#author("2022-08-06T22:28:58+09:00","","")
*《&ruby(スプリング・シーカー){雪溶の鎖};/&ruby(ダブル・フォール){堕牛の一撃};》 [#qd224a20]
#author("2024-06-01T11:08:42+09:00","","")
*《&ruby(スプリング・シーカー){雪溶の鎖};/&ruby(ダブル・フォール){堕牛の一撃};》 [#top]

|雪溶の鎖 UC 自然文明 (2)|
|クリーチャー:ビーストフォーク 1000|
|このクリーチャーが破壊された時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。|
|BGCOLOR(#ccd):|
|堕牛の一撃 UC 闇文明 (1)|
|呪文|
|自分のクリーチャーを1体破壊する。そうしたら、カードを2枚引く。|

[[DMRP-10]]で登場した[[自然]]の[[ビーストフォーク]]と[[闇]]の[[呪文]]の[[ツインパクト]]。

クリーチャー面は1[[マナブースト]]のpigを持つ。
[[クリーチャー]]側は[[pig]]で[[マナブースト]]する。[[《離撃の面 ジョンマジロ》]]の[[下位互換]]。

呪文面は[[《邪魂創世》]]より1枚[[ドロー]]する数が少ない代わりに3[[コスト]]軽くなったデザイン。
呪文側は自分のクリーチャーを1体[[破壊]]し、[[そうしたら]]2[[ドロー]]する。[[《邪魂創世》]]から[[コスト]]3[[軽く>軽い]]なり、[[引く]]枚数が1枚減った[[下位種]]。

2つの面は[[シナジー]]しており、2枚あれば先に[[クリーチャー]]面を出し、もう1枚の[[呪文]]面を[[唱える]]事で[[手札]]2枚と[[マナ]]1枚を得られる。
[[カード]]2枚を消費するため[[アドバンテージ]]としてはそこまで大きくない。より強力な[[pig]]持ちの[[クリーチャー]]と組み合わせたいところ。この[[コスト]]で[[スーサイド]]ができるのは割と貴重なので、大型と合わせればその点も活きてくるだろう。
最少の[[コスト]]で自分のクリーチャーを破壊できる[[カード]]として、[[スーサイド]]が必要な[[コンボデッキ]]全般で使われている。クリーチャー側は多くの場合おまけ扱いで、これが付いていることで[[マナゾーン]]に[[タップイン]]する分[[デメリット]]とされることも。

[[クリーチャー]]面だけで運用するなら[[《離撃の面 ジョンマジロ》]]で事足りるので、[[ツインパクト]]サポートを活かすか、でなければ[[呪文]]面をメインに使っていくことになるだろう。
ライバルは[[《怒りの影ブラック・フェザー》]][[《魔流毒》]][[《ソー=ゾー》]]など。[[火]]が入る[[デッキ]]なら[[《バッドドッグ・マニアクス》]]という選択肢も覚えておきたい。スーサイドの成功率だけを考えるなら、[[単色]]かつ相手の[[《奇天烈 シャッフ》]]や[[《アルカディアス・モモキング》]]を貫通できる《ブラック・フェザー》と《ソー=ゾー》がこの中では最も高い。
ただし、《堕牛の一撃》はドローができるため、スーサイドに加えて[[手札]]に特定の[[コンボパーツ]]が必要なデッキではそれらより優先される場合もある。

後に[[【JO退化】]]が環境に進出すると、このカードも色の合う[[自壊]]手段として評価されるようになった。自壊手段として余ったらクリーチャー面を[[呪文]]面で砕いて[[ドロー]]しつつ[[《未来王龍 モモキングJO》]]の召喚できる5マナまで伸ばす使い方ができるのが偉い。
初手に複数枚引いても、クリーチャーとして[[召喚]]すれば[[打点]]になることは無視できない[[メリット]]。[[コンボ]]専用のカードは[[スペース]]を圧迫することが共通の悩みになるため、質が低くても第二の用途があるだけで評価できる。

-[[ドロン・ゴー]]に使うこともできる。[[手札補充]]で[[ドロン・ゴー]]先を得られるのは優秀だが、[[多色]]なので若干[[色事故]]が怖い。
[[【JO退化】]]の現役時代も、初動[[サーチ]]を引けない場合や3ターン目以降にずれても問題ない場合に、2ターン目《雪溶の鎖》は好んで召喚されていた。
このデッキの[[アタッカー]]は大半が[[W・ブレイカー]]だったので、横に[[シングル・ブレイカー]]を1体立てておくと非常に[[リーサル]]が組みやすかった。当時は[[《キャンベロ <レッゾ.Star>》]]さえ絡めば雑な[[シールド]][[ブレイク]]もある程度許容された。

-同[[コスト]]で[[スーサイド]]ができる[[呪文]]には[[火]]に[[《バッドドッグ・マニアクス》]]もある。
[[環境]]が回って[[《未来王龍 モモキングJO》]]の[[手打ち]]も視野に入れた[[レシピ]](要するに《モモキングJO》[[4枚積み]]のレシピのこと)が登場すると、[[pig]]のマナブーストも侮れない[[効果]]を発揮した。相手の[[マッハファイター]]や[[殴り返し]]でこのクリーチャーが[[破壊]]されたら《モモキングJO》の[[着地]]が1ターン早まった。もちろん[[《バッドドッグ・マニアクス》]]や2枚目のこのカードで能動的に破壊しても良かった。

-[[クリーチャー]]面の名前がス「[[プリン]]」グ・シーカーなのでそのサポートを受けることができる。
おそらく偶然の産物だろうがこの[[クリーチャー]]はその中でも最軽量なので[[《決着のリュウセイ・ジ・エンド》]]の早出しに利用できる。
--後に[[《「超愛の衛生姫」》]]が登場したことで最軽量の座は奪われた。
テクニックとして、自分の[[《ボルシャック・モモキングNEX》]]と《雪溶の鎖》が並んでいる場合、《モモキングNEX》から[[攻撃]]させた方が良い。【JO退化】のデッキ構築とゲームプランであれば、4/35((分子は《ボルバル》[[4枚積み]]として4、分母は[[メインデッキ]]40枚から[[《禁断英雄 モモキングダムX》]][[《未来王龍 モモキングJO》]][[《ボルシャック・モモキングNEX》]]《雪溶の鎖/堕牛の一撃》とスーサイドカード1枚を引いて35))という決して馬鹿にできない確率で[[《無双龍騎 ボルバル・モモキング》]]を《雪溶の鎖》の上に[[進化]]させられる。

-呪文面の名前は「堕牛」を「堕(ダ)牛(ブル=雄牛)」と読んでおり、どこか[[魔導具]]を思わせる読み方である。
また、スプリング・「シーカー」、フレーバーテキストで「ぶっ飛ばす『しか』ねぇ!」というネタが仕込まれている。
**他のカード・デッキとの相性 [#n08b5723]
-呪文側で[[《魔薬医 ヘモグロ》]]を破壊すれば、そちらの[[cip]]と合わせて4[[マナ]]2[[ドロー]]2[[ハンデス]]という破格の効果になる。

-[[デュエル・マスターズ プレイス]]では、クリーチャー面のみのカードとなって収録された。→[[《雪溶の鎖》]]
-[[エスケープ]]持ちを対象にすることで一度に3枚[[手札補充]]できる。

-[[ドロン・ゴー]]持ちを破壊しつつ、踏み倒し先を手札に引き込める。

-[[ラスト・バースト]]とも好相性。[[《南海の捜索者 モルガラ/トリプル・ブレイン》]]で5ドローする[[コンボ]]などが考えられる。この時余ったマナは[[《絶海の虎将 ティガウォック》]]の召喚に有効活用できる。

-[[《SC龍飛→SC風流》]]がいればクリーチャー側の召喚時に呪文側を踏み倒せる。相手の[[《百発人形マグナム》]]などがいない限り2ドロー付きの[[《フェアリー・ライフ》]]のように扱えるため、《SC龍飛→SC風流》のデッキでは重宝される。終盤には[[《残虐覇王デスカール/ロスト・ソウル》]]を[[プレイ]]するための[[マナ基盤]]としても役立つ。

-クリーチャー側が[[プリン]]の[[名称カテゴリ]]に含まれる。2ターン目《雪溶の鎖》→3ターン目[[《ボルシャック・栄光・ルピア》]]→4ターン目[[《リュウセイ・ジ・アース》]]→[[《決着のリュウセイ・ジ・エンド》]][[G・ゼロ]]と動けば、[[《「超愛の衛生姫」》]]より低い[[色]][[要求>要求値]]で[[リーサル]]が組める。

-[[離れない]][[《DARK MATERIAL COMPLEX》]]を使って最速2ターン目から1マナ2ドローができる。[[cip]]を使い終わった[[《闇参謀グラン・ギニョール》]]などをスーサイドして、[[ムゲンクライム]]を構えつつ《COMPLEX》のカウントを進めることもできる。また、[[《トレジャー・ナスカ》]]で《COMPLEX》と同時に[[サーチ]]できる。

-[[【超神星DOOM・ドラゲリオン】]]では自分の[[《天災 デドダム》]]を破壊して[[《ア:エヌ:マクア》]]などの攻撃先を消せる。

**環境において [#l022aaf7]
多くの[[スーサイド]]を過去のものにしてきた[[《暗黒鎧 ダースシスK》]]が2021年7月21日付で[[殿堂入り]]し、[[DMRP-19]]では[[置換効果]]で[[退化]]するため《シスK》との相性が悪い[[《禁断英雄 モモキングダムX》]]も登場するなど、遅まきながら後の活躍への伏線は順調に張られていた。

[[DMRP-20]]にて満を持して[[【JO退化】]]が成立。当時の1マナスーサイドの中では唯一の[[多色]]ということで初期の頃は枚数を抑えた構築も散見されたが、研究が進むにつれ[[4枚積み]]が当たり前になっていった。ちょうどその頃[[色事故]]に強い[[キング・セル]]型が開拓されたことも追い風だった。

ごく一部の型では[[《進化設計図》]]の5枚目として[[《未来設計図》]]を[[1枚積み]]して、[[《禁断英雄 モモキングダムX》]]に加えて[[《怒りの影ブラック・フェザー》]]とこのカードを[[サーチ]]できるようにしていた。

【JO退化】の現役時代[[【青黒緑有象夢造】]]が流行したタイミングが何度かあったが、そちらとの対面を考えても[[手札補充]]は入れて損はない効果だった。
[[《未来王龍 モモキングJO》]]4枚積みのレシピが出回り始めてからはますます重要度が増した。また、一周回って[[《アルカディアス・モモキング》]]不採用のケースも出てきたため、[[呪文ロック]]される機会が相対的に減少した。

[[アビス・レボリューション]]期には[[闇]]入りの[[【テスタ・ロッサ】]](【オカルトテスタ】)で使われた。

**その他 [#f75dda8f]
-[[DMRP-10]]版の[[フレーバーテキスト]]の「シカじゃねぇ!」は自身の[[カード名]]「スプリング・シーカー」と動物の鹿をかけた洒落。後半も「ぶっ飛ばす『しか』ねぇ!」と鹿が含まれている。
--[[DM22-EX1]]版では上記のネタに加えて「王女でもねぇ」と発言しているが、これは[[プリン]]のことだろう。

-「ダブル・フォール」の由来は角が2つあることと2枚引くことから「ダブル」と、雄牛を意味する「ブル」、さらにプロレス用語の「ダブルフォール」とのクアトロミーニングか。また、クリーチャー側の「スプリング(春)」と「フォール(秋)」で対になってもいる。

-[[デュエル・マスターズ プレイス]]ではクリーチャー側のみのカードとなって収録された。→[[《雪溶の鎖》]]

**関連カード [#c428308d]
-[[《離撃の面 ジョンマジロ》]]
-[[《凶鬼12号 ジャーゴン/邪魂創世》]]
-[[《ルドルフ・カルナック》]]

-[[《雪溶の鎖》]]([[ゲームオリジナルカード]])

**[[フレーバーテキスト]] [#f308cf89]
-[[DMRP-10]]&br;'''いいか、俺はシカじゃねぇ! 間違えるヤツはぶっ飛ばすしかねぇ!'''
-[[DM22-EX1]]&br;'''だから、俺はシカでも[[王女>プリン]]でもねぇって!'''

**収録セット [#wffda157]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[nablange]]
--[[DMRP-10 「超天篇 第2弾 青きC.A.P.と漆黒の大卍罪」>DMRP-10]](59/103)
--[[DM22-EX1 「黄金戦略!!デュエキングMAX 2022」>DM22-EX1]]

**参考 [#y149fd30]
-[[ツインパクト]]
-[[ビーストフォーク]]
-[[pig]]
-[[マナブースト]]
-[[破壊]]
-[[スーサイド]]
-[[ドロー]]

-[[プリン]]

-[[【白青黒スコーラー】>【スコーラー】#e8baf14b]]
-[[【JO退化】]]

&tag(ツインパクト,クリーチャー,自然文明,黒緑,2色,多色,コスト2,ビーストフォーク,パワー1000,pig,マナブースト,呪文,闇文明,コスト1,スーサイド,ドロー,・,プリン,UC,アンコモン,nablange);