#author("2021-03-18T11:07:03+09:00","","") *《アクアン》 [#f1cd250c] |アクアン R 水文明 (4)| |クリーチャー:サイバーロード 2000| |このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から5枚を表向きにしてもよい。その中から光と闇のカードをすべて自分の手札に加え、残りを自分の墓地に置く。| |BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※プレミアム殿堂''| [[DM-04]]で登場した[[サイバーロード]]。 驚異的な[[手札補充]][[能力]]を持つ[[cip]][[クリーチャー]]である。 [[《アストラル・リーフ》]]無き後の[[メタゲーム]]の中心を担い、その後も[[《無双竜機ボルバルザーク》]]などの強豪[[カード]]と渡り合ってきた実力者である。 [[山札の上]]から5枚を[[表向き]]にし、[[光]]と[[闇]]の[[カード]]をすべて[[手札]]に加えられる。さすがに5枚すべてというわけにはいかないが、[[デッキビルディング]]を工夫すれば[[コスト論]]を上回る[[手札補充]]が可能。 [[光]]か[[闇]]あるいは両方の[[カード]]と、[[マナ]]として必要な[[水]]の[[カード]]の[[デッキ]]内での比を3:1ほどにすることで、ほぼ確実に3枚から4枚の[[手札補充]]ができる爆発力を持っている。 4[[マナ]]で3枚引く[[《サイバー・ブレイン》]]が[[プレミアム殿堂]]になっていると考えると、その[[スペック]]は恐るべきものがあり、4[[ターン]]目にこの[[カード]]を[[召喚]]されると一気に[[ハンドアドバンテージ]]差が開く。 殿堂レギュレーションの[[手札補充]][[カード]]の中で白眉の性能を持つ[[《ストリーミング・チューター》]]と比べても、引ける[[カード]]の[[色]]こそ違えど1[[マナ]]軽く、さらに2000の[[クリーチャー]]が付くという破格の[[スペック]]である。 **ルール [#xd99a92a] -[[表向き]]にした[[カード]]を[[手札]]に加える[[能力]]なので、ルール上は[[ドロー]]ではない。つまり「カードを引く」わけではないので、一部[[ドロー]]によって誘発する他の[[クリーチャー]]の[[能力]]は使えない。 -[[山札]]からめくった[[カード]]は相手にも見せなければならない。 **テクニック [#ofd0ac63] -本来の役割は[[手札補充]]だが、外れた[[カード]]が[[墓地]]に落ちることを生かし、[[《ダイヤモンド・ブリザード》]]や各種[[返霊]]持ちと組む使い方もある。 **環境において [#f1f2b491] 実は[[DM-04]]当初はそれほど期待されていなかった。というのも、[[《サイバー・ブレイン》]]、[[《ストリーミング・シェイパー》]]、[[《アストラル・リーフ》]]といったドローソースで十分と見られており、[[墓地]]利用カードも少なかった上に[[進化元]]としての価値も低かった(当時存在していた[[サイバーロード]]指定の[[進化]]は実用外の[[《エンペラー・アクア》]]のみ)ためである。ところが、[[聖拳編]]になると多色カードが登場したことで文明参照が安定するようになり、オーバースペックなドローソースの多くが殿堂入りし、一流カードの仲間入りを果たした。 登場以来、[[【速攻】]]型の[[【アクアンブラック】]]、[[【準黒単】]]、[[コントロール]]型の[[【アクアンホワイト】]]、[[【アクアンホワイトブラック】]]などの強力な[[デッキ]]の中核となってきた。[[聖拳編]]で[[水]]の[[マナ]]としても使える[[闇]]、[[光]]との[[レインボーカード]]が登場すると、さらに[[デッキ]]内の引けるカードの比率が上がって使いやすくなった。登場初期の環境では[[準バニラ]]の[[ファッティ]]であってもこのカードで回収できるだけで十分採用に値し、そのことからこのカードの影響力が分かるだろう。 黎明期の[[【ボルバル】>ボルバル]]はこのカードが入らないことが最大の欠点の1つとまで言われた。 2004年12月15日より、殿堂入りカードに指定された。ところが「1枚になってしまったことで、かえって4[[ターン]]目に使えるかどうかの[[運ゲー]]感が強まってしまった」との声もあった。[[《サイバー・ブレイン》]]と同じく、余りに強力な[[手札補充]]はそれを引けるかどうかで勝敗が大きく左右されるため、[[ミラーマッチ]]では[[運ゲー]]のような展開になりやすい。 殿堂入り後、[[転生編]]から[[極神編]]にかけては[[【ボルメテウスコントロール】]]や[[【ヘブンズ・ゲート】]]、[[【イニシエート】]]を中心に利用された。 [[戦国編]]では[[【ナイト】]]や[[【マルコビート】]]を中心に使われた。ここに来て、種族が重要視されるようになったということである。 最後の活躍は[[覚醒編]]における[[【ドロマー超次元】]]、[[【ハイドロ・ハリケーン】]]、[[【ヴィルジニアリアニメイト】]]での使用実績である。 「1枚引ければ勝負が決まる運ゲーを助長する」という批判から、2011年1月15日より、《サイバー・ブレイン》と共についにプレミアム殿堂入り。[[白青黒]]の[[デッキ]]にはほぼ確実に採用され続けてきた彼も、[[コレクション]]の中で隠居生活を送ることとなった。後に[[調整版]]の[[《セブ・コアクマン》]]が登場した。 -[[殿堂ゼロデュエル]]では[[【キクチパトロール】]]や[[【サザン・ルネッサンス】]]の初動として[[《ヘブンズ・フォース》]]と共に使われている。 **他のカードとの関係 [#j7ec7fbb] -[[カード]]の[[調整版]]が[[《エリアス》]]と[[《セブ・コアクマン》]]。いずれも表向きにする枚数が3枚に減っている。ちなみに[[《セブ・コアクマン》]]は[[《エリアス》]]が5[[マナ]]と重すぎて使われなかったために再度調整されたそちらの[[完全上位互換]]である。 **背景ストーリーでの活躍 [#saac4391] -[[プレミアム殿堂]]となりゲームから姿を消した後も、[[《コアクアンのおつかい》]]や[[《クアトロ・ブレイン》]]の[[フレーバーテキスト]]で再登場しており、[[背景ストーリー]]では未だに現役である。 --《アクアン》や《クアトロ・ブレイン》のフレーバーテキストから察するに、《アクアン》は[[光]]文明や[[闇]]文明に武器を卸している武器商人であると考えられる。しかし、《クアトロ・ブレイン》から読み取るに光と闇がメインの[[オラクル]]の思想には反対であり(平和では武器が売れないため)、[[アウトレイジ]]に協力しているようだ(彼の子供である[[《セブ・コアクマン》]]も[[《紺碧術者 フューチャー》]]に協力的である)。これは《アクアン》を 光と闇の入っていないデッキに入れると墓地肥やしとなり、墓地戦略を得意とする[[アウトレイジ]]に有利になるからであろう。 現に[[《セブ・コアクマン》]]は[[【メルゲループワンショット】]]などに採用されている。 -[[背景ストーリー]]で強調されていた守銭奴キャラが極まり、[[DMX-22]]ではついに[[デュ円]]バージョンが収録された。事務局の回答によると、このカードは''2000万デュ円として実際に使用できる''とのことで、[[フレーバーテキスト]]はそのことを現した言葉遊びとなっている。ちなみに[[息子>《コアクアンのおつかい》]]も同じく[[DMX-22]]に[[再録]]されている。 **漫画での活躍 [#h66b3da6] -漫画「FE」では[[W(ホワイト)>白凰]]がベルベル戦で使用している。[[《鎧亜の邪聖ギル・ダグラス》]]の能力で[[破壊]]された。 「SX」番外編でも[[白凰]]が使用し、[[勝舞>切札 勝舞]]にとどめをさした。なお、[[《奇跡の精霊ミルザム》]]の[[ウルトラシールド・プラス]]によって増えた[[シールド]]の中に明らかに「2枚目」の《アクアン》が入っていた。連載当時は[[殿堂入り]]していたため、おそらくはミスだろう。(そもそも向こうの世界に殿堂ルールがあるのかは不明だが。) -漫画「覇王伝ガチ!!」では、[[赤星 大虎]]が[[神鷹]]戦で使用。実際に能力が使われる描写は無かったが、おそらく大量の[[ドロー]]で試合に貢献したのだろう。最終的にとどめを刺したのもこの1体。 **[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#oce7e461] |アクアン SR 水文明 (4)| |クリーチャー:サイバーロード 2000| |バトルゾーンに出た時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から光のカードと闇のカードをすべて自分の手札に加え、それ以外を自分の墓地に置く。| -[[スーパーレア]]に昇格。能力が強制かつ表向きにできる枚数(手札に加えられる最大枚数)が3枚に減少され弱体化。[[《セブ・コアクマン》]]から[[エイリアン]][[種族]]を取り除いたような性能と化した。 -多色が存在しない第2弾まででは【アクアンホワイト】【アクアンホワイトブラック】【アクアンブラック】の軸として使われていた。多色がリリースされてからはその3つ以外のカラー([[青黒赤]]で[[闇]]/[[火]]の多色カードを手札に加えるなど)での使い方も登場している。 -対戦中の公開ゾーンのカードを度外視した手札補充の確率は[[確率表]]を参照。 |>|>|>|>|CENTER:|c |デッキの光or闇|>|>|>|3枚中光or闇が|h |~|3枚|2枚|1枚|0枚|h |>|>|>|>||c |36枚|約72.3%|約25.5%|約2.2%|約0%| |32枚|約50.2%|約40.2%|約9.1%|約0.6%| |28枚|約33.2%|約45.9%|約18.7%|約2.2%| |24枚|約20.5%|約44.7%|約29.1%|約5.7%| |20枚|約11.5%|約38.5%|約38.5%|約11.5%| --計算上は、32枚以上のとき90%以上の確率で2枚以上の手札補充ができることになる。 **その他 [#lb3e42a4] -横須賀市上下水道局のイメージキャラクター「アクアン」はこのクリーチャーと同じく水をモチーフにしたキャラクターであり、あちらは1998年度に横須賀市上下水道局が開局90周年を記念して製作したため、一見すると公開時期の近いこちらとは縁がありそうだが、全く無関係。 -海外版の[[Kaijudo]]では、日本版の[[リキッド・ピープル]]達のイラストを持つクリーチャーが「Aquan」という種族を持っている。当の《アクアン》のイラストを持つクリーチャーの種族はCyber Lordであり、性能としては[[《トロン》]]と全く同じカードになっている。 -このカードに限った話ではないが、[[表向き]]にした[[カード]]を見て、墓地または手札に移動させる[[能力]]では[[墓地]]に置かれる事を俗に「[[落ちる]]」、逆に[[手札]]に加えることを「拾う」という。 -[[デュエル・マスターズ プレイス]]にはこのクリーチャーを元にした[[アーク]]というキャラクターが登場する。本家と同じく商人気質のようで、常に損得勘定で動く。クリーチャーの擬人化という点が共通する[[コッコ・ルピコ]]や[[JJ]]とは幼なじみらしく、3人とも別世界からやってきたことを匂わせている。 **関連カード [#k5944905] -[[《エリアス》]] -[[《セブ・コアクマン》]] -[[《ストリーミング・シェイパー》]] -[[《ストリーミング・チューター》]] -[[《コアクアンのおつかい》]] -[[《アクアン・メルカトール》]] -このクリーチャーが描かれているカード --[[《クアトロ・ブレイン》]] --[[《「青空の大波」》]] **[[フレーバーテキスト]] [#gd8924b6] -[[DM-04]]、[[DMC-17]]、[[プロモ>プロモーション・カード]](P16/Y1)、[[DMPP-02]] '''にひひひ。中立が一番儲かるのさ。''' -[[DMC-13]] '''敵の敵は、友。でも、味方の味方は、お客様。''' -[[DMC-37]] '''[[光]]に売れるものは[[闇]]にも売れる、誰だって自分に向けられる刃は気になるもんさ。――アクアン''' -[[DMC-38]] '''今日も世界は事件だらけ。結構結構。――アクアン''' -[[DMC-50]] '''儲かりすぎるのも[[考えもの>プレミアム殿堂]]だな。――アクアン''' -[[DMX-22]] '''にひひひ。このデュ円は本当に使えるのさ。 ---アクアン''' **収録セット [#j3cab7b3] ***[[デュエル・マスターズ]] [#l4fc1387] -illus.[[Katsuya]] --[[DM-04 第4弾「闇騎士団の逆襲」>DM-04]] --[[DMC-13 「コロコロ・ニュージェネレーション・パック」>DMC-13]](新規イラスト) --[[DMC-17 「戦場の暗黒皇女(ダーク・ウォリアー)デッキ」>DMC-17]] --[[DMC-37 「バイオレンス・エンジェル」>DMC-37]] --[[DMC-38 「キャッスル・オブ・デーモン」>DMC-38]] --[[DMC-50 「パーフェクト・エンジェル」>DMC-50]] --[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」>DMX-22]](2000万デュ円版) --[[プロモーション・カード]](P16/Y1)([[アルトアート]])(月刊コロコロコミック2003年1月号付録) ***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#wc419092] -illus.[[Katsuya]] --[[DMPP-02 第2弾「伝説の再誕 -RETURN OF LEGENDS-」>DMPP-02]] --[[DMPD-01「聖霊王降臨」>DMPD-01]] --[[DMPS-02『セイクリッド・エンジェル』>DMPS-02]] **参考 [#sd97a0ce] -[[サイバーロード]] -[[cip]] -[[山札の上]] -[[表向き]] -[[光]] -[[闇]] -[[カード]] -[[手札補充]] -[[確率表]] -[[プレミアム殿堂]] --[[殿堂入り]] -[[デュ円]] -[[アーク]] -[[【アクアンブラック】]] -[[【アクアンホワイト】]] -[[【アクアンホワイトブラック】]] &tag(クリーチャー,水文明,単色,コスト4,サイバーロード,サイバー,パワー2000,cip,手札補充,レア,Katsuya,プレミアム殿堂,《アクアン》,終音「ん」,);