#author("2023-09-06T11:16:40+09:00","","") *《デビル・ドレーン》 [#q77b1ba3] |デビル・ドレーン R 闇文明 (3)| |呪文| |自分のシールドを好きな数、自分の手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。| |BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※殿堂入り''| [[DM-03]]で登場した[[闇]]の[[呪文]]。 同[[エキスパンション]]の[[《逆転のオーロラ》]]とよく似た[[スーサイド]][[カード]]。自分の[[シールド]]を能動的に減らしつつ[[手札補充]]にもなる。 わずか3マナで[[シールド]]0枚という特殊な状況を作りだせる点では貴重。 ただし、何も考えずに使えば自滅に繋がるので、何らかの[[コンボ]]を組むことが必須。 [[《憎悪と怒りの獄門》]]との[[コンボ]]のために使用するなら、[[《逆転のオーロラ》]]よりは効率が良い。 出た当時は扱いが難しかったが、現在では各種[[シノビ]]や[[革命0トリガー]]、[[《魔光騎聖ブラッディ・シャドウ》]]、[[《光姫聖霊ガブリエラ》]]などの登場で、[[シールド]]を全て[[回収]]しても安全性を確保しやすくなっている。 特定の[[カード]]と異常に相性がよいため、現在は[[殿堂入り]]。 能動的に[[シールド]]を減らしたい[[コンボデッキ]]では、このカード以外の[[スーサイド]]手段を模索すべきだろう。 **環境において [#p550ceae] 登場からしばらくは酷評が中心であり、[[転生編]]あたりでは精々一部のプレイヤーが[[【除去コントロール】]]のミラーマッチ対策として利用する程度であった。 ところが[[神化編]]で[[《邪神M・ロマノフ》]]が登場すると掌返して立場は一変。[[《憎悪と怒りの獄門》]]を使う[[【マッドロマノフワンショット】]]のキーパーツとして活躍した。上記のように[[《光姫聖霊ガブリエラ》]]や[[《憎悪と怒りの獄門》]]との相性は抜群である。しかし、後に[[《邪神M・ロマノフ》]]は[[プレミアム殿堂]]に指定される。 その後、[[【ヒラメキドレーン】]]が開発され[[エピソード3環境]]で結果を残すようになると、そちらの抑制のために2014年5月24日をもって[[殿堂入り]]することとなった。 このような癖の強いカードでも、相性のいいカードや、強力な[[コンボ]]が見つかれば評価が一気に跳ね上がるという好例を示したといえる。 たとえメタクリーチャーを立てられて[[《偽りの名 スネーク》]]が着地出来なくなっても、この呪文を唱えることで[[G・ゼロ]]獣や[[S・バック]]獣を並べてから[[《ダイヤモンド・ソード》]]で無理やりワンショットに漕ぎ付ければすれば何とかなったのも大きい。 殿堂入り以降も闇系の[[コンボデッキ]]でのシールド落ちケア手段として使われているが、この[[カード]]を軸にした[[デッキ]]は永らく環境復帰までには至っていなかった。それでも[[DMBD-18]]期になると、オリジナルにおいて上振れを期待して[[【赤黒バクロ法師】]]に投入されるケースが増加。2021年末の[[アドバンス]]では、[[《ロジック・サークル》]]でサーチしてこれを3ターン目に唱えること、そうして[[《「ひっくり返したれやぁぁぁ!!」》]]の[[G・ゼロ]]や[[《百鬼の邪王門》]]の[[鬼エンド]]使用条件を目指して前のめりに攻めることを目指した、[[【白黒赤ドレーンドギラゴン閃】>【赤黒ドギラゴン閃】#kb9cb3ac]]なるデッキがチャンピオンシップ3位入賞を果たした。 [[DMSD-20]]・[[DMSD-21]]期あたりから[[【青タッチ黒魔導具スコーラー】>【スコーラー】#btbbm]]におけるシールド回収手段としてオリジナルでよく見かけられるようになった。 唯一の欠点は、墓地に落とさず手札に欲しいカードなのに、[[《ストリーミング・シェイパー》]]で表向きになったら墓地送りになってしまう上、1枚分手札補充も少なくなってしまう点だろう。一応終盤にシールドさえ残っていれば[[《魔導管理室 カリヤドネ》>《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》]]で唱えて大量手札補充できるため墓地に落ちても全くの無駄ではない。 [[【絶望神サガループ】]]が環境を支配するようになると、盾落ちケア札としてCSでもまたよく見かけるようになった。 [[【青黒赤緑邪王門】]]でも[[鬼エンド]]補助用スーパーサブとして使われるケースがちらほら。 **ルール [#o063a4f1] -[[手札]]に加えた[[シールド]]の[[S・トリガー]]は使えないが、[[S・バック]]は使用できる。&br;このことを利用して、漫画[[デュエル・マスターズ]]では[[切札 勝舞]]が、このカードを使ってシールドを手札に加え、[[S・バック]]を持つ[[クリーチャー]]を一気に[[召喚]]する[[コンボ]]を使用したことがある。 --複数の[[シールドカード]]を任意の順番で手札に加えることができた時期は、実質的に[[ブレイク]]された[[シールド]]の[[S・バック]]もその[[ブレイク]]に関して使うことができた。しかし現在は[[2017年3月25日ルール改訂]]の煽りを受け、元々手札にあった[[S・バック]]しか使えないことになっている。 **テクニック [#hcd96c13] -唱えた後に相手に[[ターン]]を返すことになる場合、相手の反撃による即死のリスクを考えて敢えて1枚シールドを残すという[[プレイング]]がある。最後の1枚に必要パーツが埋まっていたら諦めるのが妥当である。 **他のカード・デッキとの相性 [#p72eab79] -[[十王篇]]で登場した[[オシオキムーン]]とも相性がいい。自分のシールドの数だけ[[オシオキムーン]]を発動できる。 また、同じ様な感覚で使用できる[[《ヴァリアブル・ポーカー》]]とは違いシールドの枚数は減ってしまうものの、手札補充として使うことができるなど差別化は容易。こちらは[[殿堂入り]]カードのため、両方デッキに入れててもいいだろう。 -後の[[コンボ]]を意識したのではないだろうが、[[フレーバーテキスト]]の「地獄の扉」という表現が、前述の[[《憎悪と怒りの獄門》]]との[[コンボ]]を連想させる。 -[[《邪神M・ロマノフ》]]が出るまではハズレカードとして扱われていたため、当時としては屈指の大器晩成カードであった。この間なんと7年3か月。かつては一般的なノーマルカード並価格で売られていたが、評価が見直された時には[[絶版]]になって久しく、[[シークレットカード]]と同等の高騰を見せた。 **その他 [#qce2e9b7] -[[DM-03]]での登場以来、長らく[[再録]]されず入手が困難だったが、[[DMX-12]]でようやく[[再録]]された。[[ヒーローズ・カード]]の仕様となっており、公式サイトの「[[DMデッキ開発部DASH>DMデッキ開発部]]」の[[キャラクター]]「[[シュウ]]」が描かれている。 -このカードが[[殿堂入り]]までに要した期間は11年7か月と、後に[[《大勇者「鎖風車」》]]が13年1か月という記録を達成するまで史上最長であった。 -前述の通り、漫画では勝舞がエジプトでの[[ジェド]]戦の4ターン目に使用。全てのシールドを手札に戻すことで[[S・バック]]を起動して[[《デュアルショック・ドラゴン》]]を2体出した。 --その時のデュエルは初見殺しを狙ったジェドが持ちかけた「2人が30枚のカードからそれぞれ15枚を選び出し、開始時に好きな枚数を[[手札]]と[[山札]]と[[シールド]]に振り分ける」という特殊ルールを採用したもの。 勝舞の採用[[カード]]は[[ドラゴン]]などの[[重い]][[カード]]もあった上に山札を5枚としていたので、普通なら[[召喚]]する前に[[ライブラリアウト]]を起こすところであった。 **関連カード [#n2b6cc64] -[[《鬼ヶ大王 ジャオウガ》]] -[[《逆転のオーロラ》]] **[[フレーバーテキスト]] [#y40d79b2] -[[DM-03]] '''地獄の扉をくぐり抜けろ!''' -[[DMX-12]] '''瀕死が有利なら[[自ら瀕死になる>スーサイド]]!それが[[闇]][[文明]]の美学ですぞ!――[[シュウ]]''' -[[DMEX-08]]&br;'''死を背中に感じた時、最大の力が生み出される。''' **収録セット [#q8bdb3b8] //***[[デュエル・マスターズ]] //デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。 -illus.[[Katsuya]] --[[DM-03 第3弾「超戦士襲撃」>DM-03]](14/55) --[[DMX-12 「ブラック・ボックス・パック」>DMX-12]](78b/???) --[[DMEX-08 「謎のブラックボックスパック」>DMEX-08]](71/???) **参考 [#q30dfce3] -[[シールド回収]] -[[手札補充]] -[[スーサイド]] -[[ヒーローズ・カード]] -[[【マッドロマノフワンショット】]] -[[【ヒラメキドレーン】]] -[[殿堂入り]] &tag(呪文,闇文明,黒単,単色,コスト3,シールド回収,手札補充,スーサイド,・,終音「ん」,殿堂入り,R,レア,Katsuya);