#author("2020-01-13T15:49:34+09:00","","") *&ruby(でんどうい){殿堂入};り [#g865b68c] ある[[カード]]を、1つの[[デッキ]]に1枚しか入れられなくするという公式ルール。 その時期の[[環境]]において大きな影響を及ぼしているカードには、この措置が取られることがある。 要するに「デッキの自由度をなくしてしまうほど強すぎたために公式大会での使用を制限された」というカードたちであり、いわゆる「制限カード」と呼ばれることもある。 -だが、[[《禁断〜封印されしX〜》]]/[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]が発売3日前、[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]/[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]、[[《滅亡の起源 零無》]]/[[《零龍》]]が発売日と同時に殿堂入りされたことがプッシュされるなど、他TCGにおける「制限カード」とは一概に同一視できない部分がある。 --2019年12月12日にて、「[[ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード]]はバトルゾーンに1セットしか用意できない」というルール改定が行われたため、この3枚の「殿堂入り」は名誉称号の意味合いを除くと、無意味な称号となっている。 --逆に[[《黒ひげ危機一発》]]は、[[殿堂入り]]カードでないにもかかわらず、自身の能力で1枚しか入らないようになっている。 また、殿堂入りよりも重い措置として[[プレミアム殿堂]]があり、これに指定されたカードは1枚もデッキに入れられない。 -殿堂入りの改正は、基本的に公式サイトや[[コロコロコミック]]、次世代WHFなどの大型イベント会場で告知されるが、2019年6月以降、コロコロ生配信で発表されることが多い。 //-殿堂入りの改正は、基本的に公式サイトや[[コロコロコミック]]、次世代WHFなどの大型イベント会場で告知されるが、近年ではコロコロ生配信で発表されるようになる。イベント会場で告知されないようになったのは、会場での動画の無断撮影を防止するためと見られる。 **現在の殿堂入りカード一覧 [#ie45e95c] ***2004年3月15日 [#i68a4a6c] -[[《ストリーミング・シェイパー》]] -[[《エメラル》]] ***2007年11月15日 [#c125b89a] -[[《クローン・バイス》]] -[[《予言者マリエル》]] ***2008年4月15日 [#s193c6be] -[[《魂と記憶の盾》]] -[[《インフィニティ・ドラゴン》]] -[[《超竜バジュラ》]] ***2008年10月15日 [#gaa51e1b] -[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]](2009年4月15日付で[[プレミアム殿堂]]を経て2016年2月1日付で再び''殿堂入りに降格'') -[[《バジュラズ・ソウル》]] ***2009年4月15日 [#oa49da46] -[[《英知と追撃の宝剣》]] ***2009年12月19日 [#e2b43dd2] -[[《インフェルノ・サイン》]] ***2010年5月15日 [#x32cdd7d] -[[《パラダイス・アロマ》]] -[[《スパイラル・ゲート》]] ***2011年1月15日 [#j8424562] -[[《光牙忍ハヤブサマル》]] -[[《ラッキー・ダーツ》]] -[[《ハイドロ・ハリケーン》]] -[[《魔光蟲ヴィルジニア卿》]](2020年1月1日付で[[殿堂解除]]) ***2011年7月23日 [#hbf2e864] -[[《ダンディ・ナスオ》]] -[[《斬隠オロチ》]] -[[《超次元ドラヴィタ・ホール》]](2020年1月1日付で[[殿堂解除]]) -[[《再誕の社》]] ***2012年3月15日 [#j786ed61] -[[《カラフル・ダンス》]] ***2012年8月11日 [#dbb45ba0] -[[《ボルバルザーク・エクス》]] -[[《ビックリ・イリュージョン》]] ***2013年3月15日 [#zd12b5ef] -[[《セブンス・タワー》]](2020年1月1日付で[[殿堂解除]]) ***2013年6月22日 [#ubf9474d] -[[《ホーガン・ブラスター》]] -[[《獰猛なる大地》]] -[[《カモン・ピッピー》]] -[[《アクア・メルゲ》]](2020年1月1日付で[[プレミアム殿堂]]に昇格) ***2014年3月15日 [#h22c0278] -[[《ガチンコ・ルーレット》]] -[[《ポジトロン・サイン》]] -[[《希望の絆 鬼修羅》]](2020年1月1日付で[[殿堂解除]]) -[[《パーロックのミラクルフィーバー》]] -[[《盗掘人形モールス》]] ***2014年5月24日 [#y5dab8ca] -[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]] -[[《疾封怒闘 キューブリック》]] -[[《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》]] -[[《デビル・ドレーン》]] -[[《陰陽の舞》]] ***2015年3月14日 [#h7ca2fd6] -[[《超次元ホワイトグリーン・ホール》]] ***2015年6月15日 [#ife6f3b7] -[[《魔天降臨》]] -[[《暴龍警報》]] ***2015年9月19日 [#yafff885] -[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]](2007年1月15日付で[[プレミアム殿堂]]した後に降格) ***2015年12月15日 [#vf2c533c] -[[《禁断〜封印されしX〜》]]/[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]] ***2016年2月28日 [#oec12971] -[[《無双恐皇ガラムタ》]] -[[《極魔王殿 ウェルカム・ヘル》]]/[[《極・魔壊王 デスゴロス》]] ***2016年9月15日 [#t85a9c23] -[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]/[[《邪帝遺跡 ボアロパゴス》]]/[[《我臥牙 ヴェロキボアロス》]] -[[《フェアリー・ギフト》]] -[[《フォース・アゲイン》]] ***2016年12月16日 [#kd2beb0c] -[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]/[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]] ***2017年2月26日 [#g100b7be] -[[《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》]] -[[《蛇手の親分ゴエモンキー!》]] -[[《常勝ディス・オプティマス》]] -[[《復讐 ブラックサイコ》]] -[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]] ***2017年7月8日 [#t2c71bad] -[[《S級原始 サンマッド》]] -[[《アラゴト・ムスビ》]] -[[《スクランブル・チェンジ》]] -[[《魔龍バベルギヌス》]] -[[《大勇者「鎖風車」》]] -[[《目的不明の作戦》]] ***2018年3月1日 [#oc763ea8] -[[《裏切りの魔狼月下城》]] -[[《龍素知新》]] -[[《超次元ガロウズ・ホール》]] -[[《真・龍覇 ヘブンズロージア》]] -[[《破界秘伝ナッシング・ゼロ》]] -[[《単騎連射 マグナム》]] -[[《音精 ラフルル》]](2020年1月1日付で[[プレミアム殿堂]]に昇格) ***2018年7月14日 [#aead2603] -[[《次元の霊峰》]] -[[《勝利のアパッチ・ウララー》]](2020年1月1日付で[[殿堂解除]]) -[[《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》]] -[[《プラチナ・ワルスラS》]] ***2019年3月1日 [#pcf26866] -[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]] -[[《ドリル・スコール》]] -[[《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》]] -[[《黒神龍ブライゼナーガ》]] -[[《時の法皇 ミラダンテXII》]] ***2019年7月1日 [#r18450ad] -[[《セイレーン・コンチェルト》]] -[[《ガヨウ神》]] -[[《“轟轟轟”ブランド》]] ***2019年12月20日 [#ue4cb616] -[[《滅亡の起源 零無》]]/[[《零龍》]] ***2020年1月1日 [#mec65633] -[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]] -[[《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]] -[[《禁断機関 VV-8》]] -[[《侵革目 パラスラプト》]] -[[《バロン・ゴーヤマ》]] -[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]] **かつての殿堂入りカード一覧 [#ie45e95c] ***2004年3月15日 [#i68a4a6c] -[[《サイバー・ブレイン》]](2011年1月15日付で[[プレミアム殿堂]]に昇格) -[[《ディープ・オペレーション》]](2016年2月1日付で[[殿堂解除]]) -[[《アストラル・リーフ》]](2019年1月21日付で[[殿堂解除]]) ***2004年12月15日 [#q117bb83] -[[《アクアン》]](2011年1月15日付で[[プレミアム殿堂]]に昇格) ***2005年7月15日 [#t1a8014f] -[[《スケルトン・バイス》]](2008年10月15日付で[[プレミアム殿堂]]に昇格) -[[《無双竜機ボルバルザーク》]](2006年3月15日付で[[プレミアム殿堂]]に昇格) ***2006年3月15日 [#bb71b1e8] -[[《ヘル・スラッシュ》]](2007年1月15日付で[[プレミアム殿堂]]に昇格) -[[《ロスト・チャージャー》]](2007年1月15日付で[[プレミアム殿堂]]に昇格) ***2006年4月15日 [#q75c8ad1] -[[《炎槍と水剣の裁》]](2007年11月15日付で[[プレミアム殿堂]]を経て2016年2月1日付で[[殿堂解除]]) ***2008年4月15日 [#s193c6be] -[[《アクア・ハルカス》]](2016年2月1日付で[[殿堂解除]]) -[[《パシフィック・チャンピオン》]](2016年2月1日付で[[殿堂解除]]) -[[《インフェルノ・ゲート》]](2009年12月19日付で[[プレミアム殿堂]]に昇格) -[[《母なる大地》]](2009年4月15日付で[[プレミアム殿堂]]に昇格) -[[《呪紋の化身》]](2009年12月19日付で[[プレミアム殿堂]]に昇格) ***2009年4月15日 [#oa49da46] -[[《母なる紋章》]](2012年3月15日付で[[プレミアム殿堂]]に昇格) -[[《ソウル・アドバンテージ》]](2009年12月19日付で[[プレミアム殿堂]]に昇格) -[[《雷鳴の守護者ミスト・リエス》]](2016年2月1日付で[[殿堂解除]]) ***2009年12月19日 [#e2b43dd2] -[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]](2010年5月15日付で[[プレミアム殿堂]]に昇格) -[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]](2017年1月30日付で[[殿堂解除]]) ***2010年5月15日 [#x32cdd7d] -[[《蒼狼の始祖アマテラス》]](2015年3月14日付で[[プレミアム殿堂]]に昇格) -[[《龍仙ロマネスク》]](2018年1月29日付で[[殿堂解除]]) -[[《エンペラー・キリコ》]](2012年3月15日付で[[プレミアム殿堂]]に昇格) ***2011年1月15日 [#j8424562] -[[《転生プログラム》]](20116年2月28日付で[[プレミアム殿堂]]に昇格) -[[《龍神ヘヴィ》]](2016年2月1日付で[[殿堂解除]]) -[[《威牙の幻ハンゾウ》]](2019年1月21日付で[[殿堂解除]]) -[[《邪神M・ロマノフ》]](2012年3月15日付で[[プレミアム殿堂]]に昇格) ***2011年7月23日 [#hbf2e864] -[[《王機聖者ミル・アーマ》]](2016年9月15日付で[[殿堂解除]]) -[[《天雷の導士アヴァラルド公》]](2018年1月29日付で[[殿堂解除]]) ***2012年8月11日 [#dbb45ba0] -[[《次元流の豪力》]](2016年9月15日付で[[プレミアム殿堂]]に昇格) ***2013年3月15日 [#zd12b5ef] -[[《ミラクルとミステリーの扉》]](2014年3月15日付で[[プレミアム殿堂]]に昇格) ***2014年5月24日 [#y5dab8ca] -[[《予言者ローラン》]](2016年2月1日付で[[殿堂解除]]) ***2015年3月14日 [#h7ca2fd6] -[[《ミステリー・キューブ》]](2019年1月21日付で[[殿堂解除]]) ***2015年6月15日 [#ife6f3b7] -[[《鎧亜戦隊ディス・マジシャン》]](2016年2月28日付で[[プレミアム殿堂]]に昇格) -[[《ヒラメキ・プログラム》]](2019年7月1日付で[[プレミアム殿堂]]に昇格) ***2016年2月28日 [#oec12971] -[[《奇跡の精霊ミルザム》]](2017年2月26日付で[[プレミアム殿堂]]に昇格) ***2019年3月1日 [#vc9beacd] -[[《ヴォルグ・サンダー》]]/[[《雷獣ヴォルグ・ティーガー》]](2019年7月1日付で[[プレミアム殿堂]]に昇格) **解説 [#i2e98344] これらのカードは1枚のみでも充分に機能するものが多く、[[プレミアム殿堂]]入りしていないものは今なお多くの[[デッキ]]に投入されている。ただし1枚だけなので、デッキの核になるカードは[[山札]]から[[サーチ]]したり、[[マナ]]・[[墓地回収]]、[[リアニメイト]]など使用法を工夫する必要がある。[[シールド]]や[[封印]]に埋まっている場合は、回収が難しい。 [[《サイバー・ブレイン》]]や[[《アクアン》]]、[[《無双竜機ボルバルザーク》]]など、1枚制限になったことで運要素が強まったとしてかえって非難を受けるカードもある。特に[[《無双竜機ボルバルザーク》]]は「先に引いたプレイヤーが勝ち」という状況を作っていた。これらのカードのほとんどは後に[[プレミアム殿堂]]になっている。 1枚になって[[さらに凶悪性を>《無双竜機ボルバルザーク》]][[増したカード>《エンペラー・キリコ》]]は他にも存在するが、いずれも[[プレミアム殿堂]]している。 逆に1枚のみではほとんど、場合によっては全く機能しないカード(例:複数枚絡めることで初めて強力になる[[《クローン・バイス》]])は、デッキに入ることがほとんどないため、実質的に[[プレミアム殿堂]]入りしたことと同じ扱いである。 殿堂指定される理由は「強すぎる」からだが、そう判断される要素はカードによって異なる。 特にゲーム性を損なうような強さの場合は殿堂入り、もっと言えば[[プレミアム殿堂]]になりやすい。 #region(考えられる殿堂入り要因の種別) 殿堂入りしているカードは、その強さの方向性によって大きく以下のタイプに分かれると言えるだろう。 ※あくまで考察であり、公式からこのように分類されているわけではない。 ***1枚で膨大な[[アドバンテージ]]を生み出す [#me118e3c] -[[《ストリーミング・シェイパー》]] -[[《ハイドロ・ハリケーン》]] -[[《超次元ドラヴィタ・ホール》]] -[[《ボルバルザーク・エクス》]] -[[《セブンス・タワー》]] -[[《超次元ホワイトグリーン・ホール》]] -[[《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》]] ***対処が困難な[[フィニッシャー]] [#b9df4ef0] -[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]] -[[《極魔王殿 ウェルカム・ヘル》]]/[[《極・魔壊王 デスゴロス》]] -[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]] など ***強力な[[コスト踏み倒し]][#xf3cac7f] -[[《インフェルノ・サイン》]] -[[《ポジトロン・サイン》]] -[[《ホーガン・ブラスター》]] -[[《獰猛なる大地》]] ***低コストの[[除去]] [#d8d161da] -[[《魂と記憶の盾》]] -[[《スパイラル・ゲート》]] -[[《疾封怒闘 キューブリック》]] ***強力で使いやすい[[ハンデス]] [#k5a764b2] -[[《クローン・バイス》]] -[[《裏切りの魔狼月下城》]] -[[《復讐 ブラックサイコ》]] ***強力な[[ランデス]] [#b9b3a26b] -[[《超竜バジュラ》]] -[[《バジュラズ・ソウル》]] -[[《英知と追撃の宝剣》]] -[[《ハイドロ・ハリケーン》]] -[[《魔天降臨》]] -[[《ドリル・スコール》]] ***強力な[[コスト軽減]] [#d35a3eae] -[[《フェアリー・ギフト》]] -[[《スクランブル・チェンジ》]] ***試合を大きく優位にする[[システムクリーチャー]] [#r7d5a838] -[[《インフィニティ・ドラゴン》]] -[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]] ***[[汎用性]]が高く、コストの割に強力な[[cip]]持ち[[クリーチャー]] [#bfcd6c51] -[[《エメラル》]] -[[《光牙忍ハヤブサマル》]] -[[《ダンディ・ナスオ》]] -[[《カモン・ピッピー》]] ***強力な[[ロック]]系の能力 [#wbd21cd8] -[[《予言者マリエル》]] -[[《無双恐皇ガラムタ》]] -[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]] -[[《単騎連射 マグナム》]] -[[《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》]] -[[《時の法皇 ミラダンテXII》]] ***特定のカード、デッキと異常に[[シナジー]]する [#aa142267] -[[《魔光蟲ヴィルジニア卿》]] -[[《パラダイス・アロマ》]] -[[《ラッキー・ダーツ》]] -[[《斬隠オロチ》]] -[[《カラフル・ダンス》]] -[[《ビックリ・イリュージョン》]] -[[《アクア・メルゲ》]] -[[《デビル・ドレーン》]] -[[《陰陽の舞》]] -[[《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》]] -[[《黒神龍ブライゼナーガ》]] ***[[サーチ]]系[[ライブラリアウト]][[呪文]] [#y7d1b640] -現在全て[[プレミアム殿堂]] ***[[ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード]] [#l752defd] -[[《禁断〜封印されしX〜》]]/[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]] -[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]/[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]] -[[《滅亡の起源 零無》]]/[[《零龍》]] ※これらは''発売日当日に殿堂入り''しており、元々1枚しか使わない事を前提にしたデザインである。 #endregion **その他 [#p5902ff1] -殿堂入りの目的は主に[[トップメタ]][[デッキ]]の淘汰、弱体化だが、大会ではまず見かけないような[[ファンデッキ]]もその煽りを受けてしまうことがある。しかし、そのような事態もカードゲームを続けていくに当たっては仕方のないことである。 -規制をかけられるほど強い殿堂入りカードも、[[インフレ]]や[[カードプール]]の変化によって、弱体化することはよくある。そうしたカードの中には、[[殿堂解除]]という措置が取られ、再びデッキに4枚投入できるようになることも。 ---殿堂入りと言う名目上、長い間[[殿堂解除]]は行われてこなかったが、[[革命編]]に入ってからは[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]の殿堂入り格下げを皮切りに施行されるようになる。 -基本的に「強すぎる」カードが殿堂入りに指定されるわけだが、[[《アクア・ハルカス》]]や[[《ディープ・オペレーション》]]のように、明らかにデッキに4枚投入しても問題ないようなカードが殿堂入りになることもある(後にこの2枚は[[殿堂解除]]されている)。 -この[[ルール]]は[[公式大会]]と[[公認大会]]において適用されるものなので、それら以外の時に対戦する場合ではこれらのカードがデッキに複数枚入っていても問題はない。ただし、当然ながらほとんどの[[プレイヤー]]はこのルールを遵守してデッキを組んでいるため、もしこのルールに対応していないデッキを使って対戦を申し込むのであれば事前に相手の了承を得ておくのが望ましい。また、非公認大会であってもこのルールを適用する大会は多い。事前のルール確認は必ず行うべきだろう。 -「殿堂入りするくらいなら最初から作るな」という意見も多く聞かれる。 しかし、メーカーとしては拡張パックの売り上げのために少しずつ新しく出るカードの性能を上げていかなければならず、それが結果としてパワーカードの出現や[[インフレ]]につながり、殿堂入りカードを生むことになっている。また、後に出たカードとの[[シナジー]]や[[カードプール]]の増加によって突然強化されてしまうこともある。 どの道、殿堂入りカードはこれからも少しずつ増えていくだろう。 --とは言え、殿堂入りには[[環境]]を切り替え、ゲーム性の変化をもたらす作用もあるので、こちらは1枚制限で使われるということに意味もあり、単なる規制ととらえず好意的に解釈するのがよい。 -殿堂入り施行当初は、[[デュエルロード]]では殿堂入りルール実施店舗と実施していない店舗が分かれていた。もちろん実施していなかった店舗では相も変わらず[[《アストラル・リーフ》]]が暴れ続けていた(>[[【リーフボルバル】]])。現在はもちろんすべての[[公認大会]]・[[公式大会]]で殿堂ルールに準拠する。 -上記の8の枠の入るカードは殿堂入り当時、あまり環境で活躍していなかったという点はある。これは次のエキスパンションと組み合わせることで凶悪化するということから予め殿堂入りしていると考えられる。例えば[[《ビックリ・イリュージョン》]]は殿堂入りした当時は「何故殿堂入りしたのか」と疑問の声が多かったが、[[アタック・チャンス]]の登場によりその原因が明らかとなった。このように「誰も予想できないような殿堂入りカード」を、[[《ビックリ・イリュージョン》]]から「ビックリ枠」と呼ばれることがある。 --[[《暴龍警報》]]はこの「ビックリ枠」の最たる例であるが、通常[[エキスパンション]]産のカードとしては9か月という異例の速度での殿堂入りであった。[[カードゲーマー]]で「1年先を見越してカードをデザインしている」とインタビューに答えていた記事もあるため、あまりにも早すぎるこの規制は波紋を呼んだ。 ---そして、後に[[《禁断〜封印されしX〜》]]/[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]の発売3日前、[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]/[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]や[[《滅亡の起源 零無》]]/[[《零龍》]]の発売日当日といった[[《暴龍警報》]]を超える早さで殿堂入りとなった[[カード]]が登場した。 -[[革命ファイナル]]は2020年1月時点で唯一、全ての通常[[エキスパンション]]から1年未満で[[殿堂入り]]となったカードが収録されているシリーズである。 --[[DMR-21>DMR-21 「革命ファイナル 第1章 ハムカツ団とドギラゴン剣」]]発売から''275日''で殿堂入りとなった[[《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》]] --[[DMR-22>DMR-22 「革命ファイナル 第2章 世界は0だ!! ブラックアウト!!」]]発売から''294日''で殿堂入りとなった[[《スクランブル・チェンジ》]] --[[DMR-23>DMR-23 「革命ファイナル 最終章 ドギラゴールデンvsドルマゲドンX」]]発売日''当日''に殿堂入りになった[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]/[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]] -プレミアム殿堂に指定されることを「温泉行き」「温泉送り」などとも呼ぶことから、殿堂入りに指定されることを「足湯」と呼ぶことがある。 -[[デュエル・ジャック!!]]では「スーパースター(即ち[[フィニッシャー]])は[[デッキ]]に1枚ということ」と例えられているが、実際には[[フィニッシャー]]というよりは[[デッキ]]の潤滑油的な存在のカードが大半を占める。 **参考 [#v166ea10] -[[殿堂レギュレーション]] -[[プレミアム殿堂]] -[[プレミアム殿堂コンビ]] -[[プレミアム殿堂超次元コンビ]] -[[殿堂解除]] -[[殿堂ゼロデュエル]] -[[用語集]]