#author("2023-07-10T14:19:00+09:00","","")
*《ウソと&ruby(ぬす){盗};みのエンターテイナー》 [#e0760bd6]

|ウソと盗みのエンターテイナー P(VR) 闇/火文明 (4)|
|クリーチャー:ヒューマノイド/ダークロード 4000|
|バトルゾーンに自分の他のクリーチャーがあれば、このクリーチャーは攻撃されない。|
|相手がコストを支払わずにクリーチャーをバトルゾーンに出した時、そのクリーチャーを破壊する。|

月刊[[コロコロコミック]]2013年2月号[[付録>プロモーション・カード]]として登場した[[ヒューマノイド]]/[[ダークロード]]。同誌連載の「ウソツキ!ゴクオーくん」及び「怪盗ジョーカー」の[[コラボカード]]でもある。
ノー[[コスト]]で場に出た相手[[クリーチャー]]を[[破壊]]する[[能力]]を持つ。また、味方[[クリーチャー]]がいれば[[攻撃されない]]。

[[《百発人形マグナム》]][[《早撃人形マグナム》]]と同じく、[[サイキック・クリーチャー]]をはじめとした多くの[[コスト踏み倒し]]への[[メタ]]となる。それらと比較した場合、自分には[[効果]]が及ばない点が強みで、自分だけ[[《大邪眼バルクライ王》]]などで一方的に[[コスト]]を踏み倒すことができる。

[[攻撃されない]][[能力]]はやや地味だが、[[殴り返し]]を受けないため[[アンタップキラー]]や[[タップキル]]に強い。他に数体クリーチャーがいれば、クリーチャーコントロールなどは頭を抱えることだろう。

比較対象は[[《早撃人形マグナム》]]か。そちらは[[火]][[単色]]で[[スピードアタッカー]]を持ち、[[ビートダウン]]に向いた[[スペック]]となっている。
対してこちらは安定した[[パワー]]と[[攻撃されない]][[能力]]で場持ちが良く、自分の[[コスト踏み倒し]]を規制しないことから、[[コントロール]]に向いている。赤黒の色基盤にもなるため、[[【5色コントロール】]]などではこちらの方が重宝されることがある。[[デッキ]]によって使い分けるべきだろう。


**ルール [#fa8a8d27]
-[[能力]]は[[強制]]。[[《ヴォルグ・サンダー》]]など[[cip]]の強力な[[サイキック・クリーチャー]]は破壊すれば[[超次元ゾーン]]に戻り再び[[超次元]][[呪文]]で呼び出せるようになるので、大概は利敵行為になりかねない。

-[[誘発型能力]]は[[ターン・プレイヤー]]→非[[ターン・プレイヤー]]の順に[[解決]]される。例えば相手が[[コスト踏み倒し]]で[[自壊]][[サイクル]]を出した場合、[[ターン・プレイヤー]]がどちらかによって起こる結果が変わってしまう。&br;仮に《エンターテイナー》の[[攻撃]]で[[《アクア・バースター》]]の[[シールド]]がめくれた場合、[[ターン・プレイヤー]]の《エンターテイナー》の[[能力]]が優先されて、《バースター》は[[自壊]]できずに[[破壊]]されてしまう。逆に、相手が《バースター》を[[《湧水の光陣》]]などで自身の[[ターン]]中に出した場合は、《バースター》の処理が優先されて、[[自壊]][[能力]]を先に[[解決]]できる。

-[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]の[[能力]]により、[[代替コスト]]で[[召喚]]した場合、[[マナ]]が生み出されたことにならないので[[コスト踏み倒し]]となる。《エンターテイナー》は誘発する。

-[[《ベイB ジャック》]]の[[能力]]により、[[バトルゾーン]]の[[クリーチャー]]のみから[[マナ]]を生み出して[[召喚]]した場合、[[マナ]]は生み出されているので[[コスト踏み倒し]]とはならない。《エンターテイナー》は誘発しない。
--上記を総合すると、同じ[[コスト踏み倒しメタ]]として括られている[[《百発人形マグナム》]]・[[《早撃人形マグナム》]]とは対照的であり、[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]とは同義的である。

-一度[[攻撃]]が始まると、対象の条件が変わったとしても[[攻撃]]は続行される。この[[クリーチャー]]が単独でいる時に相手[[クリーチャー]]に[[攻撃]]され、[[ニンジャ・ストライク]]で自分の[[シノビ]]を出した場合でも[[攻撃]]の処理をそのまま行う。

**環境において [#ycb1de00]
[[エピソード2環境]]では[[【ジャック・ヴァルディビート】]]の[[《超電磁コスモ・セブ Λ》]]折衷型(いわゆる[[【ヴァルディΛ】>【ジャック・ヴァルディビート】]]における[[メタ]][[カード]]として使われた。

[[エピソード3環境]]で[[【シューゲイザーワンショット】]]のパーツとして需要が拡大し、最初のブレイクを果たす。当時としては[[【墓地ソース】]]、[[【ヒラメキドレーン】]]、[[【カイザー「刃鬼」】]]、[[【獰猛ブラスター】]]に効果的であった。

[[ドラゴン・サーガ環境]]でも[[【カイザー「刃鬼」】]]に刺さるカードとして評価され、[[【ミステリー・キューブ】]]という有利な相手も生まれた。ただ、これらのデッキの場合は除去手段に事欠かないため、絶対的に有利なカードとまでは行かなかった。

[[革命ファイナル環境]]から双極篇環境にかけては[[【赤黒ドギラゴン剣】]]や[[【5色ドギラゴン剣】]]で活躍。革命ファイナル環境限りであったが、[[【赤黒レッドゾーン】>【レッドゾーン】#RedBlack]]でもよく使われた。革命ファイナル期においては[[【赤黒ドギラゴン剣】]]も5ターン目に革命チェンジを始動する展開がザラであり、4ターン目に素出しでも十分間に合うケースが少なくなかった。だがこのシリーズでは環境が動くにつれて[[《超次元ムシャ・ホール》]]が増加したため、カットする構築も増えた。

[[双極篇環境]]に跋扈する[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]の[[Dスイッチ]]に対しては強固であり、タップされても条件を満たせば[[殴り返し]]を受けない。

だが、[[超天篇]]になると[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]はすでに[[殿堂入り]]を果たしており、[[GR召喚]]というこの[[カード]]が全く刺さらない新たなコスト踏み倒しが登場したため、評価が下がった。

**流通について [#ke785501]
-[[コスト踏み倒しメタ]]として有能だが、[[コロコロコミック]]に封入されて以来[[絶版]]状態が続いており入手は難しかった。
--その後、[[革命編]]で新たに登場する[[侵略]]への[[メタ]]として有効な為か、ローソンで販売される[[コロコロコミック]]2015年6月号の限定[[付録>プロモーション・カード]]として再録された。ナンバリングが全くおなじなので厳密には再販と言ったところだろうか。同じナンバリングにした理由としては、「[[マスターズ・クロニクル・デッキ>構築済みデッキ]]」と同様に「革命編ブロック構築戦」で使える[[カードプール]]を下手に増やしたくなかったことが挙げられる。
--[[DMX-22]]でも[[再録]]された。[[TUBAKI HALSAME]]氏の新規イラストでは、元のイラストに描かれていた2人の風貌を模した正統派の人型クリーチャーになっており、優秀なカードでありながら[[デュエル・マスターズ]]の世界観と合わないイラストに苦手意識を抱いていたプレイヤーも使いやすくなるだろう。ただしb枠の封入率の低い[[ホイル]]枠としての収録であるため、入手難度は高いままである。
--[[DMEX-10]]での再度の再録によりだいぶ集めやすくなった。イラストは入手難易度が高かった[[DMX-22]]版のもの。とはいえレアリティが[[ベリーレア]]と設定されていることから、[[《レアリティ・レジスタンス》]]に引っかかるようになってしまった[[下位互換]]となっている。

-『[[DMGP-7th>公認グランプリ]]』期には環境デッキの1つである[[【赤黒ドギラゴン剣】]]に採用されていたためチャンピオンシップTOP8賞版の[[シングルカード]]は高値で取引されていたが、そちらが[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]本体の[[殿堂入り]]によって環境から失墜するとこのカードも採用される先を失い、後にこのカードが刺さらない[[GR召喚]]が登場したこともあり価格は落ち着いた。

-『[[DMGP-7th>公認グランプリ]]』は参加賞が[[《サイバー・チューン》]]、TOP128賞がこのカード、TOP8賞が[[《龍世界 ドラゴ大王》]]であったが、参加賞は[[コモン]]の[[基本カード]]、TOP128賞がGR召喚の実装で凋落、トップ8賞が当時環境であまり見かけられないカードであったことから「歴代屈指のハズレ回」と[[プロモーション・カード]]の質を酷評されることも。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#q71c06cc]
[[DMPP-20]]で実装。こちらでも[[ベリーレア]]に設定された。

このカードに変更点はないが、デュエプレでは[[G・ゼロ]]が[[強制]]でコストを支払わずに召喚する能力になり、[[《百発人形マグナム》]]がターン1に制限されているため、相対的に強力なカードになっている。

-イラストは[[DMX-22]]版((イラストがはみ出していない版。TCGの[[DMEX-10]]版はイラストがはみ出しているので違う。))。

-[[ダイレクトアタック]]時のボイスは、ゴクオーくんと怪盗ジョーカーそれぞれの決め台詞から引用した「『悪漢ベー(アッカンベー)!』『オ・ルボワール!』」。

***環境において [#t585f186]
[[《百発人形マグナム》]]時代から長らく待ち望まれていた[[ターン1]]ではない軽量踏み倒しメタであり、[[DMPP-20]]初期はさかんに採用が試みられていたものの、「カードは強いがデッキが弱い」という欠点をどうにも克服しづらく、積極的に採用されるのは[[《神聖麒 シューゲイザー》]]系くらいで、[[【墓地ソース】>【アウトレイジ墓地ソース】 (デュエプレ)]]や[[【M・R・C・ロマノフ】>【M・R・C・ロマノフ】 (デュエプレ)]]に稀に入っている程度となってしまった。

[[DMPP-20]]後期(2023年7月9日開催)の参加者160人という規模の公認大会「REIGN DMPS VERTEX CUP 2023 Autumn vol.1」では[[【アガサ天門】>【ヘブンズ・ゲート】 (デュエプレ)]]に優勝を許してしまっている。そのデッキの《ウソと盗みのエンターテイナー》除去は、3枚しか入っていない[[《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》]]か、(他をすべて破壊し[[攻撃されない]]能力を剥がして)[[《凍結の魔天ダイイング・メッセージ》]]からの[[タップキル]]しかない。《ウソと盗みのエンターテイナー》の採用はまずないと[[メタゲーム]]予想し的中させたのだろう。

**その他 [#aa3b0f7c]
-初出の[[イラスト]]には月刊・別冊コロコロコミック連載作品「ウソツキ!ゴクオーくん」主人公「ゴクオー」と月刊コロコロコミック連載作品「怪盗ジョーカー」主人公「ジョーカー」が描かれている。コロコロ連載作家による合作は非常に珍しい。

-どちらが[[ヒューマノイド]]でどちらが[[ダークロード]]かは受け手によって異なるかもしれない二人組である。一応原作の設定を考慮するとジョーカーが[[ヒューマノイド]]、ゴクオーが[[ダークロード]]と考えるのが妥当だろう。

-「○○と××の△△」という[[カード名]]は多色呪文の[[命名ルール]]だが、このカードはクリーチャーである。
--登場から長らく、クリーチャーでは唯一の「○○と××の△△」だったが、2021年2月20日発売の[[DMEX-14]]で、クリーチャーに[[《偽善と欺瞞のマリア》]]と[[《しらたき姫と七品の小人》]]が登場した。

**関連カード [#uc9cd3a8]
-[[《早撃人形マグナム》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#ed2a04f9]
-[[DMX-22]]、[[プロモ>プロモーション・カード]](P70/Y11)、[[DMPP-20]]&br;'''[[嘘>コスト踏み倒し]]を見抜く力と[[トリック>攻撃されない]]の力が極上の戦いを演出する!'''
-[[プロモーション・カード]](P68/Y17)、&br;'''嘘を見抜く力とトリックの力が君の勝利を極上に彩る。'''

**収録セット [#i98ef485]
***[[デュエル・マスターズ]] [#l5aa853a]
-illus.[[TUBAKI HALSAME]]
--[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」>DMX-22]](135b/???)
--[[DMEX-10   「W王国ドッキングパック 鬼札王国&不死樹王国」>DMEX-10]] (6/42)
-illus.[[たかはしひでやす]]&[[吉もと誠]]
--[[プロモーション・カード]](P70/Y11)
-illus.[[Hisanobu Kometani]]
--[[プロモーション・カード]](P65/Y17)
--[[プロモーション・カード]](P68/Y17)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#g2bdcf1b]
-CV:[[坂本悠里]]、[[城内由茄子]]
-illus.[[TUBAKI HALSAME]]
--[[DMPP-20 「レイジ・オブ・インフィニティ -神人類光臨- 」>DMPP-20]]

**参考 [#c3256467]
-[[ヒューマノイド]]
-[[ダークロード]]
-[[タップイン]]
-[[バトルゾーン]]
-[[クリーチャー]]
-[[攻撃されない]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[除去]]
-[[メタカード>メタゲーム#Mcard]]
-[[コラボカード]]

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