/チーム切札 12000 |
<キリフダッシュ>[火/自然(6)](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを[火/自然(6)]支払って召喚してもよい) |
スピードアタッカー |
T・ブレイカー |
各ターン、このクリーチャーがはじめて攻撃する時、その攻撃の後、このクリーチャーをアンタップする。 |
多色ではない呪文の効果、または、多色ではないクリーチャーの能力によって、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。 |
基本的に1箱に1種類ずつ、合計3枚(DMEX-13、DMRP-21、DMRP-22では2枚、DMRP-20では3枚完成の《Volzeos-Balamord》があるため5枚)が確定で入っており、封入率はマスターカードより上がっている模様。
十王篇でキングマスターカードが入っているパックは、他の4枚のカードが同じチーム種族を持ち、かつ4枚ともフォイル仕様。なお、シークレットカードになると、他4枚のカードもシークレットカードになる。つまり、パックに単体でシークレットカードが入っていることはない。他の4枚のシークレットカードとはイラストが繋がるようになっており、ほとんどの場合キングマスターカードが中央に位置するが、《勝熱百覇 モモキングReVo》は右側に、《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》は左側に位置している。
なおDMEX-13の仕様上、《勝熱龍主 モモキング》と《鬼ヶ大王 ジャオウガ》は上記の法則に一切当てはまらない。
王来篇ではこの仕様は変更され、他4枚がフォイル仕様なのは変わらないが、それが同チームではなくそのキングマスターカードと同文明のサポートカード(レクスターズならレクスターズ、ディスペクターならディスペクターやディスタス)に変更され、シークレット枠は20thSPレアと20thSPゴールドレアの枠となった。そのため、十王篇に存在した繋ぎ絵仕様のノーマルシークレットは存在しない。
王来MAXでは他4枚に関わる仕様が全撤廃され、通常のカードに混じって排出されるようになった。これはゴッド・オブ・アビスの最高レアリティオーバーレアでも同様。
- 名前だけ聞くとマスターカードの上位レアリティのように思えるが、十王篇以降はマスターカードは収録されていないため、正確にはマスターカードに代わる新たなレアリティである。さらに、キングマスターカードは、マスターカードより1BOXで封入枚数が1枚多い3枚となっている。
- 十王篇に登場したものはレアリティ名の通り、カード名は「王」そのものまたは連想させる言葉を冠するものとなっている。
- 派生レアリティがそれなりにあったマスターカードとは対照的に派生レアリティが存在しない。そもそも十王篇以降のジョー編通常エキスパンションはキングマスターカード以外の最高レアリティが収録されていない。
- マスターカードには存在しなかった、「キングマスターカードを参照するカード」が登場している。
- 背景ストーリーや漫画・アニメでもマスターカードに代わって登場。十王篇(並びに漫画・アニメ『キング』)頃まではこれらのクリーチャーは「(チーム○○の)キングマスター」、その使い手たるデュエリストは「(チーム○○の)キング」と呼ばれ大々的に扱われていた。ただし「キング」ではあっても「デュエルマスター」であることには変わりなく、特に切札 ジョーらかつてのデュエルマスター候補たちは変わらず「(文明)のマスター」と呼称される。
- しかし王来篇では、ディスペクター側こそ「(勢力名)王」と呼ばれ、特別な存在として扱われていたが、一方でレクスターズ側は大々的な扱いを受けていなかった。漫画及びアニメ『キング!』でも、ディスペクターの王、特にジェンドルが使うカードは注目されていたが、レクスターズ側のカードやハイドの使うキングマスターにはあまり焦点が当てられていない。これは、王来篇では同じ王でも超獣王来烈伝側に焦点が当てられ、キングマスターであることが重視されなかったからだと思われ、ジョー篇初期や『キング』のようにキングマスターであることそのものが重視される描写はほぼなくなった。
王来篇後半になると、《竜界電融 N・EXT》や《勝災電融王 ギュカウツ・マグル》の登場によりディスペクター陣営でさえ「キングマスター=王」の図式が崩れたことも、この傾向を象徴している。
- 王来MAXに至っては背景ストーリー中で言及されることはほぼなくなり、該当カードが全てジョーカーズと《ジャオウガ》の関連カードに集中しているのも重なりただの称号に過ぎないものとなった。漫画及びアニメ『キングMAX』では「デュエルマスター」を超える「デュエルマスターキング」という称号も登場したが、これは主に「ジャオウガ並びに槍という強大な敵に勝利した」という理由で与えられているものであり(キングマスターカードの存在及び所持は前提ではない)、それを除けば漫画やアニメですらキングマスターについての言及はなかった。このシリーズになると十王篇に存在した名前の「王」縛りすら無くなっている。
十王篇のキングマスターカード一覧
王来篇のキングマスターカード一覧
王来MAXのキングマスターカード一覧
「キングマスターカード」に関連するカード
参考
王
クリーチャー名には王を含まないが「新世界王」が事実上の称号である