#author("2020-10-20T19:46:23+09:00","","") *《スクランブル・チェンジ》 [#e5eab8bb] |スクランブル・チェンジ R 火文明 (3)| |呪文| |このターン、次に自分が召喚する火のドラゴンのコストを最大5少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にならない。そのクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。| |BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※殿堂入り''| [[DMR-22]]で登場した[[火]]の[[呪文]]。 次に[[召喚]]する[[火]]の[[ドラゴン]]を[[コスト軽減]]し[[スピードアタッカー]]を[[付与]]する[[呪文]]。 発売直前に[[殿堂入り]]した[[《フェアリー・ギフト》]]の[[調整版]]であり、[[コスト]]が増えて対象が[[火]]の[[ドラゴン]]限定になった代わりに[[スピードアタッカー]]が[[付与]]されるようになった。 [[召喚コスト]]の軽減率は[[《フェアリー・ギフト》]]や[[《戦慄のプレリュード》]]と同じく実質2[[マナ]]分であり、4[[ターン]]目に唱えれば[[コスト]]6の[[火]]の[[ドラゴン]]を早期に[[召喚]]しつつ[[アタックトリガー]]の即発動は無論、[[カード名]]の通り[[革命チェンジ]]にも繋げられる。 相性の良い[[火]]の[[コスト]]6[[ドラゴン]]は[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]、[[《紅神龍バルガゲイザー》]]、[[《ボルシャック・NEX》]]、[[《ガイアール・ゼロ》]]、[[《仰天無双 鬼セブン「勝」》]]、[[《爆竜 NEX》]]など。 取り分け[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]とは恐ろしい程の[[シナジー]]を誇り、最速で3[[ターン]]目からかつての[[《超竜バジュラ》]]をも超える速度で擬似[[ランデス]]を開始する。こうなってしまうと[[多色]][[デッキ]]は疎か、[[単色]][[デッキ]]でさえ自分の[[ターン]]に何も[[カード]]を[[プレイ]]出来ず、実質[[追加ターン]]を得るに等しい。[[無色]]で固められる[[【ジョーカーズ】]]以外には、ほぼほぼ厳しいゲーム展開を強いることができてしまう。 早出しした[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]をさらに[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]へ[[革命チェンジ]]することで、[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]自身で大型[[クリーチャー]]を[[殴り返し]]つつ《蒼き団長 ドギラゴン剣》の[[ファイナル革命]]で即死打点を用意することが可能である。この[[カード]]の登場により[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]の弱点である盤面に触れられない点、これ1枚では攻め切れない点が見事に解消されたと言える。 ただし2枚の[[カード]]を[[プレイ]]する関係上、[[手札]]の消費が激しいのは無視できない。 [[スピードアタッカー]]を持たない[[ドラゴン]]を中心に採用している[[デッキ]]の場合、[[ハンデス]]などでこの[[呪文]]を唱えられなかったり、あるいはこの[[呪文]]を使って[[召喚]]した[[ドラゴン]]を[[破壊]]されると一気に失速してしまうのが難点。 良くも悪くも[[火]][[文明]]の瞬間的な[[アドバンテージ]]の獲得や[[攻撃]]的な要素が強く出ている反面、持続力では劣ってしまう[[カード]]と言えるだろう。 また、[[《タイム3 シド》]]などの[[呪文メタ]]や、[[《制御の翼 オリオティス》]]などの[[コスト軽減]][[メタ]]なども無視できない障害である。 **ルール [#k731c6a8] -[[《キリモミ・ヤマアラシ》]]と異なり「このターン」という継続期間の指定がないため、スピードアタッカーの付与はバトルゾーンにある間永続。 **環境において [#w2f05382] このカードの情報が出た時点で上述の[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]との[[コンボ]]が[[プレイヤー]]間で危惧されていた。このカードの登場が決定した際は「[[《フェアリー・ギフト》]]を[[殿堂入り]]に指定した意味がない」と非難する声が続出した。また、[[《ミステリー・キューブ》]]がかつて[[《ホーガン・ブラスター》]]の[[リペア]]として登場した流れと同様であったことから「[[Wizards of the Coast]]と[[タカラトミー]]は反省していない」と販売姿勢を批判されることもあった。 そして[[DMR-22]]発売直後に開催された[[公認グランプリ]]「デュエル・マスターズグランプリ-3rd」では案の定この「スクランブルマナロック」を投入した[[【赤黒ドギラゴン剣】]]が大流行。[[革命ファイナル]]が[[多色]]推しという[[環境]]も重なり、多くの参加者を戦慄させた。 [[《ドギラゴン・エントリー》]]の使用率が一気に落ち込んだ元凶。あちらも実質+2[[コスト]]の[[火]]の[[コマンド・ドラゴン]]を使えるのだが、範囲がこちらよりも限られており[[スピードアタッカー]][[付与]]も無いので、[[【モルト NEXT】]]などではそのまま《スクランブル・チェンジ》に総入れ替えする事態が発生した。 ただ、上述の通り手札消費が激しいため準赤単のドラゴンデッキだからといってどんなにも入るわけではなく、『デュエル・マスターズグランプリ- 4th』の優勝デッキである[[【モルト NEXT】]]には不採用であった1枚。そのデッキは[[【モルト「王」】]]との折衷であり、[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]が4投される重量級構築であるため、やはりこのカードは長期決戦には向かないという事実を如実に示していると言える。 [[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]はこのカードより先に[[殿堂入り]]したものの、4ターン目には[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]と[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]が並んで現れるほどの[[環境]]の異様な高速化を受けてか、結局2017年7月8日を以て登場から1年足らずでこちらも[[殿堂入り]]。明らかな調整ミスとの批判も大きかった。 因みに、2019年1月21日には公式の販売姿勢を批判する際に引き合いに出された[[《ミステリー・キューブ》]]が[[殿堂解除]]されている。 **その他 [#medd8d10] -登場から1年未満で[[殿堂入り]]したカードとしては、7例目。登場から僅か''294日''[[ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード]]を除いて登場から[[殿堂入り]]まで5位の速さである。 -「デュエルマスターズアーキタイプ通信 Vol.15」の記述によると「適正ターンにタイミングよく1枚だけ使えれば最高のカードなのでは?」といい、これが殿堂入りしたからこそ「デュエル・マスターズグランプリ-5th」期の[[【モルト NEXT】]]がより最適化された構築になったのではないかという見方がされている。 -イラストでは[[《DXブリキング》]]がカタパルト射出されている。[[DMR-22]]の[[フレーバーテキスト]]から察するに、このカードで[[コスト軽減]]して2コストになった[[《DXブリキング》]]を早期召喚させて[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]への[[革命チェンジ]]を狙っているものと思われる。 -アニメ「VSRF」では[[切札 勝太]]が使用。[[コスト軽減]]よりも主に[[スピードアタッカー]]化を利用して[[革命チェンジ]]に繋げている。 **関連カード [#y35b690c] -[[《フェアリー・ギフト》]] -[[《戦慄のプレリュード》]] -[[《キリモミ・ヤマアラシ》]] -[[《鬼寄せの術》]] -このカードに描かれているクリーチャー --[[《DXブリキング》]] **[[フレーバーテキスト]] [#wca2a899] -[[DMR-22]]&br;'''さぁ、スクランブル発進やで![[ドギラゴン剣>《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]、待っててや! ---[[風の1号 ハムカツマン剣>《風の1号 ハムカツマン剣》]]''' -[[プロモ>プロモーション・カード]](P53/Y15)&br;'''デュエ祭だぜ!緊急発進でワッショイ!!''' **収録セット [#e38be318] //***[[デュエル・マスターズ]] //デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。 -illus.[[Ishibashi Yosuke]] --[[DMR-22 「革命ファイナル 第2章 世界は0だ!! ブラックアウト!!」>DMR-22]] --[[プロモーション・カード]]([[P53/Y15>プロモーション・カード(第11期〜第15期)]])([[アルトアート]]) **参考 [#sda08cad] -[[呪文]] -[[火]] -[[ドラゴン]] -[[コスト軽減]] -[[スピードアタッカー]] &tag(呪文,火文明,単色,コスト3,コスト軽減,ドラゴンサポート,スピードアタッカー付与,・,R,レア,Ishibashi Yosuke);