表向き
そのカードが自分にも相手にも見える状態のこと。
公開ゾーンのカードは基本的に表向き、非公開ゾーンのカードは基本的に裏向きである。
このページでは主に『裏向きのカードを表向きにすること』について扱う。
- 総合ルール109.2cの「表出」とは意味が違う。
- 表出とは、表向きであることに加え、それが一番上として表れていることを指す。デュエマの用語としては「オブジェクト」ということに等しい。
『見る(見せる)』と同様、山札、手札、シールド、つまり元々非公開情報であるものは表向きにされうる。
カードを表向きにする効果は、表向きにした後に別のゾーンや別の山札の位置に置かれることが多い。
テキストにその指示がない場合、原則として解決後には元通りの順番で裏向きに戻す。
『好きな順番で』と書かれていない限り、表向きにしたカードの順番は変えられないので注意。
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| | 表向きにした後の処理のパターン
| ・開示後シャッフルする例
エンペラー・キリコ SR 水文明 (8) | 進化クリーチャー:サイバーロード/オリジン 13000 | 進化−自分の「サイバー」と種族にあるクリーチャーまたはオリジン1体の上に置く。 | このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分の他のクリーチャーをすべて、好きな順序で自分の山札の一番下に置く。その後、山札の上から、進化ではないクリーチャーが3体出るまでカードを表向きにする。その3体をバトルゾーンに出し、山札をシャッフルする。 | T・ブレイカー |
・開示後破棄する例
紅神龍バルガゲイザー SR 火文明 (6) | クリーチャー:ボルケーノ・ドラゴン 5000+ | このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにしてもよい。そのカードがドラゴンであればバトルゾーンに出し、ドラゴンでなければ自分の墓地に置く。 | パワーアタッカー+1000 |
・開示後指示が無い=元に戻す例
ザ・ユニバース・ゲート R 火文明 (6) | 呪文 | 自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中にフェニックスがあれば、1体につき1ターン、このターンの後にもう一度自分のターンを行う。 |
※新テキストには注釈文で山札に戻すと書かれている
・表向きのままにする例
アクア・マスター SR 水文明 (6) | クリーチャー:リキッド・ピープル 4000 | このクリーチャーが相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかった時、相手のシールドをひとつ選び、表向きにする。(シールドゾーンにある間、そのシールドは表向きのままプレイする) |
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《アクア・マスター》や《捜索甲冑ゴロンガー》等、表向きにしてそのままにする能力も存在する。このタイプの能力はカードを表向きにしたままゲームを続行するという意味で「プレイ」という語を使っているものが多い。
シールド・ゴーや《Dの天牢 ジェイルハウスロック》、《神聖で新生な霊樹》などゾーン追加時に表向きにして置く能力の場合も、特に注釈は無いが表向きでゲームを続行する。
常にランダム性が求められる山札のカードを表向きのままにする能力はほとんどないが、シールドの場合はS・トリガーの位置が重要になったり、シールド・ゴーや裁きの紋章のようにシールドゾーンでの存在を明示することが戦略となったりするため、一度表向きにしたらそのままになるものがいくらか存在する。
表向きになったカードは公開情報となるため、本来なら「非公開ゾーンにおけるカードの選択はテキスト上強制であっても任意となる[1]」という裁定が適用されるゾーンであっても、表向きになっているカードによって処理が可能ならば結局強制になる。
例えば、相手が呪文を唱えたことにより《偽りの羅刹 アガサ・エルキュール》の能力がトリガーした時、この能力で自分のシールドを見た場合、見たシールドの中に仮に呪文があっても唱えないという選択ができる。しかし表向きの呪文があれば、シールドの中に呪文がある事は明らかであるため唱えなければならない。
- 「表向きにする」ではなく「見る」の場合は相手に見せる必要はない。
参考