#author("2020-09-04T08:04:16+09:00","","")
*ビッグマナ [#p03cf1c1]
#author("2021-05-01T11:23:15+09:00","","")
*ビッグマナ [#t30c8acc]

[[マナ]]が大量にある状態のこと。
[[マナゾーン]]に[[カード]]が大量にある状態のこと。

転じて、[[マナ]]を大きく伸ばしそれを利用して強力な動きを行うことをコンセプトとする[[デッキ]]タイプの総称。
[[マナ]]を大きく伸ばしそれを利用して強力な動きを行うことをコンセプトとする[[デッキ]]に関しては、[[【ビッグマナ】]]を参照。

デュエマにおいて[[マナ]]は[[コスト]]として重要な役割を持っており、大きな[[マナ]]からはより強力な動きが可能となる。
この原理を利用して戦うのがこの[[デッキ]]タイプである。

-省略名は「''ビマナ''」。[[デッキ]]の性質を表す用語として[[デッキ]]タイトルの語頭につくこともありその場合は「ビマナ〜」となる。
後述の通り「[[ターボ]]」もほぼ同じ[[デッキタイプ]]を指して使われる。

-豊富な[[マナ]]を活かして、多くは多色の[[グッドスタッフ]][[デッキ]]となり、各[[文明]]からそれぞれ強力な[[カード]]を扱える。

**デッキタイプの総称としての「ターボ」と「ビッグマナ」の関係性[#m0333db4]
**「ターボ」と「ビッグマナ」の関係性[#m0333db4]
//デッキタイプの総称として、「[[ターボ]]」と「ビッグマナ」この2つの用語は同じ意味で使われているように思うがどのような違いがあるのだろうか、と疑問に感じたことのあるプレイヤーは多いだろう。
一刻も早くビッグマナに到達することを目指して大量に[[マナブースト]]を行うことを[[ターボ]]という。

//まず端的に言ってこの2つにはほとんど違いがない。
//違うのはそのニュアンスと登場順、使用時期である。

かつては、「[[マナ]]を大きく伸ばし、それを利用して強力な動きを行うことをコンセプトとする[[デッキ]]」は『''ターボ''』という名称で呼ばれていた。
これは「[[マナ]]を大量に増やす」という「行為」を指す用語『[[ターボ]]』を、その元の意味から派生させた呼び方であった。
その後『''ビッグマナ''』という「[[マナ]]が大量にある」「状態」を指す言葉が登場したことで、総称としてはより直接的なそちらに世代交代した。
//この変遷は長いデュエマの歴史の中で表現が洗練された好例だと言える。

詳しく説明すると、上のように分類してこれら2つの用語を比較した時、『[[ターボ]]』は「手段・途中経過」、『ビッグマナ』はその「目的・結果」だということができる。
「潤沢な[[マナ]]を利用して強力な動きを行う」[[デッキ]]は総称して『ビッグマナ』、「ある大型[[キーカード]]のために必要なマナまで素早く到達させる」デッキは『ターボ』が''前に付く''という形で使い分けられる。

[[【5色蒼龍】]]のことを「ビマナ蒼龍」と呼ばれたりすることがあるが、「ターボ蒼龍」という呼び方は多くない。
また、[[【ターボドルバロム】]]といったコンセプトが明確なものに対しては【ビッグマナドルバロム】と呼ばれることはほぼない。
[[ゼニス]]の場合は「ターボ」「ビッグマナ」どちらもありうるが、「ターボ」([[【ターボゼニス】]])だと「ゼニスのためにターボする」という意味合いが強くなり、「ビッグマナ」だと「ビッグマナからの選択肢にゼニスがある」という意味合いが強くなる。
例えば、「ビッグマナ」は[[フィニッシャー]]が明確に定まっておらず、ケースバイケースで[[フィニッシャー]]が変わる[[【5色蒼龍】]]は「ビマナ(「ビッグマナ」の略)蒼龍」と呼ばれたりすることがある。
「ターボ」は、[[【ターボドルバロム】]]であれば[[《悪魔神ドルバロム》]]、[[【ターボデリート】]]であれば[[《オールデリート》]]が[[フィニッシャー]]と決まっているものに使われることが多い。
[[ゼニス]]の場合は「ターボ」「ビッグマナ」は呼称が分かれており、「ターボ」([[【ターボゼニス】]])だと「ゼニスのためにターボする」という意味合いが強くなり、「ビッグマナ」だと「ビッグマナからの選択肢にゼニスがある」という意味合いが強くなる。

**ビッグマナの変遷 [#m0333db4]
*** [[覚醒編]]より以前〜[[エピソード1]]前期[#meda6d98]
「[[ターボ]]」と呼ばれていた時期。
他にも、「ビッグマナ」は[[ファッティ]]を並べていって手堅く相手を追い詰めていくのに対し、「ターボ」はマナが溜まり次第、一気に勝敗に大きな影響を及ぼすような動きをすることに特化されていることが多い。

***エピソード1期後期 [#meda6d98]
ビッグマナと呼べる[[デッキ]]の原型は[[エピソード1]]で活躍した[[【Nエクス】]]である。当初は[[ビートダウン]]として組まれていたが、[[《ボルバルザーク・エクス》]]の[[能力]]の性質上、[[マナゾーン]]の[[カード]]の枚数が多いほど[[アドバンテージ]]を得られることから、大量に[[マナブースト]]を行う型が成立した。
//**[[【ターボ】]]との違い [#z15960e0]
//
//[[【ターボ】]]と【ビッグマナ】には明確な定義はなく、どちらも[[ビッグマナ]]への到達を目指すのは同じ。
//
//ただ傾向としては、
//-【ターボ】は[[ビッグマナ]への到達の速さに重点が置かれがちな一方、【ビッグマナ】はビッグマナに到達するまで中盤に[[除去]]などを駆使する時に使われることが多い。
//-【ターボ】は明確に[[フィニッシャー]]が決まっている一方、【ビッグマナ】は[[フィニッシャー]]が複数あることが多い。
//-【ターボ】はマナが溜まり次第、一気に勝敗に大きな影響を及ぼすような動きをすることに対し、【ビッグマナ】は[[ファッティ]]を並べていって手堅く相手を追い詰めていくのに特化されていることが多い。
//
//例えば、「【ターボ】」は[[【ターボドルバロム】]]であれば[[《悪魔神ドルバロム》]]、[[【ターボデリート】]]であれば[[《オールデリート》]]が[[フィニッシャー]]と決まっているものに使われることが多い。
//「【ビッグマナ】」は[[フィニッシャー]]が明確に定まっておらず、ケースバイケースで[[フィニッシャー]]が変わる[[【5色蒼龍】]]は「ビマナ(「ビッグマナ」の略)蒼龍」と呼ばれたりすることがある。
//
//[[ゼニス]]の場合は「【ターボ】」「【ビッグマナ】」は呼称が分かれており、「【ターボ】」([[【ターボゼニス】]])だと「ゼニスのためにターボする」という意味合いが強くなり、「【ビッグマナ】」だと「ビッグマナからの選択肢にゼニスがある」という意味合いが強くなる。
//

研究が進むにつれ[[《セブンス・タワー》]]で[[マナブースト]]してから[[《蛇手の親分ゴエモンキー!》]]の[[能力]]で大量に[[マナゾーン]]から展開する「サルNエクス」が成立。[[【エンペラー・キリコ】]]や[[【紅蓮ゾルゲ】]]の後を継いで[[エピソード1環境]]から[[エピソード2]]初期まで[[メタゲーム]]上で暴れた。

有力な[[フィニッシャー]]である[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]や、[[マナ回収]]と[[シールド追加]]で序盤の守りを担う[[《超次元ホワイトグリーン・ホール》]]と[[《勝利のプリンプリン》]]はこの時期に登場した。

この辺りから[[エピソード2]]初期にかけて『''[[ターボ]]''』という名称から『''ビッグマナ''』へ名称が移り変わっていった。

***[[エピソード2]]期 [#b49fc86e]
[[エピソード2]]に入ると[[《「智」の頂 レディオ・ローゼス》]]や[[《「祝」の頂 ウェディング》]]などの強力な[[ゼニス]]が登場。それらを[[フィニッシャー]]にした[[【ターボゼニス】]]が出現。
きっちり[[マナコスト]]を払って[[ゼニス]]を[[召喚]]すればほぼゲームセットという豪快さから広く使われた。

この時期は[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]や[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]などの10マナ前後の強力な[[ファッティ]]が多数登場し、[[グッドスタッフ]]や[[【ミラクルとミステリーの扉】]]の強さを急激に押し上げることとなった。

この時期に登場した[[フィニッシャー]]には[[呪文]]を封じる[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]、[[cip]]で[[確定除去]]と[[ランデス]]を放つ[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]など。[[ゼニス]]では[[ドラゴン]]と[[コマンド]]を封殺する[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]や、[[【カイザー「刃鬼」】]]の中核である[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]などを獲得した。

また、[[ガチンコ・ジャッジ]]で何度でも使用できる[[《ガチンコ・ルーレット》]]が登場したのもこの時期。ビッグマナや[[【ミラクルとミステリーの扉】]]の屋台骨を支える強力な[[マナブースト]]の手段として広く使われた。

晩期には[[《セブンス・タワー》]]と[[《ミラクルとミステリーの扉》]]は[[殿堂入り]]した。

***[[エピソード3]]期 [#t1136786]
[[墓地肥やし]]と相性がいい[[アウトレイジ]]に主力が移ったことで、[[メタゲーム]]の中心は[[【墓地ソース】]]や[[【獰猛ブラスター】]]となる。

新たな選択肢としては[[《フェアリー・シャワー》]]を獲得。[[手札]]と[[マナブースト]]を同時にこなせる柔軟性から[[必須カード]]として扱われる。また、[[DMD-13]]では[[《無敵剣 カツキングMAX》]]が登場した。

また、ビッグマナの[[メタカード>メタゲーム#Mcard]]となる[[《未知なる弾丸 リュウセイ》]]が登場。[[マナゾーン]]を枚数を縛る[[能力]]を持つことから対策を迫られるようになった。

晩期には[[《ガチンコ・ルーレット》]]が[[殿堂入り]]。これによって新たな[[マナブースト]]の手段を模索することなった。

***[[ドラゴン・サーガ]]期 [#k76a6289]
[[cip]]で[[呪文]]を[[墓地]]から[[唱える]][[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]が登場。これを搭載したビッグマナも現れた。

***[[革命編]]期 [#a6ad3641]
[[侵略]]の登場によって準備ができる前に殴り切られるなど苦境に立たされる。[[《調和と繁栄の罠》]]を《龍素記号Sr スペルサイクリカ》で使い回すなど、露骨に【速攻】メタを張ることで対処するケースも見られるようになり、それだけ侵略を重く見る動きがあった。

***[[革命ファイナル]]期 [#p2c1779c]
[[《百族の長 プチョヘンザ》]]や[[《時の秘術師 ミラクルスター》]]などパワーカードに恵まれ、1番手とまでは行かないまでも復権。特に前者は[[【レッドゾーン】]]を完封することができるカードパワーを持っている。終期には[[《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]を獲得し、フィニッシュ性能が増した。

***[[新章デュエル・マスターズ]]期 [#u34a0d1b]
「デュエル・マスターズグランプリ- 4th」では入賞デッキ中の使用率4位と、[[殿堂レギュレーション]]改訂の影響はあろうが、前シリーズのカードプール拡充のおかげかデッキとしてのシェアを高めた。

***[[双極篇]]期 [#u34a0d1b]
[[双極篇]]では[[マナブースト]]、[[マナ回収]]を中心にかなり強化を受けたが、同じく強化を受けた[[ビートダウン]]・[[速攻]]に圧倒され環境上位には進出できずにいる。

***[[超天篇]]期 [#k6ab178a]
シリーズ前半では[[【5色蒼龍】]]が環境入りして一時的に復権したが、環境後半に[[ミッツァイル・マスターズ]]が到来したことにより再び失墜した。逆にビッグマナにまで[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]が取り入れられることもあった。
***[[十王篇]]期 [#v97f83aa]


**参考 [#p4520cd5]
-[[用語集]]
-[[デッキ集(一覧)]]
-[[ターボ]]
**参考 [#ee831d12]
-[[マナゾーン]]
-[[マナブースト]]
-[[優秀なマナブースト一覧]]
-[[デッキ集/ターボ・ビッグマナ]]
-[[【ビッグマナ】]]