#author("2023-07-30T04:21:41+09:00","","")
#author("2024-10-05T18:52:23+09:00","","")
*《&ruby(アントマ・タン・ゲンド){龍魂珠};》 [#top]

|龍魂珠 C 自然文明 (4)|
|クリーチャー:ドラゴン・オーブ/ディスタス 4000|
|このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から5枚を見る。その中から1枚をマナゾーンに置き、残りを好きな順序で山札の下に置く。|
|''ササゲール2''(ディスペクターを召喚する時、コストを2少なくしてもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。そのディスペクターのコストは0以下にはならない)|

[[DMRP-19]]で登場した[[自然]]の[[ドラゴン・オーブ]]/[[ディスタス]]。

[[ササゲール]]2を持ち、[[cip]]で[[山札の上]]5枚から1枚を[[マナゾーン]]へ[[サーチ]]できる。
このクリーチャーを召喚した次のターンには8マナの[[ディスペクター]]にアクセス可能。

[[ディスペクター]]サポートとして考えると、[[《妖精 アジサイ-2》]]が対抗馬になる。[[《妖精 アジサイ-2》]]はマナゾーンに置くカードを選ぶ範囲が狭いものの、1枚の手札補充を持つので基本的には[[《妖精 アジサイ-2》]]の方が優秀と言える。
ただし、[[水]]/[[自然]]の多色であるあちらに比べるとこちらは[[自然]][[単色]]であり、[[水]]を入れない場合は代用として採用できる。また、[[ディスペクター]]は大量の多色カードを使用する都合上色事故の危険性が高いので、それを防止することを重視するならこちらに軍配が挙がる。2→4の[[マナカーブ]]を基軸にするならば、両方投入してもよいだろう。
「接続」の[[ディスペクター]]は[[光]]・[[闇]]・[[自然]]で構成され、[[マナゾーン]]から展開できるものも複数存在するため、自然単色で質の良いマナ加速ができるこのカードは、この三色を軸としたデッキを組むなら有力な候補になる。

[[自然]]の[[サーチ]]といえば[[クリーチャー]]のイメージが強いが、[[サーチ]]できる[[カード]]に[[カードタイプ]]による制限は無くどんな[[カード]]でも[[マナゾーン]]に置ける。
これは[[《新世界王 ヴォルゼオス・バラモルド》]]・[[《Volzeos-Balamord》]]・[[《新世界秩序》]]の[[キング・セル]]を[[サーチ]]できるようにするためと思われる。

偶数[[コスト]]の[[自然]]の[[マナゾーン]]への[[サーチ]]持ちなので、[[【チェイングラスパーループ】]]に適性があると言える。

-黒幕だからか[[ササゲール]]2を持ちながら名前に《-2》が付いておらず、[[ディスタス]]の命名法則から外れている。

-こんな見た目だが[[種族]]に[[ドラゴン]]を持つため、[[《メンデルスゾーン》]]で[[マナゾーン]]に置いたり[[《爆熱天守 バトライ閣》]]で[[バトルゾーン]]に出せたりする。

-周囲に「連結」のジッパー、「混成」のモザイク、「縫合」の糸と包帯、「接続」の鉄板と釘が浮いていて、「電融」を思わせる青い電撃も纏っている。

//-何の前触れもなく登場した[[ディスペクター]]の黒幕。歴代クリーチャー達を支配・融合させる能力を持ち、[[《邪帝縫合王 ザ=デッドルナ》]]・[[《暗獅連結 グレイテスト・ネルザ》]]を[[《終末縫合王 ミカドレオ》]]・[[《戦国接続 ギャラクテスト・シデンシーザー》]]・[[《DS電融 ザ=デッドNEXT》]]に作り変える事も可能。作った[[ディスペクター]]や[[ディスタス]]は心を持たない操り人形として使っているが、特に強大な力を持つ王達は直接支配下に置いている。[[強大なクリーチャー>《無双竜機ボルバルザーク》]]に反応する性質があり、その為なら[[《勝災電融王 ギュカウツ・マグル》]]ですらあっさり切り捨てている。
//--[[背景ストーリー]]や[[イラスト]]では[[DMRP-20]]から多数登場しており、無機物的な見た目に反してセリフも存在する。

**背景ストーリーでの活躍 [#t8b3a0f0]
[[王来篇背景ストーリー]]で[[ディスペクター]]を作り出していた黒幕。

歴代クリーチャー達を支配し融合させる能力を持ち、一度生み出した[[《邪帝縫合王 ザ=デッドルナ》]]と[[《暗獅連結 グレイテスト・ネルザ》]]を再度分解して[[《終末縫合王 ミカドレオ》]]・[[《戦国接続 ギャラクテスト・シデンシーザー》]]・[[《DS電融 ザ=デッドNEXT》]]に作り変える事も可能。
作り出した[[ディスペクター]]や[[ディスタス]]は心を持たない操り人形(傀儡)として使っており、特に強大な力を持つ王達は直接支配下に置いている。
[[強大なクリーチャー>《無双竜機ボルバルザーク》]]に反応する性質を持ち、その際には[[ディスペクター]]の王の1体である[[《勝災電融王 ギュカウツ・マグル》]]ですらあっさり切り捨てている。

その目的は[[五龍神]]を合体させた「最悪の[[ディスペクター]]」[[《Volzeos-Balamord》]]を作り出し、新世界を生み出すことだった。新世界を生み出すエネルギー源として[[超獣王来列伝>DMSP-02]]に刻まれた12体の王の魂を狙っており、そのために[[モモキング]]達に王の魂を集めさせていた。
[[モモキング]]が12体の王の魂を集めた直後に現れ、そのエネルギーを奪って[[《Volzeos-Balamord》]]を作り出し、自身も《Volzeos-Balamord》と合体した。新世界を創造し、新世界に耐えられない全ての生物を滅ぼすと告げる。

なおも諦めないモモキングを圧倒し、五文明の淵源の力をぶつける事でその身体から歴史を奪う。モモキングは12の王の魂と共鳴し[[《未来王龍 モモキングJO》]]となり、13番目の王たる自身の力を乗せた一撃を放つも、これを[[偽りの命>エクストラEXライフ]]で耐え凌ぐ。そして新たなる歴史「[[《新世界秩序》]]」の創生を試みるも、[[《究極英雄 キング・モモキング》]]の12の王が姿を変えた刀により偽りの命を砕かれ、ついに敗北。トドメを刺された直後、同時に「鬼の世界」側の《Volzeos-Balamord》に突き立てられた槍が世界を超えて此方の《Volzeos-Balamord》を貫き、完全に破壊された。

その後、破壊された《龍魂珠》はキング・ロマノフが治める煉獄へ送り込まれた。[[ディスペクター]]に目をつけていたキングロマノフは、発見した《龍魂珠》の力を利用し自身と《龍魂珠》という「クリーチャー世界にはもう存在していないもの」同士を融合、[[《煉獄大帝 キング・ロマノフ》]]として超獣世界へと復活した。かつて自らの理想とする「新世界秩序」を求めて他者を利用した《龍魂珠》は、既存の歴史を支配しようとする者に支配され利用されるという、なんとも因果応報な末路を辿った。

-[[背景ストーリー]]や[[イラスト]]では[[DMRP-20]]から多数登場しており、無機物的な見た目に反してセリフも存在する。この時の言動は漫画・アニメにおける[[ジェンドル]]に類似しており、「背景世界のジェンドル」とも言うべき存在なのだろう。
漫画『[[デュエル・マスターズ キング]]』で[[ジェンドル]]が合成した[[《アイアンラビットンボ》]]は、背景ストーリーでは龍魂珠が合成した設定になっている。

-「Volzeos-Balamordを作り出した」という設定からか、この[[クリーチャー]]の[[能力]]は[[《Volzeos-Balamord》]]との相性がよい。

-この[[クリーチャー]]が生み出す[[ディスペクター]]の元となる[[クリーチャー]]は、主に「エピソード世界(([[基本セット>基本セット背景ストーリー]]から[[エピソード3>エピソード3背景ストーリー]]までで描かれてきたストーリーの舞台。))・「DS世界((エピソード世界から世界観を一新した[[ドラゴン・サーガ>ドラゴン・サーガ背景ストーリー]]以降、[[革命ファイナル>革命ファイナル背景ストーリー]]までストーリーの舞台となっていた世界。))」という2つの[[世界>並行世界]]に出自を持つ。
-この[[クリーチャー]]が生み出す[[ディスペクター]]の元となる[[クリーチャー]]は、主に「エピソード世界(([[基本セット>基本セット背景ストーリー]]から[[エピソード3>エピソード3背景ストーリー]]までで描かれてきたストーリーの舞台。))」・「DS世界((エピソード世界から世界観を一新した[[ドラゴン・サーガ>ドラゴン・サーガ背景ストーリー]]以降、[[革命ファイナル>革命ファイナル背景ストーリー]]までストーリーの舞台となっていた世界。))」という2つの[[世界>並行世界]]に出自を持つ。
[[デュエチューブ]]の[[解説動画>https://youtu.be/xhx_UeO_xcw]]によればこれは、[[十王篇以降の世界線>十王篇背景ストーリー]]そのものが持つ性質に関係しているらしい。その性質というのは、この世界線の歴史が、我々デュエマプレイヤーがデュエマを遊び漫画を読みアニメを見る''この「現実世界」''からの影響を強く受けるという性質。
つまり、《龍魂珠》は自身の力で「エピソード世界」や「DS世界」などに干渉して[[ディスペクター]]を創っていたのではなく、背景ストーリー、メディアミックス、ゲームにおけるカードの使われ方すべてをひっくるめた、''「現実世界」でカードとして語られている「クリーチャーの歴史」「世界の記憶」''に世界構造を利用してアクセスし、そこから[[ディスペクター]]を生み出していたのである。

-《ジャオウガ》ら[[デモニオ]]が辿った「鬼の歴史」においては、《龍魂珠》と名前や立ち位置が酷似している「《鬼魂珠(ラウドラ・タン・ケンド)》」と呼ばれる存在がいた[[模様>《シャドウ・ラブ》]]。
-《ジャオウガ》ら[[デモニオ]]が辿った「鬼の歴史」においては、《龍魂珠》と名前や立ち位置が酷似している「《鬼魂珠(ラウドラ・タン・ゲンド)》」と呼ばれる存在がいた[[模様>《シャドウ・ラブ》]]。なお、ラウドラとはサンスクリット語で「怒り」を意味する。

**漫画・アニメでの活躍 [#t8b3a0f0]
「デュエル・マスターズ キング!」35話では[[ジェンドル]]が[[切札 ジョー]]戦(5回戦目)で初使用。[[《新世界王の権威》]]をマナゾーンに置いた。
-カード名に「龍魂」とあるが、[[ドラグハート]]との関連については言及されていない。
後に、[[ディスペクター]]と同じく「[[記憶から作成された>《邪帝斧 デッドアックス》]][[ドラグハート]]」が登場しており、両者の関連が仄めかされている。

**アニメ・漫画での活躍 [#t8b3a0f0]
-漫画『キング』でも第24話でジェンドルが[[切札 ジョー]]との最終決戦(2戦目)で使用。

-アニメ「[[キング!>デュエル・マスターズ キング!]]」では第35話で[[ジェンドル]]が[[切札 ジョー]]戦(5戦目)で初使用。
[[《新世界王の権威》]]をマナゾーンに置いた。

-アニメ「[[ドラゴン娘になりたくないっ!]]」日常回「ドラ娘生徒会、放課後ラジオ!!」ではラジオネームにこのクリーチャー名が登録していた。

**関連カード [#card]
-[[《Volzeos-Balamord》]]
-[[《煉獄大帝 キング・ロマノフ》]]

-このクリーチャーが描かれているカード
--[[《天龍神の翔天 ピラッキ》]]
--[[《海龍神の魔風》]]
--[[《黒龍神の翔天 クロロ》]]
--[[《炎龍神の翔天 コルピア》]]
--[[《地龍神の魔陣》]]

***背景ストーリーのラスボス [#last_boss]
-''Prev'':[[十王篇>十王篇背景ストーリー]]
--[[《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》]]

-''Next'':[[王来MAX>王来MAX背景ストーリー]]
--[[《CRYMAX ジャオウガ》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
-[[DMRP-19]]&br;'''[[モモキングダムX>《禁断英雄 モモキングダムX》]]と[[Vol-Val-8>《禁断竜王 Vol-Val-8》]]との死闘の裏では[[ディスペクター]]を作り出した黒幕、[[ドラゴン・オーブ]]がついに動き出そうとしていたのだった……。'''
-[[DM23-BD5]]&br;'''[[破壊]]された龍魂珠は煉獄に送り込まれていた。'''

**収録セット [#pack]
-illus.[[Miyamoto Satoru]]
--[[DMRP-19「王来篇 第3弾 禁断龍VS禁断竜」>DMRP-19]](90/95)
--[[DMEX-17 「20周年超感謝メモリアルパック 究極の章 デュエキングMAX」>DMEX-17]](超40/超40[2021])
--[[DM23-BD5 「エキサイティング・デュエパ・デッキ 不敬なり!真邪眼騎士団」>DM23-BD5]](52/60)

**参考 [#reference]
-[[ドラゴン・オーブ]]
-[[ディスタス]]
-[[cip]]
-[[山札の上]]
-[[サーチ]]
-[[マナブースト]]

&tag(クリーチャー,自然文明,緑単,単色,コスト4,ドラゴン・オーブ,ドラゴン,ディスタス,パワー4000,cip,サーチ,マナブースト,ササゲール,ササゲール2,・,背景ストーリー:ラスボス,C,コモン,Miyamoto Satoru);