#author("2020-05-01T10:06:12+09:00","","") *&ruby(おもて){表};&ruby(む){向};き [#d67aee40] その[[カード]]が自分にも相手にも見える状態のこと。 [[公開ゾーン]]のカードは基本的に表向き、[[非公開ゾーン]]の[[カード]]は基本的に[[裏向き]]である。 このページでは主に『裏向きのカードを表向きにすること』について扱う。 ---- 『見る(見せる)』と同様、[[山札]]、[[手札]]、[[シールド]]、つまり元々非公開情報であるものは表向きにされうる。 [[カード]]を表向きにする[[効果]]は、表向きにした後に別のゾーンや別の山札の位置に置かれることが多い。 テキストにその指示がない場合、原則として解決後には''元通りの順番で裏向きに戻す''。 『好きな順番で』と書かれていない限り、表向きにしたカードの順番は変えられないので注意。 #fold(){{{ 表向きにした後の処理のパターン ・開示後[[シャッフル]]する例 |エンペラー・キリコ SR 水文明 (8)| |進化クリーチャー:サイバーロード/オリジン 13000| |進化−自分の「サイバー」と種族にあるクリーチャーまたはオリジン1体の上に置く。| |このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分の他のクリーチャーをすべて、好きな順序で自分の山札の一番下に置く。その後、山札の上から、進化ではないクリーチャーが3体出るまでカードを''表向き''にする。その3体をバトルゾーンに出し、山札をシャッフルする。| |T・ブレイカー| ・開示後破棄する例 |紅神龍バルガゲイザー SR 火文明 (6)| |クリーチャー:ボルケーノ・ドラゴン 5000+| |このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を''表向き''にしてもよい。そのカードがドラゴンであればバトルゾーンに出し、ドラゴンでなければ自分の墓地に置く。| |パワーアタッカー+1000| ・開示後指示が無い=元に戻す例 |ザ・ユニバース・ゲート R 火文明 (6)| |呪文| |自分の山札の上から3枚を''表向き''にする。その中にフェニックスがあれば、1体につき1ターン、このターンの後にもう一度自分のターンを行う。| ※新テキストには[[注釈文]]で山札に戻すと書かれている ・表向きのままにする例 |アクア・マスター SR 水文明 (6)| |クリーチャー:リキッド・ピープル 4000| |このクリーチャーが相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかった時、相手のシールドをひとつ選び、''表向き''にする。(シールドゾーンにある間、そのシールドは表向きのままプレイする)| }}} [[《アクア・マスター》]]や[[《捜索甲冑ゴロンガー》]]等、表向きにしてそのままにする能力も存在する。このタイプの[[能力]]は[[カード]]を表向きにしたままゲームを続行するという意味で「[[プレイ]]」という語を使っているものが多い。 [[シールド・ゴー]]や[[《Dの天牢 ジェイルハウスロック》]]、[[《神聖で新生な霊樹》]]など[[ゾーン]]追加時に表向きにして置く[[能力]]の場合も、特に注釈は無いが表向きでゲームを続行する。 常にランダム性が求められる[[山札]]の[[カード]]を表向きのままにする[[能力]]はほとんどないが、[[シールド]]の場合は[[S・トリガー]]の位置が重要になったり、[[シールド・ゴー]]や[[裁きの紋章]]のように[[シールドゾーン]]での存在を明示することが戦略となったりするため、一度表向きにしたらそのままになるものがいくらか存在する。 表向きになった[[カード]]は公開情報となるため、本来なら「[[非公開ゾーン]]における[[カード]]の選択は[[テキスト]]上[[強制]]であっても[[任意]]となる((相手は[[非公開ゾーン]]に該当[[カード]]があるかどうか判別できないため))。」という裁定が適応される[[ゾーン]]であっても、表向きになっているカードによって処理が可能ならば結局[[強制]]になる。 例えば、相手が[[呪文]]を唱えたことにより[[《偽りの羅刹 アガサ・エルキュール》]]の能力がトリガーした時、この[[能力]]で自分の[[シールド]]を見た場合、見た[[シールド]]の中に仮に[[呪文]]があっても唱えないという選択ができる。しかし表向きの[[呪文]]があれば、[[シールド]]の中に呪文がある事は明らかであるため唱えなければならない。 -[[シールド]]を表向きにすると、[[シールドゾーン]]にある[[シールド]]のまま公開され、[[山札]]を表向きにするのなら、[[山札]]であるまま公開される。なので「[[山札]]の最後の1枚が表向きになったからといって、「[[山札がないので負け>ライブラリアウト]]」ということは起こらない((その後の[[カード]]の処理の結果によって[[山札切れ>ライブラリアウト]]が起こり得るだけであって、[[山札切れ>ライブラリアウト]]との直接の関係は無い。))。 -[[シールド・プラス]]や[[《Dの天牢 ジェイルハウスロック》]]等により2枚以上の[[シールドカード]]から成る[[シールド]]の[[カード]]が表向きで存在していた場合、[[シールド・ゴー]]等の「シールドに表向きにある時」は一番上で表向きに置かれているものしか機能しない。 --上から2枚目以降がたとえ表向きだったとしても無視される。 --[[城]]は[[要塞化]]されて[[シールド]]に置かれていなければ、一番上で表向きになっていても機能しない。 -[[山札]]の[[カード]]を表向きのままにして[[ゲーム]]を続ける[[カード]]には[[《ラグーン・マーメイド》]]が存在する。ただしこの[[能力]]は[[山札]]の一番上に来ているカードだけを表向きにするもので、一番上以外に移動したカードは裏向きにする。 -「表向きにする」ではなく「[[見る]]」の場合は相手に見せる必要はない。 -2010年8月21日発売の[[DMC-64]]収録[[カード]]から、[[山札]]を表向きにする[[能力]]は「(すべての[[プレイヤー]]に)見せる」と、分かりやすい[[テキスト]]に変更された。 **参考 [#qd41b125] -[[用語集]] -[[裏向き]] -[[裏返す]] -[[連鎖]] -[[ガチンコ・ジャッジ]] -[[シールド・ゴー]] -[[裁きの紋章]] -[[ギャラクシールド]] -[[プレイ]] -[[《エンペラー・キリコ》]] -[[《紅神龍バルガゲイザー》]] -[[《ザ・ユニバース・ゲート》]] -[[《アクア・マスター》]]