#author("2023-12-29T18:37:56+09:00","","") *《&ruby(しんえん){深淵};の&ruby(らせん){螺穿}; ラゼル=ズバイラル》 [#top] |深淵の螺穿 ラゼル=ズバイラル SR 闇文明 (8)| |クリーチャー:アビスロイヤル 10000| |''ブロッカー''| |''W・ブレイカー''| |このクリーチャーが出た時、またはタップした時、もしくは離れた時、自分は次の中から2つ選び、その後、相手は選ばれた2つのうちの1つを選び、自分がそれを使う。| |▶相手は自分の手札を全て捨てる。| |▶相手は自身のクリーチャーを全て破壊する。| |▶次の相手のターンのはじめに、相手は自身のマナゾーンのカードを3枚までしかアンタップできない。| |▶相手のシールドを2つブレイクする。| [[DM23-RP1]]で登場した[[闇]]の[[アビスロイヤル]]。 パワー10000の大型[[ブロッカー]]。[[場に出た>cip]]時、[[タップ]]されたとき、[[離れた>離れる]]時、多大なダメージを相手に押し付ける事が出来る。 自分で2択に絞った後で相手に選ばせるという能力の性質上、「4つのモードのうち2番目に使われたくないものを使う」と読み替えることができる。 基本的に相手に選択権のあるカードは弱く、相手がどれを選んでも悪い結果しか起こらないカードに[[《地震と火事の雷親父》]]、[[《並替と選択の門》]]、[[《夢幻の無》]]、[[《邪王極限怒号掌》]]などがあったが、いずれも使用に難があった。しかしこのカードは、出た時、タップした時、離れた時と誘発回数が非常に多く、この形式の弱点を克服しており、特に「タップした時」は[[アタックトリガー]]・ブロック時の誘発・相手のタッパーのカウンターの3つを兼ねている。 [[《アビスベル=ジャシン帝》]]の[[能力]]で[[アビスラッシュ]]を[[付与]]することで、3つのタイミングを能動的に引き出すことができる。 1回目は「好きな選択肢2つ」、2回目は「1回目で選ばなかった選択肢2つ」、3回目は「1回目2回目で相手が選ばなかった選択肢2つ」を選ぶことで、3つの選択肢を確実に押し付けることができる。 手札も盤面もスカスカという状況は珍しいため、上2つのどちらかは比較的安定して選びやすい。マナロックも完全に腐るケースはそれほど多くないだろう。 [[ブロッカー]]を持っているため、ブロックして破壊されれば、2回トリガーさせられるが、全体破壊・オールハンデス・マナロックは2回連射する意味がほとんどないため、一度相手に選ばれると2回目以降に選出した場合は無駄になる。 効果[[ブレイク]]で相手に手札を与えたくない場合は、無駄になることを承知で選択する必要も出てくるかもしれない。 **他のカード・デッキとの相性 [#n4f8d000] -能動的に[[離れた時]][[能力]]を使えることから、[[《神歌と繚嵐の扉》]]とも好相性。パワーも10000と[[バトル]][[効果]]を有効活用しやすい。 -[[《シス=魔=シャル》]]の[[終極宣言]]で[[《アビスベル=覇=ロード》]]と共に出す事で、最速4ターン目から[[マッハファイター]]を使いこのクリーチャーの能力を2回使う事が出来る。 **環境において [#qf38a48c] 2023年のゴールデンウィーク中、これを1枚入れた[[【5色蒼龍】]]が[[オリジナル]]の[[チャンピオンシップ]]で4位入賞した。 [[【神羅ケンジ・キングダム】]]や[[《闘門の精霊ウェルキウス》]]軸の[[【ヘブンズ・ゲート】]]に採用される場合もある。 **アニメ・漫画において [#pe36761d] -アニメ『[[デュエル・マスターズ WIN 決闘学園編]]』では第2話で[[斬札 ウィン]]が[[マズキ]]戦で使用する形で初登場。声優は[[若林佑]]氏。同話のミニコーナーである「今日のカード」としても紹介された。 [[《アビスベル=ジャシン帝》]]の[[能力]]で得た[[アビスラッシュ]]で[[召喚]]され、1ターン中に出た時、[[攻撃]]する時、[[離れた時]]の3回[[能力]]を誘発させた。 [[cip]]で[[全体除去]]と[[シールド]][[ブレイク]]の二択を迫り、[[除去]]を嫌ったマズキが[[ブレイク]]を選ぶように仕向け、残り[[シールド]]が2つになった状態で[[アタックトリガー]]で[[シールド]][[ブレイク]]と[[全体除去]]の二択を迫り、マズキが[[全体除去]]を選ぶよう誘導した。 [[離れた時]]の[[能力]]では[[ハンデス]]と[[アンタップ]]制限[[能力]]が選択され、マズキの次ターンでの反撃を封じた。 [[ジャシン帝>《アビスベル=ジャシン帝》]]曰く「手を焼く変わり者」である。 **その他 [#q58cbd91] -螺旋階段を依代とする[[アビスロイヤル]]だが、カード名は「螺''穿''」。相手に心を穿つような選択を押し付けるので、納得のネーミングである。 また、名前部分は「スパイラル」ではなく「ズバイラル」。間違えやすいのでデッキシートを作成する際は注意しよう。[[カード名を選ぶ]][[効果]]の場合、双方のプレイヤーが認識できればどんな呼び方でもかまわないというルールがあるので過敏になり過ぎる必要はないが、正確なカード名を覚えておくに越したことはない。 //--姿のモチーフが名前の後ろに来て、韻を踏む言葉が名前の前に来ており、一般のアビスロイヤルの命名ルールとは逆になっている。 //「ラゼル」が螺旋のもじりなら通常どおりなのでは -[[シークレットレア]]版のイラストモチーフはボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』。ゴツい体型のラゼル=ズバイラルが元ネタと同じポーズで貝に乗っており、どこかシュールさを感じられるイラストとなっている。&br;また、同じく描かれていたゼフィロスが[[《終納 カボード=ロウ》]]に、クロリスが[[《ディッシュ=ウィッシュ》]]に、ホーラが[[《セリヴィエット=エリー》]]に、バラの花が[[《深淵の食卓》]]に置き換わっている。 **収録セット [#p6810ec3] -illus.[[jintetsu]] --[[DM23-RP1 「アビス・レボリューション 第1弾 双竜戦記」>DM23-RP1]](S5/S8) **参考 [#le126b34] -[[アビスロイヤル]] -[[ブロッカー]] -[[W・ブレイカー]] -[[タップ誘発]] -[[cip]] -[[離れた時]] -[[モード]] -[[オールハンデス]] -[[全体除去]] -[[ロック]] -[[ブレイク]] &tag(クリーチャー,闇文明,黒単,単色,コスト8,アビスロイヤル,アビス,パワー10000,ブロッカー,W・ブレイカー,cip,タップした時,離れた時,出た時またはタップした時,出た時または離れた時,タップした時または離れた時,モード,相手依存モード,ハンデス,オールハンデス,除去,全体除去,破壊,全体破壊,マナロック,効果ブレイク,SR,スーパーレア,jintetsu,アビス・レボリューションブロック);