#author("2020-01-26T09:56:43+09:00","","") *&ruby(おもて){表};&ruby(む){向};き [#d67aee40] その[[カード]]が自分にも相手にも見える状態にする、つまりは非公開情報を公開すること。 その点を除けば扱い方は特に変わらない。 [[シールド]]を表向きにすると、[[シールドゾーン]]にある[[シールド]]のまま公開され、[[山札]]を表向きにするのなら、[[山札]]であるまま公開される。なので「[[山札]]の最後の1枚が表向きになったからといって、「[[山札がないので負け>ライブラリアウト]]」ということは起こらない((その後の[[カード]]の処理の結果によって[[山札切れ>ライブラリアウト]]が起こり得るだけであって、[[山札切れ>ライブラリアウト]]との直接の関係は無い。))。 また[[《紅神龍バルガゲイザー》]]の[[効果]]で誤解する人も多いが、表向きにした[[カード]]は文章に指示が無ければ[[捨て>捨てる]]たりする必要は無く、元の場所に''裏向き''にされて戻るだけである((もちろん、「表向きのままプレイする」など注釈があればその限りではない。))。 **開示後[[シャッフル]]する例 [#l0b3c5ed] |エンペラー・キリコ SR 水文明 (8)| |進化クリーチャー:サイバーロード/オリジン 13000| |進化−自分の「サイバー」と種族にあるクリーチャーまたはオリジン1体の上に置く。| |このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分の他のクリーチャーをすべて、好きな順序で自分の山札の一番下に置く。その後、山札の上から、進化ではないクリーチャーが3体出るまでカードを''表向き''にする。その3体をバトルゾーンに出し、山札をシャッフルする。| |T・ブレイカー| **開示後破棄する例 [#q27028b2] |紅神龍バルガゲイザー SR 火文明 (6)| |クリーチャー:ボルケーノ・ドラゴン 5000+| |このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を''表向き''にしてもよい。そのカードがドラゴンであればバトルゾーンに出し、ドラゴンでなければ自分の墓地に置く。| |パワーアタッカー+1000| **開示後指示が無い=元に戻す例 [#b04b8343] |ザ・ユニバース・ゲート R 火文明 (6)| |呪文| |自分の山札の上から3枚を''表向き''にする。その中にフェニックスがあれば、1体につき1ターン、このターンの後にもう一度自分のターンを行う。| ※新テキストには[[注釈文]]で山札に戻すと書かれている **表向きのままにする例 [#kdba317e] |アクア・マスター SR 水文明 (6)| |クリーチャー:リキッド・ピープル 4000| |このクリーチャーが相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかった時、相手のシールドをひとつ選び、''表向き''にする。(シールドゾーンにある間、そのシールドは表向きのままプレイする)| ---- [[山札]]、[[手札]]、[[シールド]]、つまり元々非公開情報であるものは表向きにされる可能性がある。一方、[[マナゾーン]]、[[墓地]]、[[超次元ゾーン]]の[[カード]]は常に公開情報、つまり表向きであるのでいつでも誰でも見ることができる。 裏向きの[[カード]]を表向きにする[[効果]]は、[[ゾーン]]や位置を移動させない場合、原則として解決後には''元通りの順番で裏向きに戻す''。例えば上記[[《ザ・ユニバース・ゲート》]]は表向きにしたカードを裏向きに戻すいう指示はないが、唱えた後に裏にする。[[山札]]の一番下に置いたりシャッフルしたりする場合も裏向きにして送る。 [[《アクア・マスター》]]や[[《捜索甲冑ゴロンガー》]]等、表向きにしてそのままにする能力も存在する。このタイプの[[能力]]は[[カード]]を表向きにしたままゲームを続行するという意味で「[[プレイ]]」という語を使っているものが多い。 [[シールド・ゴー]]や[[《Dの天牢 ジェイルハウスロック》]]、[[《神聖で新生な霊樹》]]など[[ゾーン]]追加時に表向きにして置く[[能力]]の場合も、特に注釈は無いが表向きでゲームを続行する。 常にランダム性が求められる[[山札]]の[[カード]]を表向きのままにする[[能力]]はほとんどないが、[[シールド]]の場合は[[S・トリガー]]の位置が重要になったり、[[シールド・ゴー]]や[[裁きの紋章]]のように[[シールドゾーン]]での存在を明示することが戦略となったりするため、一度表向きにしたらそのままになるものがいくらか存在する。 表向きになった[[カード]]は公開情報となるため、本来なら「[[非公開ゾーン]]における[[カード]]の選択は[[テキスト]]上[[強制]]であっても[[任意]]となる((相手は[[非公開ゾーン]]に該当[[カード]]があるかどうか判別できないため))。」という裁定が適応される[[ゾーン]]であっても、表向きになっているカードによって処理が可能ならば結局[[強制]]になる。 例えば、相手が[[呪文]]を唱えたことにより[[《偽りの羅刹 アガサ・エルキュール》]]の能力がトリガーした時、この[[能力]]で自分の[[シールド]]を見た場合、見た[[シールド]]の中に仮に[[呪文]]があっても唱えないという選択ができる。しかし表向きの[[呪文]]があれば、[[シールド]]の中に呪文がある事は明らかであるため唱えなければならない。 -[[シールド・プラス]]や[[《Dの天牢 ジェイルハウスロック》]]等により2枚以上の[[シールドカード]]から成る[[シールド]]の[[カード]]が表向きで存在していた場合、[[シールド・ゴー]]等の「シールドに表向きにある時」は一番上で表向きに置かれているものしか機能しない。 --上から2枚目以降がたとえ表向きだったとしても無視される。 --[[城]]は[[要塞化]]されて[[シールド]]に置かれていなければ、一番上で表向きになっていても機能しない。 //「ルール上表向きであると扱われるのは一番上のシールドカードのみ」と書かれていたことがあったが、これは「Q.ジェイルハウスロックのシールド送りでシールド・ゴーは発動しますか? A.一番上で表向きになっているもののみ発動します。」が編集者によって拡大解釈されたものと推測される。 //(その回答には「一番上以外は裏向きとして扱う」や「一番上以外は表向きではない」のニュアンスは含まれていない。) -[[山札]]の[[カード]]を表向きのままにして[[ゲーム]]を続ける[[カード]]には[[《ラグーン・マーメイド》]]が存在する。ただしこの[[能力]]は[[山札]]の一番上に来ているカードだけを表向きにするもので、一番上以外に移動したカードは裏向きにする。 -「表向きにする」ではなく「[[見る]]」の場合は相手に見せる必要はない。 -2010年8月21日発売の[[DMC-64>DMC-64 「コロコロ・レジェンド・7 ムービー・ダイナマイト」]]収録[[カード]]から、[[山札]]を表向きにする[[能力]]は「(すべての[[プレイヤー]]に)見せる」と、分かりやすい[[テキスト]]に変更された。 //-[[《巡霊者メスタポ》]]がいると誰も[[山札]]の[[カード]]を「[[見る]]」ことはできないが、「表向き」にすることはできる。どうしても[[山札]]の[[カード]]を見たい場合は「表向き」にする能力で実質的には見ることができる。 //--上記の「(すべての[[プレイヤー]]に)見せる」は「表向きにする」と同義であるという裁定が下っているため、そちらも[[《巡霊者メスタポ》]]に制限されることはない。 //↑裁定変更 **参考 [#qd41b125] -[[用語集]] -[[裏向き]] -[[裏返す]] -[[連鎖]] -[[ガチンコ・ジャッジ]] -[[シールド・ゴー]] -[[裁きの紋章]] -[[プレイ]] -[[《エンペラー・キリコ》]] -[[《紅神龍バルガゲイザー》]] -[[《ザ・ユニバース・ゲート》]] -[[《アクア・マスター》]]